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「ワンダー・ウーマン」の公開で露呈される6つの日本の非常識

どうも。

 

これはもっと早くネタにすべきだったことかもしれませんが、元を取ってて少し遅れました。この話です。

 

 

 

 

 

この「ワンダー・ウーマン」の公開ですね。

 

もう、洋画界への文句に関してはですね、

 

相次ぐ不適切キャンペーン 本気で洋画界、考えた方が良いと思う

 

 

 これをはじめ、過去に何度もここで苦情を書いて来ました。もうね、本当に日本の海外エンタメの中において、洋画がダントツで一番問題があります。これ、前は日本でそこまで問題にされて来てなかったような気もするんですが、さすがに最近は「おかしい」ということに気づかれはじめているのか、結構ネットでも話題になっていますね。

 

 

 もう、すでに「ワンダー・ウーマン」の日本公開に関しての苦情は他のところでも耳にされているかもしれませんが、もう一回、根本的なところから整理して、「なぜ、おかしいのか」を語って行こうかと思います。

 

 

,覆次他の国と比べて、公開が2ヶ月以上も遅れているのか?

 

 そもそも、プロモーションで何をやったか以前に、ここが根本的に問題です。「ワンダー・ウーマン」って、国際的に公開されたの6月の頭ですよ!

 

 

 ここをクリックして、世界の公開状況をご確認ください(クリック)。

 

 大体の国で、世界同時公開だったんですよね。僕の住んでるブラジルでもそれは同じで、公開されてすぐに僕も見に行っています。そして、どんなに公開が遅い国でも6月23日までに公開がはじまっています。

 

 で、なぜ日本だけ

 

一番公開が遅い類いの国から、さらに2ヶ月も遅れてダントツに公開が遅いのか!

 

 

 これね、そろそろ日本の映画ファンの方、本気で怒った方が良いと思いますよ。今の世の中、imdbの作品データの中のリリース・デート(公開日)ってとこをクリックしたら、各国の公開状況ってすぐわかるんですよ。それで調べていけばわかるんですけど、今、映画の話題作の公開がここまで遅い国、本当にないですよ。

 

 

ダンケルクの公開日も見てみますか?(クリック

 

猿の惑星 聖戦記は?(クリック

 

これ見てもすぐわかると思うんですが

 

 

どうして、どれもこれも、洋画の話題作の公開がこんなにダントツの世界一のドンジリ続きなんですか??

 

 

 どういう策略のもと、こんなにモタモタしているのか?「ワンダー・ウーマン」の場合、国際的話題作であったがために、まだ遅れが2ヶ月で済んでますけどね、あと1ヶ月遅れてたら他の国でDVD発売されてますよ!実際、日本で人気が出損ねた「ハンガー・ゲーム」なんて、余裕で海外でDVDが先に出た後に、これも半年とか平気で遅れて公開されてましたけどね。

 

 

∈作の世界的現象を、日本の担当は理解してるのか?

 

 

 

 

 これですね、たとえば、他の映画だったら、まだ2ヶ月遅れでも良かったのかもしれません。

 

 

 だけど、「ワンダー・ウーマン」って、2017年上半期最大の国際的ヒット映画じゃないですか。で、それが意外なヒットだったとかならまだしも、言ってもDCコミックスの映画なわけで。こうなることは十分予想出来てたわけじゃないですか。いや、少なくとも、「ヒットを受けて公開前倒し」くらいの誠意を見せることなら出来たのでは、と思うんですよね。世界一のヒット映画なのに、たとえば、夏休み入るくらいの時期の公開ではダメだったのでしょうか。なんでお盆も終わった時期の、ちょっと夏休みが寂しくなりはじめる時期での公開なんでしょうね。

 

 

 あと、この映画って、これまで出そうで出なかった、「女性のスーパー・アクション・ヒロイン」が遂に生まれた瞬間でもあったから、それを成し遂げたことへの歴史的快挙を祝う念というのが各方面からすごいんですよ。それを可能に出来たことで、ガル・ガドットや、監督のパティ・ジェンキンスに対するリスペクトがすごく高まっているんですよね。こうした側面って、日本にはちゃんと伝わってます?アメリカだと、配給のワーナーが「ダークナイト」のときでさえ、それほど熱心じゃなかったのに、オスカーの作品賞と主演女優賞の候補としてかなり力を入れてプッシュする、という話さえ入っているくらいです。もっと価値の高さを尊重して推すべきものなんですよね。

 

 

F本独自の主題歌なんて、そもそもいるの?

 

 

 次からのポイントが日本で物議を醸しているようですが、そこの段階に入る前にまず ↓△世隼廚Δ里如△修海論簑个頬困譴突澆靴ないわけです。

 

 

 で、次のい帽圓前に、まずです。誰が歌うかとか、そう言うこと以前に

 

 この映画に限らず、日本独自の主題歌なんて、いるの??

 

 この疑問がどうしても、頭をもたげるわけです。

 

 なんで?客が見たいのは映画なのに、なんで、しかも本来、そんなものオリジナルにはついてないものなのに、どうしてそんなものを無理矢理くっつけるわけ?よくわからないんですけど、世論調査で「日本のオリジナル主題歌があってほしい」という意見が大半なわけですか?

 

 

つけることによって、作品そのものの価値が台無しになるリスクだって高いのに、なんでそんなことをあえてやろうとするのかがわからないし、そんなことに金かけるんだったら、世界的に話題のうちにさっさと公開しろって感じですよ。

 

 

 大体、そんな曲作ったって、喜ぶの、そのアーティストのファンだけであって、そんなの、日本の人口が1億2000万人だとしたら、そのわずか0.1%とか、そんなのたかがしれた効果でしかないじゃないですか。あと、やったところで、そのアーティストのファンでさえ、「ああ、そんなこともあったかも」くらいの認知で止まる可能性の方が高いのに。

 

 

 たとえば、僕の住んでるとこにせよ、吹き替え版に有名な¥国内の役者さんとかコメディアンを使う、ってことは欧米圏ではよくしますよ。だけど、その国独自の主題歌をつける文化、なんてものは少なくとも僕は聞いたことがない。よその国に住んでる人の感覚からしたら、「他の国でDVD出そうなくらいにただでさえ遅れてるのに、何、余計なことまでやってるんだ」くらいの感でしかないですよ。

 

 

い如△覆鵑妊▲ぅ疋襪覆錣院

 

 で、ようやっと、ここにたどり着くわけですけどね。

 

 なんか、今回の件で、僕は20数年前のこれを思い出してしまいました。

 

 

 

 

 これ、日本の洋画における、日本独自のオリジナル主題歌の走りじゃないかな。ドリカムの「Winter Song」。

 

 

 この曲は1993年のクリスマス時期に公開された、メグ・ライアンとトム・ハンクスのロマンティック・コメディ「めぐり逢えたら」の日本公開時に、もろもろのトレイラーが流れた後、公開直前にこの曲のMVが必ず流れる、ということがありました。当時、まあ、「犬も歩けば」って感じで、どこでも鳴ってたドリカムだったので、「もう、ホント勘弁してよ。なんでこんなとこにまで」と思って、あの当時、すっごく嫌だったし、今みたいにSNS発達してなかったので世間評ははっきりはわからないところはあったものの、それでも、日本独自の主題歌つけるなんて、あの当時前代未聞のことでしたから、やっぱりそれなりに文句の声は聞いたものです。

 

 

 ただ、今、振り返った場合、これに関しては、今の基準で考えたら、「それでもまだ良心的な配慮はあったのかな」と思えます。なぜなら、「OLや若い主婦層」が映画そのもののターゲットで、その層が好きそうなアーティストを選んで、洋画に配慮して英語詞で歌った。一応は炎上要素を避けていたのかな、と今にしてみれば思えます。

 

 

 で、そのセオリーに立った場合ですね

 

 

 どうして椎名林檎や宇多田ヒカルじゃダメだったの?

 

 

 だって、ガル・ガドットって、30代の大人の女性ですよ。なんで、そこに近い女性シンガーに歌わせないんでしょう?そっちの方が、「う〜ん、主題かなんていらないかもだけど、まあ、わかるかも」となった人が多かったような気がするんですね。大体、オリジナルの主題歌だって、Siaで、彼女も40代前半なわけでもあって。

 

 

 そこを、そういう人にしないで、なんで

 

 乃木坂46??

 

 と、やっと、そこにたどり着くわけですけどね。

 

 

 僕、ぶっちゃけ、この人たちのことはよく知らないし、個人的な感情は一切ありません。今回の件が起こるまで名前しか聞いたことなかったですから。だから、彼女たちに関しては責めるつもりはありません。どっちかといえば、「巻き込まれた」んでしょうから。

 

 

 むしろ問題は

 

 依頼した人と、曲の責任を持った人

 

 

 ここに尽きると思いますからね 

 

 

イ如△覆鵑如映画のテーマに逆行するイメージを?

 

 

 で、そこで主題歌なわけですが、ブラジルだと、聴くのに時間かかりました。まあ、今のこの世の中、YouTubeで国外に曲を聴けなくするなんてアイディアがまずありえないわけだったんですけど、時間かけて、ようやく、動画であがってたもので断片的に聴いたわけですけど

 

う〜ん・・・。

 

 乃木坂46というのが、たとえば同性の子たちにとってどういうイメージで捉えられているのかは、僕は知りません。もしかしたら、「アイドルの中では同性共感が多いタイプ」だったりするんですか?まあ、もし仮にそうであったと100歩譲って了承したとしても

 

 

 まず、あの声で生理的に受け付けない・・

 

 

という人は多いだろうねえ。

 

 

 どう聴いても、いわゆる昔ながらのアイドルオタの、保守的な女性の趣味した野郎の趣味のそれの域を出ない声じゃないですか。発声のあまりよくない、典型的な日本のかわいらしいタイプのアイドルの。オリジナル主題歌のSiaとは、あまりにもかけ離れ過ぎですよね。しかも、この人選の時点で、この映画に一貫している「フェミニズム」や「独立した大人の女性」のイメージなんて全く表現できないわけじゃないですか。

 

 そこに加えて

 

女は一人じゃ眠れない???

 

 

 まあ、秋元康氏は、僕が高校生だった30年くらい前から、こと、女性のイメージに関しては保守的というか、退行させるイメージしか申し訳ないですけど、抱いてなかったんですけど、世界的に見て、かなり女性のリベラルなイメージが強い映画で、彼特有の、「男性の上から目線の中で、手のひらで踊らされている女の子のイメージ」の歌詞つけられて不快に思う女性が多かったとしても、それは仕方がないですよね。

 

 まあ、どんなことがあろうが、乃木坂とか、類したアイドル文化が好きな人は、それを必死に肯定しようとはするでしょう。でも、

 

 

 歌い手に興味のない人にとって、逆効果な不快さしか生んでいない

 

 

 この事実を否定することは、かなり難しいことだと思います。

 

 

 Ε▲瓮灰漾Ε侫.鵑魎袷缶技襪靴拭∈念なレッドカーペットとプレミア

 

 あと、その場に居合わせた友人から直接聞いたんですけど、パティ・ジェンキンスを招いて行なわれたプレミアが史上最悪級にひどかったんですってね。

 

 

 

 なんでも、雨が降ってるのに、その場に詰めかけたのはほとんどがアメコミのファンだったのに

 

 

 ガル・ガドットが来日もせず、代わりに、乃木坂のインタビューが長時間、延々と行なわれたんですってね。

 

 

 しかも、レッドカーペットの前に、大型の車が並んで見えなかった上に、乃木坂のインタビュー自体も、多くの参加者に対して背中を向けたまま行なわれたらしいですね・・。

 

 まあ、

 

 コア・ファンを大事に出来ないようなものが、成功するってことは、今のご時世、ほとんどないですけどね。

 

 

 いつからなんだろうな。もっと、「マスに向けないと」との意識から、テーマそのものとは関係ない有名人をタイアップさせようと奔走するようになったのは。そんな血の通わないプロモーションしてもダメですよ。何かを生み出すどころか、嫌悪感しか生まれません。コアファンひとりひとりより、「不特定多数の、数うち当たるの抽選」の方がいいって考え方ですよね。今はSNSで、むしろ、違和感や不快な感触を抱いた人がひと暴れしやすい時代になっているからむしろ損なのにね。

 

 

 まあ、これが、「他山の石」として、今後の洋画界への反省になことくらいしか、ポジティヴには考えられないですけどね。それ以前に、反省はするのかな?

 

author:沢田太陽, category:映画, 13:57
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「白い肌の異常な夜」を見る時間がない!

どうも。

 

昨日のネタは個人的にすごく楽しかったです(笑)。やっぱ、好きな曲ばかりですからね。

 

 

そして、これ、60sだから思いつくんですよね。なんか、あの時代の方が、浮かばれずに終わったアーティストが多いもので。70s以降って、それなりに成功の道筋が出来るし、今なんて、インディでもずっとやれたりもする時代だから、カルト感がでにくいんですよね。

 

でも、70sでアイディアがムクムクッと出て来てるので(笑)、そのうち続編やっちゃうかもしれません。

 

 そんな僕の今の目下の悩みは。

 

 

この映画ですね、1971年のクリント・イーストウッド主演映画「白い肌の異常な夜」、これを見る時間がどうしても取れないことですね。

 

これ、なんで見たいといけないのかというと

 

 

カンヌで監督賞を受賞したソフィア・コッポラのこの映画のリメイクが、僕のとこで公開されはじめて、明日、見に行くんですね。

 

 

僕の場合は、ソフィアはもう、夫婦で揃って好きな監督なのでほぼ家族行事なんですが、意外なとこ突いて来たというか。僕はクリント・イーストウッドって、割と未開領域、というか、じいさんになってからの映画の相性が。ここで前からよく言ってますが、正直な話、良くないんですけど(苦笑)、その影響もあって、古い作品を見るのが億劫になってるとこがある時期が長かったもので、70sのものに関しては、ある種、時代を象徴するものでもあるから興味は出て来てるんですけどね。

 

 

 ただ、最近、ストリーミングの生活になってから、音楽で語りたいことが増えてる影響で、ネットでの映画鑑賞の時間が取りにくくなってもいて。両方、うまく兼ねれたらいいんですけどね。

 

 レヴューも是非したいので、うまいこと見れるといいんだけど。

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 20:41
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2017年上半期の映画・エンタメ系でこんな傑作続出したの,いつ以来だ??

どうも。

 

 

このあと、エミー賞のノミネートの発表がありますが、その前に、これも話さないとですね。

 

 

音楽の上半期に関してはこないだから話してますが、この半年でもっとも面白かったエンタメは音楽よりもむしろ

 

 

映画!

 

ズバリ、こっちの方だったと思います。

 

 

映画の世界って、いわゆるオスカーに代表されるアワード狙いのいい作品が出るのは、9月に行なわれるヴェネツィア映画祭やトロント映画祭以降っていうので、ここ10数年は固まっていたんですが、

 

 

2017年は賞狙いじゃなかった作品がすごく充実してます!

 

 

まずは

 

 

 

「Logan」、そして「ワンダー・ウーマン」。この2作が、スーパーヒーロー史に残る歴史的傑作の評価を受けているのが光りますね。前者は、もう完全に「モダン西部劇の傑作」だったし、後者はアクション映画としての魅力もさることながらフェミニズム映画としても傑作だった。これ、前者はジェイムス・マンゴールド(「3時10分、決断のとき」)、後者はパティ・ジェンキンスと(「モンスター」)と、既に代表作のある、まだ40代の力のある監督が作ったこともあるんですけど、監督のその後のキャリアも含めて期待したくなる力作でした。あと主演のヒュー・ジャックマン、ガル・ガドット、この2人が共にオスカーの主演俳優、女優のノミネートが期待されるという、通常、あまり起きない願望が高まっていますね。

 

 

 どうしても、この2作が目立ってしまうんですけど、その一方で

 

 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」や「スパイダーマン ホームカミング」も、通常の年なら「一番面白かった」という評価を受けて然るべき作品でしたしね。とりわけマーヴェル系の勢い、今ありますね。創作がすごく自由になってる気がします。DCはここんとこ駄作続きだったのが「ワンダー・ウーマン」でどう好転するか、ですね。

 

 

あと、ホラー/サスペンス系でも

 

 

 

「Get Out」、そして「It Comes At Night」の2本はやたら大絶賛されてましたね。

 

 

とりわけ前者は、黒人のポリティカル・コレクトネスを題材にしただけあって、社会的評価が高いですね。正直、僕は、良いとは思うけど「そこまでいいかな」という気がしてるんですけど、むしろ後者の方が文学性みたいなものを感じて好きですね。ただ、賞レースがあるとしたら前者でしょうけどね。

 

あと、まだ未見ではあるんですけど、僕的に今ものすごく楽しみなのが

 

 

 

 このエドガー・ライトの新作「Baby Driver」ですね。人呼んで「カー・アクション版ラ・ラ・ランド」とも呼ばれてる、これまでにないミュージカル・アクション映画ってことなんですけどね。これ、僕、もしかしたら今週末、見れるかもしれないので、そしたら早めにレヴューしますね。

 

そして

 

 

このロマンティック・コメディ「The Big Sick」もエラく好評です。これ、プロデューサーにジャド・アパトウ絡んでます。今回の主役インド系なんですが、アンテナの張り巡らせ方には毎度驚かされます。

 

 

この辺りって、オスカーのノミネートあるのか、タイプ的には微妙なとこですけど、なかったらなかったで、またすごくモメる原因になるような、そんな気がしています。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 19:14
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相次ぐ不適切キャンペーン 本気で洋画界、考えた方が良いと思う

どうも。

 

 

今日は久しぶりに問題提起系の話、行きましょう。

 

 

ここ数日、あまりにも日本の洋画公開に関し、おかしなことが立て続いているのを見聞きしました。そのことについて書くことにします。

 

 日本の洋画界の情報伝達の欧米に比べての半周、1周遅れのいらだちに関して言えば、僕もこのブログをはじめた2010年くらいからずっと言っています。ただ、なかなか気持ちが届かないもどかしさがありました。ここ、最近、その話題をしていなかったのですが、ここに来てそれが再燃することが立て続けて起こっています。

 

 

まずは、この映画のことに関して、日本で話題になっているのを目にしました。

 

 

 

これは「Hidden Figures」といって、全米映画興行成績でも1位、オスカーでも3部門で候補になった作品です。僕もこれは、この2月にここでレヴュー書いてます。この映画が日本でも公開になることが決まったことは良いことです。ある時期は、僕も知人越しに「日本公開、見送りになるんじゃないか」とも聞いていたので、公開されるだけ良かったね、と思っていました。

 

 ところが、公開されると言っても、僕はまずここに怒ったのですが、公開日がオスカーから半年以上過ぎた9月末であるうえに、「邦題でクレームがついてもめてる」という話を耳にしました。

 

 

 詳しくはここのBUZZFEEDにも書かれていますが

 

https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/rocket-girls-machiyama?utm_term=.tcBR6xDgZ#.kb3J9n42K

 

 

これは、「まだ根強い黒人差別があった時代に、黒人の女性の数学者たちがその差別を乗り越え、NASAの宇宙開発の陰の立役者になったのに、それを現した邦題じゃない」うえに「アポロ計画じゃなく、マーキュリー計画での話」という、根本的な情報ミスもあり、邦題変更に追い込まれたものです。

 

 しかもこれ、「変な邦題がついてるぞ」というタレコミがアメリカ本国にわたったことがかなり大きかった感じですよね、上のリンクを読むと。これ、こういう「外圧」めいたことが仮に起こらなかったら、このまんまの邦題で公開されていたところです。

 

 この件に代表されるように、日本の洋画関係者の無防備が目立つんですよね。昔は、情報がそんなになかった頃だったら、半年とか、1年とか公開が遅れても日本人の多くがあんまり気づかないで終わることも普通だったと思うんですけど、ネットの時代になって、僕もこうやって毎週、発表されたと同時の最新の全米映画興行成績を紹介しているわけだし、アメリカでの公開状況知ろうと思えばいくらでも知れるんですよね。加えて今は、海外旅行の飛行機の国際便の機内放送でもアメリカで公開されて日の浅い映画がかなり頻繁に流されます。僕のもとにも、「この映画、機内放送で知って面白かったんだけど、日本ではなんでやらないんですかねえ」と書き込んでいらっしゃる人も少なくなかったですしね。かなり熱心なファンになると、「日本の公開待てないから、韓国まで行ってみて来た」とか「輸入のDVDをアマゾンで予約して買った」とか、そういう話を聞くのも珍しいことではありません。洋画業界の方たちが、こうした現実をどのくらいご存知なのか。正直、かなり疑問ですよね。

 

 

 あと、これだけじゃなく、上のバズフィード読んで僕も知って腰を抜かしたものがあるので、ここでも書きますね。

 

 これも相当ヒドい!

 

 

 

 これ、何の映画だか、パッと見てわかります?これ、イギリスで婦人参政権求めて戦った人たちの伝記ですよ(笑)

 

 なんで、こんなことになるのかなあ。「女性だから」ってソフトなイメージで宣伝したら、全く逆効果jじゃないですか。これ、すごく洋画界の中のマチョイズムを感じさせて嫌ですね。

 

 

 女性がらみの映画の日本での宣伝のひどさでいえば、これを思い出しましたね。

 

 

 この「SPY」ですね。これ、2015年の大ヒット映画ですよ。それなのに、これ、日本ではDVDスルーで終わった上にこのポスターですからね。これ、パッと見て、「太った中年女性が大活躍するアクション映画」ってニュアンス、伝わります?これじゃいかにも、「ルックスのイケてないヒロインの映画なんて、当たるわけないだろ?」という、配給会社の上役が勝手にイメージすりかえて世に出したようにしか見えません。主演のメリッサ・マッカーシーって、「太った中年女性でも、ハリウッドの主演女優として成功できるんだ」と、ハリウッドの基準変えさせた人として、2010年代で重要な女優さんのひとりですよ。そうした新しい価値観を紹介するチャンスを保守的な考えでねじ伏せてますよね、これなんか。

 

 

 あと、上のバズフィード(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のリミックスも問題にしてますね。僕もレヴューした際にネタにしてます)のネタ以外にも、まだひどいと思ったものがありますね。

 

 これ、なんかも。

 

 

 

この「20センチュリー・ウーマン」。これ、赤文字の「母と息子のラヴ・ストーリー」ってコピーで、意味通じます?これ、たしかに母親役のアネット・ベニングも大事な役ではあるんだけど、同じかそれ以上にグレタ・ガーウィッグとエル・ファニングがすごく大事な映画です。それが証拠に、そこに英語で書いてる原題「Women」でしょ?なんで、3人の女性をもっと目立たせるコピーにしなかったのか??

 

 

 しかも、これ、劇中でブラック・フラッグやトーキング・ヘッズなんて単語が頻繁に登場するくらい、パンク/ニュー・ウェイヴにかなり突っ込んだ内容です。しかもマイク・ミルズって「サムサッカー」の頃から、日本の単舘系映画ファンのあいだではファンがそれなりについてる監督なんですよね。なんでもっと、サブカル系のコア層を刺激する宣伝展開にしないのか?「コア層以外の人にも裾野を広げないと」という考えはわからないではないのですが、本国でさえ元々がどインディな映画でそんなことやっても無駄です。これじゃ、本来日本で見てもらえるはずだった人、かなり逃しちゃいますよね。

 

 

 あと、今度はポスターじゃなくトレイラーですけど、これもねえ。

 

 

 

オスカーでも2部門で受賞した、非常に評判の高い作品ですね、「ハクソー・リッジ」。これは僕もすごく好きな映画です。

 

 

 これ、日本だと6月下旬公開で、もうトレイラーも出てますが、これ

 

 

 戦場の舞台が沖縄なのに、そのことがひとことも触れられてない!

 

 どういうことなんでしょう。「日本が舞台」ってことで見に行く人だって間違いなくいるでしょうに。

 

 そんなに右翼が怖いんですかね?そんなこと言ったら今後、第二次世界大戦を描いた戦争映画、日本で公開できなくなりますよ。

 

 しかも、この映画、「兵士を一人として殺さなかった人」が主人公の映画じゃないですか。日本兵、誰も,少なくとも主人公には殺されてないし、見ればわかると思いますが、特に日本軍を悪者風に描いてもいない。いくら監督がユダヤ人差別主義者で知られるメル・ギブソンだからって、日本人を目の敵にしたような表現、ないですよ、これ。

 

 

 皮肉にもこれ、舞台となった浦添市はこの映画のこと、こんなに宣伝してるのにね。こちら

 

 

 日本の洋画に関して短期でこんなにたくさん、「おいおい」なもの見かけるの、ちょっと記憶にないですね。

 

 

 それから公開タイミングもあいかわらずひどいですよね。こないだの2月のオスカーでも、作品賞ノミネートの作品で、日本公開が授賞式に間に合ったのは「ラ・ラ・ランド」ひとつのみ。プラス、大ヒット作品に関しても、今年に入って「LOGAN」が全世界的に3月の頭の公開だったのに日本だと6月。今、大ヒット中の「ワンダー・ウーマン」にしたって、日本だとお盆過ぎた8月25日。前から思うんですけど、「公開遅らせたからと言ってヒットに必ずしもつながっているのか」という疑問も消えません。さっきも言ったように、ネットや飛行機から公開状況の情報を知る人だっていくらでもいる世の中です。宣伝、公開、ともに、そろそろいい加減で対策を願いたいです。

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 13:26
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ハリウッド・レポーター誌が選ぶ「映画・ドラマ 史上に残る女性キャラクター」トップ50

JUGEMテーマ:洋画

 

どうも。

 

 

昨日は国際女性デーでした。日本ではどうか知りませんが、ブラジルを含んで欧米では結構大きな1日で、僕のニュース・ソースはほとんど全てそれで埋め尽くされていました。

 

 

なので、僕もそれにちなんだことを書きたいなと思って「何がいいかな」と思っていたのですが、これにします。

 

 

アメリカの映画業界誌「ハリウッド・レポーター」が選ぶ、映画・ドラマ史上の名女性キャラクター・トップ50、これにしましょう。

 

カウントダウン形式で行きましょう。

 

50.ジュノ(ジュノ)

49.ペギー・オルセン(マッドメン)

48.ドロシー・ゲイル(オズの魔法使い)

47.モニカ・ゲラー(フレンズ)

46.マリア(サウンド・オブ・ミュージック)

45.アナリス・キーティング(How To Get Away With Murder)

44.サンサ・スターク(ゲーム・オブ・スローンズ)

43.オリヴィア・ベンソン(ロー&オーダー)

42.エレイン・ベインズ(となりのサインフェルド)

41.エイミー・ダン(ゴーン・ガール)

 

 

古典的名作のキャラクターの中に、最近のドラマのものがまざる感じですね。ドロシーは本当にアメリカ人、好きですね。アナリスはこないだオスカー受賞したヴァイオラ・デイヴィスが今テレビで演じてる弁護士ですね。

 

 

40.エリザベス・ベネット(高慢と偏見)

39.ホリー・ゴライトリー(ティファニーで朝食を)

38.ブリアン・オブ・タース(ゲーム・オブ・スローンズ)

37.スカーレット・オハラ(風と共に去りぬ)

36.ケイト・ベケット(キャッスル)

35.キャリー・ブラッドショー(セックス&ザ・シティ)

34.セルセイ・ラニスター(ゲーム・オブ・スローンズ)

33.ゼナ(Zena;Warrior Princess)

32.ムーラン(ムーラン)

31.イレヴン(ストレンジャー・シングス)

 

ここも古典の中に「ゲーム・オブ・スローンズ」の女優陣が混ざる感じです。セルセイ、ヤな奴なんですけどね(笑)。

 

 

キャリー・ブラッドショー、案外低いですね。イレヴンが早くもこの高さです。

 

 

30.ヴェロニカ・マーズ(ヴェロニカ・マーズ)

29.レイチェル・グリーン(フレンズ)

28.ジェシカ・ジョーンズ(ジェシカ・ジョーンズ)

27.アニー・ホール(アニー・ホール)

26.セリーナ・メイヤー(VEEP)

25.クラリス・スターリング(羊たちの沈黙)

24.ザ・ブライド(キル・ビル)

23.レジーナ・ジョージ(ミーン・ガールズ)

22.フリオサ(マッド・マックス 怒りのデスロード)

21.ルーシー・リカルド(アイ・ラヴ・ルーシー)

 

アニー・ホールやクラリスはクラシックですね。もう少し高くても良かった気がします。

 

あと、セレーナが入ったことで、ジュリア・ルイス・ドレイファスの演じるキャラが「サンンフェルド」のエレインに続いて2つめですね。

 

あと、レジーナ・ジョージは悪役人気がすごく高い(笑)。「学校のいじわるチアリーダー」みたいな例で今、この名前言うと、通じます。

 

 

フリオサで思い出しましたが、イレヴンに続いて坊主キャラなんですが、この国際女性デーの前の日にクリステン・スチュワートが金髪坊主になっていたのが結構話題でしたね。カッコ良くてビックリしました(笑)。

 

 

20.ローレライ・ギルモア(ギルモア・ガールズ)

19.プルー、フィービー、パイパー(チャームド)

18.クレア・アンダーウッド(ハウス・オブ・カード)

17.オリヴィア・ポープ(スキャンダル)

16.アイラ・スターク(ゲーム・オブ・スローンズ)

15.フェリシティ・スモーク(アロウ)

14.レイ(フォースの覚醒)

13.カットニス・エヴァディーン(ハンガー・ゲーム)

12.リプリー(エイリアン)

11.フィービー・ブフェイ(フレンズ)

 

 

ローレライ・ギルモアは今や「気の若いママ」の代名詞ですね。僕も大好きです。

 

カットニスとリプリーはトップ10入っても良かったけどなあ。

 

「フレンズ」で一番高いのがフィービーというのが良いです(笑)。

 

ではトップ10を。

 

10.メアリー・ポピンズ(メアリー・ポピンズ)

9.エル・ウッド(プリティ・ブロンド)

8.ディナーリス・ターガリアン(ゲーム・オブ・スローンズ)

7.レズリー・ノープ(パークス&リクリエーション)

6.リズ・レモン(30ロック)

 

ジュリー・アンドリュースも「メアリー・ポピンズ」で2つめのランクインですが、歴史的フェミニズム・キャラですね、メアリー・ポピンズ。イギリスで婦人参政権が求められている時代の万能魔法使いですからね。

 

9位のエルもアメリカだと大人気。頭軽そうだと思われていたお嬢様が立派な弁護士になる話ですからね。

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」だとディナーリスが一番高いのは妥当ですね。あの気高さと誇りは惚れるんです。

 

あと、アメリカ人の意識高い系の人たちはエイミー・ポーラー(レズリー・ノープ)とティナ・フェイ(リズ・レモン)って本当に好きですね。この2人の司会コンビのアワードも必ず外しませんからね。後続にクリステン・ウィグとかケイト・マッキノンが出て来ようが「SNLの女性コメディアン」といったら、いまだにこの2人になってしまいますね。

 

 

ちなみにセレーナ・メイヤーとレズリー・ノープが、現存するアメリカのドラマ界で女性大統領になった2人でもあります。

 

 

ではトップ5を。

 

5.ダナ・ スカリー(Xファイル)

4.ミランダ・プリーストリー(プラダを着た悪魔)

 

スカリーもこのテの投票だといつも人気ありますね。

 

そしてミランダ・プリーストリー。メリル・ストリープが還暦超えた現在でもすごい人気なのは、すべてこのキャラのおかげと言っても良いのではないかな。ポップ・カルチャーにおける、この10年で最大級の有名キャラですからね。オスカー穫った役よりも重要な気さえしてます。

 

ではトップ3

 

3.バフィ・サマーズ(バフィ 恋する十字架)

 

バフィもアメリカ人、本当に好きですね。サラ・ミシェル・ゲラーがこれに続く役が得られず悩んでもいますが。

 

2.レイア姫(スター・ウォーズ)

 

1位かな、とも思ったんですけどね。アメリカ映画史に残る「戦う女性」キャラ。キャリー・フィッシャーも、これ以外、それほど印象に残る役がなくて、あとは私生活のスキャンダルの方が有名でしたけど、追悼の意を込めてトップでも良かった気が。

 

では1位は

 

1.ハーマイオニー(ハリー・ポッター)

 

1位はハーマイオニーでした。まあ、これも10年以上続いた大定番シリーズの戦う女の子ですからね。加えて、演じたエマ・ワトソンが現在ハリウッド屈指のフェミニズム活動家でもあるわけだから、「名実共に」というヤツなんでしょうね。

 

 

ちなみにエマ・ワトソン、新作の「美女と野獣」の実写リメイクがもうすぐ公開ですね。彼女がこれに出演するために蹴った仕事が「ラ・ラ・ランド」のミア役でもありました。

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 18:38
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「自分的に大事だと思う映画」を100本選んでみた!

どうも。

 

今日、唐突かもしれませんが、ここに、先日100本選んだ「個人的に大事だと思う映画100本」をここに並べてみます。

 

 

というのはですね、先日、フランク・オーシャンが「My 100 Favorite Movies」というのを紹介したんですね。これを見てみると、いちミュージシャンとはなかなか思えない、映画史をすごく勉強したタイプの、すごくバランスのとれた良いリストだったんですね。「良いなあ、これ」と思って、「ならば自分も!」と触発され、フェイスブック用に選んでみたんですが、これが案外、自分でもなかなか「あっ、これは自分の趣味を言い当ててる!」というのと「これ、選んでみたら100本、見たいな(笑)」と思えたので、ここでも紹介しておきます。

 

こんな感じです。

 

My 100 Favorite Movies

 

 

 

キッド(1921,チャーリー・チャップリン)

キートン将軍(1926、バスター・キートン)

メトロポリス(1926、フリッツ・ラング)

サンライズ(1927、FWムルナウ)

キングコング(1933、メリアンCクーパー&アーネストBシェードザック)

我輩はカモである(1933、レオ・マッキャリー)

或る夜の出来事(1934、フランク・キャプラ)

フランケンシュタインの花嫁(1935、ジェイムス・ウェール)

赤ちゃん教育(1938、ハワード・ホークス)

オズの魔法使い(1939、ヴィクター・フレミング)

ヒズ・ガール・フライデー(1940、ハワード・ホークス)

市民ケーン(1941、オーソン・ウェルズ)

サリヴァンの旅(1941、プレストン・スタージェス)

逢びき(1945、デヴィッド・リーン)

無防備都市(1945、ロベルト・ロッセリーニ)

素晴らしき哉、人生(1946、フランク・キャプラ)

三つ数えろ(1946、ハワード・ホークス)

羅生門(1950、黒澤明)

欲望という名の電車(1951、エリア・カザン)

雨に唄えば(1952、ジーン・ケリー&スタンリー・ドーネン)

西鶴一代女(1952、溝口健二)

此処より永遠に(1953、フレッド・ジンネマン)

エデンの東(1954、エリア・カザン)

素直な悪女(1956、ロジェ・バディム)

捜索者(1956、ジョン・フォード)

野いちご(1957、イングマル・ベルイマン)

カビリアの夜(1957、フェデリコ・フェリーニ)

情婦(1957、ビリー・ワイルダー)

めまい(1958、アルフレッド・ヒッチコック)

大樹の歌(1959、サタジット・レイ)

悲しみは空の彼方に(1959、ダグラス・サーク)

アパートの鍵貸します(1960、ビリー・ワイルダー)

蜜の味(1961、トニー・リチャードソン)

女は女である(1961、ジャン・リュック・ゴダール)

突然炎のごとく(1962、フランソワ・トリュフォー)

アラバマ物語(1962、ロバート・マリガン)

リバティ・バランスを撃った男(1962、ジョン・フォード)

8 1/2(1963、フェデリコ・フェリーニ)

天国と地獄(1963、黒澤明)

メアリー・ポピンズ(1964、ロバート・スティーヴンソン)

反撥(1965、ロマン・ポランスキー)

ブロンドの恋(1965、ミロシュ・フォアマン)

アルフィー(1966、ルイス・ギルバート)

ペルソナ(1966、イングマル・ベルイマン)

欲望(1966、ミケランジェロ・アントニオーニ)

卒業(1967、マイク・ニコルズ)

俺たちに明日はない(1967、アーサー・ペン)

招かれざる客(1967、スタンリー・クレイマー)

2001年宇宙の旅(1968、スタンリー・キューブリック)

サボテンの花(1969、ジーン・サックス)

真夜中のカーボーイ(1969、ジョン・シュレシンジャー)

時計仕掛けのオレンジ(1971、スタンリー・キューブリック)

ギャンブラー(1971、ロバート・アルトマン)

ベニスに死す(1971、ルキノ・ヴィスコンティ)

ハロルドとモード(1971、ハル・アシュビー)

ゴッドファーザー(1972、フランシス・フォード・コッポラ)

アギーレ 神の怒り(1972、ウェルナー・ヘルツォーク)

ラスト・タンゴ・イン・パリ(1973、ベルナルド・ベルトルッチ)

地獄の逃避行(1973、テレンス・マリック)

燃えよドラゴン(1973、ロバート・クローズ)

ブレージング・サドル(1974、メル・ブルックス)

悪魔のいけにえ(1974、トビー・フーパー)

不安と魂(1974、RWファスビンダー)

バリー・リンドン(1975、スタンリー・キューブリック)

狼たちの午後(1975、シドニー・ルメット)

タクシードライバー(1976、マーティン・スコセッシ)

ネットワーク(1976、シドニー・ルメット)

アニーホール(1977、ウディ・アレン)

アニマル・ハウス(1978、ジョン・ランディス)

チャンス(1979、ハル・アシュビー)

地獄の黙示録(1979、フランシス・フォード・コッポラ)

太陽を盗んだ男(1979、長谷川和彦)

レイジング・ブル(1980、マーティン・スコセッシ)

隣の女(1981、フランソワ・トリュフォー)

愛と追憶の日々(1983、ジェイムスLブルックス)

ホリデーロード4000キロ(1983、ハロルド・レイミス)

ブロードウェイのダニー・ローズ(1984、ウディ・アレン)

スパイナル・タップ(1984、ロブ・ライナー)

フェリスはある朝突然に(1986、ジョン・ヒューズ)

エイリアン2(1986、ジェイムス・キャメロン)

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989、スパイク・リー)

ボーイズ・ン・ザ・フッド(1991、ジョン・シングルトン)

レザボワ・ドッグス(1992、クエンティン・タランティーノ)

トゥルー・ロマンス(1993、トニー・スコット)

ショーシャンクの空に(1994、フランク・ダラボン)

プライベート・ライアン(1998、スティーヴン・スピルバーグ)

天才マックスの世界(1998、ウェス・アンダーソン)

オール・アバウト・マイ・マザー(1999、ペドロ・アルモドバル)

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ(1999、アレクサンダー・ペイン)

オー・ブラザー!(2001、ジョエル&イーサン・コーエン)

オールドボーイ(2003、パク・チャヌク)

ビフォア・サンセット(2004、リチャード・リンクレイター)

俺たちニュースキャスター(2004、アダム・マッケイ)

エターナル・サンシャイン(2004、ミシェル・ゴンドリー)

ブロークバック・マウンテン(2005、アン・リー)

ゾディアック(2007、デヴィッド・フィンチャー)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007、ポール・トーマス・アンダーソン)

ウォーリー(2008、アンドリュー・スタントン)

ブライズメイズ(2011、ポール・フェイグ)

世界にひとつのプレイブック(2012、デヴィッドOラッセル)

 

だいたい、こんな感じですね。

 

あと、監督別に選んだら、こんな感じでしたね。

 

3本・・ハワード・ホークス、スタンリー・キューブリック

 

2本・・フランク・キャプラ、エリア・カザン、黒澤明、ジョン・フォード、フェデリコ・フェリーニ、ビリー・ワイルダー、イングマル・ベルイマン、フランソワ・トリュフォー、ハル・アシュビー、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレン、マーティン・スコセッシ

 

 

こんな感じですね。

 

 

 自分的な映画の歴史をいうと、実は80年代まで、そんなに映画の大ファンじゃなかったんですね。日本のテレビドラマの大ファンだったんですね。狭い画面で、ストーリーを追うのが好きだったんですね。好みはコメディかロマンスか、そのときからそのテの方が好きでした(笑)。あと、社会派ね。どうも、あの頃に洋画で強かったアクションものが苦手でね。そのイメージもあって、避けてたとこがあったんですね。

 

 

 ただ、ある時期、テレビドラマが作りたくなったときがあってですね(笑)、それで大学のときに「映画見て勉強しなきゃ」と思ってガイド本買って、そこで気になったのを片っ端から見て行ったのがきっかけです。幼少時にチャップリンの映画がセットであったのでそれは好きで見てたんですけど、あと、石立鉄男とかの影響もあって、ロマンティック・コメディから好きになりましたね。ウディ・アレンとかビリー・ワイルダーとかキャプラとか。あと、「思春期の繊細な少年の自己投影」みたいのに酔いがちだったところもあり(苦笑)、トリュフォーにもものすごくハマりましたね。あと、ウディ・アレンのルーツの流れでベルイマンとかフェリーニとか。フェリーニは最初、ワケわかんなかったんですけど(笑)、「8 1/2」見て、「こういう映画の作り方ってあるんだ!」と衝撃を受けましたね。それはキューブリックもそう。・・と、こんな風に、芋づる式に見て行きましたね。邦画も、黒澤、小津、溝口と見て行きましたね。黒澤が一番で、溝口の「悲しい女性の一生」みたいなものもすごく惹かれて、小津が案外ハマんなかったかな。

 

 

 それから音楽からの影響ももちろんあります。やっぱロックが好きだったので、60s後半から70s半ばのアメリカン・ニュー・シネマは大好きだった(特にコッポラとスコセッシ)し、リアルタイムでヒップホップも大好きだったのでスパイク・リーにはリアルタイムでものすごく影響を受けました。そのタイミングで、インディっぽい感じでタランティーノも出て来てワクワクする・・みたいな感じでしたね。コーエンもそうかな。あと、ソウル・ミュージックに夢中になると同時に、ブラック・ムーヴィーに興味が出て、そこでシドニー・ポワチエ尊敬したり、「マイノリティのヒーローってことで共通するな」とウータン・クラン経由でブルース・リーが気になったりしましたね。

 

 

 ただ、90s半ばから2000s半ばまで、音楽で食べるようになってから、そっち一本で映画をあまり見なくなっていたんですが、2005年の頭にイギリスにNMEのショウケース見に行ったときに、「俺たちニュースキャスター」を見て、「今、世の中、こんなに面白い映画が存在するのか」と涙流しながら爆笑して衝撃を受けまして(笑)、あと、今回は割愛しましたけど、「ミーン・ガールズ」を見て、青春ものでもこんなに良いものがあるのかと感心して、そこから映画に戻りかけたときに、今のワイフと出会って、彼女が映画好きだったんですね。そこで、彼女から、アメリカのインディ系の映画監督をそのときにたくさん教えられましたね。彼女はウェス・アンダーソンとかリチャード・リンクレイターが好きだったんですけど、僕もそれは好きだったんですけど、僕からはアレクサンダー・ペインとかデヴィッドOラッセルが好きになりましたね。

 

 

 あとはやっぱり、ジャド・アパトウにハマって、コメディを歴史のあるものから片っ端から見て行きましたね。「サタディ・ナイト・ライヴ」に興味を持ち出したのもこの時期で。30〜40年代のロマンティック・コメディ全盛の頃まで遡って、そこでハワード・ホークスとかプレストン・スタージェスとかを発見しましたね。あと、70sのメル・ブルックスやジョン・ランディス、ハロルド・レイミス、子供のときになんとなく興味を持っていたジョン・ヒューズを真剣に見返したのもこのときでしたね。あと、ニュー・シネマの貴重なコメディ作家のハル・アシュビーも。

 

 

あと、60sのヨーロッパ映画だと、見そこねていたブリティッシュ・ニューウェイヴとか東欧ニュー・ウェイヴ、そしてジャーマン・ニューウェイヴとかも手を出して。今回、その辺りの作品、多く選びましたね。ジャーマンのファスビンダーみたいなLGBTっぽい感じはアルモドバル好きになってたこともあってハマりましたね。

 

 

 そして、この頃から、ネットで探せば映画見れるような時代になっていたので、ネットで海外のメディアが選んだオールタイム・リストを探して、片っ端から見るようになりましたね。このあたりから、アクションものへの偏見がだいぶなくなり、ビッグ・バジェットのフランチャイズものへの抵抗もなくなりましたね。スピルバーグも嫌いだったのに克服したし、とりわけデヴィッド・フィンチャーはすごく好きになったり。あとは、映画創世記の、「こんな制限された当時の技術でこのアイディアってすごいな」という作品にはすごく惹かれたにもありましたね。「テクノロジーとクリエイティヴィティ」について考え出し、昔苦手だったエフェクトに頼ってた映画とかも、むしろ興味を持って見れるようにもなったりとか・・。

 

 

 そのあとは、コツコツと、ブラジルで、毎年話題になる映画を極力見逃さずに映画館で見る努力をして・・って感じですね。

 

 

 この説明で、だいぶ、上のリストの説明ができたかと思います。自分の欲しい要素は大概入れてますね。映画の通史も勉強したので、極力網羅するよう目指しましたが、50sの歴史大作とか、60sのマカロニ・ウエスタンとか、あのあたりはまだ難しさを感じる自分がいたりしますね。

 

 

 あと、このほかにもまだ20本近く、「入れても良かったかな」という映画があったんですけど、ただ、現状のリストと入れ替えても、そんなに違和感ないような気もしてます。結局、「自分的に欲しいイメージ」というのは、そんなに変わらないのかな、とも思うので。

 

 

 これ、夏の終わりに毎年更新するってのも、ありかもね(笑)。

author:沢田太陽, category:映画, 12:32
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