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2017年上半期の映画・エンタメ系でこんな傑作続出したの,いつ以来だ??

どうも。

 

 

このあと、エミー賞のノミネートの発表がありますが、その前に、これも話さないとですね。

 

 

音楽の上半期に関してはこないだから話してますが、この半年でもっとも面白かったエンタメは音楽よりもむしろ

 

 

映画!

 

ズバリ、こっちの方だったと思います。

 

 

映画の世界って、いわゆるオスカーに代表されるアワード狙いのいい作品が出るのは、9月に行なわれるヴェネツィア映画祭やトロント映画祭以降っていうので、ここ10数年は固まっていたんですが、

 

 

2017年は賞狙いじゃなかった作品がすごく充実してます!

 

 

まずは

 

 

 

「Logan」、そして「ワンダー・ウーマン」。この2作が、スーパーヒーロー史に残る歴史的傑作の評価を受けているのが光りますね。前者は、もう完全に「モダン西部劇の傑作」だったし、後者はアクション映画としての魅力もさることながらフェミニズム映画としても傑作だった。これ、前者はジェイムス・マンゴールド(「3時10分、決断のとき」)、後者はパティ・ジェンキンスと(「モンスター」)と、既に代表作のある、まだ40代の力のある監督が作ったこともあるんですけど、監督のその後のキャリアも含めて期待したくなる力作でした。あと主演のヒュー・ジャックマン、ガル・ガドット、この2人が共にオスカーの主演俳優、女優のノミネートが期待されるという、通常、あまり起きない願望が高まっていますね。

 

 

 どうしても、この2作が目立ってしまうんですけど、その一方で

 

 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」や「スパイダーマン ホームカミング」も、通常の年なら「一番面白かった」という評価を受けて然るべき作品でしたしね。とりわけマーヴェル系の勢い、今ありますね。創作がすごく自由になってる気がします。DCはここんとこ駄作続きだったのが「ワンダー・ウーマン」でどう好転するか、ですね。

 

 

あと、ホラー/サスペンス系でも

 

 

 

「Get Out」、そして「It Comes At Night」の2本はやたら大絶賛されてましたね。

 

 

とりわけ前者は、黒人のポリティカル・コレクトネスを題材にしただけあって、社会的評価が高いですね。正直、僕は、良いとは思うけど「そこまでいいかな」という気がしてるんですけど、むしろ後者の方が文学性みたいなものを感じて好きですね。ただ、賞レースがあるとしたら前者でしょうけどね。

 

あと、まだ未見ではあるんですけど、僕的に今ものすごく楽しみなのが

 

 

 

 このエドガー・ライトの新作「Baby Driver」ですね。人呼んで「カー・アクション版ラ・ラ・ランド」とも呼ばれてる、これまでにないミュージカル・アクション映画ってことなんですけどね。これ、僕、もしかしたら今週末、見れるかもしれないので、そしたら早めにレヴューしますね。

 

そして

 

 

このロマンティック・コメディ「The Big Sick」もエラく好評です。これ、プロデューサーにジャド・アパトウ絡んでます。今回の主役インド系なんですが、アンテナの張り巡らせ方には毎度驚かされます。

 

 

この辺りって、オスカーのノミネートあるのか、タイプ的には微妙なとこですけど、なかったらなかったで、またすごくモメる原因になるような、そんな気がしています。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 19:14
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相次ぐ不適切キャンペーン 本気で洋画界、考えた方が良いと思う

どうも。

 

 

今日は久しぶりに問題提起系の話、行きましょう。

 

 

ここ数日、あまりにも日本の洋画公開に関し、おかしなことが立て続いているのを見聞きしました。そのことについて書くことにします。

 

 日本の洋画界の情報伝達の欧米に比べての半周、1周遅れのいらだちに関して言えば、僕もこのブログをはじめた2010年くらいからずっと言っています。ただ、なかなか気持ちが届かないもどかしさがありました。ここ、最近、その話題をしていなかったのですが、ここに来てそれが再燃することが立て続けて起こっています。

 

 

まずは、この映画のことに関して、日本で話題になっているのを目にしました。

 

 

 

これは「Hidden Figures」といって、全米映画興行成績でも1位、オスカーでも3部門で候補になった作品です。僕もこれは、この2月にここでレヴュー書いてます。この映画が日本でも公開になることが決まったことは良いことです。ある時期は、僕も知人越しに「日本公開、見送りになるんじゃないか」とも聞いていたので、公開されるだけ良かったね、と思っていました。

 

 ところが、公開されると言っても、僕はまずここに怒ったのですが、公開日がオスカーから半年以上過ぎた9月末であるうえに、「邦題でクレームがついてもめてる」という話を耳にしました。

 

 

 詳しくはここのBUZZFEEDにも書かれていますが

 

https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/rocket-girls-machiyama?utm_term=.tcBR6xDgZ#.kb3J9n42K

 

 

これは、「まだ根強い黒人差別があった時代に、黒人の女性の数学者たちがその差別を乗り越え、NASAの宇宙開発の陰の立役者になったのに、それを現した邦題じゃない」うえに「アポロ計画じゃなく、マーキュリー計画での話」という、根本的な情報ミスもあり、邦題変更に追い込まれたものです。

 

 しかもこれ、「変な邦題がついてるぞ」というタレコミがアメリカ本国にわたったことがかなり大きかった感じですよね、上のリンクを読むと。これ、こういう「外圧」めいたことが仮に起こらなかったら、このまんまの邦題で公開されていたところです。

 

 この件に代表されるように、日本の洋画関係者の無防備が目立つんですよね。昔は、情報がそんなになかった頃だったら、半年とか、1年とか公開が遅れても日本人の多くがあんまり気づかないで終わることも普通だったと思うんですけど、ネットの時代になって、僕もこうやって毎週、発表されたと同時の最新の全米映画興行成績を紹介しているわけだし、アメリカでの公開状況知ろうと思えばいくらでも知れるんですよね。加えて今は、海外旅行の飛行機の国際便の機内放送でもアメリカで公開されて日の浅い映画がかなり頻繁に流されます。僕のもとにも、「この映画、機内放送で知って面白かったんだけど、日本ではなんでやらないんですかねえ」と書き込んでいらっしゃる人も少なくなかったですしね。かなり熱心なファンになると、「日本の公開待てないから、韓国まで行ってみて来た」とか「輸入のDVDをアマゾンで予約して買った」とか、そういう話を聞くのも珍しいことではありません。洋画業界の方たちが、こうした現実をどのくらいご存知なのか。正直、かなり疑問ですよね。

 

 

 あと、これだけじゃなく、上のバズフィード読んで僕も知って腰を抜かしたものがあるので、ここでも書きますね。

 

 これも相当ヒドい!

 

 

 

 これ、何の映画だか、パッと見てわかります?これ、イギリスで婦人参政権求めて戦った人たちの伝記ですよ(笑)

 

 なんで、こんなことになるのかなあ。「女性だから」ってソフトなイメージで宣伝したら、全く逆効果jじゃないですか。これ、すごく洋画界の中のマチョイズムを感じさせて嫌ですね。

 

 

 女性がらみの映画の日本での宣伝のひどさでいえば、これを思い出しましたね。

 

 

 この「SPY」ですね。これ、2015年の大ヒット映画ですよ。それなのに、これ、日本ではDVDスルーで終わった上にこのポスターですからね。これ、パッと見て、「太った中年女性が大活躍するアクション映画」ってニュアンス、伝わります?これじゃいかにも、「ルックスのイケてないヒロインの映画なんて、当たるわけないだろ?」という、配給会社の上役が勝手にイメージすりかえて世に出したようにしか見えません。主演のメリッサ・マッカーシーって、「太った中年女性でも、ハリウッドの主演女優として成功できるんだ」と、ハリウッドの基準変えさせた人として、2010年代で重要な女優さんのひとりですよ。そうした新しい価値観を紹介するチャンスを保守的な考えでねじ伏せてますよね、これなんか。

 

 

 あと、上のバズフィード(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のリミックスも問題にしてますね。僕もレヴューした際にネタにしてます)のネタ以外にも、まだひどいと思ったものがありますね。

 

 これ、なんかも。

 

 

 

この「20センチュリー・ウーマン」。これ、赤文字の「母と息子のラヴ・ストーリー」ってコピーで、意味通じます?これ、たしかに母親役のアネット・ベニングも大事な役ではあるんだけど、同じかそれ以上にグレタ・ガーウィッグとエル・ファニングがすごく大事な映画です。それが証拠に、そこに英語で書いてる原題「Women」でしょ?なんで、3人の女性をもっと目立たせるコピーにしなかったのか??

 

 

 しかも、これ、劇中でブラック・フラッグやトーキング・ヘッズなんて単語が頻繁に登場するくらい、パンク/ニュー・ウェイヴにかなり突っ込んだ内容です。しかもマイク・ミルズって「サムサッカー」の頃から、日本の単舘系映画ファンのあいだではファンがそれなりについてる監督なんですよね。なんでもっと、サブカル系のコア層を刺激する宣伝展開にしないのか?「コア層以外の人にも裾野を広げないと」という考えはわからないではないのですが、本国でさえ元々がどインディな映画でそんなことやっても無駄です。これじゃ、本来日本で見てもらえるはずだった人、かなり逃しちゃいますよね。

 

 

 あと、今度はポスターじゃなくトレイラーですけど、これもねえ。

 

 

 

オスカーでも2部門で受賞した、非常に評判の高い作品ですね、「ハクソー・リッジ」。これは僕もすごく好きな映画です。

 

 

 これ、日本だと6月下旬公開で、もうトレイラーも出てますが、これ

 

 

 戦場の舞台が沖縄なのに、そのことがひとことも触れられてない!

 

 どういうことなんでしょう。「日本が舞台」ってことで見に行く人だって間違いなくいるでしょうに。

 

 そんなに右翼が怖いんですかね?そんなこと言ったら今後、第二次世界大戦を描いた戦争映画、日本で公開できなくなりますよ。

 

 しかも、この映画、「兵士を一人として殺さなかった人」が主人公の映画じゃないですか。日本兵、誰も,少なくとも主人公には殺されてないし、見ればわかると思いますが、特に日本軍を悪者風に描いてもいない。いくら監督がユダヤ人差別主義者で知られるメル・ギブソンだからって、日本人を目の敵にしたような表現、ないですよ、これ。

 

 

 皮肉にもこれ、舞台となった浦添市はこの映画のこと、こんなに宣伝してるのにね。こちら

 

 

 日本の洋画に関して短期でこんなにたくさん、「おいおい」なもの見かけるの、ちょっと記憶にないですね。

 

 

 それから公開タイミングもあいかわらずひどいですよね。こないだの2月のオスカーでも、作品賞ノミネートの作品で、日本公開が授賞式に間に合ったのは「ラ・ラ・ランド」ひとつのみ。プラス、大ヒット作品に関しても、今年に入って「LOGAN」が全世界的に3月の頭の公開だったのに日本だと6月。今、大ヒット中の「ワンダー・ウーマン」にしたって、日本だとお盆過ぎた8月25日。前から思うんですけど、「公開遅らせたからと言ってヒットに必ずしもつながっているのか」という疑問も消えません。さっきも言ったように、ネットや飛行機から公開状況の情報を知る人だっていくらでもいる世の中です。宣伝、公開、ともに、そろそろいい加減で対策を願いたいです。

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 13:26
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ハリウッド・レポーター誌が選ぶ「映画・ドラマ 史上に残る女性キャラクター」トップ50

JUGEMテーマ:洋画

 

どうも。

 

 

昨日は国際女性デーでした。日本ではどうか知りませんが、ブラジルを含んで欧米では結構大きな1日で、僕のニュース・ソースはほとんど全てそれで埋め尽くされていました。

 

 

なので、僕もそれにちなんだことを書きたいなと思って「何がいいかな」と思っていたのですが、これにします。

 

 

アメリカの映画業界誌「ハリウッド・レポーター」が選ぶ、映画・ドラマ史上の名女性キャラクター・トップ50、これにしましょう。

 

カウントダウン形式で行きましょう。

 

50.ジュノ(ジュノ)

49.ペギー・オルセン(マッドメン)

48.ドロシー・ゲイル(オズの魔法使い)

47.モニカ・ゲラー(フレンズ)

46.マリア(サウンド・オブ・ミュージック)

45.アナリス・キーティング(How To Get Away With Murder)

44.サンサ・スターク(ゲーム・オブ・スローンズ)

43.オリヴィア・ベンソン(ロー&オーダー)

42.エレイン・ベインズ(となりのサインフェルド)

41.エイミー・ダン(ゴーン・ガール)

 

 

古典的名作のキャラクターの中に、最近のドラマのものがまざる感じですね。ドロシーは本当にアメリカ人、好きですね。アナリスはこないだオスカー受賞したヴァイオラ・デイヴィスが今テレビで演じてる弁護士ですね。

 

 

40.エリザベス・ベネット(高慢と偏見)

39.ホリー・ゴライトリー(ティファニーで朝食を)

38.ブリアン・オブ・タース(ゲーム・オブ・スローンズ)

37.スカーレット・オハラ(風と共に去りぬ)

36.ケイト・ベケット(キャッスル)

35.キャリー・ブラッドショー(セックス&ザ・シティ)

34.セルセイ・ラニスター(ゲーム・オブ・スローンズ)

33.ゼナ(Zena;Warrior Princess)

32.ムーラン(ムーラン)

31.イレヴン(ストレンジャー・シングス)

 

ここも古典の中に「ゲーム・オブ・スローンズ」の女優陣が混ざる感じです。セルセイ、ヤな奴なんですけどね(笑)。

 

 

キャリー・ブラッドショー、案外低いですね。イレヴンが早くもこの高さです。

 

 

30.ヴェロニカ・マーズ(ヴェロニカ・マーズ)

29.レイチェル・グリーン(フレンズ)

28.ジェシカ・ジョーンズ(ジェシカ・ジョーンズ)

27.アニー・ホール(アニー・ホール)

26.セリーナ・メイヤー(VEEP)

25.クラリス・スターリング(羊たちの沈黙)

24.ザ・ブライド(キル・ビル)

23.レジーナ・ジョージ(ミーン・ガールズ)

22.フリオサ(マッド・マックス 怒りのデスロード)

21.ルーシー・リカルド(アイ・ラヴ・ルーシー)

 

アニー・ホールやクラリスはクラシックですね。もう少し高くても良かった気がします。

 

あと、セレーナが入ったことで、ジュリア・ルイス・ドレイファスの演じるキャラが「サンンフェルド」のエレインに続いて2つめですね。

 

あと、レジーナ・ジョージは悪役人気がすごく高い(笑)。「学校のいじわるチアリーダー」みたいな例で今、この名前言うと、通じます。

 

 

フリオサで思い出しましたが、イレヴンに続いて坊主キャラなんですが、この国際女性デーの前の日にクリステン・スチュワートが金髪坊主になっていたのが結構話題でしたね。カッコ良くてビックリしました(笑)。

 

 

20.ローレライ・ギルモア(ギルモア・ガールズ)

19.プルー、フィービー、パイパー(チャームド)

18.クレア・アンダーウッド(ハウス・オブ・カード)

17.オリヴィア・ポープ(スキャンダル)

16.アイラ・スターク(ゲーム・オブ・スローンズ)

15.フェリシティ・スモーク(アロウ)

14.レイ(フォースの覚醒)

13.カットニス・エヴァディーン(ハンガー・ゲーム)

12.リプリー(エイリアン)

11.フィービー・ブフェイ(フレンズ)

 

 

ローレライ・ギルモアは今や「気の若いママ」の代名詞ですね。僕も大好きです。

 

カットニスとリプリーはトップ10入っても良かったけどなあ。

 

「フレンズ」で一番高いのがフィービーというのが良いです(笑)。

 

ではトップ10を。

 

10.メアリー・ポピンズ(メアリー・ポピンズ)

9.エル・ウッド(プリティ・ブロンド)

8.ディナーリス・ターガリアン(ゲーム・オブ・スローンズ)

7.レズリー・ノープ(パークス&リクリエーション)

6.リズ・レモン(30ロック)

 

ジュリー・アンドリュースも「メアリー・ポピンズ」で2つめのランクインですが、歴史的フェミニズム・キャラですね、メアリー・ポピンズ。イギリスで婦人参政権が求められている時代の万能魔法使いですからね。

 

9位のエルもアメリカだと大人気。頭軽そうだと思われていたお嬢様が立派な弁護士になる話ですからね。

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」だとディナーリスが一番高いのは妥当ですね。あの気高さと誇りは惚れるんです。

 

あと、アメリカ人の意識高い系の人たちはエイミー・ポーラー(レズリー・ノープ)とティナ・フェイ(リズ・レモン)って本当に好きですね。この2人の司会コンビのアワードも必ず外しませんからね。後続にクリステン・ウィグとかケイト・マッキノンが出て来ようが「SNLの女性コメディアン」といったら、いまだにこの2人になってしまいますね。

 

 

ちなみにセレーナ・メイヤーとレズリー・ノープが、現存するアメリカのドラマ界で女性大統領になった2人でもあります。

 

 

ではトップ5を。

 

5.ダナ・ スカリー(Xファイル)

4.ミランダ・プリーストリー(プラダを着た悪魔)

 

スカリーもこのテの投票だといつも人気ありますね。

 

そしてミランダ・プリーストリー。メリル・ストリープが還暦超えた現在でもすごい人気なのは、すべてこのキャラのおかげと言っても良いのではないかな。ポップ・カルチャーにおける、この10年で最大級の有名キャラですからね。オスカー穫った役よりも重要な気さえしてます。

 

ではトップ3

 

3.バフィ・サマーズ(バフィ 恋する十字架)

 

バフィもアメリカ人、本当に好きですね。サラ・ミシェル・ゲラーがこれに続く役が得られず悩んでもいますが。

 

2.レイア姫(スター・ウォーズ)

 

1位かな、とも思ったんですけどね。アメリカ映画史に残る「戦う女性」キャラ。キャリー・フィッシャーも、これ以外、それほど印象に残る役がなくて、あとは私生活のスキャンダルの方が有名でしたけど、追悼の意を込めてトップでも良かった気が。

 

では1位は

 

1.ハーマイオニー(ハリー・ポッター)

 

1位はハーマイオニーでした。まあ、これも10年以上続いた大定番シリーズの戦う女の子ですからね。加えて、演じたエマ・ワトソンが現在ハリウッド屈指のフェミニズム活動家でもあるわけだから、「名実共に」というヤツなんでしょうね。

 

 

ちなみにエマ・ワトソン、新作の「美女と野獣」の実写リメイクがもうすぐ公開ですね。彼女がこれに出演するために蹴った仕事が「ラ・ラ・ランド」のミア役でもありました。

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 18:38
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「自分的に大事だと思う映画」を100本選んでみた!

どうも。

 

今日、唐突かもしれませんが、ここに、先日100本選んだ「個人的に大事だと思う映画100本」をここに並べてみます。

 

 

というのはですね、先日、フランク・オーシャンが「My 100 Favorite Movies」というのを紹介したんですね。これを見てみると、いちミュージシャンとはなかなか思えない、映画史をすごく勉強したタイプの、すごくバランスのとれた良いリストだったんですね。「良いなあ、これ」と思って、「ならば自分も!」と触発され、フェイスブック用に選んでみたんですが、これが案外、自分でもなかなか「あっ、これは自分の趣味を言い当ててる!」というのと「これ、選んでみたら100本、見たいな(笑)」と思えたので、ここでも紹介しておきます。

 

こんな感じです。

 

My 100 Favorite Movies

 

 

 

キッド(1921,チャーリー・チャップリン)

キートン将軍(1926、バスター・キートン)

メトロポリス(1926、フリッツ・ラング)

サンライズ(1927、FWムルナウ)

キングコング(1933、メリアンCクーパー&アーネストBシェードザック)

我輩はカモである(1933、レオ・マッキャリー)

或る夜の出来事(1934、フランク・キャプラ)

フランケンシュタインの花嫁(1935、ジェイムス・ウェール)

赤ちゃん教育(1938、ハワード・ホークス)

オズの魔法使い(1939、ヴィクター・フレミング)

ヒズ・ガール・フライデー(1940、ハワード・ホークス)

市民ケーン(1941、オーソン・ウェルズ)

サリヴァンの旅(1941、プレストン・スタージェス)

逢びき(1945、デヴィッド・リーン)

無防備都市(1945、ロベルト・ロッセリーニ)

素晴らしき哉、人生(1946、フランク・キャプラ)

三つ数えろ(1946、ハワード・ホークス)

羅生門(1950、黒澤明)

欲望という名の電車(1951、エリア・カザン)

雨に唄えば(1952、ジーン・ケリー&スタンリー・ドーネン)

西鶴一代女(1952、溝口健二)

此処より永遠に(1953、フレッド・ジンネマン)

エデンの東(1954、エリア・カザン)

素直な悪女(1956、ロジェ・バディム)

捜索者(1956、ジョン・フォード)

野いちご(1957、イングマル・ベルイマン)

カビリアの夜(1957、フェデリコ・フェリーニ)

情婦(1957、ビリー・ワイルダー)

めまい(1958、アルフレッド・ヒッチコック)

大樹の歌(1959、サタジット・レイ)

悲しみは空の彼方に(1959、ダグラス・サーク)

アパートの鍵貸します(1960、ビリー・ワイルダー)

蜜の味(1961、トニー・リチャードソン)

女は女である(1961、ジャン・リュック・ゴダール)

突然炎のごとく(1962、フランソワ・トリュフォー)

アラバマ物語(1962、ロバート・マリガン)

リバティ・バランスを撃った男(1962、ジョン・フォード)

8 1/2(1963、フェデリコ・フェリーニ)

天国と地獄(1963、黒澤明)

メアリー・ポピンズ(1964、ロバート・スティーヴンソン)

反撥(1965、ロマン・ポランスキー)

ブロンドの恋(1965、ミロシュ・フォアマン)

アルフィー(1966、ルイス・ギルバート)

ペルソナ(1966、イングマル・ベルイマン)

欲望(1966、ミケランジェロ・アントニオーニ)

卒業(1967、マイク・ニコルズ)

俺たちに明日はない(1967、アーサー・ペン)

招かれざる客(1967、スタンリー・クレイマー)

2001年宇宙の旅(1968、スタンリー・キューブリック)

サボテンの花(1969、ジーン・サックス)

真夜中のカーボーイ(1969、ジョン・シュレシンジャー)

時計仕掛けのオレンジ(1971、スタンリー・キューブリック)

ギャンブラー(1971、ロバート・アルトマン)

ベニスに死す(1971、ルキノ・ヴィスコンティ)

ハロルドとモード(1971、ハル・アシュビー)

ゴッドファーザー(1972、フランシス・フォード・コッポラ)

アギーレ 神の怒り(1972、ウェルナー・ヘルツォーク)

ラスト・タンゴ・イン・パリ(1973、ベルナルド・ベルトルッチ)

地獄の逃避行(1973、テレンス・マリック)

燃えよドラゴン(1973、ロバート・クローズ)

ブレージング・サドル(1974、メル・ブルックス)

悪魔のいけにえ(1974、トビー・フーパー)

不安と魂(1974、RWファスビンダー)

バリー・リンドン(1975、スタンリー・キューブリック)

狼たちの午後(1975、シドニー・ルメット)

タクシードライバー(1976、マーティン・スコセッシ)

ネットワーク(1976、シドニー・ルメット)

アニーホール(1977、ウディ・アレン)

アニマル・ハウス(1978、ジョン・ランディス)

チャンス(1979、ハル・アシュビー)

地獄の黙示録(1979、フランシス・フォード・コッポラ)

太陽を盗んだ男(1979、長谷川和彦)

レイジング・ブル(1980、マーティン・スコセッシ)

隣の女(1981、フランソワ・トリュフォー)

愛と追憶の日々(1983、ジェイムスLブルックス)

ホリデーロード4000キロ(1983、ハロルド・レイミス)

ブロードウェイのダニー・ローズ(1984、ウディ・アレン)

スパイナル・タップ(1984、ロブ・ライナー)

フェリスはある朝突然に(1986、ジョン・ヒューズ)

エイリアン2(1986、ジェイムス・キャメロン)

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989、スパイク・リー)

ボーイズ・ン・ザ・フッド(1991、ジョン・シングルトン)

レザボワ・ドッグス(1992、クエンティン・タランティーノ)

トゥルー・ロマンス(1993、トニー・スコット)

ショーシャンクの空に(1994、フランク・ダラボン)

プライベート・ライアン(1998、スティーヴン・スピルバーグ)

天才マックスの世界(1998、ウェス・アンダーソン)

オール・アバウト・マイ・マザー(1999、ペドロ・アルモドバル)

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ(1999、アレクサンダー・ペイン)

オー・ブラザー!(2001、ジョエル&イーサン・コーエン)

オールドボーイ(2003、パク・チャヌク)

ビフォア・サンセット(2004、リチャード・リンクレイター)

俺たちニュースキャスター(2004、アダム・マッケイ)

エターナル・サンシャイン(2004、ミシェル・ゴンドリー)

ブロークバック・マウンテン(2005、アン・リー)

ゾディアック(2007、デヴィッド・フィンチャー)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007、ポール・トーマス・アンダーソン)

ウォーリー(2008、アンドリュー・スタントン)

ブライズメイズ(2011、ポール・フェイグ)

世界にひとつのプレイブック(2012、デヴィッドOラッセル)

 

だいたい、こんな感じですね。

 

あと、監督別に選んだら、こんな感じでしたね。

 

3本・・ハワード・ホークス、スタンリー・キューブリック

 

2本・・フランク・キャプラ、エリア・カザン、黒澤明、ジョン・フォード、フェデリコ・フェリーニ、ビリー・ワイルダー、イングマル・ベルイマン、フランソワ・トリュフォー、ハル・アシュビー、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレン、マーティン・スコセッシ

 

 

こんな感じですね。

 

 

 自分的な映画の歴史をいうと、実は80年代まで、そんなに映画の大ファンじゃなかったんですね。日本のテレビドラマの大ファンだったんですね。狭い画面で、ストーリーを追うのが好きだったんですね。好みはコメディかロマンスか、そのときからそのテの方が好きでした(笑)。あと、社会派ね。どうも、あの頃に洋画で強かったアクションものが苦手でね。そのイメージもあって、避けてたとこがあったんですね。

 

 

 ただ、ある時期、テレビドラマが作りたくなったときがあってですね(笑)、それで大学のときに「映画見て勉強しなきゃ」と思ってガイド本買って、そこで気になったのを片っ端から見て行ったのがきっかけです。幼少時にチャップリンの映画がセットであったのでそれは好きで見てたんですけど、あと、石立鉄男とかの影響もあって、ロマンティック・コメディから好きになりましたね。ウディ・アレンとかビリー・ワイルダーとかキャプラとか。あと、「思春期の繊細な少年の自己投影」みたいのに酔いがちだったところもあり(苦笑)、トリュフォーにもものすごくハマりましたね。あと、ウディ・アレンのルーツの流れでベルイマンとかフェリーニとか。フェリーニは最初、ワケわかんなかったんですけど(笑)、「8 1/2」見て、「こういう映画の作り方ってあるんだ!」と衝撃を受けましたね。それはキューブリックもそう。・・と、こんな風に、芋づる式に見て行きましたね。邦画も、黒澤、小津、溝口と見て行きましたね。黒澤が一番で、溝口の「悲しい女性の一生」みたいなものもすごく惹かれて、小津が案外ハマんなかったかな。

 

 

 それから音楽からの影響ももちろんあります。やっぱロックが好きだったので、60s後半から70s半ばのアメリカン・ニュー・シネマは大好きだった(特にコッポラとスコセッシ)し、リアルタイムでヒップホップも大好きだったのでスパイク・リーにはリアルタイムでものすごく影響を受けました。そのタイミングで、インディっぽい感じでタランティーノも出て来てワクワクする・・みたいな感じでしたね。コーエンもそうかな。あと、ソウル・ミュージックに夢中になると同時に、ブラック・ムーヴィーに興味が出て、そこでシドニー・ポワチエ尊敬したり、「マイノリティのヒーローってことで共通するな」とウータン・クラン経由でブルース・リーが気になったりしましたね。

 

 

 ただ、90s半ばから2000s半ばまで、音楽で食べるようになってから、そっち一本で映画をあまり見なくなっていたんですが、2005年の頭にイギリスにNMEのショウケース見に行ったときに、「俺たちニュースキャスター」を見て、「今、世の中、こんなに面白い映画が存在するのか」と涙流しながら爆笑して衝撃を受けまして(笑)、あと、今回は割愛しましたけど、「ミーン・ガールズ」を見て、青春ものでもこんなに良いものがあるのかと感心して、そこから映画に戻りかけたときに、今のワイフと出会って、彼女が映画好きだったんですね。そこで、彼女から、アメリカのインディ系の映画監督をそのときにたくさん教えられましたね。彼女はウェス・アンダーソンとかリチャード・リンクレイターが好きだったんですけど、僕もそれは好きだったんですけど、僕からはアレクサンダー・ペインとかデヴィッドOラッセルが好きになりましたね。

 

 

 あとはやっぱり、ジャド・アパトウにハマって、コメディを歴史のあるものから片っ端から見て行きましたね。「サタディ・ナイト・ライヴ」に興味を持ち出したのもこの時期で。30〜40年代のロマンティック・コメディ全盛の頃まで遡って、そこでハワード・ホークスとかプレストン・スタージェスとかを発見しましたね。あと、70sのメル・ブルックスやジョン・ランディス、ハロルド・レイミス、子供のときになんとなく興味を持っていたジョン・ヒューズを真剣に見返したのもこのときでしたね。あと、ニュー・シネマの貴重なコメディ作家のハル・アシュビーも。

 

 

あと、60sのヨーロッパ映画だと、見そこねていたブリティッシュ・ニューウェイヴとか東欧ニュー・ウェイヴ、そしてジャーマン・ニューウェイヴとかも手を出して。今回、その辺りの作品、多く選びましたね。ジャーマンのファスビンダーみたいなLGBTっぽい感じはアルモドバル好きになってたこともあってハマりましたね。

 

 

 そして、この頃から、ネットで探せば映画見れるような時代になっていたので、ネットで海外のメディアが選んだオールタイム・リストを探して、片っ端から見るようになりましたね。このあたりから、アクションものへの偏見がだいぶなくなり、ビッグ・バジェットのフランチャイズものへの抵抗もなくなりましたね。スピルバーグも嫌いだったのに克服したし、とりわけデヴィッド・フィンチャーはすごく好きになったり。あとは、映画創世記の、「こんな制限された当時の技術でこのアイディアってすごいな」という作品にはすごく惹かれたにもありましたね。「テクノロジーとクリエイティヴィティ」について考え出し、昔苦手だったエフェクトに頼ってた映画とかも、むしろ興味を持って見れるようにもなったりとか・・。

 

 

 そのあとは、コツコツと、ブラジルで、毎年話題になる映画を極力見逃さずに映画館で見る努力をして・・って感じですね。

 

 

 この説明で、だいぶ、上のリストの説明ができたかと思います。自分の欲しい要素は大概入れてますね。映画の通史も勉強したので、極力網羅するよう目指しましたが、50sの歴史大作とか、60sのマカロニ・ウエスタンとか、あのあたりはまだ難しさを感じる自分がいたりしますね。

 

 

 あと、このほかにもまだ20本近く、「入れても良かったかな」という映画があったんですけど、ただ、現状のリストと入れ替えても、そんなに違和感ないような気もしてます。結局、「自分的に欲しいイメージ」というのは、そんなに変わらないのかな、とも思うので。

 

 

 これ、夏の終わりに毎年更新するってのも、ありかもね(笑)。

author:沢田太陽, category:映画, 12:32
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BBCが選ぶ「21世紀の100作の映画」に入るべきだった10作

どうも。

 

 

久々に映画のオールタイム・ベストの話をしましょう。

 

 

BBCが世界中の映画批評家を対象に、21世紀以降のベスト映画を選んでランキングにしています。その結果がこちらです。

 

 

http://amass.jp/77140/

 

 

僕は、このテのオールタイム企画はよく目を通すので、よく見かける映画が多く、意外でもなかったんですけど、ここにトップ10だけ書くことにしようかな。

 

 

1.マルホランド・ドライヴ(デヴィッド・リンチ)

2.花様年華(ウォン・カーワイ)

3.ゼア・ウイル・ビー・ブラッド(ポール・トーマス・アンダーソン)

4.千と千尋の神隠し(宮崎駿)

5.6歳のボクが、大人になるまで(リチャード・リンクレイター)

6.エターナル・サンシャイン(ミシェル・ゴンドリー)

7.ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック)

8.ヤンヤン 夏の思いで(エドワード・ヤン)

9.別離(アスガル・ファルファディ)

10,ノー・カントリー(ジョエル&イーサン・コーエン)

 

 

皮肉なことに、1位と2位以外は納得してます(笑)。う〜ん、リンチだったら、80〜90年代にもっと良い映画、たくさんあるじゃないかと思うんですよね。よりによって、最高傑作でもないこの映画が世紀の1位ってどうだと思うんですけどねえ。カーワイも、2016年現在で、もっとも新作が待たれる非英語圏の監督なのか、と言われると、そうじゃないと思うんですよね。

 

 

これ、見て思うに、2000年代の頭くらいから「現時点での今世紀ベストは?」という企画がやられ過ぎてて、初期から上位に入っていたこの2つがリストの上位に残り過ぎてたから起こっていることなんじゃないかと思うんですよね。

 

 

僕だったら1位はあっさり「ゼア・ウイル〜」ですね。ポール・トーマス・アンダーソンは、現在の若い映画人のあこがれというか、ものすごいカリスマになってますからね。彼の最高傑作のこれが1位になるべきだったと思います。宮崎もほぼ最高傑作だし、アニメであれに並ぶの、ピクサー黄金期の傑作くらいだから良いかなと。5位、6位も手法的にすごく対照的な21世紀作という意味で重要かな。7位はあまりにも謎多きシュール大作で伝説化してるし、8位は、本当は僕なら韓国系の作品の方がバランス取れてる気がしたんですけど、でもヤンも早折で伝説化したからありかな。9位もシリアスものではこれが1番良いですね。イラン系も勢いあるし。コーエンは1作は欲しいのでトップ10は妥当でしょうね。

 

 

これ、「良い映画を見たい!」って人にはすごくいいリストで、見る価値のあるものになってるんですけど、同時に「抜け」もかなり多いリストですね。

 

 

なにせ

 

 

コメディがほとんどないじゃないか!

 

 

21世紀って、インディのコメディがすごく評価されていた時代なのに、それが少ししか反映されてないのは、すごく残念ですね。あと、あれだけ「フランチャイズもの」が流行ったご時世なのに、そういうのをはなからバカにしすぎ。それから、時代を代表した役者の顔が見えないのも嫌ですね。だいたい、「マルホランド・ドライヴ」でナオミ・ワッツの相手役やった女優さんの名前、一体何人の人が覚えてるっていうんでしょうね。

 

 

以下に、僕が、「この10本は100位に入るべきだったんじゃないかな」というものをあげておきますね。

 

 

 

世界にひとつのプレイブック(デヴィッドOラッセル)

 

まず、この「世界にひとつのプレイブック」ですね。これ、ロマンティック・コメディという、映画草創期からあるジャンルを、映画文化誕生から100年たった今に先に進めている重要作だと僕は思ってるんですけどねえ。しかもデヴィッドOラッセルは、21世紀で3作がオスカーの監督賞にノミネートされてる重要感とだし、タランティーノも「今、もっとも重要な監督のひとり」と認めている人でしょ。彼の作品が入らないのって、おかしいですよ。加えて、ジェニファー・ローレンスは21世紀を代表する、実際に2年連続で最高額の稼ぎの女優でこの作品でオスカーも取ったこれも時代的に重要な女優ですよ。こtれがダメで、20世紀前半から半ばのハワード・ホークスやビリー・ワイルダーが良い、というのなら、僕には基準がわかりませんね。

 

 

サイドウェイズ(アレクサンダー・ペイン)

 

あと、アレクサンダー・ペインが漏れたのも解せないですね。今、アメリカのインディで流行りの「ドラメディ」に先鞭をつけたの、間違いなくこの人なのに。これとか「アバウト・シュミット」「ファミリー・トゥリー」「ネブラスカ」。誰もトホホなペーソスを織り交ぜた、微笑ましい、脱力感あるんだけど、でも、見終わってなんか生きててためになるようなメッセージ持った、優れた短編小説みたいな文学性もあってね。やっぱ、これが「ミリオンダラー・ベイビー」に勝ってオスカー取っておくんでしたね。そうすれば、もう少し、一般認知があがってたんだと思います。

 

 

 

DRIVE(ニコラス・ウィンディング・レフン)

 

これも欲しかったんだよなあ〜。これも感覚的にかなり新しいミステリー、サスペンス、アクションものですよね。これだけ静かに抑制効かせたこのテの作品ってなかなかないですからね。今回の投票、マイケル・ファスベンダーはやたら入ってるんですけど、ライアン・ゴスリングがほとんど入ってないのも解せないですね。あの、醒めた目線の中に潜む熱さみたいなものを演じられる、希有な役者なんですけどね。彼はこれから名作増えると思います。

 

 

ブライズメイズ(ポール・フェイグ)

 

21世紀は「ポリティカリー・コレクト」がうんぬん言われる時代ですけど、だったら、この傑作女性コメディは絶対入ってしかるべきです。これじゃなかったら「ミーン・ガールズ」ですね。コメディ映画って、長いこと男性優位な世界だったところなのに、ほぼ女性だけで、ここまで大胆な笑いを取りに来た映画、ないですからね、実際。しかもちゃんとプロット的に人間ドラマとしても良く出来てるし。あと、ここを拠点に、SNLのエース・コメディエンヌだったクリステン・ウィグと、巨漢ながら今やハリウッド屈指の高額女優になって、女優の基準を変えたメリッサ・マッカーシーが台頭した意味でも重要です。あと、21世紀のコメディ・キング、ジャド・アパトウがプロデュースで仕掛けているのもミソです。

 

 

灼熱の魂(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)

 

フランス系カナダ人のドゥニ・ヴィルヌーヴも今の世界が注目すべき監督ですね。ミステリー、サスペンスものの監督で、今、ここまで独自のスタイルがあって、斬新な展開の中に社会的な問題の重さを込めれる監督、ほかに知らないですね。しかも、このあとのハリウッド進出後の「プリゾナーズ」にせよ「ボーダーライン」にせよ、いずれも、土のにおいのする感覚が一貫してるのも良いです。彼はもっと大きくなるはずだし、今のうちに代表作を入れておいた方が良いと思いますね。

 

 

ロード・オブ・ザ・リング(ピーター・ジャクソン)

 

いくら映画批評家たちがブロックバスター作を嫌うと言っても、これははずしちゃダメでしょ。スピルバーグでいうところの「インディ・ジョーンズ」をはずすのと変わらない暴挙だし、これとハリー・ポッターが果たした「ファンタジーと連作の2000年代の映画界」のポジティヴな側面を表現した立派な映画だと思うんですよね。立派な文学作品の上に成立し、美術だってすぐれている。「パンズ・ラビリンス」が上位に入っているのにこれはダメっておかしいですよね。

 

 

ディパーテッド(マーティン・スコセッシ)

 

「20世紀の映画の巨匠」で、21世紀も衰えずにすごい人を1人上げろといわれたら、僕は迷わずスコセッシを選びます。彼の作品は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」も入っていて、あれも素晴らしい映画でしたけど、オスカーを受賞したこれも文句なしにすばらしい映画ですよ。これまでのスコセッシといえば「ニューヨークでデニーロ」というのが定番でしたけど、「レオでボストン」という、脱ニューヨークで新たなレギュラー・リーディング・アクターで創作の高みに達したのは評価すべきだし、映画そのものとしても、最後まで息の抜けないサスペンスであり、レオ、マット・デイモン、マーク・ウォールバーグ、ヴェラ・ファーミガの演技のぶつかりあいも熱い。実際問題、あるサイトが「21世紀のオスカー作品賞の中でベストなものを選べ」という投票をアメリカのある映画サイトがやったとき、1位になったの、これでしたからね。信じない人はもう一回見て欲しいです。

 

 

ゼロ・グラヴィティ(アルフォンソ・キュアロン)

 

メキシコが誇る「スリー・アミーゴス」も、21世紀の映画を語る際に不可欠です。ギレルモ・デル・トロ、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、そしてアルフォンソ・キュアロンですが、キュアロンの場合、「天国の口、終りの楽園」や「トゥモロー・ワールド」が入っているのに、オスカーで7部門で勝利したこの映画が入ってないのって絶対おかしいでしょう。これ、あまりにリアリティのある、21世紀以降を見据えた素晴らしいディズアスター映画ですよ。宇宙映画がファンタジーにならず、もはや現実の人災になりうる作品であることを、たった2人の役者だけで表現した見事な映画だったと今も思います。なんか、世界各国の映画評論家の無意味な「反体制としてのアンチ・オスカー」な姿勢がチョイスに見れるんですけど、無駄な抵抗はやめてほしいですね。

 

 

 

バードマン(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ)

 

今回、イニャリトゥが一作もないんですよね?なんで??彼も21世紀を代表する重要な監督ですけどね。彼の場合、丹念なドラマツルギーと、キュアロンとシェアしている、現在最高の撮影監督、エマニュエル・ルベスキのカメラワークの2つは特筆すべきところですね。そして、これは、「ミッドライフ・クライシス」を描いた映画として、大ヒットしたテレビ・シリーズの「ブレイキング・バッド」や「ソプラノス」同様に21世紀らしい優れ方をしているし、21世紀のハリウッドの内幕ものとしての完成度も高いです。ルベスキのカメラしか良くなかった「レヴェナント」はともかく、この映画でのオスカーの作品賞と監督賞は評価すべきだと思いますけどね。

 

 

 

author:沢田太陽, category:映画, 19:11
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2016年にビッグになりそうなアダム・ドライヴァー
どうも。


今年はどんなときでも可能な限り、何らかのネタを届けたいと思っています。今日も何にしようか、いくつか候補があった中で迷ったんですけど、このネタで行きましょう。かなり旬だとも思うんで。


今年、2016年で僕が気になる人と言えば




このアダム・ドライヴァーですね。もう、人気、かなり上がって来てると思います。なんてったって





現在世界中で大ヒットの「スター・ウォーズ フォースの覚醒」で、美しき敵役、カイロ・レンを演じて話題になってるとこですからね。




彼のことは年末にも話してますけど、もとはHBOのドラマ「Girls」で話題になった人です。まだ、このドラマは続いていて、2月には第5シーズンがはじまるんですけど、これにも彼は出ることがきまっています。


ただ、それ以上に彼が今年、さらに話題になる要素があるんですよね。たとえば




同じく2月に行なわれるベルリン国際映画祭で、彼の出演作である「Midnight Special」という作品が金熊賞を争う作品としてエントリーされているんですよね。この映画は、ここ最近、「テイク・シェルター」「MUD」と行った話題作で注目を集めているインディペンデントの期待の若手監督、ジェフ・ニコルズの新作なんですね。彼はここで、ジョエル・エドガートン、キルステン・ダンスト、そしてマイケル・シャノンなどとともに出演を果たしています。ニコルズの作品は僕は前からかなり好きなんですけど、このキャストがかなりソソります。


そして、これだけじゃありません。





おそらく今年の後半だと思うんですけど、マーティン・スコセッシの最新作で、日本の小説家、遠藤周作の小説「沈黙」の映画化版に、アダムは戦国時代の日本にわたる宣教師の役を、アンドリュー・ガーフィールドとのW主演で演じます。ただでさえ、スター・ウォーズで注目されているのに、そこでスコセッシに日本が舞台ですからね。これは盛り上がらない方がおかしいでしょう。


さらにダメ押しは、翌17年の5月に「スター・ウォーズ」のエピソード8がはじまりますからね。


このまま行くと、かなり重要な存在になると思われますね。



 
author:沢田太陽, category:映画, 12:26
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