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やっと見たぞ、「フォースの覚醒」!
どうも。


公開から2週間でやっと見れました。もちろん、これのことです。





「スター・ウォーズ フォースの覚醒」ですけど


いや〜、面白かった!素晴らしい!!


前から言ってるように、僕は別段「スター・ウォーズ」のマニアじゃないのでディテール的なことは言及できませんが、あくまで僕の見たままの感想ですけど





 JJエイブラムスの脚本家的、プロデューサー的感覚がすごく前に出た映画だなと思いましたね。


 見ていてですね、「世界中のスター・ウォーズ・ファンと30数年ぶりの話の続きを共有したい」みたいな気持ちを感じさせる内容でしたね。


 具体的に言うと、彼自身が子供のときに見た「スター・ウォーズ」の一体何が新鮮で好きだったのか、を1977年の彼自身に立ち戻って検証したみたいな感じがありましたね。少なくとも「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」の3つに人々が夢中になった頃のスター・ウォーズが持っていた美学やマジック。それが何なのか。まず、ここからはじめたんじゃないかな。


 その結果出た答えが「違和感のない映像感覚」と「ファミリー・サーガへの徹底的なこだわり」だったような気がしますね。変に「今っぽさ」を意識した映像じゃなくて、見慣れた「スター・ウォーズらしい映像」にとどめてたと思います。これに関しては、むしろエピソード1〜3よりも徹底してたような感じがしましたね。


あと、変に話の軸をブラさずに、あくまで、「ダースベーダーと、レイア姫、ルークの親子の家族の歴史」を徹底して描いていたところも良かったですね。そこが狂うと、1〜6までのこれまでの話が崩れちゃいますからね。そこを保っていたのも、というか、「それが崩れてたら最低だろうが!」というファンの最低限の願いにもしっかり答えていたと思います。


 こうして、「絶対守るべき基本ライン」を固めておいて、新しい世代のお話となったわけですが、ここでのJJの大きな決断だなと思ったのは





ハン・ソロ、レイア姫、ルークの関わらせ方ですね。これが絶妙だったと思います。


この「スター・ウォーズ」の場合、続編をやるにあたって問題だったと思うのは、ハリソン・フォードと、残るキャリー・フィッシャー、マーク・ハミルとのあいだに出来た、「役者として、あまりに大きな格差」、ここもやっぱり大きかったと思いますからね。ハリソン・フォードは今現在主演格のハリウッド俳優でも全然違和感なく行けますけど、いくら話の中心人物だったからって、今のキャリー・フィッシャーとマーク・ハミルを主演格で一体どう扱うのか。言っちゃ悪いけど、役者としての見てくれの華も全くなくなったレイア姫やルークにたくさんの出演時間を与えて、見る人がガッカリしないか。2人には残酷だけど、その懸念はあったと思います。


 ところが、今回のこの映画、そこのとこのバランスが絶妙ですよね!ハン・ソロが旧キャストの中で一番目立つような設定にしておいて、あとの2人に関しては出演を抑えつつ、でも、さすがに出てこないわけにはいかないから「えっ、どんな感じで出てくるのかな?」とジラして、ドキドキさせることで逆に見たくさせている。このあたりの計算はうまいなあ〜と思いましたね。こうすることによって、レイア姫、ルークへの尊厳を失うことなく、それでいて「今、こんなに頑張っていっぱい出ても無理がある」と見る人に意地悪なことを思わせることなく話を続けることが出来たんだもの。これはよく考えたなと思いましたね。


 そして、そうでありながらも





新キャストの選び方が最高です!

 レイ役のデイジー・リドリーも、フィン役のジョン・ボイエガって、「エッ、一体誰?」って感じの全く無名の役者だったにも関わらず、これが大成功してるでしょう。これはすごいことだと思いましたね!


 テレビドラマの世界では、全くの無名を主役に使っても別に割と普通のことではあるんですけど、それを、記録的な興行が約束されているハリウッドの大ブロックバスター作でそれを堂々とやってきたところがすごいですよね。この2人とも、イギリスの本当に無名な、2人ともまだ23歳の若手の役者ですけど、彼らのウィキペディア見ても、「このキャリアで一体どうやってこの役にたどり着けたの?」というのが不思議なくらい実績もないんですよね。これは見ていて痛快でしたね。

 
 これ、おそらく、最初のスター・ウォーズで、それこそキャリー・フィッシャーとマーク・ハミルが無名のまま配役されてそれで成功したことを踏襲したものだと思うんですけど、この2人、どう見ても圧倒的な演技派なので、これだけで消える一発屋になるとも考えにくいし。しかも「女性&黒人」ということで、昨今のハリウッドがアピールしたがっている「配役の多様性」にも応えたものとなっているし。このポイントは失敗すると、「なんでこんな人なんか」と、それこそ、かつてアナキン・スカイウォーカーをヘイデン・クリステンセンにやらせて失敗したみたいなことになりかねなかったんですけど、リスクを冒しながらしっかり成功したのは見事だと思いますね。




 先の2人よりは実績ありますけど、この2人に関しても、随分思い切ったキャスティングだと思いましたね。見る人によっては馴染みはないですからね。この2人をキャスティング出来るってのは、インディペンデント方面をまめにチェックしてないと出来ないことです。


ポー役のオスカー・アイザックは、コーエン兄弟の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」で主役をやってるし、去年もアメリカ期待のインディ監督のJCチャンドーの「A Most Violent Year」、今年も「エクス・マキナ」っていうイギリスのSFのインディの映画で注目はされてる人ですけど、こういう大ブロックバスターではこれまで全く出てませんでしたからね。「随分、渋い配役だな」と発表聞いたときから思ってました。


 あとカイロ・レン役のアダム・ドライヴァーは、Hard To Explainの女子のあいだでは数年前からキャーキャー騒がれておりました(笑)。僕がここでたびたび話題にするHBOのドラマ「Girls」での、主演のレナ・ダナムのちょっと変わった彼氏役で注目されていました。裸になると筋肉ムキムキなのに、オタクな演劇青年の役なんですよね。この、なかなか一見結びつかない意外性のイメージで注目されてエミー賞にもノミネートされ、その容姿と肉体でGAPのモデルまでつとめてました。「気になる良い男」としてマークはされていたんですけど、今回、このシリーズで非常に重要な役どころで本領発揮ですからね。しかも、性格俳優的な演技の要求される、かなり複雑なタイプの役ですからね。これは、第8弾、第9弾になればなるほど、生きてくると思います。


それから





人間だけじゃなく、ドロイドの新キャラもね。BB8。このシリーズの場合、人間以外のサブキャラが非常に大事なんですけど、もう早速人気ですよね。これも成功だと思います。


 あと、「帝国」「ジェダイ」を手がけて来たローレンス・カスダンとJJの共作となる脚本のユーモアのセンスも粋でしたね。随所にユーモアは生きてたんですけど、一番良かったのはやっぱ「You've Changed Your Hair」「Same Old Jacket」かな、やっぱ(笑)。


 総合して言えば、昔の様式にしっかり敬意を払いながらも、そこに固執し続けるのでなく、あくまで、話の軸をしっかりと定めながらも、次世代の全く新しいキャラクターにバトンを渡して行っている。すごく理想的です。古くからのファンを離さず、かつ、今から見始める若いファンも魅了できる。これ、非常に良く考えられていると思います。


 なんか聞いた話だと





ジョージ・ルーカスは今回の「フォースの覚醒」がお気に召さないらしく、「これじゃエピソード4のリメイクじゃないか」と言ってるらしいですね。まあ〜、自分が「9作やる!」とぶちあげて出来なかったものを、他の人たちがファンの夢をつぶすまいと努力してるというのに何言ってんだか、という感じですけどね。たしかに上にあげた新キャラクターが、かつてのハン・ソロ、レイア姫、ルークと重なるところはあります。でも、それ、「宿命は繰り返す」で済む問題だし、古くから知ってる人にはそっちの方が面白いですよ。それこそ、話の軸が「ファミリー・サーガ」から離れるより全然良いと思うんですけどね。



まあ、本来なら、それこそ彼こそが、「マッドマックス 怒りのフューリーロード」でのジョージ・ミラーみたく、「どうしても続きを作りたい!!」みたいな鬼気迫る執念をもって新作作るべきだったと思うんですけどね。「もし、ルーカスで7話以降が作られていたとしたら」と考えてみると・・・・、あんまり想像したくないかな。
 
author:沢田太陽, category:映画, 08:21
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最新全米チャート
どうも。


今年も仕事納めモードで、あとは年越しを待つだけですね。


では、今年最後の全米チャート、行きましょう。


SINGLES
1(1)Hello/Adele
2(2)Sorry/Justin Bieber
3(4)Love Yourself/Justin Bieber
4(3)Hotline Bling/Drake
5(5)What Do You Mean/Justin Bieber
6(6)Same Old Love/Selena Gomez
7(8)Here/Alessia Cara
8(9)Stiches/Shawn Mendes
9(7)The Hills/The Weeknd
10(10)Like Im Gonna Lose You/Meghan Trainor feat John Legend



トップ10入れ替えはありません。相変わらずアデルとビーバーが上位独占です。


では圏外に行きましょう。11位に上がって来たこの曲で。





なんとマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」ですよ!なんか、山口智子を思い出して来ましたね。これ、1994年のフジテレビのドラマ「29歳のクリスマス」のオープニングに使われ、こと、日本ではバカ売れしました。クリスマス・シーズン故の再ヒットという、山下達郎の「クリスマス・イヴ」状態になってますね。



ただ、不思議なもんですよねえ〜。90年代って、マライアって、こと全米1位の曲の多さでは群を抜く存在だったのに、今、それらの曲って、覚えられてないですよね。逆に、あの当時、「日本だけのヒット」と呼ばれ、海外では企画ものの扱いを受けたこの曲の方が、今となっては欧米でも、他のヒット曲よりも長く知られる曲になるなんてねえ。


なんで、こうなったかというと、マライアって、あの当時、すごくたくさんあったいろんな「音楽シーン」に根付くことができませんでしたからね。強いてあげればR&Bが一番近かったのかもしれないですけど、あの当時、マライアをR&Bの範疇で聴いてた感じなんてのはなかったですからね。そりゃ、メアリーJブライジとかTLCとかローリン・ヒルに比べたら、そっち方向での支持、なかったですからね。


逆にチャート上のヒットではマライアより全然下だったニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」の方が時代のアンセムになっていたり、女性シンガーでも、アラニス・モリセットとかカーディガンズとかクランベリーズとかの曲って、少なくとも欧米圏のラジオだといまだによくかかるんですけど、マライアの曲って、「懐メロ」としてでも日常でほとんどラジオでもかかんない(日本じゃ知りませんが、少なくとも欧米圏では)ですからね。


だから、マライアって、セリーヌ・ディオンとかと並んで、ヒット曲という名の「記録」を作って行くことでしか存在感がアピールできなかったものなんですけど、その「記録」を作った楽曲よりも、この曲の方が「記憶」に残ったってのは、なんかポップ・ミュージック史の興味深いいたずらな感じがしますね。セリーヌ・ディオンって、大嫌いだったんですけど(笑)、ただ、彼女の場合は、ヒット曲が映画と結びついて思い出されることがあったんですけど、マライアって映画絡みのヒットもなく、結局、記憶が季節もののクリスマスに落ち着いたのかな、という感じですね。


では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS
1(1)25/Adele
2(2)Purpose/Justin Bieber
3(-)Royalty/Chris Brown
4(3)Thats Christmas To Me/Pentatonix
5(-)Star Wars The Force Awakens/Soundtrack
6(4)Made In The AM/One Direction
7(6)Traveller/Chris Stapleton
8(9)1989/Taylor Swift
9(5)Beauty Beyond The Madness/The Weeknd
10(10)21/Adele


相変わらず、アデル、ビーバー、1、2は変わりません。


3位初登場はクリス・ブラウンの新作。まだ人気あるんだ、コイツ。5位には映画が絶好調の「フォースの覚醒」のサントラが来ました。


圏外ですが26位初登場のアルバムから聴いていただきましょうか。





ケイジ・ジ・エレファントのアルバム「Tell Me I'm Pretty」からニュー・シングルの「Mes Around」。彼らはアメリカのロック系のラジオでは非常にオンエア率の高いバンドでして、この曲ももう早速3位まで上がっていて、サンパウロのラジオ局でも毎日よくかかってて、僕も気に入ってる一曲です。これ、ブラック・キーズのダン・オーバックのプロデュースなんですけど、適度に抜いた良い意味でのお遊び感覚がすごく功を奏してて僕は好きなんですけどね。
 
author:沢田太陽, category:全米チャート, 00:25
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レミー死去
どうも。


本当は違うことを書く予定でしたが、これは書かないわけにはいきません。





モーターヘッドのレミーが亡くなってしまいました。まあ、彼の場合、癌ではあったし、具合が悪そうな中、それでもツアーやレコーディングを続けて健在な姿をアピールしてたのですが、遂に力尽きた感じですね。


僕は彼の熱心なファンであったことはないんですが、それでも一定のリスペクトはしていたし、それに値する人だと思っていました。僕が彼のことを知ったのは1981年のこと.この頃に「ミュージック・ライフ」を買いはじめたんですけど、NWOBHMのブームだったので、モーターヘッドはよく載ってたんですね.ただ小学生にはモーターヘッドの風貌ってオジー・オズボーンと並んで怖くてですね(笑)、グラビアのみの存在感で長いこと知ってるだけでした。


関連で初めて聴いたのは多分これでしたね。





これはすごく間接的でしたけどね。当時、日本で大人気だったノーランズが、コージー・パウエルとかレミーと共演したチャリティ・シングルとして聴きました。コアなファンが初めて知るキッカケはこんなもんでしたね。




あと、この当時、「メタル版のランナウェイズ」みたいな形で日本で人気あったガールスクールのプロデュースみたいなこともやってて、こんな風に共演もしてたんですよね。こういうイメージの方で先に知ってましたね。


ただ、モーターヘッドそのものを知ったのは、この10年くらいあとでしたね。ちょうどAC/DCにハマった頃に、「ならばこれも聴けるかな?」としてメタル・フリークの親友が聴かせてくれたのがコレです。





言わずと知れた最大の代表曲の「エース・オブ・スペーズ」ですね。これを最初に聴いたときに「カッコいい」ってよりは不思議な感じがしましたね。メタルっていうには、レミーの声もプレーもそんな感じはしないし、むしろ猪突猛進のスピードの方が目立つというか。この頃、まだハードコア・パンクに慣れてなかったこともあって、「ん?」な感じはあったんですけど、慣れてくると次第にこれがカッコよく思えるようになってきました。




この名盤にもなってるハマースミス・オデオンのライヴでのケイオティックな突進ぶりなんかは今聴いてもカッコいいですね。




そんな彼らの一本気な音楽性はこの曲を聴くことで「なるほど!」と思ったものでした。一芸に秀でた、直線的なロックンロールをやらせて大西洋を挟んで1、2位を争うラモーンズとモーターヘッドがエールをかわしたみたいでカッコいいなと当時思ったものでした。




ちょうどその頃ですね。レミーがモーターヘッドの前にやってたホークウィンドのことを知って。サウンドはサイケデリックで全然違うんだけど、ケイオティックな彼のサウンドの源泉はここだったんだなと思い、この曲を繰り返して聴いたものでした。




その後もレミーは、デイヴ・グロールのソロ・プロジェクトのプロボットで客演して、その後も仲良くしてたことからフー・ファイターズ・ファンをファンにつけたり





こうしたドキュメンタリーで、「好きなことだけして生きた」姿をさらしながら、死なずにまだ70近くで激しい音楽をフラフラになってやってる姿が共感を持たれ、リスペクト度があがっていたとこでもありました。


なんか、「ロックンロールの名物」的人物がなくなるのは、やっぱ寂しいですね。だけど、しんみりしてしまうのはレミーっぽくないのでこの曲ではなむけしたいと思います。






 
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 10:10
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最新全米映画興行成績
どうも。


今年最後の日曜でしたね。まだ「スター・ウォーズ」、見れてません。おそらく30日になると思います。さすがに年は越したくないのでね。


では、月曜恒例、今年最後の全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。


1(1)Star Wars: The Force Awakens
2(-)Daddy's Home


3(-)Joy

4(3)Sisters
5(2)Alvin And The Chipmunks Road Chip
6(-)Concussion


7(19)The Big Short

8(-)Point Break

9(4)The Hunger Games:Mockingjay Part 2
10(5)Creed



「フォースの覚醒」、2週目でも1億5000万ドル超え.この調子だと3週目でも1億ドル超え、ありえそうですね。

2位初登場は「Daddy's Home」.ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグによる2010年の「The Other Guy」以来のコンビ作。これは主演の2人が「継母」と「生みの父」との関係でライバルとして張り合うコメディです。期待値は高く3800万ドルという、普通の週なら1位になってもおかしくなかった数字です。


ただ評判はいまいちです。Metacriticで42点、 Rottentomatoesで28点。


3位初登場はジェニファー・ローレンス主演の新作「Joy」。これは90年代に、「魔法のモップ」を発明し「通販の女王」となった実在の女性の伝記映画です。これはJ.Lawの主演に加え、監督が「ファイター」「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」で3作連続でオスカーの監督賞候補になったデヴィッドOラッセルということで期待が高く、オスカーの候補にも数えられていました。


ただ、批評が今ひとつ伸びませんでした。Metacriticで55点、 Rottentomatoesで56点と、オスカーはほぼ絶望的。題材がちょっとキツかったか、という説が出てますね。


6位初登場は「Concussion」。これはNFLのアメフト・プレイヤーが謎の死を遂げたことを調査しようとしたアフリカ出身の博士が体験した実際の話を映画化したものです。主演はウィル・スミスがつとめました。


これはウィル的にかなり力の入った役で、「主演男優でのオスカーが狙えるのでは」とも事前に言われていた作品です。作品評価的にはまずまずでしてMetacritic56点、Rottentomatoes60点。普通の映画ならこれでも良いかとは思いますが、オスカーとなると、ちょっと難しいかもしれません。


オスカーということになると、7位に拡大公開で入って来た「マネーショート」はかなり期待できそうです。このところ、全勝アワードでかなりノミネートされてきていますからね。Metacritic81点、 Rottentomatoes87点とかなりの圏内です。


そしてもうひとつ初登場は8位の「ポイント・ブレイク」。って、これ「ハートブルー」のリメイクなんですね。この映画は90sのはじめにパトリック・スウェイジーとキアヌ・リーヴスの主演によるサーフィン・サスペンスで、監督は後にオスカー監督にもなったキャサリン・ビグロウダッタことでも後年語られてます。まあ〜、「男の美学」をとことんまで極め尽くした、ちょっとなんかカッコつけすぎて恥ずかしくもあった映画なんですけど、このリメイク、評判がひどいです。Metacriticは41点、 Rottentomatoesに至っては4点というひどさ。だったらリメイクしなきゃいいのにね。


さて来週ですが、オスカーのアニメ部門へのノミネートが有力視されています、奇才チャーリー・カウフマンの監督による「Anomalisa」が公開されます。こちらのトレイラーでシメましょう。




 
author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 05:47
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2015年のマイ・パーソン・オブ・イヤーは・・・
どうも。


そういえば、僕個人の年間ベストみたいなものを、ここで書いたことってないんですよね。実は今年に関しては、アルバムと映画でほかのとこで出してるから、やろうかな。


それはやるかどうかはわからないのですが、今年個人的にお気に入りだった人はいます。この人です。





このエイミー・シューマーですね。今、アメリカで一番勢いのあるコメディエンヌですけどね。彼女は今年、「Trainwreck」っていう、ジャド・アパトウの最新映画に主演して話題を呼んでましたね。ゴールデン・グローブの主演女優にもノミネートされてるし、彼女のテレビ・コメディでエミーにもノミネートされてましたね。


「Trainwreck」の映画評、タイミングを逃して出来てない(というかブラジルでも急遽、公開中止になってネットでの視聴になってしまった・・・)んですけど、すごくいいですよ。





これ、相手役が、今までこうしたハートスロブ役をやってきたとは言えないコメディアンのビル・ヘイダーなんですけど、純粋にロマンティック・コメディとしてかなり素敵な映画ですよ。幼い頃からの屈折した育ち方のせいで、本当の愛を素直に受け取れない、ひとときだけのセックスだけが好きなヒロインが愛に目覚めて行く素敵な話なんですけどね。エイミーの場合、自分のスタンダップ・コメディのネタにセックス・ネタが多い人なので、すごく説得力があります。で、これが売れた後のインタビューでも「昔、アタシのことブスだと言ってた人に限って、今、寝たがるのよね(笑)」と、気の利いたギャグ、言ってましたね。


で、そのエイミーを今年すごく有名にしたギャグがありました。これです。





今年の夏にGQのファッション・シュートでやった「スター・ウォーズ」のパロディですね。これが問題になってディズニーからお叱りを受けています。なんてったって





これだもんね(笑)。





まあ、よく、ここまでやったものです(笑)。


後、つい最近になるんですが





これは先日の「サタディ・ナイト・ライヴ」でのことですが、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーがホストをつとめたとき、テイラー・スウィフトの「Bad Blood」のミュージック・ヴィデオのパロディをやったんですね。テイラーのヴァージョンは、彼女のいろんなセレブの「自称・友人」たちをオーススター・キャストで出演させてることで話題になったんですが、ここでティナ&エイミーのコンビが、自分の身近な友人たちをゲスト出演させたうえに





エイミー・シューマーが出て来て「これってチャリティよね?」って言っちゃうんですよね(笑)。それに対して、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーもキツくてですね、この台詞の前に歌詞で「わたし、こないだ、あの子のライブに出て貸しつくってるもんね」と歌っていて、「チャリティでしょ?」って言われたあと、ポーラーが「まあね」って言っちゃってるんですよね(笑)。


これは伏線があって、ティナ&エイミーのコンビが2013年のゴールデン・グローブで、当時、「歌詞の取材のため」とも言われていたテイラーのデートをエイミー・ポーラーが茶化して、「マイケルJフォックスの息子さんには近づいちゃダメよ」とジョークを言った(マイケルがこの直前に実際に「うちの息子にテイラーを近づけさせない」と週刊誌に言っていた)ことに対して、テイラーが真に受けて雑誌のインタビューでティナ&エイミーを批判しちゃったんですね。それで、遺恨が残っちゃったんですけど、敵に回したのがティナ・フェイという、業界内ですごくリスペクトを受けている才女だったのは非常にまずかったですね。放送作家でもある彼女はこうやってパロディ・ビデオでお返しして、そこに後輩格のシューマーが客演で登場、となったわけでした。


そんなこんなで、話題も多くなってるエイミー・シューマー。なにやらジェニファー・ローレンスとの映画共演の噂なんかもあったりして、これから知名度あがってくると思いますので、注目してみてください。
 
author:沢田太陽, category:エンタメ・ニュース, 14:31
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最新全英チャート
どうも。


クリスマスもようやく落ち着きましたね。トムにとっては、クリスマスというのはプレゼントがもらえる一大機会なので血眼でしたね。今はもっぱら車に夢中なんですけど、今年はプレゼントの中におもちゃのドラムキットがありまして.買ったのは僕じゃないんですけどね。ちょっと時期尚早かなと思ってたら、彼のおじさんがそれを買いまして.すると猛然とハマって叩きまくってますね。見かけもトゥー・タム、サイド・タム、スネアの結構ロックっぽいドラムですね。しかもちゃんとバスドラもついた。トムはどこで覚えたのか、スティックでカウント数えて、手だけじゃなくて足も使って叩いてましたね。親にしてみればうれしい瞬間でした。


では行きましょう。土曜日恒例、全英チャート。


SINGLES
1(-)A Bridge Over You/Lewisham&Greenwich NHS Choir

2(1)Love Yourself/Justin Bieber
3(2)Sorry/Justin Bieber
4(3)Hello/Adele
5(5)What Do You Mean/Justin Bieber
6(4)You Don't Own Me/Geace feat G-Eazy
7(6)Sweet Lovin'/Sigala feat Bryn Christopher
8(11)History/One Direction

9(8)Shut Up/Stormzy
10(7)Adventure Of A Lifetime/Coldplay

今年最後の1位をとったのはチャリティ合唱団です。ナショナル・ホスピタル・サーヴィスという、イギリスの大型公共医療サービスの合唱団によるもので、今回はサイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」のカバーでした。


この曲、当初は、ビーバーの上位独占状態の中でいかに1位をとるかに注目が集まって、最初はビーバーが有利だったようなんですね。ところがNHSがラジオ出演し、さらにライバルであるはずのビーバーがNHSを支持するコメントを出したことで形勢が逆点したようですね。


ではアルバムに行きましょう。


ALBUMS
1(1)25/Adele
2(2)If I Can Dream/Elvis Presley
3(4)Purpose/Justin Bieber
4(3)A Head Full Of Dream/Coldplay
5(5)I Cry When I Laugh/Jess Glynne
6(6)Get Weired/Little Mix
7(7)Alone In The Universe/Jeff Lynne's ELO
8(8)Made In The AM/One Direction
9(9)Another Country/Rod Stewart
10(12)Never Been Better/Olly Murs


ほとんど動きないですね。アデル、4週目の1位です。

後も、ロングセールスに強そうな作品が目白押しですね。

 
author:沢田太陽, category:全英チャート, 05:12
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