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最新全英チャート

どうも。

 

年間ベスト、結構読まれているようで嬉しいです。

 

明日には30位から21位、いけると思います。

 

では、全英チャートを。

 

 

SINGLES

1(3)Perfect/Ed Sheeran

2(-)Dimelo/Rak Su feat Wyclef

3(2)Anywhere/Rita Ora

4(1)Havana/Camilo Cabello feat Young Thug

5(22)All I Want For Christmas Is You/Mariah Carey

6(29)Last Christmas/Wham!

7(4)Silence/Marshmello feat Khalid

8(5)Man's Not Hot/Big Shaq

9(6)I Miss You/Clean Bandits feat Julia Michaels

10(56)Fairytale Of New York/The Pogues feat Kirsty McColl

 

エド・シーランが1位獲得です。

 

2位初登場はこなだ決まった「Xファクター」のエイナーのボーイバンドですね。ラテン調のブームに乗った曲で、スペイン語で確か「Give It To Me」の意味だったかと。

 

あと、今週は人気のクリスマス・ソングが並んでますね。もう、そんな時期です。マライア、ワム!、そしてイギリス人の特に大人が大好きなポーグスの「Fairytale Of New York」。一気に三曲トップ10は珍しいですね。

 

では、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS

1(2)The Thrill Of It All/Sam Smith

2(4)÷/Ed Sheeran

3(5)Together Again/Michael Ball&Alfie Boe

4(10)Beautiful Trauma/P!NK

5(-)Songs Of Experience/U2

6(3)Glory Days/Little Mix

7(8)The Architect/Paloma Faith

8(9)Love So Beautiful/Roy Orbison

9(6)Christmas With Elvis And The RPO/Elvis Presley

10(1)Who Built The Moon/Noel Gallagher's Flying High Bird

 

う〜ん、U2、5位かあ。

 

いくら年末のセールの対象作品が強い時期だとはいえ、この順位は低調ですねえ。このところの不調と、一部でのレヴューの悪さが響いてますねえ。

 

聞いてみましょう。


 

この曲は久々の名曲だと思うんですけどねえ。2回目のサビ終わりからサビ戻しまでの展開が技アリです。「Why am I walking away〜」と、ちょっと悲しげになるとこですね。

 

 

 

ただ、こっちはかなり嫌いです(苦笑)。サビの「オーライ、オーライ」ってのが、ちょっとあまりにもダサいというか。こう言うちょっとしたとこ克服すれば、もっとよくなったと思うんですけどねえ。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:全英チャート, 18:02
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沢田太陽の2017 年間ベスト・アルバムTop50  40-31位

どうも。

 

では、2017年間ベスト、今日は

 

 

こんな感じになった、40位から31位行きましょう。なかなかバラエティに富んだと思ってますけども。

 

では、40位から行きましょう。

 

 

40.Carry Fire/Robert Plant

 

 

40位はロバート・プラントの「Carry Fire」。

 

僕の場合、レッド・ツェッペリンはロバート・プラントのソロ・アルバムまで含めて重要だという、捉え方をしています。とりわけ、2002年に発表した「Dreamland」というアルバム以降はどれも良い。というのは、ここから現在につながる「一人フィジカル・グラフィティ」状態が始まったというか、フォークとブルーズを基調に、そこに若干のワールド・ミュージック色を加えたロックンロールというか。とりわけ、ジャスティン・アダムスっていう、今の彼のバンドのギタリストと組むようになって、こういう路線が自在にできるようになりましたね。

 

 路線が固定されているので、あえてこの前の作品との違いについて語る必要もあまりないのですが、安定して「彼らしい」作品を提供し続けてますね。今回も変わらないのだけれど、「プラント、聴いた」という気分にはしっかりさせてくれますからね。表現方法の違いこそあれ、ポール・サイモンがやり続けていることを、音楽の構成要素の配分の違いで表現している感じもありますね。

 

 プラントといえば、ソロで活動し続けている傍らで、ずっと「ツェッペリン再結成待望論」を囁かれる人ではあるんですけど、2000年代に入ってからのソロでの作品のクオリティ考えても、オリジナル曲でペイジやジョーンジーがここまでの曲を書けるとも正直思えないので、このままそっとしてあげた方が良いのではと思います。

 

 

39.V/Horrors

 

 

39位はザ・ホラーズの5枚目のアルバム。

 

いわゆる、イギリスの「ポスト・アークティック・モンキーズの世代」って、不遇というか、生き残った人、少ないんですけど、The XXとフォールズほどビッグにはなっていなくはあるのですが、ホラーズは安定した固定ファン層をつかんだカルトなカリスマ化してますよね。立派だと思います。あの初期の、「一発屋?」とも思われた猥雑で刹那的な感じ(あれはあれで好きなんですが)から、よく脱皮できたものだなと思います。

 

 ある時期からはヴォーカルのファリスのバリトン・ヴォイスを生かした、メランコリーかつメロディックな路線に転じていましたけど、今回はミドル・テンポの曲の説得力が素晴らしいですね。あの、独特のモワッとしたアンビエントなやや重い感じを生かしつつ、そこに乗るメロディとファリスの声の艶やかさが光りますね。ある時期からイギリスのインディ・バンドも「困ったら、エレクトロに手を出しちゃえ」みたいな安易な方向性が見て取れてそれが嫌だったりもしたんですけど、このアルバムは、そうした手法に頼らず、あくまで、「ホラーズだから表現しうること」に徹している感じで、そこが彼らの孤高のオリジナリティを磨いているな、とも思いましたね。

 

・・と思って聴くと、最後の数曲だけ、ちょっとエレクトロっぽいので、そこがやや浮いて統一感を失うんです(苦笑)。これさえなければ、30位以内に入れてたんだけどなあ。いや、ラストのシングルにもなった「Something To Remember Me By」、いい曲なんですよ。エレクトロやらせてもセンスはあるのは認めるんだけど、なんか違和感は残るんだよなあ。

 

 

38.Flower Boy/Tyler, The Creator

 

 

 

38位はタイラー・ザ・クリエイター、4枚目のアルバム「フラワー・ボーイ」。

 

この人は、オッド・フューチャーがLAのアンダーグラウンドで話題になった2011年から注目されてた人で、ラッパーとは思えないボーッとした風貌とユーモアのセンスで個性も抜群なんですが、なぜかこれがアルバムになると、途端にフツーというか、なんか潜在能力を活かしきれていない不完全燃焼な感じが残って、どうも聞くのがもどかしい人でもありました。

 

 それが今回、ようやく、そのかねてからの将来性への期待に応えるアルバムを作りましたね。今回はトラックが、まさに「フランク・オーシャン以降」とでもいうべき(本人自身も参加)、コード進行とアレンジに凝ったかなりソフィスティケイトされたものになっています。だいたい、しょっぱなの曲からクラウト・ロックのCANの「スプーン」をサンプリングしたりもしてますしね。しかもタイラーは今回これらのトラックをちゃんと自分で手がけてるんですよね。前からトラックは自前で自給できる人ではあったんですが、「ここまで出来るようになったんだ」と思うと、嬉しい手ごたえを感じますね。

 

 あと、本当のところはまだ明確ではないですが、このタイトルといい、ジャケ写といい、自身の性的指向をほのめかしている感じも、作風のアイデンティティにつながったとこもあるのかな、とも思いましたね。

 

 

37.To The Bone/Steven Wilson

 

 

37位はスティーヴン・ウイルソン。

 

 この人のことは、このアルバムが8月にいきなり全英3位に上がるまでは知りませんでした。この人のやってたポーキュパイン・トゥリーというモダン・プログレバンドのことは、彼でなく、元ジャパンのリチャード・バルビエリがキーボードで参加していたバンドという認知で、ヨーロッパ圏では2000年代にかなり人気のあるバンドだったことも知ってはいたんですが。プログレにそこまで思い入れがなかったこともあり、ノー・マークだったんですが、このアルバム、イギリスで3位になったばかりでなく、ドイツ2位、オランダ4位、フィンランドは1位で、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアで軒並みトップ30、アメリカでさえ58位まで上がっていて、プログレ・ファンのコミュニティの広さを改めて思い知りもしました。

 

 その中心人物だったスティーヴンの、これが5枚目のソロ作です。ただ、プログレと言っても、もちろん長い曲もあるんですけど、大半は別に組曲とかでない、オーソドックスな曲構成だし、ラッシュとかジェネシスの70年代を思い起こすようなメロディックな曲ではあるんですが、彼はいわゆる90sのブリットポップのアーティストとほぼ同世代ということも影響してるのか、別にそうしたUKロックが好きな人でも全然余裕で入れる敷居の低さがあります。その、コンテンポラリーなポップ感覚をしっかりと保ちながら、しっかりプログレらしい変拍子やメロディ・センスを使い、時にダイナミックな長い曲(このアルバムでの最長は9分台)もやる、という感じで、プログレに偏見がある人であればあるほど入りやすい感じになっています。

 

 この人のことを知ったのは、少なくとも僕にとってはロックの視界を広める意味で意義あるものだったと思っています。

 

 

36. Gang Signs&Prayers/Stormzy

 

 

36位はストームジー。

 

去年に引き続き、イギリスはUKヒップホップ、グライムのブームだったんですが、その中で商業的な面で牽引者となったのはストームジーでしたね。元々、彼が最近のシーンでは筆頭人気に見られ、今年の初め頃、満を持してのアルバム・デビューで期待されたものでしたが、リリースと同時にシングル・チャートにダウンロードでたくさんの曲が入ったのも印象的でしたね。

 

 このアルバムですが、こと、「エンタメ感」においてはグライム・ブームの中でも最高でしたね。UKヒップホップの一つのお家芸でもあるハウス色の強いトラックに、彼自身の声を裏返しながら捲したてる高速ラップ、そしてヴォーカルまでできる器用さ。こうしたヴァーサタイルな感じは、他の同系のラッパーにはない多彩さでしたね。こうした面はすごく楽しめました。

 

 ただ、その勢いが今年の後半まで持たなかったこと、必ずしもUKヒップホップの今年最高のアルバムに選ばれることが少ないのは、ややパターン化した作りが課題だからかな。このアルバムを聴いてて、ハウスっぽいトラックに戻る瞬間というの3回は出てくるんですが、「もしかして、同じ曲、3曲やってない?」と思えるくらい、ちょっとワンパターンなんですよね。こういうとこでの切り抜け方を覚えると、文句なしの傑作が今後作れるかな。

 

 

35.After Laughter/Paramore

 

 

35位はパラモアですね。

 

 このアルバムは、世界の結構いろんな年間ベストにランクインしてますね。それがインディ・ロックのメディアでまで目立つんですよね。そこまで高い順位ではなかったりもしますけども、50位以内にはなんとか入ってたりして、どこのメディアも無視していない存在になってますよね。

 

 僕にとっても、これは微笑ましいアルバムで、彼らが昔のエモ・スタイルにこだわらず、音楽的に意欲的に成長を続けていることが証明されて嬉しかった1枚です。でも、ぶっちゃけ言うと、その変化って、今作からではなく、2013年の前作にはもう始まっていたんですけどね。前作の「Paramore」ってアルバムでもう彼ら、すごくヤーヤーヤーズを意識したような曲を何曲も既にやってたし、ストリングスやフォークも試したり、脱エモならもうあの時点でやってたんですよね。僕自身も、今作は好きだけど、実は前作ほどじゃないのも事実です。それは今作に、前作で言うところの、シングルでも大ヒットした「Ain't It Fun」みたいな決定的なキラー・チューンがなかったから。あの曲はヘイリーがファンキーな16ビートでも乗れることを示した重要曲でしたけど、あれに匹敵する曲まではなかったかなあ。

 

 でも、ストロークスとか、ヴァンパイア・ウィークエンド、フォールズみたいな、軽快なギターとダンス・グルーヴを主体としたインディ・ロック・スタイルという、統一したアイデンティティが感じられたのは良いと思います。これはひとえに、今のソングライティングの要のギターのテイラー・ヨークの手腕だと思いますが、これにきちんと対応出来るヘイリーも見事。あと、彼女にとっては、ニュー・ファウンド・グローリーの元ダンナとの決別を示唆するアルバムでもあり、そこが「再スタート」感をより深く印象付けてもいますね。

 

34.Hopeless Fountain Kingdom/Halsey

 

 

34位はホールジーのセカンド・アルバム。

 

僕の場合、毎年、アイドルというかポップものは必ず1枚はどこかに入れるようにしているのですが、今年はストレートなアイドルで良い盤がないので、エレクトロとポップの狭間にいる彼女の作品をあげてみました。なんかすごく過小評価されてる印象のある彼女ですが、いいですよ。デミ・ロヴァートみたいな、どう音楽頑張っても面白くない人とか、ケシャみたいに「頑張ったのかもしれないけど、どうにもセンス悪いよ、やっぱ」みたいなもの(最新作、評価されすぎだろ)より、よっぽど選ぶ価値があります。だって、そりゃ、そうですよ。いくらポップと言ったって、こっちはLIDOとかキャシミア・キャットみたいな、ちゃんとしたエレクトロのプロデューサーついてますからね。クオリティはもともとある程度は保証されているわけです。

 

 あと、今回いいと思ったのは、彼女、チェインスモーカーズの「Closer」のフィーチャリング・シンガーとして当てて、もっと俗っぽい方向でいくのかなと思っていたら、案外そうじゃなく、あくまでも正統派なエレクトロ路線で来たので、そう簡単にセルアウトしそうな感じがしません。それゆえか、1位を取ったアメリカでも売れ方は地味です。でも、2作連続でトップ50圏外でアルバムが延々とチャートに残り続けてヒットを続けているし、カットしたシングルもセカンド・シングルの「Bad At Love」がアルバムのリリース半年後にトップ10入り目前の位置まで上がるなど、地力のあるところ見せています。ファンベースの作り方としてはすごく理想的だし、今後に向けてすごく楽しみです。

 

 

33.Turn Out The Lights/Julien Baker

 

 

33位はジュリアン・ベイカー。

 

 

まだ22歳になったばかりの、テネシー州の大学生なんじゃないかな、まだ。女の子のシンガーソングライターなんですけど、今、名門インディ・レーベルのマタドールが高い期待をかけている人です。この一つ前のアルバムの配給をマタドールが買った時に少し話題になって、その際に僕も聞いたんですけど、その時はそこまでピンとこなかったんですけど、ある程度、しっかりしたアレンジが施されるようになると、さすがにグレードが上がりましたね。すごく聞き応えのあるアルバムです。

 

 基本はアコースティック・ギターやピアノの弾き語りで、そこに流麗なストリングスが加わるみたいなタイプなんですけど、どの曲もキメは、ジュリアン自身のサビでの、圧倒的な声域を生かしたハイトーンの歌い上げですね。このダイナミックな声のレンジで「おおっ!」とリスナーの耳を引きつけます。ズバリ、この魅力だけで彼女、かなりデカくなれると思います。マタドールと言わず、世が世ならもっとデカいメジャーのレーベルと契約してたらものすごいスターになった可能性もありますが、アーティスト寿命考えたらマタドールの方が良かったでしょう。でも、みんなが知るのにそう時間はかからないと思います。若干、その得意技に頼りすぎて連続して聴くと単調にも聞こえるんですが、そこを克服すればもっともっといい作品が作れる気がしています。

 

 このコ、年代が年代なんで、出自はエモであることは公言してるんですが、エモもブレイクした際のイメージがちょっとネガティヴな印象があって損してるものですが、The 1975といい、彼女といい、良い遺伝子も確実に出してるものでもあります。

 

32.More Life/Drake

 

 

32位はドレイクの「More Life」。

 

今や世界で5本指に入るヒットメイカーになったドレイクですが、このアルバムも出てすぐにダウンロードで話題になり、収録曲が英米のシングル・チャートを独占する事態が起きました。もうチャートの基準も変わって、ああいう独占は見られなくなりましたが、ストリーミング時代の混乱が引き起こした一つの事象として記録には残る出来事でしたね。

 

 このアルバムは、今の彼のサウンドのスタンスを示したものですね。彼がデビューの時から拠点とするトロントの馴染みのプロデューサーたちと、盟友フューチャーが拠点とするアトランタのトラップ勢、そしてロンドンのグライムと、現在のヒップホップの都とでもいうべき3拠点を結んだ、「現在ヒップホップ入門編」みたいな、すごく一般向けにいい意味で入りやすいアルバムですね。ただ、このアルバムで一番良いのはヴォーカル曲で、シングル・ヒットもした「Passion Fruit」はドレイク史上でも屈指の名曲だし、2018年のブレイクの期待のかかる、結局カノジョかどうかはわからないんですが、ロンドンのジョージャ・スミスとのデュエット「Get It Together」あたりですね。

 

 このアルバム、前作の「Views」よりは全然いいアルバムだし、もっと評価されていいアルバムでもあるんですけど、一つだけ気に入らないのは、彼のこのアルバムの呼び名ですね。 なんだ、「プレイリスト」って。前も「ミックステープ」と言って、通常のアルバムと何が違うのかがよく分からないアルバムを出してましたが、そういう「アルバム」という名義を使わないがゆえに、作品の品位を微妙に落としている感じは正直好きじゃないですね。「なにカッコつけてんだよ」みたいな感じでね(笑)。まあ、その気取りも、彼らしいといえば、らしいんですが。

 

 

31.How Do We Get So Dark/Royal Blood

 

 

31位はロイヤル・ブラッドのセカンド・アルバム。

 

このアルバムに関しては一部で「期待はずれ」みたいな声も聞きますが、総体的に見ればそんなことないと思います。少なくともイギリスではフェス期間中に出て全英1位になってしばらくチャートの上位に君臨していたし、国際的にも上々と言えるヒットでした。その後もイギリスではアット・ザ・ドライヴ・インを従えてヘッドライン・ツアーをやり、アメリカではクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのオープニング・アクトで全米ツアーもしたり。なににせよ今、メタリカからも、フー・ファイターズからも、トム・モレロからも、QOTSAからも「次代の期待株」として目をかけられてるのはデカいです。やはり彼らの場合、マイク・カーによる、ベースとギター一体型のあの魔法の楽器が健在な限り、しばらくライブ・アクトとしては無敵なのが大きいですね。

 

 このアルバムも、そんな好評のツアーにおいて、代表レパートリーになってるし、今後のキャリアにおけるライブでもセットリストの中核になることも目に見えるので、僕はその観点から良い評価を下しています。やっぱ、将来的にはフェスのヘッドライン・クラスになって欲しいのでね。ただ、「ライブやフェスに行かない」という人たちに対しても説得力のあるアルバムを次くらいで作る必要もあるかな、とも思いましたけどね。あのマイク・カーの必殺技に並ぶような、ドカンとした何かがアルバムに欲しい。次あたりで、面白いプロデューサーと共演してみるのも一つの手だと思いますね。ジョッシュ・ホーミとか、やってくれないかな?

 

 

author:沢田太陽, category:2017年間ベスト, 00:42
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最新全米チャート

SINGLES

1(1)Rockstar/Post Malone feat 21 Savages

2(2)Havana/Camila Cabello feat Young Thug

3(6)Perfect/Ed Sheeran

4(3)Gucci Gang/Lil Pump

5(4)Thunder/Imagine Dragons

6(7)Too Good At Goodbyes/Sam Smith

7(6)Bodak Yellow(Money Moves)/Cardi B

8(11)No Limit/G Eazy feat Cardi B and ASAP Rocky

9(10)What Lovers Do/Maroon 5 feat SZA

10(8)Feel It Still/Portugal The Man

 

 

ALBUMS

1(1)Reputation/Taylor Swift

2(5)A Pentatonix Christmas/Pentatonix

3(3)The Thrill Of It All/Sam Smith

4(4)The Anthology Part 1/Garth Brooks

5(9)Divide/Ed Sheeran

6(10)Stoney/Post Malone

7(6)Beautiful Trauma/P!nk

8(6)Luv Is Rage2/Lil Uzi Vert

9(23)Christmas/Michael Buble

10(-)Friday On Elm Street/Fabolous&Jadakiss

author:沢田太陽, category:全米チャート, 10:28
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沢田太陽の2017 年間ベスト・アルバムTop50  50-41位

どうも。

 

 

思ったより早く出来ちゃったんで、予定より1日行きます。これです!

 

 

沢田太陽の2017年間ベスト・アルバムTop50!

 

 

いきなり名前、デーンッと使ってごめんなさい(笑)。ただ、「何の年間ベストか」はわかった方がいいし、幸い、分かりやすい名前、持ってますからね(笑)。

 

 

では、今日は早速

 

 

 

こういうメンツになった、50位から41位を紹介したいと思います。

 

 

 ただ、その前に、「実はこれも候補だったんだよ」というものをHonorable Mentionsという形で発表したいと思います。

 

 

Honorable Mentions

Process/Sampha

Mura Masa/Mura Masa

The Dusk In Us/Converge

Antisocialites/Alvvays

All American Made/Margo Price

Hot Thoughts/Spoon

Soft Sounds From Another Planet/Japanese Breakfast

Songs Of Experience/U2

Everybody Works/Jay Som

Luv Is Rage 2/Lil Uzi Vert

Nashville Sound/Jason Isbell

Youth Is Only Ever Fun In Retrospect/Sundara Karma

 

このあたりは考えましたけどね。

 

実際、頭から3つ目までの作品は、一回はトップ50入ってたんですが、調整段階で外れました。それがなぜかにも、触れることになると思います。

 

 

 では、まだ、じらしますよ(笑)。次点の51位から行きます。

 

 

51.Villains/Queens Of The Stone Age

 

 

51位はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの「Villains」。「低い」と思う人もいらっしゃるかと思いますが、これ、今回のいろんな媒体の年間ベストで賛否がハッキリ割れたアルバムで、僕は「非」の方の意見に近いですね。

 

 これですね。進んだ方向性としては、「よし!」だったので期待したんですよ。サウンドの方向性が2007年の「Era Vulgaris」みたいな、ちょっとひねくれたハードロックで、プロデューサーがマーク・ロンソンでしょ。なので、クセのあるアルバムを期待してたんですが、いざ、出てきたら、案外フツーだったので肩透かしだったんです(笑)。

 

 マーク・ロンソンって、ヒット請負人的なイメージある割には、自分のカラーを押し付けずに、素材の良さを生かすタイプのプロデューサーであることはデュラン・デュランの復活作などでわかってはいたんですが、これはちょっと、何もしなさすぎというか(苦笑)、普通にジョッシュ・ホーミのアルバムだった気がしますよ。特にマークが入ったからって、新しさは感じなかったですね。

 

 加えて曲も、「ダンサブルかつポップに作った」つもりなのかもしれないけど、「Era 〜」での名ブルーズ・バラードの「Make It Witchu」や「3s&7s」、前作「Like Clockwork」での「Sat By The Ocean」みたいなキラー曲がなかった。ここが残念でしたね。せっかく、もっと冒険できるアルバムだっただけに、物足りなかったかな。出てきてすぐは飛びついて聞いたんだけど、何度もリピートする気にならなかったタイプのアルバムでした。

 

 

では、お待たせしました。50位、行きます!

 

 

50.Colors/Beck

 

 

 

 

50位はベックの「Colors」でした!

 

 これはですね、僕自身が想定したよりも低い順位でしたね。このアルバムにはすごく期待してました。しかも、1年以上前に。シングルで2015年に「Dreams」、2016年に「Wow」が先行して出ていて、「おおっ、これはポップに攻めてきてるぞ!」と思って、本当はこの頃に出るはずだった昨年10月前にはかなり期待してたんです。それが突然延期になって、1年待った末に出てみたら、あんまり何か新しいものが加わった様子もなく、先述したシングルも目玉曲として生かされたままだったので「な〜んだあ」という気になって、あんまり盛り上がらなかったんですね。

 

 ただ、日本の僕の友達界隈はエラく盛り上がってましたね。どうやら前もって「Dreams」とか「Wow」を知らなかった人たちは「ベックがこんなにポップなことするんだ!」と新鮮な気分で驚いたようです。だけど、僕としては、「いや、それはわかってたんだけど、だったら、なぜ去年のうちに・・」と思ったし、そのタイミングで聴いてたら確実にもっと評価は上がっていたはずです。

 

 それプラス、僕の中で、「フォークのベック」から受ける感動を上回らなかったんですね。僕の場合、彼の最も好きな部分が「Sea Change」とか「Morning Phase」「Mutations」みたいなフォーキーなヤツなので。ポップでファンキーなヤツも「Midnight Valtures」みたいなヤツだったらすごくいいなと期待していました。あのアルバムみたいなものがもう一回ちゃんと再評価されて欲しいというのもあったし、あの時よりも少なくとも歌唱力は上がってもいましたしね。ただ、今回は、そこまでの僕の期待値には達しなかった、ということでした。でも、好きな曲はそれなりにはあるんですけどね。

 

 

49.Awaken,My Love!/Childish Gambino

 

 

49位は、当初、本当はサンファだったんです。だけど、ちょうど選定をしている頃に、このアルバムがグラミー賞の最優秀アルバムにノミネートされたと聞いて、「そういえば、去年の12月のアルバムだったな。対象内だな」と思い、「サンファとこれだったら、どっちが後の記憶として残るかな?」と判断した結果、こっちが逆転しました。

 

 チャイルディッシュ・ガンビーノというのは、このブログでも非常に登場頻度の高い、「アトランタ」でエミー賞を受賞し、映画でも「オデッセー」やら「スパイダーマン ホームカミング」やらと最近とみによく見かけるマルチ俳優ドナルド・グローヴァーの音楽活動での名義です。彼のことはNBCの「Community」というコメディに出てた時から知ってるので、もう7年くらい見てるし、それがゆえに今でもドナルドと呼んでるくらい、音楽活動がピンとこない人なんですけどね。彼の演技とか、手懸ける脚本ほどではないというか。そんなもので、どうもこれまでは音楽の方の僕の評価が高くなかったんですけど、このアルバムに関しては、革新性とかそういうのはないんですけど、70sのファンク・リヴァイヴァルというか、ファンカデリックあたりのファンクを現在の視点でやったみたいな新鮮さと趣味の良さが感じられて、そこが良かったですね。

 

 でも、決め手はシングル・ヒットした「Redbone」かな。この曲は、彼の中のインナー・プリンスが突き動かされたような、殿下への包み隠さぬオマージュが感じられてそこが胸を打ちます。なんとなく、「♪ダンスフロア〜に」と「今夜はブギーバッグ」歌いたくなるんですけどね、メロディが。この曲は、映画「ゲット・アウト」の前半部でも印象深くかかって、うちのワイフも「これいい曲ね」というので、「これ、ドナルドが作って歌ってるんだよ」と言ったら「What a talent!」と、彼女も驚いていましたね。

 

 

48.Trip/Jhene Aiko

 

 

48位はジェネイ・アイコ。名前の通り、日系アメリカ人の女性R&Bシンガーで、存在自体は5年くらい前から知ってたんですけど、ちゃんと聞いたのは今回が初めてでしたね。

 

 

聞いたきっかけはBBCのアニー・マックがやってる番組で、このアルバムの中の「While We Were Young」を聞いて「おやっ!」となったからですね。こんな、去年のソランジュのアルバムみたいな幻想的なトラックを歌うような人だったんだな、ということを知って、「フランク・オーシャン以降」の、コード進行とアレンジに凝った新世代R&Bの位置付けで語れる人なんだな、と思って注目度をあげました。さらに言えば、彼女、ラナ・デル・レイの全米ツアーのオープニグ・アクトも決まってるんですよね。そういうとこでも信頼のブランド・イメージがつきました。

 

 アルバムも全編、「While〜」と同じイメージのファンタジックなキーボードの浮遊感と彼女の清涼感あふれるヴォーカルが気持いい一作です。製作陣も彼女以外の作品以外であまり耳にしない自前スタッフで、そこも好感持てましたね。ただ、難点が一つあって、このアルバム、とにかく長すぎる(笑)!全部で1時間25分もあって!これ、コンセプト・アルバムで、記憶を失った女性の旅を描くとか、そんな感じなんですけど、それにしても曲を潔く切り捨てることができなかったからなのか、ダラダラ続く感じなんですね。それさえなければ、もっと上位に入ってたんですけどねえ。

 

 

47.Love In The 4th Dimension/The Big Moon

 

 

47位はロンドンの期待の女性4人組のロックバンド、ザ・ビッグ・ムーン。彼女たちのことは2016年の頭くらいには知ってたので時間かかったなとは思いましたけど、出てきましたね。

 

 曲調はすごく90sのアメリカによくいたタイプの、ブリーダーズとか、リズ・フェアとか、スリーター・キニーとか、ノイジーなギターで勝負するガール・インディ・ギターサウンドをまんま踏襲してきたな、という感じですね。すごくナインティーズ感が強いんですが、時代がほと回りしたなと改めて感じた瞬間でもありました。ギターのガリッとしたセンスはすごくカッコいいです。結構スケールの大きなソロとかも弾けるしね。

 

 難を言うなら、イメージ作りはうまいんだけど、まだそこだけにとらわれていて、傑出したタイプの曲をかけていないな、という印象を抱いたんですけど、そのあたりは次作以降の課題かな。そこにはまだ猶予が与えられている感じもします。このデビュー作、イギリスでは最高66位に終わってるんですが、こだわってる音楽センスとかはやはり批評家の心をくすぐるからなのかレヴューはことごとくよく、マーキュリー・プライズにノミネートもされ、年間ベストでも結構名前は見ますからね。ソングライティングを磨けばまだ光ると思います。

 

 

46.Utopia/Bjork

 

 

46位はビヨークを入れましたが、僕にとって、この人の作品をベストの類に入れるのはかなり久しぶりのことです。軽く15年は縁のない時期が続いていました。というのも、ある時期の彼女が本当に苦手でね。昔はすごく好きだったんですよ。「デビュー」とか「ポスト」の頃は特に、作品的に一番優れてるのが「ホモジェニック」なのは認めるんですけど、その後がなんか、神々しい路線に行っちゃって、なんかとにかく「褒めなきゃいけない」みたいな雰囲気になっちゃって。でも、その実、サウンドの難解化は始まっていて、ややもすると、すごく自己満足的になってね。それがハナにつくようになってすごく嫌になっていました。時期でいうと、「メドゥラ」とか「ヴォルタ」とかね。後者の中盤から後半のアジア音楽導入とか未だに意味わかんないもん(笑)。

 

 それが前作あたりから、本来の彼女らしいメロディックさが戻ってきてるなあと思ってはいたんですけど、今回のアルバムのストリングスとエレクトロの交錯ぶりは美しいですね。今回のアルバムでプロデューサーのアルカとは二作目なんですけど、ビヨークとはかなり相性が合う気がしますね。アルカ自身も自分のソロ作になると気持ち悪いんですけど(苦笑)、本来、「美しい狂気」が紡げる人なのか、それがビヨーク本来のポップなアート感覚を媒介させると効果が出ますね。これは両者にとって、良い出会いだった気がします。

 

 ただなあ。やっぱ、これまで、コア・ファン相手だけでかなり無理のあるアヴァンギャルド路線だったからでしょうね。欧米では人気は正直下降中で、どこの国も最高位が20位台に落ちてます。欧米の人たちの方が日本人よりはるかに「ワケわかんない」とか「こんなの自己満足」とかハッキリ言いますからね。そうした人たちを取り戻すには、あと2作くらい、こういうアルバムが必要かもしれません。

 

45.Big Fish Theory/Vince Staples

 

 

45位はLAの新進ラッパーですね。ヴィンス・ステイプルズ。彼はゴリラズの新作でもフィーチャーされていたので、それで知っていらっしゃる方も少なくないでしょう。

 

 この彼ですが、まだ年齢も24歳と若く、最先端のエレクトロのサウンドをヒップホップに導入できる点で有望視されてますね。ゲストもボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンを始め、フルームや、前述のゴリラズのデーモン・アルバーンを始め、インディ・ロック畑の人ともコラボもやっていたりするので、ロックのフィールドでのアピールもバッチリですね。

 

 ただ、そういう越境的なことのできる存在だと、伝統的にヒップホップのメインのとこでの評価と人気がちょっと下がっちゃうんですよね。これ、この世界の悲しいとこですけど、彼の場合も必ずしも例外ではありません。この実力がありながら全米では16位ですからね。その一方で、同郷の先輩のケンドリック・ラマーともしっかり共演してるんですけどね。

 

 でも、それを差し引いたとしても、ラッパーとしての強い個性がもう少し前面に出てくるとさらに良くなると思います。ここのポイントで圧倒できたら、その時には一流の仲間入でしょう。

 

44. Emperor Os Sand/Mastodon

 

 

44位にはマストドンを。

 

ここ数年、今まで常識だと思っていた「いつの世も若い人というのは激しいサウンドを聞きたがるものだ」という仮説が通用しなくなってきた、ということを知り、個人的にすごく残念というか、不安になっています。僕はメタルは得意ではない人なんですが、それでも、ロックに求められているものとして「破壊衝動的な激しさ」というのはあってしかるべきものの一つだと解釈はしているので、そこが求められなくなるのはキツいなと思っていました。

 

 なので、こうした年間ベストを通じて、僕も毎年最低でも1作はハードなものを入れていけたらなと思って選んだのがコレでした。本当はHonorable Mentionsに入れたコンヴァージの新作の方が刺激はあったのですが、普段メタルリスナーでない状態の人がいきなり選ぶべきものではないなと。やはり、インディのリスナーがコンテンポラリーなメタル関係で最初に入れるべきは、もう、「インディ・ロックファンに人気のある定番バンド」としてマストドンかな、と思いまして。彼らだと僕も3、4作前から聞いているので、そんなに遠慮することもないかなと。

 

 

 マストドンのいいのは、音像が低温で塗りつぶす感じではなくて、ギターがビリビリとファズの振動音とともにしびれるような感覚があって、その生々しさがあるのと同時にかなり正確無比なタイトな手数の多いドラムが食い込んでいくかんじですね。しかも、かなり曲はメロディックで買う緊迫感がある。その感じがいつもそんなにドラスティックに変わることはないんだけど、これを持って、「他ジャンルにも通用する」、そうした外交的なイメージも立派だと思います。

 

 

43.Yours Conditionally/Tennis

 

 

43位はテニスです。この人たちの良さはこのアルバムでわかりましたね。というか、以前、2011年くらいだったかな。インディでサーフ・ブームってのがあって、ベスト・コーストなんかが注目された際に、この人たち、その末端くらいで出てきたんですけど、あのブーム自体がっ極めて胡散臭いものだったから、あんまり前向きに聞かなかったんですね。で、ブームが去って、でも、そのブームの時以上にこのアルバムが売れたのを知って聞いてみたら、「あっ、あんなブーム、全然余計だったじゃん!」と思えるくらい素直にすごく良くて、そこからすごく好きになりました。

 

 この人たち、というか、このアライナ・ムーアという、70s風カーリー・ヘア(って死語だけど、そういう髪型、あえてしているから、そうとしか表現できない)の彼女の音楽って、ローラ・ニーロとか、キャロル・キングみたいな1970年前後のソウルフルなシンガーソングライター・ポップを今のサウンドでストレートにやってますよね。今時、こういうソングライティング・スタイルをとっていること自体が新鮮だし、いつか取材して、そうした音楽の趣味自体について聞いてみたいですね。今、こういう曲かけるの、テーム・インパーラのケヴィン・パーカーかフランク・オーシャンくらいなものだと思うので。こういう、ローラ・ニーロとか、トッドラングレン・スタイルの遺伝子、これ、僕、本当に大好きなんですが、ピアノのメジャー・セブンスの三連符を駆使したタイプの良質ポップス、生きながらえてほしいものです。

 

 彼女たちは、この後にも早速「I Miss That Feeling」というシングルを出してて、これがすごくいい曲なので、早くも次のアルバムが楽しみなんです。

 

 

42.Hippopotamus/Sparks

 

 

 42位は10月には日本にもやってきましたよね、スパークスです。

 

 この盤、イギリスだと結構話題になってたんですよね。秋口、BBCでこの中の「エディット・ピアフ」という曲がかなりの回数オンエアされてましたね。本人たちもゲストに呼ばれてトークしたりもして。そうした影響もあって、このアルバム、彼らにとって実に43年ぶりとなる全英トップ10入りまでしてしまいました!なので、さすがにですね、彼ら、僕でさえ、後追いですよ。よく、名盤選に「70年代の名盤」として、彼らの「キモノ・マイ・ハウス」というアルバムが紹介されるんですが、それを「グラム〜プレ・ニュー・ウェイヴの傑作」として、ボウイやロキシー・ミュージックの初期とセットで聴くのが定番コースでしたね。

 

 彼らの持ち味というのは、いわゆる「シンセ・ポップ・デュオ」というものの走りなんですけど、そこはさすがにグラムロックの時期に出てきたバンドということもあり、バンド色に、オペラチックで性を超越したキャンプ趣味全開のヴォーカルというのも、彼らの場合、実の兄弟ではあるんですが、「シンセ・ポップ=ゲイ」みたいなイメージの先駆みたいな感じになってますよね。

 

 このアルバムがすごいのは、そうした彼らの持ち味そのものが、どんなに年を重ねても全く変わりも衰えもしないことです。キーボードのお兄さんの方、もう70過ぎですよ!これで、こんなにみずみずしい、アヴァンで猥雑なポップ感覚が未だに表現できるというのが本当に驚きです。これまでシンセ・ポップ自体の再評価が遅かったものですが、その遅れた再評価で、ようやくこの稀代の兄弟デュオもむくわれましたね。

 

 

41.A Kind Revolution/Paul Weller

 

 

41位は今やUKロックの御大、ポール・ウェラーです。

 

 オリジナル・パンクの世代で全英トップ10に入るのって、もう彼くらいになってきましたが、そんな彼は、今の感じだとまだまだ、トップ10どころか、トップ5から落ちる気配もないですね。モッド・ファーザーは依然健在です。

 

 ポール御大は、こと、この10年くらい、表現者として調子は良く、2作に1作はイギリスの音楽雑誌の年間ベストでも上位に食い込んでいたりもしますが、これも同様で、結構、いろんなとこで入ってるの見ますね。彼の場合、ここ最近は作品のごとに、これまで蓄えてきた音楽的蓄積を渋く垣間見せることに成功してるんですけど、このアルバムでも序盤は、「骨太なロックンロール」でグイグイ攻めるのかと思いきや、中盤から後はソウル・ミュージックのアルバムになってましたね。それも特に、スタイル・カウンシルの時代のソウル・テイストを、ブルーズ・ロック飲み込んだ今の解釈で再解釈し直したみたいな感じでしたね。それは、1曲、「生演奏ハウス」みたいな曲があるんですけど、それなんかは後期スタカンがやろうとして失敗したことを、今、冷静になって、そこもやり直したようにも感じられて、長年のファンとしてはおもわず微笑ましくもなりましたね。

 

 今年は結構ベテランも入れてますけど、ホント、ロックやるのに年齢というのはただの数字しか意味しなくはなってきていますね。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:2017年間ベスト, 02:00
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2018年オスカー最初の前哨戦までを終えて・・早くも作品賞ノミネート作を予想!

どうも。

 

こないだ言っていた、オスカー最初の前哨戦の結果、出ましたね。

 

まずナショナル・ボード・オブ・レヴューが

 

 

スピルバーグの新作「The Post」でした。

 

このNBORの結果ですが

 

作品賞 The Post

監督賞 グレタ・ガーウィッグ(Lady Bird) 

主演男優賞 トム・ハンクス(The Post)

主演女優賞 メリル・ストリープ(The Post)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ローリー・メトカルフ(Lady Bird)

脚本賞   Phantom Therad

 

こんな感じになりました。ここでは、スピルバーグ新作が圧倒したのです

 

が!

 

この映画、他のアワ−ドだと、ノミネートさえ、されてません!!

 

 試写会が行われたのがギリギリだったため、この映画を対象に入れてないアワーDおとかが実際にありそうなんですが、では、他のアワードがどうだったかというとですね。

 

 

 ニューヨーク映画批評家協会賞が

 

 

ロットントマトーズ100点満点レヴュー映画の「Lady Bird」が取りました。

 

こちらは以下のような感じでした。

 

作品賞 Lady Bird

監督賞 ショーン・ベイカー(Florida Project)

主演男優賞 ティモテ・シャラメ(Call Me By Your Name)

主演女優賞 シアーシャ・ローナン(Lady Bird)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ティファニー・ハディッシュ(Girls Trip)

脚本賞   Phantom Thread

撮影賞   Mudbound

 

 

こちらは「Lady Bird」が強かったと同時に「Florida Project」が助演のウィレム・デフォーとともに絶好調でしたね。脚本賞の「Phantom Thread」はポール・トーマス・アンダーソンの新作ですね。

 

 

続いて、ロサンゼルス映画批評家協会賞ですが

 

 

 

こちらはゲイ・ロマンスの「Call Me By Your Name」が取りました。

 

受賞結果は以下の通りです。

 

作品賞 Call Me By Your Name

監督賞 ルカ・グダニーノ(Call Me By Your Name)

主演男優賞 ティモテ・シャラメ(Call Me By Your Name)

主演女優賞 サリー・ホーキンス(The Sjape of Water)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ローリー・メトカルフ(lady Bird)

脚本賞   ゲット・アウト

撮影賞   The Shape Of Water

編集賞   ダンケルク 

美術賞   ブレードランナー2049

 

 

こちらは本当にCBYNがものすごく強いですね。作品、監督、主演男優独占なわけですから。

 

あと、

 

 

「フロリダ・プロジェクト」のウィレム・デフォーと「Lady Bird」のローリー・メトカルフがかなりの勢いですね。独占しそうな気配があります。

 

 

それから、ノミネートだけですが、サテライト・アワードという賞の作品賞のノミネートがこんな感じでした。

 

The Big Sick

Call Me By Your Name

ダンケルク

ゲット・アウト

God's Own Country

I.Tonya

Lady Bird

Mudbound

The Shape Of Water

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

 

このアワードも、毎年、作品賞ノミネートのうち、10中7くらい当たる確率が高いんですけど、ここでも「Call Me〜」「Lady Bird」「The Shape Of Water」などはノミネートされてますね。この賞の全体ノミネートで一番高かったのは、ギレルモ・デル・トロのファンタジック・ホラー「The Shape Of Water」だったようですよ。

 

 

 これらの結果を踏まえて、ちょっと早いですが、オスカーの作品賞のノミネート、僕なりに予想すると、こんな感じですね。

 

 

 

 

 

「Lady Bird」「Call Me By Your Name」「Florida Project」「The Shape Of Water」「ゲット・アウト」「Three Billboards〜」「ダンケルク」「Mudbound」「The Post」の9本かなあ。

 

 

クリストファー・ノーランの「ダンケルク」が予想家の下馬評では高かったんですけど、見ていて「Lady Bird」とか「Call Me〜」「Florida Project」に負けてるのと、大掛かりな映画でも「The Shape Of Water」の方が勢いを感じますね。ノミネートはされるとは思いますが、なんか、もう少し作品賞規模の受賞がないと、リードするとこまでは難しいでしょうね。

 

 

それにしても、「Lady Bird」と「Florida Project」という、ともに新進のインディ配給会社のA24の作品が2作強いのは意外でしたね。もう、そんなに力があるんだなあと。

 

 

「Three Billboards」がトロント映画祭で勝った割に意外に苦戦してますね。でもノミネートはあると思います。ネットフリックスの「Mudbound」も去年からの黒人映画の強さを考えれば、「ゲット。アウト」とダブルで行くかなと。

 

あと、公開が遅かったから出遅れてるスピルバーグの新作も、なんとか紛れ込んでくるのではないかと見てます。

 

そして

 

 

ポール・トーマス・アンダーソン監督、ダニエル・デイ・ルイス主演の「Phantom Thread」もチャンスがまだあると思います。ただ、役者の部門でダニエル・デイ・ルイスがリードできていないところを見ると、そこまで影響力はないのかな、とも思いますけどね。

 

 また、来週のゴールデン・グローブのノミネートの時に、お話ししましょう。

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 10:44
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最新全米映画興行成績

どうも。

 

 

オスカー前哨戦の初期段階の結果、出てきてますね。

 

そのあたりの話は明日まとめてやります。

 

では、全米映画興行成績を。

 

 

1(1)Coco

2(2)Justice League

3(3)Wonder

4(4)Thor; Ragnarok

5(5)Daddy's Home 2

6(6)Murder On The Orient Express

7(11)Lady Bird

8(10)Three Billboards Outside Ebbing,Missouri

9(7)The Star

10(8)A Bad Moms Christmas

 

 

 今週は初登場、ナシです。

 

1位はピクサーの最新作「Coco」が今週も2600万ドルで1位です。「ジャスティス・リーグ」は3数目で2000万ドル切れはかなり痛いですね。

 

 

7位には、ロットントマトーズ100点万点効果はやはり効いているのか、「Lady Bird」が再チャートインしてきましたね。

 

 

「Lady Bird」、この前哨戦でも、ニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞も受賞してますからね。それ以外にも、何らか必ず受賞しているので、やはり今回のオスカーの有力候補にはなっていますね。

 

author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 11:27
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