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今週のアルバム寸評

どうも。

 

 

今週、これ、やらないつもりだったんですけど、1枚だけ対象作品が見つかったので、やります。今週のアルバム寸評。

 

 

 

Rogerio/Supercombo

 

あまりにネタがなかったので、今週はブラジルのバンドです。ただ、最近の不振のブラジル・ロック界においてはかなり期待されてる存在です。スーペルコンボ。サウンドとしては、ストロークスとかフェニックスあたりに影響を受けたと思しき、世界基準で見ていまどきのインディ・バンドって感じです。メガネ男子ヴォーカルにベースが女の子ってとこもね。結構、数年前から人気があって、今年3月のロラパルーザ・サンパウロでもかなり客を集めていましたね。僕もその場で見てます。

 

 

 ロック系のFMでもよくかかるし、本人たちもそれを最近それを自覚してか、シーンで同じく注目されているファー・フロム・アラスかとかスカレーニとよくつるんでるんですが、彼らの多くや、ブラジル・ロック界のベテラン格とか、ブラジルじゃそこそこ知られているR&Bの女性シンガーなど数多くのゲストとのコラボという形で今回のアルバム作ってますね。「いまどきのインディ・バンドっぽい良さ」ってことでいえば、このひとつ前のアルバムの方が良かったんですが、「なんとか自分たちが中心になってシーンを盛り上げよう」という気持ちが伝わる分、好感の持てるアルバムになっています。ただ、エモ系のバンドの友達と組んだ曲が、はからずもアジカンそっくりになっちゃってる感じもあったりしますけど。

 

 

 ちなみにこのジャケ写、バンドとは何も関係ありません。ユニコーンの「服部」みたいな立ち位置のオジサンになってますが(笑)。

 

 

 まあ、リオ・オリンピック前なので、たまにはブラジルものも良いかと。これはアップル・ミュージックにも入っているので、興味ある方は聴けますよ。

 

 

 

author:沢田太陽, category:ストリーミング・レヴュー, 21:41
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最新全英チャート

どうも。

 

 

ここ最近、近所に新しいショッピング・センターが部分的にオープンして、そこに出来たスーパーが素晴らしいのでハマってるとこです。

 

では、日曜になっちゃいましたけど、全英チャート、行きましょう。

 

 

 

SINGLES
1(-)Cold Water/Major Lazer  feat Justin Bieber&MO


2(2)Perfect Stranger/Jonas Blue feat JP Cooper

3(4)Dansing On My Own/Calum Scott

4(3)Don't Let me Down/Chainsmokers feat Daya
5(1)One Dance/Drake feat Wizkid&Kyla

6(9)Treat You Better/Shawn Mendes

7(5)This Girl/Kungs Vs Cookin'On 3 Burners

8(7)This Is What You Came For/Calvin Harris feat Rhianna
9(10)Don't Mind/Kent Jones

10(6)Too Good/Drake feat Rihanna

 

 

ジャスティン・ビーバーとMOをフィーチャーしたメイジャー・レイザーが初登場で1位です。これは、この夏のうちに出るんじゃないかとも言われている、彼らの新作アルバムからの先行シングルとなります。

 

 

では、早いですが、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS

1(7)All Over The World-Best Of/ELO

2(3)Chaleur Humaine/Kristine&The Queens

3(4)Views/Drake

4(2)25/Adele

5(5)A Head Full Of Dreams/Coldplay
6(-)Red Earth&Pouring Rain/Bear's Den

7(8)Legend/Bob Marley&The Wailers

8(1)Love&Hate/Michael Kiwanuka
9(6)Ellipsis/Biffy Clyro
10(9)50/Rick Astley

 

 

なんとELOが35年ぶりに全英チャート、1位ですよ!これは驚きですね。ぶっちゃけ、この時以来ですね。

 

 

 

 

日本でもある時期テレビドラマの主題歌になってましたよね。ただ、これ、35年前にそこまで売れた曲じゃなかったんですけどね。売れたことで言うなら、この曲の前にシングルになった「Hold On Tight」の方が上ですからね。日本でも、その曲だったら、洋楽ラジオ・チャートで1位になってたんで、よく覚えてます。それにしても、何があったんだろう。

 

 

6位で初登場は、これはイギリスのバンドですね。フォーク・ロック系のベアーズ・デンです。ちょっと聴いてみましょう。

 

 

 

 

この曲だけだとよくわからないんですが、すごく今どきのバンドっぽくエレクトロの要素もフォークに足した感じですね。チェックしてなかったんですけど、ケータイにダウンロードしました。

author:沢田太陽, category:全英チャート, 12:57
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プリンスの全オリジナル・アルバム全採点 From Worst To Best(3)10位〜1位

どうも。

 

では

 

 

ここ最近やっている、プリンスの全アルバムのFrom Worst To Best。いよいよトップ10に突入しました。行きましょう。まず10位はこちら。

 

 

10.Musicology(2004)

 

 10位は「ミュージコロジー」が入りました。90年代後半以降の作品では唯一のトップ10入りとなりました。このアルバムは、この当時、ディアンジェロとかアウトキャストあたりを中心に起こってた「プリンス再評価」の波を活かしたうまい作品でしたね。事実、曲中に80sの代表曲のフレーズがちりばめられたりしましたからね。作風自体は、この次のアルバムほどにはエイティーズ回帰を意識はしていませんでしたが、その前に傾倒していたジャズ・ファンク色を抑え、ポップなバラエティに富まそうとした努力はわかります。曲がすべて5分以下になったわかりやすさが何より一番ベストです。

 

 

番外:The Hits/The B-Sides

 

 ここで番外、行っておきましょう。今回は「オリジナル・アルバム」が対象なので、ベスト盤は含まれていませんが、この93年リリースのベスト盤は重要です。このときに収められた「Peach」をはじめとした新曲もそうなんですけど、一番の聴きどころはシングルのB面集ですね。特に83〜85年のシングルB面は重要曲のオンパレード。「How Come You Don't Call Me Anymore」「Erotic City」「God」「She's Always In My Hair」あたりはライブの定番曲としてよく演奏もされていましたからね。なので、通常のアルバムと同等に本来なら扱っておかしくない作品です。

 

 

9.Dirty Mind(1980)

 

 これは海外のオールタイムならもっと上位に来るアルバムですね。僕自身もすごく好きなアルバムですが、あえてこの順位です。僕がプリンスで一番好きな時期って、シンセサイザーを多用してニュー・ウェイヴに接近した時期、つまりエイティーズの前半なんですが、それがはじまったのがこのサードからなんですね。その意味で重要視する向きが多いようです。僕もそうだと思います。ただ、楽曲そのものの練りは子のアルバム以降の方が良い気がするんですよね。まだ、悪い意味でチープな感じが残ってる印象があるというか。曲そのもののクオリティでは、これ以降のアルバムの方が僕はあると思います。

 

 

8.Prince(1979)

 

  これは初ヒット「I Wanna Be Your Lover」の入ったアルバムですね。このアルバムはまだ初々しいんですけど、僕がこれを高く評価したいのが、これが彼のキャリアの最初に指向したアーバン・ポップ路線の早くも完成系だと思うから。この路線に飽き足らなくなったからこそのニュー・ウェイヴ接近だったような気がするので。あと、楽曲の完成度も高くて初期の代表曲が多いんですよね。「I Wanna〜」をはじめチャカ・カーンのヒットで後に有名になった「I Feel 4 U」もあるし、「Why You Treat Me So Bad」「Sexy Dancer」そして、後のギターヒーローの到来を予見させた「Bambi」まで。ソングライターとして既に相当優秀です。

 

 

7.Diamonds&Pearls(1991)

 

 90年代では、このアルバムだけがトップ10にランクインです。誰かがうまいこと言ってたんですけど、このアルバムは「プリンスにとってのレッツ・ダンス」。つまり、音楽的な刺激はないけど、サービス満点の極上のポップ・アルバムということですけど、まさにその通りだと思います。グイグイ攻めるようにファンキーな「Gett Off」からセクシーな「Daiamonds&Pearls」に名バラード「Insatiable」、日本でのレコーディングで知られるクールな「Money Don't Matter 2nite 」、そして、プリンスとTレックスの接点を強く感じさせる全米1位ソングの「Cream」まで。バラエティの富ませ方に関しては、歴代でも1番かもしれません。ただ、刺激がないんですが。

 

 

6.Parade(1986)

 

 このアルバムはとりわけ日本での人気が高いですね。リリース当初の某先生の絶賛の賜物だと思います。たしかに、プリンスがトレードマークになっていたエイティーズ前半のニュー・ウェイヴ・ファンキー路線から離れ、より多様な音楽性で普遍性に向かって行った頃だったから絶賛しやすかったことはたしかです。ただ、ひとつのアルバムとして見た場合、前半部の曲の細切れが、なんか名作としてのグレードと醍醐味に今の耳からしたら欠けるかなと、僕個人の感覚では思いますね。「Kiss」と名バラード「Sometimes It Snows In April」はどう聴いても名曲ですが。

 

 

5.Around The World In A Day(1985)

 

 当時、バリバリのロック少年だった15歳の僕が「プリンスってカッコいい!」と思った最初のアルバムがコレでしたね。そういう事実もあり、個人的な思い入れが強いです。これ、彼が、とりわけ1967年のいサマー・オブ・ラヴ的な雰囲気を醸すのが好きだった頃の作品だったので、とりわけロックファンのウケが良いんですよね。僕もある時期までは一番好きだったし、「ラズベリー・ベレエ」や「ポップ・ライフ」もシングルで好きな曲の上位です。ただ、プリンスのキャリア全体を総括した場合、「でも、これ、プリンス本来の流れからしたら異色作だよね、やっぱ」と思うと、そこまで上位には持って行きにくい作品のような気もして。やっぱ、その意味でもエイティーズ前半の方が「プリンスらしい」んだよね。

 

 

4.1999(1982)

 

 これももうマストというか。表題曲の存在があるだけで、もう自動的に上位ですね。プリンスがはじめてファルセットじゃない地声で歌って、シンセもデジタルで立体的になってから、「ダーティ・マインド」以降のニュー・ウェイヴ路線が猥雑なだけじゃなくなって、多くの人々に本格的評価を迫るような感じに実際なりましたからね。本人もよほどその存在証明をしたかったからなのか、当時としては異例の2枚組のアルバムだったんですが、ただ、力が入り過ぎて、曲が必要以上に長過ぎですね、これ。前半のヒット曲連発パートが終わったあとのアナログB面とC面の1曲目がとにかく長くて、ここを聴き通すのが結構ツライ!80年代までは、「1999」の方が実験的なアプローチをしてるから「パープル・レイン」よりエラいみたいなことを言う人も実際にいたものですが、「それは絶対に違う!」と「パープル・レイン」のところで言うことにしましょう。

 

 

3.Controversy(1981)

 

 ということもあり、僕個人的には「1999」より、その前のこの「戦慄の貴公子」の方が好みです。たしかにスケール感は「1999」の方が上なんですけど、猥雑なエッジの強さがある上に、少ない楽曲数ながらも「Controversy」「Sexuality」「Let's Work」、プリンス流グラムロックの萌芽でもあった「Jack U Off」、そしてプリンスのエロティック・バラードのひとつの大きな象徴でもある「Do Me Baby」まで。「Do Me Baby」での悶えシャウトの鬼気迫り方は、その後、たくさん生まれるこの系の曲と比べても本気度が濃厚に感じられてたまりません。ブレイク期前のアルバムなので損をしていますが、もっと評価されていい作品です。

 

 

2.Sign O The Times(1987)

 

 これもどう考えても名盤ですね。プリンスが、彼の初期の全盛を支えたニュー・ウェイヴ・ファンク路線を封印し、その後に見せた音楽的成長で得た要素をもとに、多様なサウンド・アプローチと、器用なソングライティングで作った一大パノラマですね。表題曲や「ドロシー・パーカー」「If I Was Your Girlfriend」のクールなファンク路線はその後も美味く真似出来た人出て来てないと思うし、「U Got The Look」「I Would Never Take The Place Of Your Man」みたいなサイケ趣味期をくぐりぬけて生まれたロックンロールも、つなぎ曲ながらメロディックな名曲の「Starfish&Coffee」「Strange Relationship」そしてプリンス・バラードの傑作のひとつの「Adore」。曲の大量の攻勢があり、同時にバランスで飽きさせない意味では、これが一番ですね。僕が長い作品は好みのタイプなら、これを1位にしたでしょうね。

 

 

1.Purple Rain(1984)

 

 やっぱ、プリンスだと、どうしてもコレなんだよねえ〜。もちろん、「これが一番売れた代表作」というのもあるんだけど、このアルバム、それ以上の意味があると思うから。まず、このアルバムは、エイティーズ初頭からのニュー・ウェイヴ・ファンク路線の完成系のアルバムなんですよね。それは、この後の彼のキャリア展開からも明らかですけど。あと、そうでありながらも、このアルバムから、彼のその後のアレンジの妙味になってくる変則コードによるストリングスやコーラスのアレンジとか、中東風サウンドとかが芽生えて来るんですよね。この路線は、「1999」がどんなに長大な作風で迫ろうが表現できていませんでしたからね。短くコンパクトにまとめた中で、聴きやすい形でしっかり多様性を表現できているところが素晴らしいです。加えてこれ、「ロック・アルバムとしてのカタルシス」まであるでしょ。プリンスにとって、それが最後のタイトル曲の延々と続くギター・ソロ以上に表現出来た瞬間って、キャリア通しても結局生まれてないし、それゆえに、この曲が、彼最大のヒット・シングルだったわけでもないのに、死後にもっとも代名詞的に聴かれた曲にもなったわけで。その意味でこれ、「プリンスのおいしい要素」が最も凝縮して詰まってるんですよね。

 

 

 

・・という感じでしょうか。やってみて、個人的に楽しかったです。今、もう、この企画の第2弾を進めてまして、毎日、あるアーティストを毎日聴いてるところでもあります。

 

 

author:沢田太陽, category:FromワーストTo ベスト, 13:02
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プリンスの全オリジナル・アルバム全採点 From Worst To Best(2)20位〜11位

どうも。

 

では、一昨日の続き行きましょう。

 

 

 

 

 ストリーミング・サービス「TIDAL」で全アルバムを聴き通した記念にやってる、プリンスのアルバムの「From Worst To Best」。今回は1位まで行きたいところでしたが、ちょっと疲れがたまっていまして、11位までをカウントダウンします。まずは20位から行きましょう。

 

 

20.The Slaughterhouse(2004)

 

 20位は、2004年にアルバム「ミュージコロジー」が発売されたタイミングでネットのみで配信された2つのアルバムのうちのひとつですね。この2つのアルバムというのが、すごくファンキーでわかりやすいポップで良いアルバムなんですよ。正直、ジャズ・ファンクなんてやらなくて、こっちを流通の良いレコード会社で出せば良かったじゃんと思うんですけどね。これは、その2つのアルバムの曲が弱い方ですね。本当は出てるかもしれなかったアルバムの余り曲な感じもあります。

 

 

19.Hit N Run Phase 1(2015)

 

 これもほとんど遺作に近いですね。28位ぶ選んだフェイズ2が生前最後のアルバムですけど、フェイズ2が未発表曲を主体に選曲したのに対し、こっちは本ちゃん感が強いですからね。このアルバムでプリンスは、3rdeyegirlのメンバーのダンナさんを、プリンスの人生にとって初のプロデューサーとしてつける、ということをしています。そのジョシュア・ウェルトンのプロデューサーとしての資質が良いかどうかは今もよくわからない(実績はない人なんで)のですが、ただ、今までかたくなに自分以外の判断の入り込む余地を作らなかったプリンスが客観意見に耳を傾けるようになって、作品の風通しがよくなってきたことはたしかです。そうじゃないとEDMの要素入れたり、「Fallinlove2niite」みたいな、イケイケ、フーフーのベッタベタなディスコなんてやらなかったでしょうからね。この後の進化が見たかったとこなんですけどねえ・・。

 

 

18.Emancipation(1996)

 

 出た当時、「聴きとおすの大変だあ〜」と頭を抱えた3枚組。今回、タイダルで聴くまで、3枚一気に聞いたことなかったですもの。で、改めて聴くと、これ、案外、聴きやすくはあったんですよね(苦笑)。特に1枚目。これ、この当時流行っていたRケリーみたいなスロー・ジャムのプリンスなりの回答ですね。この頃、マイテとラヴラヴでもあったし。そのムードは2枚目まで続いて、ここで切ってたら、久々の傑作になったと思うんですけど、3枚目のアップテンポの盤がなんか統一感乱して微妙なんだよねえ〜。このあと、3年、実質上のオリジナル・アルバム出さないで、出したと思ったらひどい駄盤だったことを考えるに、あの3枚目をひとつのアルバムとして後に発表してればなあ。いくら、その3枚目のラストにタイトル曲があると言っても。

 

 

17.Gold Experience(1994)

 

 これは良くも悪くも「毒消し」アルバムですね。この前の「Come」があまりに暗いアルバムだったから、ちょうど「The Most Beautiful Girl In The World」のポップなシングル・ヒットもあったんで、それにあわせて娯楽性の強いポップ作を作って来ましたね。プリンスがこういうことするの珍しくなくて、たとえば「Lovesexy」も「Black Album」が暗過ぎたのを嫌って、明るい気分で作り直したアルバムでしたからね。ただ、ソングライティングの調子のいい時期じゃなかったこともあって、ポップ作でも「ダイアモンズ&パールズ」みたいなセクシーさやゴージャス感が無いんだよな。作風の割に、意外にプリンスがギターをガンガンに弾きまくってるアルバムで、そこが一番良いんですけどね。

 

 

16.Art Official Age(2014)

 

 プリンスの晩年なら、これが一番良いですね。当初、そこまでピンと来なかったんですけど、これ、聞き込めば聞き込むほど、味が出て来ますよ。このアルバムのまず最初に強調すべき部分は、1990年代初頭以来、プリンスがやっと新しい音楽要素を入れたことです。はじめの方の曲でEDMの要素を入れてます。おそらく、この少し前の作品からふたたびシンセを弾いてたりしてるうちに、興味を持ったんじゃないかな。EDMは好きじゃないけど、あんなに頑に新しい音楽要素を入れて来ず、それがスランプの根本原因にもなていたプリンスが心を開きはじめた瞬間だと思います。あと「Breakfast Can Wait」「This Could Be Us」あたりは、生前最後の名曲群ですね。

 

15.Lovesexy(1988)

 

 あの、素っ裸のジャケ写の衝撃性ゆえに、一般人気の出なかったアルバムです(笑)。曲そのものは名作「サイン・オブ・ザ・タイムス」のすぐあとの時期なので脂は乗ってはいるんですが、いかんせん、「ブラック・アルバム」のお蔵入りの後に急にこしらえて作ったものだから、間に合わせ感が強過ぎて、妙に「小品」的なまとまりかたをしているのが気になります。また、アルバム全体を「トラック1」にした奇行(笑)ゆえに、CDで聴いてて、聴きにくいったらありゃしませんでした。ジャズやヒップホップの要素の出し方も、この時期だとまだ中途半端でもありますしね。

 

 

14.Crystal Ball(1997)

 

3枚組「エマンシペーション」を発表した後、しばしのブランクに入ったプリンスが97年に発表した話題の3枚組がこれです。これ、目玉はなんといっても、レヴォルーションのメンバーとの最後の作品になる予定だった「ドリーム・ファクトリー」の曲が入っていることですね。このアルバムがポシャって「サイン・オブ・ザ・タイムス」にもなるわけですが、さすがに一時はそれと顔を並べた楽曲だけあって、レベル高いですね。「ドリーム〜」の完成版、今だったらもう出して欲しいなあ。それを願っているプリンス・ファンは世界でも多いはず。あと、90s楽曲の未発表曲も、アルバムに直前まで入る予定だった楽曲が多いため、こちらもレベルが高いものが多かったですね。

 

 

13.The Chocolate Invasion(2004)

 

 これは僕自身にとっての「最大の過小評価作」枠ですね。これは、20位のとこでも言いましたけど、「ミュージコロジー」の発売時に同時にネット上のみでリリースされたアルバムです。ただ、この頃のプリンスがいかに調子悪かったかというと、彼がこんな良いアルバムをボツにしてしまったことです。このアルバム、実は2000年に「High」というタイトルでレコーディングしていたアルバムで、先行シングルも世に出て、アルバムの収録曲も発表されていたのに直前で流れているんですよね。なんで、これ、ボツにするかなあ。彼がその前の数年ですっかり忘れてしまっていた、小気味よい、ポップでアップビートなファンクさえメインとしたすごく良い意味でわかりやすい作品だったんですけどね。

 

 

12.3121(2006)

 

 プリンスが17年ぶりに全米1位に返り咲いたアルバムですね。この当時に起こっていた、プリンス再評価の波を活かした感じの美味い作品だったと思います。この作品で、80年代後半から封印していた、それまでのトレードマークだったシンセサイザーも復活させていますしね。「Black Sweat」に顕著なように、80sの全盛時にあった猥雑なファンキーさも戻って来ているし。このあとも、この感じで作ってくれたらうれしかったんですけど、考え過ぎて長く続きませんでした(笑)。

 

 

11.Love Symbol(1992)

 

 記号が難し過ぎて、書けないヤツですね(笑)。このアルバム、前作の「ダイアモンズ&パールズ」で獲得した、「ジャズとヒップホップをモノにしたプリンス&ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション」のイメージをさらに高めるべく、スケールの大きなアルバムを作ろうとしています。たしかに前半部での勢いは前作を上回ってるんです。しかし、いかんせん、曲が長過ぎ&曲が多過ぎで、後半になってバテが来ます。このダレがなかったら、トップ10考えたんですけどねえ。また、曲の数が多い割に、代表曲が少ないところも減点対象になりました。ただ、この当時、好きでよく聴いた作品ではあるんですけどね。

 

 

 すみません。今日、ちょっと疲れがあったので、いったんここで区切ってあらためてトップ10の発表をさせてください。

 

 

 

author:沢田太陽, category:FromワーストTo ベスト, 11:20
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最新全米チャート

どうも。

 

では、水曜恒例、全米チャート、行きましょう。

 

SINGLES
1(3)Cheap Thrills/Sia

2(1)One Dance/Drake feat Wizkid&Kyla
3(4)This Is What You Came From/Calvin Harris

4(2)Cant Stop The Feeling/Justin Timberlake

5(5)Don't Let Me Down/The Chainsmokers feat Daya

6(6)Ride/twenty one pilots

7(7)Needed Me/Rihanna

8(9)Don't Mind/Kent Jones

9(8)Panda/Desiigner

10(10)Send My Love(To Your New Lover)/Adele

 

 

1位は伏兵ですね。Siaが突如ナンバーワン。彼女にとっても、初の全米1位では。なんかホッとするな。

 

 

では圏外に行きましょう。惜しかった。11位初登場のこの曲で。

 

 

リオ・オリンピックの公式ソングですね。ケイティ・ペリーが歌います。トップ10入らなかったことの方が驚きですけどね。曲はいつも通りの自己啓発系の曲ですけど、ちょっと重たいかな。

 

 

 ちなみに17位にはブリトニー・スピアーズの新作からのニュー・シングルが初登場しています。この2曲が一気にトップ10、来ると思ってたんだけどなあ。

 

 

では、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS
1(1)Views/Drake

2(-)HARDLOVE/needtobreathe

3(4)Blurryface/twenty one pilots

4(6)ANTI/Rihanna

5(6)Hamilton/Original Cast

6(11)Epic FA/Various Artists

7(9)25/Adele

8(7)Lemonade;Beyonce

9(-)Kids Bop  32

10(-)Blank Face LP;PE/School lam

 

 

ドレイクが1位ですが、2位にクリスチャン・ロックバンドのneedtobreatheが入って来ています。聴いてみましょう。

 

 

 

インディのロックが売れない中、売れるロックがクリスチャンっていうのは、今後、インディの状況が売れなくなればなるほどクリスチャン・ロックが浮上しそうな気がして、ちょっと怖いような気がしています。起こりうる話なんでね、「ロック=年取った白人の男性の音楽」みたいな、大ざっぱな印象はなんか不本意にもあるし、特に最近アメリカで盛り上がっている「白人の復権願望ムード」に拍車がかかると、なんかなあ・・という感じがしています。

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:-, 13:12
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プリンスの全オリジナル・アルバム全採点 From Worst To Best(1)39位〜21位

どうも。

 

 

今日はこういう企画をやりましょう。これです!

 

 

 

 前にチラッとここでも言ったんですけど、TIDALでプリンスの全オリジナル・アルバムが聴けるようになった記念に、プリンスの全アルバムを1曲も曲飛ばしをすることなく全部聴く、というテーマを自分に課していたんですが、先週遂に全部聴くことに成功しました!これ、39枚もオリジナル作があるので、結構疲れたんですけどね(笑)。しかもプリンスの場合、アルバムが2枚組、3枚組の場合もあるからなおさらです。ただ、これ、全部聴いてみてると、今まで見えて来なかったようなものまで見えて来て、批評眼を磨くすごく良い練習にもなりました。

 

 

 そこで今回は、このオリジナル39枚すべてに、悪い順から良い順に順位をつけてみました。これ、海外の音楽サイトでは「From Worst To Best」という名前で割と定着してるんですが、これに僕も、せっかく全作品聞き通したんだから、ちょっとやってみようかと思いまして。こういうの、なかなかやる人いないけど、あくまで個人判断(ここ重要)ではあるんだけど、こうやって意見を現してみるのはアリだなとも思いまして。やっぱ、「全作品が同じくらいに素晴らしいアーティスト」なんて、この世に存在しないわけだし、悪い作品があるような感じの方が、どんなに優れたミュージシャンだって人間的で良いじゃないですか。そしてベスト作はどんどん世に知られて欲しくもあるし。そんなことをあれこれ考えながら選んでみました。

 

 

 ちなみに上の写真ですが、順位とは何の関係もありません。ただのイメージです(笑)。

 

 

 それでは39位からカウントダウン形式で行きます。

 

Albums Of Prince; From Worst To Best

 

 

39. Xpectation(2003)

 

 最下位は、2003年にダウンロードのみで販売したインストのジャズ・セッション・アルバム。しかもプリンス、ここでは歌いもせず、キーボードがメインで、しかもサイドマンの役割がほとんどです。う〜ん、ぶっちゃけ、プリンスにそんな役割は期待しないしていません。曲も覚えられないし、将来的にもう1回聴く機会があるかどうか。

 

 

38.Rave Un2 The Joy Fantastic(1999)

 

 これはリアルタイム時でのガッカリ感が最高に強かったアルバムですね。これ、オリジナルとしては、実質、3年ぶりのアルバムだったんですよ。なのですごく楽しみにして買ったら、「Gold Experience」(94)とか「Emancipation」(96)のボツ曲みたいな曲ばかりで。「過去に例のないインターバルを開けたのに出て来た曲、これかよ。いよいよもって絶不調だな」と思って、随分悲しかったものです。

 

 

37.The Vault: Old Friend 4 Sale(1999)

36.Truth(1997)

 

 37位は未発曲集、36位はボックスセット「クリスタル・ボール」に付いてたアコースティック楽曲集ですけど、どっちも曲が印象に残らないんだよなあ〜。「Vault」の方は、「クリスタル・ボール」に良い曲まわし過ぎて、曲のストックが残ってなかったのかな、と思えたし、「Truth」もアイディアは良いと思ったんですが、これも良い曲がそんなにない状態で作ったのかな、という感じがして、あんまり好きになれません。

 

35.Come(1994)

 

 これも好きじゃないなあ。とにかく暗過ぎて。この当時、プリンスの名を殺したがって、なんか作風が殺伐としてるんだけど、輪をかけて、オヤジから虐待されたネタの曲とかもあって、聴いてて耳が痛い。94年くらいって、そういうトラウマの吐露的な音楽が流行った時期ではあるんだけど、プリンスも幼い時それなりに狂った家庭環境があったような雰囲気はあるんですけど、なんか生々し過ぎて。それでいて作風がファンキーでジャジーなんですが、「この歌詞でそのリズムにはなあ」と思ってノレない感じは否めませんでした。

 

34.Lotusflower(2009)

 

 2000年代の半ばに復活しかかったプリンスですけど、なんかまた方向性に迷ってしまった感じが否めない作品ですね。この2作前で、80sのプリンスに回帰するような展開をしてみたんですけど、それをやめてみて、また90sのときと同じような作風に戻ったら、これが全然面白くない。とりわけこれ、「MLP Sound」っていう、「パープル・レイン」の頃まんまのリズム・パターンで作ったレトロ・アルバムとセットで売ってたんですけど、「自己パロディに徹した作品以下なのかよ」と思うと辛い作品でしたね。

 

 

33.Chaos&Disorder(1995)

 

 人によってはプリンスにとってのロック・アルバムともパンク・アルバムとも言うんですけど、僕にはそうは聴こえないです。「ワーナーとの契約履行のイライラで欲求不満爆発」みたいな噂が当時耳に入っていたので期待していたんですけど、なんかプリンスがロックンロールするには、このニュー・パワー・ジェネレーションというバンドはあまりにも不向きでロックするのに限界あるなと思ってしまいました。ジャズやファンク・マナーが過ぎるんですよね、このバンド。今回聞き直してみても「これじゃレヴォルーションが恋しくなるよなあ」と思いました。

 

 

32.Rainbow Children(2001)

 

  バリバリのジャズ・ファンク期ですね。あまりに趣味に走り過ぎて、聴くリスナーも選んで、かつ、サウンド的に「(当時として)全然新しくないし、今これをやる意味は?」と思った作品です。当時、日本がこれ、一番評判よかった気がするんですけど、フュージョン/AOR系の流れのファンには人気が高かったような気がします。ただ、この頃は、国際的には流通状態も悪く、セールス的には底ついてた頃ですね。やっぱり僕、プリンスって人には「前向いてマスを相手にして欲しい」という願望が強いので、閉じた環境で自分のクセの気持ちよい音だけを鳴らすみたいな状況って求めないんですよね。

 

 

31.Graffiti Bridge(1990)

 

 まだ全盛期にカウントされる時期の作品の中ではこれが一番弱いですね。ニュー・パワー・ジェネレーションと一緒に、ジャズやヒップホップのカラーを強くしはじめた頃の作品ですけど、まだ、サウンドの形を作ってる段階で曲が練れていない段階でアルバム作っちゃったのかな、という感じでしたね。先行シングルからして弱かったし、ライブの定番になるような曲もせいぜい「Question Of U」くらいで。このあとの「ダイアモンズ&パールズ」がやたらとゴージャスなポップ感が強いのは、ここでの反省があったような気がします。

 

 

30.20 Ten(2010)

29.MLP Sound(2009)

 

 この2作は、どっちとも「パープル・レイン」の頃の音作りに忠実なシンセとデジタル・リズムに乗って、あの頃のマジックをもう一回蘇らせたかった作品ですね。これ、一部ファンは熱狂したアプローチなんですけど、これ、いくらなんでもやり過ぎですね。ファンとしては、ただ単に「最盛期の息吹をなんとなくフィードバックさせた作風」くらいで良かったものを、凝りに凝って当時そっくりに作り過ぎてしまった。しかも、フォーマットに乗ってるだけで、どこか気持ちが付いて来てないのが後半の曲のダレでわかってしまうし。大体販売法からして、30位がヨーロッパのみで無料配布、29位が表題アルバムの作品にもう1枚付いて来たオマケみたいな作品と、リリース法に自信のなさが漂う感じなんですよね。80sの頃の自分への再評価があったのはわかっていて、「あの頃ソックリに作ればファンも喜ぶんだろうなあ」と思って作ってみたものの、彼自身はどうも乗り切れない・・。そんな様子が垣間みれる感じが好きになれませんね。

 

 

28.Hit N Run Phase 2(2015)

 

 これは生前の遺作ですね。とは言え、これ、ここ数年にダウンロードで発売した曲の編集盤みたいな趣きで、あまりまとまりもないんですけどね。「ボルチモア」みたいな、人種問題に切り込んだ、晩年の重要曲もあるんですけどね。Phase 1の方に既に良い曲が行き過ぎて、良い曲があまり残ってなかったような感じは少しあります。最後のシングルの「Free Urself」とか付け足して、もう一回選曲組み直した方が良い作品になるような気がします。ただ、このアルバムくらいからは、嫌いな感情はないですね。

 

 

27. NEWS(2003)

 

 これはプリンスのジャズ・インスト・アルバムなんですが、最下位の「Xpectation」と決定的に違うのは、こっちではプリンスがギタリストで、得意のエレキギターのソロをたくさんぶちかましてくれていることです。プリンスにインストというものは全く求めないんですが、彼のギターのファンなら、骨格の太い音色のままディストーションする、彼らしいギター・ソロがたくさん聴けるだけでも楽しいです。

 

 

26.Plectrumelectrum(2014)

 

 これは本当はもっと愛すべき作品になれたと思ったんだけどなあ。ニュー・パワー・ジェネレーションをようやく解消して、プリンスらしいセクシーな女性ロックバンド、3rdeyegirlと作ったロック・アルバムですけど、ウェンディ&リサみたいな才気を期待するのはあまりにも荷が重過ぎたというか。プレイヤーとしての腕はあるんですけど、ソングライティングやアレンジャーとしての資質がウェンディやリサみたいにあったらなあ。プリンス自身がもう少しアレンジで面白いことを試すとか、そういうことをすればもっと良くなったとも思うんですがね。プロデューサーが誰か外部で絡めば面白くなったかもしれません。

 

 

25.Planet Earth(2007)

 

 この前作の「3121」でエイティーズ返りをしていたプリンスが、また、今の世界に戻って来て、どうしていいかわからなくなった作品です(笑)。海外だと、このアルバムの評判がすこぶる悪いですね。ただ、僕は言われてるほど悪い作品だと思いません。なんでかというと、ここくらいから、「また、思い切りギター弾きたいな」という気持ちが戻って来てるのは伝わったから。事実、ここからのシングルになった、その名も「ギター」は、晩年のプリンスのライブで必ず披露される定番曲にもなりましたしね。ここでのロック曲の方が「plectrumelectrum」の曲よりは上だと思います。

 

 

24.For You(1978)

 

 ここでデビュー作の登場です。ごく初期はポップなアーバン・コンテンポラリーで、後に顕著になるような変態性みたいなものが隠れているんですよね。というか、この人、根本的にはシャイな人で、自分の中にある狂気をさらけ出すのに時間がかかる人なんだなということは、このデビュー作を聴けばわかります。これ、「プリンスの作品」という意識があるからほめる人が結構いますけど、もし、これを作ったのがプリンスだと知らせずに人に聴かせたら気づかずに終わる人の方がほとんどだと思うんだけどなあ。それくらい、実力が出し切れていません。ただ、嫌な感じもしません。

 

 

23.Black Album (1994)

 

 これは1988年に当時「プリンスの最高傑作」と謳われながらも、急遽お蔵入りして、6年後に遂に出たと思ったら、賞味期限切れしててあんまり盛り上がらなかったアルバムですね。多分、88年当時にこれが騒がれたのが、このくらいからプリンスがヒップホップやジャズの要素を持ち出して来て、「プリンスがまた新しいことをやろうとしている。これはまた、すごいぞ!」となるところが、世の中的にもっとストリート寄りのヒップホップが流行ってしまって、世の音楽の流れがプリンスの指向した通りにならなかったのがわかったタイミングで後出ししたところで、なんか「古くさい」ようにしか聴こえなかったのが敗因でしたね。言っても、「サイン・オブ・ザ・タイムス」のすぐ後の作品なので楽曲が良いことはたしかなんですが、そろそろ、さすがのプリンスも時代感覚とズレはじめたことが示されはじめた1作だったかもしれません。

 

 

22.One Night Alone(2002)

 

 2002年に発表された地味なアルバムですけど、これはなかなかの好盤です。生ピアノの弾き語りの作品ですけど、プリンスってコードと和音の感覚が良いから音の響きがカッコいいし、曲も充実してて、ここからの曲が結構直近のツアーでも歌われていました。ここで彼はジョニ・ミッチェルの「ケース・オブ・ユー」をカバーしてますが、ジョニが彼にとってのコードの先生のようなイメージを感じさせる,ルーツ探索が出来る意味でも良い作品です。

 

 

21.Batman(1989)

 

 まず第1回目はここでシメましょう。1989年、ティム・バートン監督版での「バットマン」のサントラ。娯楽性を意識し過ぎたか、ちょっと無難なポップソングが多いかな。アップの曲がなんか弱いんですよね。バラードは「スキャンダラス」もシーナ・イーストンとの「アームス・オブ・オライオン」も良い曲で、それで順位も上げてたりするんですけどね。一番の問題は当時大ヒットしたテーマ曲の「バットダンス」の賞味期限があまりにも短くて、今聴くと、ちょっと恥ずかしい感じまでしてしまうことかな。バートンの映画以上に息が長くならなかったサントラの印象があるし、事実、映画は覚えられていても、音楽覚えてない人、多い気がします。

 

 

では、明日か明後日に20位から1位、行きます。

 

author:沢田太陽, category:FromワーストTo ベスト, 12:15
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