- 最新全米チャート
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2017.11.30 Thursday
どうも。
では、全米チャート、行きましょう。
SINGLES
1(1)Rockstar/Post Malone feat 21 Savages
2(2)Havana/Camila Cabello feat Young Thug
3(3)Gucci Gang/Lil Pump
4(4)Thunder/Imagine Dragons
5(7)Perfect/Ed Sheeran
6(5)Bodak Yellow(Money Moves)/Cardi B
7(6)Too Good At Goodbyes/Sam Smith
8(9)Feel It Still/Portugal The Man
9(12)Sorry Not Sorry/Demi Lovato
10(11)What Lovers Do/Maroon 5 feat SZA
大きな変動はないですね。トップ10入りも返り咲きですしね。
では圏外に行きましょう。15位に上昇中のこの曲で。
トラップ系ラッパーの21サヴェージ。メトロ・ブーミンと組むことの多い人ですね。
彼の作品はトラックはすごくかっこよくて聴きやすいんですけどね。あとはラッパーとしてのカラーがもう少しハッキリしてくると、ミーゴスあたりと匹敵するかな。
では、アルバムに行きましょう。
ALBUMS
1(1)Reputation/Taylor Swift
2(-)The Rest Of Our Life/Tim McGraw&Faith Hill
3(2)The Thrill Of It All/Sam Smith
4(-)The Anthology Part 1/Garth Brooks
5(17)A Pentatonix Christmas/Pentatonix
6(16)Beautiful Trauma/P!nk
7(7)Red Pill Blues/Maroon 5
8(11)Luv Is Rage2/Lil Uzi Vert
9(5)Divide/Ed Sheeran
10(4)Stoney/Post Malone
テイラーが引き続きですが、ようやくストリーミング入りましたね!早速聴こうと思います。
こちらはいよいよホリデー・シーズンですね。2位はカントリーの名物夫婦、ティム・マグローとフェイス・ヒルの企画物。4位はガース・ブルックスのベスト盤が入ってきています。
- このブログのtwitterアカウントを作りました
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2017.11.29 Wednesday
どうも。
ちょっとお知らせです。
このブログのtwitterアカウントをこのたびつくりました。
理由は、いつもこのブログの記事を自動ツイートしてくれているHard To Explainのtwitterアカウントが今日、なぜか拾ってくれなくてですね。いま、ブログのプロバイダーに原因を探ってもらっていて元通りになるにこしたことはないんですけど、もう、いっそのこと、こちらでツイッターのアカウントを取って送信するのもひとつの手だなと思い、開設することにしました。
基本、ブログの更新お知らせ専門なのでつぶやくことはしませんが、ツイッターをやられている方、よかったら覗いてみてください。
https://twitter.com/mainstream_blog
こちらがアドレスになります。
- グラミー賞2018ノミネート発表
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2017.11.29 Wednesday
どうも。
なぜか、昨夜あげたグラミー賞の記事が消えてて軽くショックなのですが、気を取り直して(苦笑)。
主要部問から見てみましょう。
Album Of The Year
Awaken My Love/Childish Gambino
Damn/Kendrick Lamar
4;44/JayZ
Melodrama/Lorde
24K Magic/Bruno Mars
アルバム・オブ・ジ・イヤーからいきなりの大波乱ですよ!
何と言ってもエド・シーランのノミネート・アウトなわけですからね!正直な話、今回は彼が独占、というか、去年の流れならそうにしかならないだろうと思っていたら、いきなりのシャットアウトですからね。
その代わりにケンドリック、Lorde、ジェイZって、なんか批評誌の年間ベストみたいですけど、そこにドナルド・グローヴァー(チャイルディッシュ・ガンビーノ)なわけですからね!エミー賞受賞俳優がグラミーの最大賞にノミネートされた過去ってあるのかな。
Record Of The Year
Redbone/Childish Gambino
The Story Of OJ/Jay Z
Humble/Kendrick Lamar
Despacito/Luis Fonsi
24K Magic/Bruno Mars
陣容がこちらもアルバムと変わりません。Lordeのトコが「デスパシート」に代わっただけですね。
チャイルディッシュ・ガンビーノの曲は映画「ゲット・アウト」の前半にかかった曲としても知られています。
Song Of The Year
4;44/Jay Z
Issues/Julia Michaels
1-800-273-8255/Logic feat Alessia Cara&Khalid
That's What I Like/Bruno Mars
Despacito/Luis Fonsi
ブルーノ・マーズとジェイZは3部門ノミネートですね。
評判の良かったジュリア・マイケルズの「Issues」がノミネートされてます。
あとはロジックの電話番号の曲は自殺防止メッセージが効いたかな。これは防止センターの電話番号です。
Best New Artist
Alessia Cara
Khalid
Juulia Michales
Lil Uzi Vert
SZA
ソング・オブ・ジ・イヤーからの流れでアレシア、カリード、ジュリアに加え、SZAとリル・ウージがノミネート。個人的にはSZAですけどね。
- いよいよオスカー前哨戦、はじまる!
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2017.11.28 Tuesday
どうも。
例年より1週間早いんですが、オスカーシーズン、突入しています。
まずは今週、
28日 ナショナル・ボード・オブ・レヴュー
30日 ニューヨーク映画批評家協会賞
12月3日 ロサンゼルス映画批評家協会賞
幕開けはいつもこの3つなんですが、早いものだと、もう日本時間の明日ですよ。ナショナル・ボード・オブ・レヴューから始まります。
今年はまだ、ここまでのところ、またハッキリとしたフロントランナーが見えません。
下馬評だと
夏に公開されヒットもしたクリストファー・ノーランの「ダンケルク」が強いという声が多いんですが
それを9月のアワードシーズンを制したヴェネティアの金熊賞のギレルモ・デル・トロの「The Shape Of Water」に、トロントを制した「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」が絡む展開かと見られていましたが
ここに来て
ロットントマトーズ史上初の100点満点レヴューを記録した、インディ映画の女王、グレタ・ガーウィッグが初監督した、シアーシャ・ローナンの「Lady Bird」が割って入り
さらに、公開の始まったゲイ・ロマンス映画「Call Me By Your Name」もかなりの評判です。
はたまた
滑り込み公開となったスピルバーグのジャーナリズム映画「The Post」の形勢逆転はあるのか。
と、そんなところでしょうか。上以外の作品が受賞したら、それは面白いサプライズですね。
さあ、何が優勢になるか。来週の今頃、もう一回見てみましょう。
- 最新全米映画興行成績
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2017.11.27 Monday
どうも。
ここんとこ年間チャート選出で音楽に頭が行ってますが、オスカーの前哨戦、今週からです。見逃せません。
では、全米映画興行成績、行きましょう。
1(-)Coco
2(-)Justice League
3(2)Wonder
4(3)Thor; Ragnarok
5(4)Daddy's Home 2
6(5)Murder On The Orient Express
7(6)The Star
8(7)A Bad Moms Christmas
9(37)Roman J Israel Esq
10(9)Three Billboards Outside Ebbing,Missouri
驚くべきは「ジャスティス・リーグ」がたった1週間で首位陥落です。評判って怖いね。
代わりに1位はピクサーの最新アニメ「Coco」。これはメキシコに代々伝わる「死者の日」をテーマにしたアニメです。前、ギレルモ・デル・トロが似たようなの作った気がしてるんですけど、面白い主題だと思います。
ここ数作、続編か、微妙な新作の目立っていたピクサーですが、今回のは久々にかなり評判がいいです。Metacriticで80点、Rottentomatoesで96点。興行が8000万ドル越えたのも、その評判故でしょうね。
そして拡大公開で9位に入ってきたのは「Roman J Israel Esq」。これはデンゼル・ワシントン主演最新作で、孤独な敏腕弁護士を演じてます。監督のダン・ギルロイはこの前に「ナイトクローラー」やった人ですね。
ちょっと見たいなあと思っていたら、評判はそんなに言い訳ではないようです。Metacriticで58点、Rottentomatoesで54点。公開がオスカーものが重ならなければ見てみたい映画です。
- ギャラガー兄弟は、これでいいのだ!
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2017.11.26 Sunday
どうも。
現在、年間ベスト選出中のため、いろんな今年リリースの作品と、まだ間に合う、出たばかりの新作を聞いてるとこなんですけど、その過程で、「当初、想定していた順位より評価が上がった作品」というのが何作かあります。その一つが
リアム・ギャラガーのこのアルバムですね。
これ、出た時から「いいな」とは思ってました。ただ、「ちょっと長いなあ」と思って、そこまで高い順位に最初はしてなかったんですけど、聞き返したら、曲がかなりそそる事に気がつきましたね。
というか、これ、リアムがもっと早く作るべきアルバムだったというか、「最初からソロでやってりゃ、よかったじゃん」と思える一作でしたね。
リアム、というかオアシスにはとかく、「やってることが同じだ、マンネリだ」という人がいますが、それはあまりにもこの人のキャラを知らなさすぎるナンセンスな批評だと思います。だって、もともとオアシスの曲を書いてきたわけじゃなく、書いたところでせいぜい後期の数曲でしょ。そんな彼にソングライティングで何かを期待するのは間違いだし。
それに一番の魅力はやっぱり、あの一度聞いたら絶対忘れることのない、あの歌いっぷりであって。あの歌い方があって、ある程度メロディックで大きなフックのある曲だったら、そりゃ魅力的に決まってます。オアシスがどんなに似たような作りのアルバム連発しようが人気の落ちなかった理由って、やっぱり、彼の声の魅力に抗えない人が多かったからと思うから。声だけで「何を歌おうが、どうしてもその人の歌になってしまう」というのはモリッシーみたいなすごい才能だと思うし、だったらマンネリだと思われようがそのまま歌わせればいい。その開き直りがいいですね。
そのためには、いまひとつ大きなフックの書けなかったビーディ・アイのメンバーではダメで、ある程度、大ネタっぽい曲の書けるプロのソングライターの方がいい。ノエルとのケミストリーだって、そうしたところで起こっていたものだし。あと、「バンドっぽいつくりじゃないからなあ」と言っている人もいるようですが、「それがわかる人というのはそれほど多くはないだろう」というくらい、しっかりバンドに聞こえるし、せいぜい女性ヴォーカルのコーラスが入っているくらいのものでしょ?ソロ名義なんだから、逆にそれくらいのことはあって自然だし、それに、「バンド形態にこだわった」からビーディ・アイで失敗もしてるわけで。なので、ここも問題は特にないです。
あと、リアムにこれを待ってた人ってのが多かったんでしょうね。このアルバム、初週でのイギリスでのアルバムの売り上げが、「その週の2位から20位の合計より上だった」とも聞いていますが、そういう勢いだけじゃなく、トップ10に5週いましたからね。今、イギリスのロックのアルバムで発売されて5週持つアルバムって年に数枚ですよ。それ考えても成功だと思います。
あと、これは本当に問題だと思うんですけど、今、国際的に、「子供に知られているロック」というのがイマジン・ドラゴンズだけになりつつある。まあ、彼らは彼らなりに頑張っているとは思うんですけど、「あれをロックの代表だと思われてもな」と思う気持ちはどうしても消えない。そのためには、その代りになるような「大衆的ないいロック」ってどうしても必要なんですよね。そこに行くと、このアルバムはそのいい見本だなとも思えたし、今の20代の若いバンドのそれより、しっかりその見本たりえてるなと思えたのも、惹かれた理由です。リアムがこの表現を好むとは思えませんが、「この世代のロッド・スチュワートみたいになればいい」と思ってます。
僕自身の年間ベストのトップ10にこそ入ってはいませんが、今言ったような観点で、もっと評価されていい作品だと思います。
そして
出たばかりの、このノエル・ギャラガーの新作を聞いてますが、これまた良いですね!
こっちは逆に、やっと「オアシスの呪縛を解き放った」、快作だと思います。
正直、僕はオアシス解散後の兄弟の作品にどこかちぐはぐなものを感じていました。それが何か、うまく言葉にして言えなかったのですが、今回、2人が示したソロでそれがハッキリわかりました。
リアムの方は、ソングライティングとかサウンドとか気にしないから、とにかくオアシスっぽいことやればいいのに、それをやって来なかった。逆にノエルの方は、いくら曲を書いていたのが彼だと言っても、やっぱり彼の声だけで全部を聞くにはちょっと忍耐力がいるのに、「ポスト・オアシス」の期待を背負わされていた・・。
今回のこの2人のアルバムは、その「ネジれの関係がようやく解消された」作品だと思います。
今までソロ2作出してきて、最初のアルバムは、後期のオアシスの良い流れを受け継いだアルバムだと思ったんですが、2作目でどこか癖メロに縛られた曲作ってて抜けが悪いなあ、と思ったんですけど、今回、とうとう、「オアシスっぽさ」みたいのを度外視して、作りたいもの作ったなと思える爽快感がありますね。
オアシスっぽいとこから離れたことで、ようやく曲を弟の声との比較で聞かないで済んだし、アルバム全体通して初めて彼の声の弱さが気にならなかったアルバムでしたね。
あと、従来のロックのベーシックな楽器以外やデジタルのリズムを入れたがっていたのは前作から感じてはいたんですけど、なんか踏ん切りが悪かったところが、今回はそこを思い切りやっていて、そうした決断が潔いからなのか、元のメロディも自信持って聞こえますね。手法的には、ロックをイノヴェートするようなものではないんですが、少なくとも彼の中にこれまで長くあった「コンフォート・ゾーン」は確実に突き破ってるし、50歳の今にしてようやくアーティストとして新たな道筋を築けた、そんな充実感がありますね。聞いて間もないので興奮感があるからもう少し冷静にならないと順位が付けにくいですが、現状では、「リアムよりやや高い順位にしようかな」と思っているとこです。
兄がオアシスから離れ、弟がオアシスっぽさを継承する
このやり方がやっぱり一番だし、それがようやくできた、ということなんだと思います。それこそ、オアシスの作品、こんなに気分盛り上がって聞くの、20年くらいなかったことですよ。