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オスカー2019 ベスト&ワースト・ドレッサー

どうも。

オスカー、終わりましたけど、まだ余韻引きずってますね。総括っぽいことの前に、今年もやります。当ブログ恒例のベスト&ワースト・ドレッサー。

まずはいろいろ見ていきましょう。最初は、「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディとメアリーこと、主演男優賞獲得のラミ・マレクと、本当にカノジョになってしまったルーシー・ボイントン。ルーシーって僕、「シング・ストリート」の時からお気に入りでしてね。なんか「ロック好きのハートをくすぐる女の子」のポジションに図らずもなってしまった感じがね。ちょっと応援しようと思ってます。

この夜の主役の一人のガガさん。「Shallow」のパフォーマンスは、彼女のこれまでのテレビ・パフォーマンスの中でもベストだったんじゃないか、と思えるくらい最高のものでした。ああいうことできるから、本当に憎めないんです。この人。この日はファッションはシックに決めてました。

「ブラック・クランズマン」のヒロインのローラ・ハリエル。「スパイダーマン ホームカミング」にでてた子です。これはなかなか可愛らしい。名前忘れたんですけど、ディズニーのキャラクターにこういう人、いましたよね。それを思い出しました。彼女は「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークに、目と唇がソックリなんですよね。これ、欧米圏では結構ネタになってて、「黒人と白人の腹違いの姉妹」説が上がってました。

そして、僕の中でこのレッドカーペットで株急上昇なのがエルシー・フィッシャー。何、この、15歳でこのカッコいい着こなしは!彼女が主演した「Eighth Grader」という、非常に評判の良かったティーン・ムーヴィー、俄然見たくなりました。これは相当、有望ですよ。

では、ベスト・ドレッサーいきましょう。3位から。

ベスト3位はシャリーズ・セロン

シャリーズは、僕のこの企画、かなり上位常連です。今回も、この全身を包むガウン、生地と淡いブルーの上品さがまずすごく気に入ったんですが

後ろみると、この大胆な背中空き。これが決め手でしたね。

では、2位に行きましょう。

ベスト2位はレジーナ・キング。

見事、助演女優賞を獲得した、黒人の役者界隈ではベテランの名手のサポート・アクトレスですけど、この着こなしがカッコよかった!この、ホワイトの鮮やかな色合いに、余計なマイナス・ポイントがない形といいね。パッと目をひくし、文句なかったです。

ただ、まあ、1位は今回、これ、歴史的なもの出ちゃいました。これです!

ベスト1位はビリー・ポーター!!

彼は、ミュージカル系のゲイの役者さんなんですが、これはもう、男性だとか、女性だとかの次元を超えた、アートの域に入ったドレスですね。

これ、「ジェンダーを超える」というアイディアだけじゃなくて、完成度そのものもすごく気高く気品にあふれている感じがいいんですよね。この黒のベルベットの使い方とか、タキシード部分の白の優雅さとかね。

で、誰がこれを作ったのかというと

このクリスチャン・シリアーノですよ。彼、デザイナーのリアリティ・ショー「プロジェクト・ランウェイ」の一番出世ですね。第4シーズンでしたね。この時見てましたけど、彼、中世、近世の貴族っぽい服作らせたら、その当時から天才的にうまかったんですけど、その才能がここに生かされたようです。これでまた、名が売れましたね。

では、ワーストに入る前に、もうすこし

「クレイジー・リッチ・エイジアンズ」のアークワフィーナは大きめのスーツで登場。今回、この映画があったことで、中国系の役者たちが大挙オスカーに集まったんですけど、その中でも一番目立ってたの、アークワフィーナでしたね。彼女、話術がすごく立つし、キャラクターも抜群に明るいから、近いうちにオスカーの司会、いけると思うんですけどね。

それから、エマ・ストーン。なんか今回、ベルギー・ワッフルみたいになっちゃってますね(笑)。今回、助演女優にノミネートはされましたけど、本命じゃなかったことで、ドレス、遊んだかな。いつも勝負ドレスでも疲れるので、こういうのもたまにはいいと思います。

では、ワーストに行きましょう。3位から。

ワースト3位はサラ・ポールソン

今、サポーティング・アクトレスとしては筆頭格にうまい彼女ですけど、今回のドレスはそれでもいただけません。なんか、上からピンクのもの、かぶっちゃったみたいというか、全体の膨れ方が「どうしたの?」って感じで。あまりドレスのこと、考えてこなかったかな、という感じですね。

では、2位に行きましょう。これです!

ワースト2位はレイチェル・ワイス

これはなあ。どうしたんでしょうね。今回、助演女優でノミネートもあって、受賞もあり得る位置だったのに、これは・・。このトップの長靴みたいなゴムは一体どうしたんでしょうね。あと、ペッターンとしたヘアのイメージも・・。

僕。彼女って、すごい「美人の代名詞」的な印象があって、年齢も同じなことからすごく親近感あるんですよね。それだけにこれは肩透かしでした。

でも、今回のワースト1位は、もうダントツでコレでした!

ワースト1位はリンダ・カルデリーニ!!

彼女は、その昔、かの名作青春コメディでジェイムス・フランコとセス・ローゲンを輩出した「Freaks And Geeks」のヒロインで、その後、「聞かないなあ」と思っていたら、最近よく見るようになって、今回、「グリーン・ブック」でヴィゴ・モーテンセンの奥さん役で「おお、出世したじゃないか!」と思ってたら、こんなことに・・。

なんか、この「お祭り?」なしまりのない感じもそうだし、ピンクのファーも意味不明だし、後、真ん中のリボンの紐もそうだし。その昔、ビヨークが、白鳥の首のついたスワン・ドレスをオスカーのレッド・カーペットで着て伝説になったことがあったんですが、ヴァイヴとしては、これ、ちょっと近いです(笑)。

 

author:沢田太陽, category:オスカー, 23:39
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第91回アカデミー賞 速報生ブログ

 

こちらのアドレスnote.mu/themainstreamで展開します。こっちにも随時貼っていきますが、できればnoteの方でご覧ください。

 

油断してたら、始まってしまった!

 

いきなりアダム・ランバート&クイーンの「We Will Roc You」と「We Are The Champions」。

 

ティナ・フェイとエイミー・ポーラー、マヤ・ルドルフの名トリオ登場。ホストにしてりゃいいじゃん。うまいんだから!マヤのガガの真似とか、おかしいね(笑)。

 

助演女優賞のノミネートでポーラー、「女性達はサポートしあう存在なんだから」で拍手喝采。

 

 

助演女優賞
レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)

 

 

下馬評通り。客席にいたお母さんへの感謝を示した心温まるスピーチです。

 

 

「アクアマン」、ジェイソン・モモアとヘレン・ミレン。すごい組み合わせのプレゼンター!

 

 

長編ドキュメンタリー
Free Soto

ロック・クライマーを描いたドキュメンタリー。監督の中国系の女性が美人です。

 

 

トム・モレロがプレゼンター!「バイス」紹介してますけど、なんかゴールデン・グローブみたいだな。

エルシー・フィッシャーとステファン・ジェイムスがプレゼンター。

 

メイク
VICE

クリスチャン・ベールのためですね。

 

メッリサ・マッカーシーがエリザベス女王初代の格好でプレゼンター。

衣装
ブラック・パンサー

 

これは嬉しかろうですね。あの映画でも力入っていたところですからね。受賞のルースEカーターは「マルコムX」の時の衣装担当だったんですね。

 

ジェニファー・ロペスとクリス・エヴァンスがプレゼンター。

 

 

美術
ブラック・パンサー

 

 

テクニカル系は結構取りそうだね。予想された通りではあるけれど。受賞のハナ・ビーチラーはライアン・クーグラーのレギュラーなんですね。

 

 

タイラー・ペリーがプレゼンター。これ、「コマーシャル・ブレイクにしないでありがとうね」って皮肉も(笑)。

 

 

撮影
アルフォンソ・キュアロン(Roma)

妥当。ってか、彼、撮影もできるって、すごい。

 

 

エミリア・クラークがプレゼンター。髪型がドゥア・リパみたいなペッタリしたショート・ボブになってますね。ジェニファー・ハドソンの歌の紹介。

セレーナ・ウィリアムスがプレゼンター!「スタ誕」の紹介。

 

 

ジェイムス・マカヴォイがプレゼンター。

 

 

音響編集
ボヘミアン・ラプソディ

確かに音の持つマジックは大きかったからねえ。

 

 

録音
ボヘミアン・ラプソディ

音楽映画対決で「スタ誕」に勝っちゃったかな、これは。

 

 

クイーン・ラティーファがプレゼンター。「女王陛下のお気に入り」の紹介。

 

アンジェラ・バセットとハビエル・バルデムがプレゼンター。

 

外国語映画
Roma

 

 

まあ、これになっちゃうよね。対抗馬はノミネート年がツイてなかったね。

「Mary Poppins Returns」のテーマ曲、「The Place Where Lost Things Go 」のパフォーマンス。歌うはベット・ミドラーです。

 

トレヴァー・ノアが「ブラック・パンサー」紹介。「ワカンダ・フォーエヴァー」を面白おかしく語っています。

マイケル・キートンがプレゼンター。

 

 

編集
ボヘミアン・ラプソディ

なんと、今日3冠!「フレディがみんなを一つにした」と、編集のジョン・オットマンは語っています。

 

 

ダニエル・クレイグとシャリーズ・セロンがプレゼンター。

 

 

助演男優賞
マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)

一昨年の「ムーンライト」に続く2度目の受賞。ヴィゴにも感謝してます。プロデューサー役のオクテイヴィア・スペンサーにもですね。なぜ黒のニットキャップを?

 

ローラ・ダーンがプレゼンター。アカデミー・ミュージアムができるよ、という宣伝でした。

 

 

ミシェル・ヨーとファレル・ウイリアムスがプレゼンター。

 

 

長編アニメ
スパイダーマン スパイダーバース

 

 

これも前哨戦からずっと勝ってましたからね。フィル・ロードとクリストファー・ミラ〜って天才的ですね。

 

 

ケイシー・マスグレイヴスがプレゼンター。コーエン兄弟の「バラッド・オブ・バスター・スクラグス」のテーマ曲「Where A Cowboy Trades His Spurs For Wings」。歌うはデヴィッド・ローリングスとジリアン・ウェルチ。

 

 

「ウェインズ・ワールド」から、マイク・マイヤーズとデイナ・カーヴィー。もちろん「ボヘミアン・ラプソディ」の紹介。

 

 

アークワフィーナとジョン・ムレイニーがプレゼンター。

 

 

短編アニメ
Bao

「インクレディブル・ファミリー」の頭にあったヤツですね。中国系の話の。ぶっちゃけ、こっちの方がよかったんだよね。

 

 

短編ドキュメンタリー
Period End Of Sentence

インドの性教育のドキュメンタリー。女性監督が「月経の映画が受賞するなんて素晴らしい!」と叫んで大喝采です。

 

 

ディエゴ・ルナがスペイン語なまりの英語で「Roma」紹介。もう一人の人の方が、「移民にヒューマニティを!」と叫んで大喝采。

 

ポール・ラッドとサラ・ポールセンがプレゼンター。

 

 

視覚効果
ファースト・マン

今日、初のサプライズ。ブラック・パンサーかと思った。

 

 

「Shallow」 のイントロに乗ってブラッドリー・クーパとレディ・ガガがステージ登場し、そのままデュエット。ブラッドリー、ちょっとうわづってるけど、さすがに緊張したかな。ガガはグラミーの時より今日の方が断然いい!いい意味で力が抜けてる。ピアノの横にブラッドリーが回りこむのもいい演出。すごくよかった!

 

 

短編
SKIN

 

 

サミュエルLジャクソンとブリー・ラーソンがプレゼンター。「キャプテン・マーヴェル」のコンビです。

 

 

脚本賞
グリーン・ブック

これはとって欲しかったので嬉しかったかな。「いい話」の映画なんでね。

 

 

脚色賞
ブラック・クランズマン

 

 

サミュエルLジャクソン大喜び!これはスタンディング・オヴェーション!当然でしょう。

 

 

紫のコスチュームに身を包んだスパイク・リーが、奴隷時代の話から始めて、今の「時代の曲がり角だ」と言った後、「Do The Right Thing!」と自身の代表作にかけて叫んで大喝采。レジェンド初受賞だもんね。

 

 

スコア
ルートビッヒ・ゴランソン(ブラック・パンサー)

ドナルド・グローバーの相方、とっちゃったよ!

 

 

チャドウィック・ボーズマンとコンスタンス・ウーがプレゼンター。

 

 

主題歌
Sahllow/レディ・ガガ&ブラッドリー・クーパー

せめてこれは受賞じゃないとね。

 

 

「勝つことじゃなく、諦めずにトライすることを歌った曲なの」とガガが泣きじゃくりながら熱弁しました。

 

 

物故者追悼のコーナー。ペニー・マーシャル、バート・レイノルズ、ミロシュ・フォアマンに混じって橋本忍や高畑勲も。直前に亡くなったアルバート・フィニーも。

 

 

バーブラ・ストライザントが出てきて「ブラック・クランズマン」の紹介。黒人じゃなく、ユダヤ人(映画内でタッグ組むのがユダヤ人だしね)の彼女が紹介するのがいいね。「70年代だけじゃなく、今でも通じる話」というのもいい。

 

 

ゲイリー・オールドマンとアリソン・ジャニーがプレゼンター。

 

 

主演男優賞
ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)

 

 

取るとは思ったけど、名前聞くまでは安心してなかったからよかった!

 

 

「アメリカの移民第一世代として」というところで大喝采。彼が生まれる直前にエジプトから移ってきたんですよね。そして最後はスクリーン・カップルになったルーシー・ボイントンに感謝を捧げる泣けるスピーチ。

 

 

アマンドラ・スタンバーグと公民権運動かのジョン・ルイスがプレゼンター。「グリーン・ブック」の紹介。

 

 

主演女優賞
オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)

 

 

映画はすごく好きだけど、これはなあ・・。スピーチ用意してない感じですね。言葉になってないので。これはグレンでしょう。彼女には悪いけど。

 

ギリェルメ・デルトロがプレゼンター。監督賞ですね。

 

 

監督賞
アルフォンソ・キュアロン(Roma)

まあ、揺るがないでしょうね、これは。5年ぶり2度目。

 

 

ジュリア・ロバーツがプレゼンター。彼女でシメるアワードって結構多い気が。

 

 

作品賞
グリーン・ブック

 

 

えっ!!!!!!!!

 

 

うわあ、ビックリだね。ノミネートで監督漏れた時点でダメだと思ったんだけどな。PGAは取ってたから、「作品賞受賞資格」からは漏れていなかったとはいえ。

 

 

僕が以前から言ってた「反ネトフリ票」はこれまで問題ないように見えてたけど、ここで効くとはなあ。でも、個人的には「グリーン・ブック」がアリなら「ブラック・クランズマン」だったんだけどなあ。

author:沢田太陽, category:オスカー, 10:06
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最新全米映画興行成績とオスカーのレッドカーペットの写真一部

どうも。

これからオスカーですが、オスカーの前日にゴールデン・ラズベリー・アワーズが発表されまして、「Holmes&Watson」が6部門を独占してしまいました。う〜ん、結構ラジーに輝いてしまうとですね、ちょっとキャリアに響くんですよねえ。ウィル・フェレル、大丈夫か、ちょっと心配です。

では、駆け足で、全米映画興行成績、行きましょう。

1(-)How To Train Your Dragon The Hidden World

2(1)Alita Battle Angel
3(2)The LEGO Movie 2 The Second Part
4(40)Fighting With My Family

5(3)Isn't It Romantic
6(4)What Men Want
7(5)Happy Death Day 2U
8(6)Cold Pursuit
9(7)The Upside
10(-)Run The Race

1位は「ヒックとドラゴン」の第3弾ですね。人気シリーズということもあって、5500万ドルと高い数字でのデビューです。

これ、ブラジル、1ヶ月くらい公開早かったんですよ。あれはなんでだったんだろう。オスカーで忙しくて、それどころではなかったんですが。

あと、評判がいつものに比べて微妙に低かったんですよね。Rottentomatoesでは92点だったんですが、Metacriticで71点。うちの子らにもこのシリーズ、いまひとつ食いつきがないのでスルーしてますが、今後どうしようかな。

4位に拡大公開で上昇の「Fighting With My Family」はこういう映画です。

これは、WWEの女性レスラ0になったペイジというレスラーの伝記で、これの元になったドキュメンタリーの映画化です。これにあの”ザ・ロック”ことデュエイン・ジョンソンが本人役で出演します。彼もWWEの大スターでしたからね。

これも評判いいんですよ。Metacriticで70点、Rottentomatoesで91点。「ヒックとドラゴン3」と同等評価ですが、新鮮さもあるので、チケット代渡されたら僕はこっちを取りますね。僕のとこでは4月公開です。

10位の「Run The Race」はクリスチャン映画。有名な人は誰も出ていません。評判もRottentomatoesで40点。Metacriticは表示なしです。

では、オスカーのレッドカーペットの写真が一部入ってきてますので、できる限り。

まずは、呼ばれてたんですね。コンマリさん。片付けに来たのでしょうか(笑)。

「クレイジー・リッチ・アジアンズ」のコンスタンス・ウー。

「Roma」でノミネートされたヤーリッツア・アパラシオとマリア・デ・タビラ。

「ゲーム・オブ・スローンズ」のディナーリスことエミリア・クラーク。

「The Hate U Give」のヒロインだったアマンドラ・スタンバーグ。

インディでものすごく評判の良かった「Eighth Grader」というティーン・ムーヴィーで注目されたエルシー・フィッシャー。15歳なのに、この着こなしはすごくカッコいい!

そして、これ!ゲイのシンガーのビリー・ポーターだけど、ジェンダーレス・タキシード・ドレス。これ、すごい!!

author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 00:19
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オスカー2019直前! 今年の「勝つべき・勝つだろう」

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どうも。

もう一晩寝ると、明くる日は

オスカーのタイミングがやってきました。ここで、毎年チョック前にやってる、オスカーの「勝つべき・勝つだろう」、今年もやってみようと思います。

この予想の仕方は、欧米圏ではオスカーにはお馴染みのものです。というのは、オスカーの場合、「これまでの長きにわたる前哨映画祭の総決算」、という意味合いもあるので、予想自体は非常にしやすいんですね。だから、それでの予想を「will win(勝つだろう)」と称し、「でも自分が勝ってほしい映画はそれじゃないんだよ」という場合に「should win」というもの、これを二つ付けて予想します。なので、今年もそれに沿って予想してみたいと思います。

予想するのは例年と同じ、「BIG 6」の部門です。今年は非常に嬉しいことに、この6つの部門のノミネートの映画、全部見れました!授賞式前にこれらが全部というのは、僕の人生でも初めてのことです。なので、僕なりの順位も付けて今回は紹介しましょう。

作品賞
will win  Roma
should win 女王陛下のお気に入りor ブラック・クランズマン

まあ、現状では「Roma」の優位は動かないでしょうね。映画としての風格と、ネットフリックスの特大プロモーションとで。動かない気がします。

でも、僕の趣味なら

これか

これなんだけどなあ〜。

1.女王陛下のお気に入り
2.ブラック・クランズマン
3.アリー スター誕生
4.Roma
5.グリーン・ブック
6.ボヘミアン・ラプソディ
7.ブラック・パンサー
8,バイス

僕だと、この順番ですねえ。やっぱ、単純に刺激がある映画の方が好きなんでね。1と2だと、まだ刺激強すぎるのかなあ。

監督賞
will win アルフォンソ・キュアロン(Roma)
should win ヨルゴス・ランティモス(女王陛下のお気に入り)orスパイク・リー(ブラック・クランズマン)

これも作品賞と言いたいことは同じです。キュアロン、これに限らず好きな映画は多いし、受賞する価値はあると思うんですけど

1.ヨルゴス・ランティモス(女王陛下のお気に入り)
2.スパイク・リー(ブラック・クランズマン)
3.パヴェウ・パウリコフスキー(Cold War)
4.アルフォンソ・キュアロン(Roma)
5.アダム・マッケイ(バイス)

順位付けたら、こうなんだよなあ。5人とも好きな監督ですけどね。

主演男優賞
will win ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)
should win ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)
 

映画に関していろいろ言ってる人、いますけど、演技一つだけあれだけ世界的な社会現象を招いた時点でラミの勝ちでいいと僕は思いますよ。

1.ラミ・マレク(ボヘミアン・ラプソディ)
2.ブラッドリー・クーパー(スター誕生)
3.ヴィゴ・モーテンセン(グリーン・ブック)
4.クリスチャン・ベール(バイス)
5.ウィレム・デフォー(At Eternity's Gate)

この順ですね。ブラッドリー、4度目のノミネートでこれ、すごくいいんですけど、持ち越しですね。ヴィゴも3度目か4度目のはずです。よかったんですけどね、これも。

クリスチャン・ベールはねえ、いいんですけど、なんかオスカーの特徴として「特殊メイク」とか「体重の増減」とか、好きすぎるんですよね。でも、そういうことすりゃ、誰でもオスカー取れる、みたいな印象になるのも僕は抵抗あるんですよね。なので、彼は低めにしました。

ウィレム・デフォー。いうまでもなく演技は最高なんですが、対象さくの映画がすごくつまんなかったので。
 

主演女優賞
will win グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)
should win  グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)

これもグレンで文句なしですけどね。レビューでも書いたように、彼女の7回目のノミネートで総決算とも言える演技をして、「報われなかった女性たち」の価値観を象徴したような演技だったわけですから。

1.グレン・クロース(天才作家の妻 40年目の真実)
2.レディ・ガガ(スター誕生)
3.メリッサ・マッカーシー(Can You Ever Forgive Me)
4.オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)
5.ヤーリッツァ・アパリシオ(Roma)

こんな感じですね。ガガも、圧倒的な歌と、想像以上に演技面もうまかったのは素晴らしかったですね。メリッサはこれまでのコメディのイメージを覆す悲しい中年女の悲哀をうまく演じていました。

オリヴィアは、これもオスカーの特徴なんだけど、「狂人」演じたらオスカー取りやすいとか、そういうのがイヤなので、5位のヤーリッツァは「Roma」では立派だったものの、役者としては素人ですからね。本国メキシコでは、それで問題を呼んでいるようですよ。

助演男優賞
will win マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)
should win マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)

僕はこれは文句なしですね。マハーシャラ、これ、一昨年の「ムーンライト」で受賞したときよりはるかに好きです。こっちの、「偏屈な天才。でも実はいいヤツ」みたいなものの方が、彼本来の演技スタイルにもあっていると思うし。

1.マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)
2.リチャードEグラント(Can You Ever Forgive Me)
3.サム・ロックウェル(バイス)
4.アダム・ドライヴァー(ブラック・クランズマン)
5.サム・エリオット(スター誕生)

前哨戦ではリチャードEグラントが強かったんですけどね。僕も、彼のメリッサ・マッカーシーを困らせるダメ野郎な演技は好きなんですけど、映画そのものの内容がマニアックすぎたか。サム・ロックウェルは「バイス」の中では一番好き。やっぱ、演技上手いです、彼。アダム・ドライヴァーは、カイロ・レン以外で注目が集まるのは嬉しいですね。サム・エリオットは大ベテランの貫禄でした。

助演女優賞
will win レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
should win レイチェル・ワイス(女王陛下のお気に入り)

 

「ビール・ストリート」でヒロインのお母さんを演じて「母は強し」の貫禄の演技を見せたレジーナ・キングが強いと思います。彼女を最初に見たのは「エージェント」でトム・クルースを困らすアメフト・プレイヤーの奥さんの役でしたけどね。

彼女、好きなんですけど、僕は

「女王陛下」でのレイチェル・ワイスの方が好きだなあ。この、支配者の女としての憎たらしさと、追い落とされてからの悲哀のコントラストが絶妙だったかと。

1.レイチェル・ワイス(女王陛下のお気に入り)
2.レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
3.エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)
4.マリーナ・デ・タビラ(Roma)
5.エイミー・アダムス(バイス)

この順なんですよねえ。エマは初の悪役でしたが、うまく演じていたと思います。Romaのマリーナはサプライズ・ノミネートでしたが、エイミー・アダムスのよりは好きです。エイミーは普段は大好きなんですが、これは過去6回のノミネートの中ではインパクト弱いですね、僕には。これだったら、「ファースト・マン」のクレア・フォイの方がよかったかなと。

・・という感じですね。

オスカーの授賞式はグラミー同様、jugemのサイトで書きますね。

author:沢田太陽, category:オスカー, 14:45
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最新全英チャート

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どうも。

エルトン・ジョンの伝記映画「ロケットマン」のトレイラー第2弾が出ましたね。これは果たしてクイーンに続くことができるかな。

では、全英チャート、行きましょう。

SINGLES
1(2)7 Rings/Ariana Grande
2(1)Break Up With Your Girlfriend I'm Bored/Ariana Grande
3(3)Someone You Loved/Lewis Capaldi

4(6)Giant/Calvin Harris feat Rags N Bone Man
5(5)Dont Call Me Up/Mabel
6(4)Dancing With A Stranger/Sam Smith feat Normani
7(7)Wow/Post Malone

8(10)Bury A friend/Billie Eilish
9(12)Options/NSG feat Tion Wayne
10(11)Sweet And Psycho/Ava Max

先週のアリアナ旋風が少し落ち着いたかな。

9位にはNSGというヒップホップ・グループが入ってきました。いい曲だと思ったんですが、ウィキペディアもまだできていない感じで、どういう人たちなのかわかってないです。

では圏外に行きましょう。65位初登場のこの曲で。

ヤングブラッドという、カテゴライズ上、一応”ロック”ということになっている男性アーティストがホールジーをフィーチャーした曲です。このタングブラッド、一部で去年から注目されてて、僕もどんなものかと思って見ています。なんかキャラの雰囲気がタカノリ・メイクス・レヴォルーションな感じがしてですね(笑)。

ホールジーのフィーチャリングという豪華なことした割に順位は高くないですが、なんかこれ、気になります。

この2人、仲良しなみたいで、最近オーストラリアのトリプルJという、あの国で一番影響力のあるラジオに出て、このようにデス・キャブ・フォー・キューティのカバーなどを披露していたりもします。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUMS

1(1)thank u next/Ariana Grande
2(2)The Greatest Showman/Soundtrack

3(6)A Star Is Born/Soundtrack
4(11)Bohemian Rhapsody/Queen
5(7)Staying At Tamara's/George Ezra
6(-)Home Alone/D Block Europe

7(5)Encore/The Specials
8(9)The Platinum Collection /Queen
9(3)AJ Tracey/AJ Tracey
10(-)Head Above Water/Avril Lavigne

こっちも動きないですね。

6位に初登場はサウス・ロンドンのヒップホップ・グループ、D Block Europe。ちょっと聞いてみましょう。

耳の早いキッズが騒いでいるものだとは思うんですけど、なんか、う〜ん、個性ないんだよなあ。なんか「おお、俺たちの国にもアメリカのラッパーみたいなのが」と、子供が騒いでる感じがするんですよね。その辺りに気骨のなさを感じて面白くないんですよね。アメリカのヒップホップでも、あまりにありふれた部類のものだし。

この曲は今週のシングル・チャートで16位。これを筆頭に3曲入ってました。

10位にはアヴリル・ラヴィーンが初登場。これに関しては

author:沢田太陽, category:全英チャート, 06:46
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ビートルズの1964年のチャート独占の記録に実質的に並ぶのは想像以上に困難であることが判明した件について

どうも。

モンキーズのピーター・トークが亡くなってしまいました。残念です。モンキーズの物故者は彼で2人目。彼はベース担当で、モンキーズの劇中ではビートルズで言うところのリンゴ、つまりちょっとトボケたキャラクタ)ーを演じていました。でも、そういうキャラの人はそれ故に結構愛されるんですよね。ご冥福をお祈りします。

僕はモンキーズって、ガレージ・サイケの観点からすっごく好きで、今日もこの追悼ニュースを聞いた後に曲数の多めのベスト盤をダウンロードして電車の中で聞きましたけど、そうしているうちに

本家ビートルズのことを思い出していました。やっぱ、モンキーズが彼らを意識して作られたバンドだから、どうしても聞いてて思い出すんですよね。

そこで、いろんなことを考えていて「あっ!」と思ったんですよね。

こないだの全米チャートで、大事なこと思い出すの忘れてた!

こないだの全米チャートというのは

アリアナ・グランデが全米シングル・チャートの1、2、3位を独占した話をしましたよね。

僕はこの記録自体は、さほど驚かなかったんです。だって、すでにエド・シーランとドレイクが近い記録を持ってたし。現行の、ビルボードのチャート・システムだと、アルバム解禁週に、その時代を代表するトップクラスの人気アーティストなら、トップ10を独占するようなことが十分あり得ることになってしまっているから。そうなると、これからは年に数回はこういう独占が起き、記録そのものは大きな意味を持たなくなる。そう思っていました。

だから正直な話、「メディアの騒ぎ方が大袈裟だな」と思っていました。

が!

そのメディア自体も9割がた伝え損ねていたし、僕自身もすっかり忘れていたことが一点ありました。それは

ビートルズのトップ3独占って、たったの1週間じゃない!

そのことを思い出したんですね。お恥ずかしい話、僕、この件は2014年1月25日にjugemのブログの方で書いていさえもしていました。ゾックリ同じことでこそなかったですけどね。

ビートルズって

トップ3独占なら5週記録してるんですよ!

ずっと「トップ5独占を記録」ってことの方で覚えがちじゃないですか、だから「トップ3が何週」とかって普通は考えにくいじゃないですか。だから忘れてたんですけど、よくよく冷静に考えたら「トップ5に5曲も送り込む時点で、トップ3独占なら結構な週数行ってるんじゃないの?」と思ってですね

我が家の宝の一つですね。この「ビルボード・トップ10ヒッツ」1958〜68。これは、その期間のすべての週のビルボード・シングル・チャートのトップ10ga掲載されている本なんですが、それによると、ビートルズのトップ3独占は、以下のようになっていました。

1964.3.14
1.抱きしめたい
2.シー・ラヴズ・ユー
3.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.3.21
1.シー・ラヴズ・ユー
2.抱きしめたい
3.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.3.28
1.シー・ラヴズ・ユー
2.抱きしめたい
3.ツイスト&シャウト

1964.4.4
1.キャント・バイ・ミー・ラヴ
2.ツイスト&シャウト
3.シー・ラヴズ・ユー
4.抱きしめたい
5.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.4.25
1.キャント・バイ・ミー・ラヴ
2.ツイスト&シャウト
3.ドゥ・ユー・ウオント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

3月14日から4月4日に4週連続、2週おいて4月25日にまた達成しています。4週目の4月25日にトップ5独占のおまけつきです。

そう考えると、これ

64年のビートルマニアの域に達するには、ストリーミングの時代になってもかなり難しいと言わざるをえません。

なぜなら、アルバムの解禁週なら、みんな一斉にダウンロードに走るから、数字高いに決まっているじゃないですか。だけどそのテンションを、アルバムから同時に3曲も保つというのはかなり大変なものです。

ましてや今。1964年とは比べ物にならないくらい楽曲数も多いし、利用するキッズも移り気だったりしますからね。特定のアーティストだけのヒットになる状況は簡単にはやっては来ません。

なので、アリアナも3月いっぱいくらいまで今回のトップ3を継続すれば、その時こそ本当に「ビートルズに並ぶ大記録」だとは思うんですけど、そこまではさすがに難しいでしょうね。ただ、気持ちとしては、何週かは粘るようだと面白いですけどね。

この次にこのトップ3独占の記録が誰になるか。エド・シーランでもドレイクでもケンドリックでもブルーノ・マーズでもアデルでもテイラーでも誰でも誰でもいいですけど、この「5週」の記録に並ぶかどうか。見てみたいですね。でも多分、既存のアーティストじゃ無理なような。次のセンセーションになるような誰かが出てくるときに、それが起こるかどうか、でしょうね。

 

author:沢田太陽, category:評論, 06:43
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