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もう、はじまっている、2016年のオスカー予想
どうも。

先日、オスカーがありましたね。今年もたくさん読んでいただいてありがとうございます。毎年、一番読んでいただいてるのが授賞式の生ブログなので、僕にとってもオスカーはもはや大イベントです。

で、その余韻のつかの間

アメリカの映画系サイトでは、もう来年のオスカーの予想がはじまっている!

これ、毎年そうなんですけど、オスカーが終わった瞬間に向こうの映画サイトは「では来年のおスカー候補は?」という大きな特集を組みます。僕も基本的に、ここで次年度の話題作候補をこのタイミングでチェックします。

今年はもう既に9つの媒体で来年のオスカーの予想があがっています。今回はその中から目立つものをピックアップしましょう。


まず、どのメディアも全部「有力候補」として


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2年連続のオスカー作品賞を狙います。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ監督の「The Revenant」。これは全てのメディアの予想において選ばれていましたね。主演は、こちらもオスカーをねらいたいレオナルド・ディカプリオ。


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そして、これも全てで選ばれてました。スティーヴン・スピルバーグの新作の東西冷戦スリラー「St.James Place」。主演はトム・ハンクスです。

そして、それに続くのが

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数年前にアシュトン・カッチャー版が非常に評判悪かったことでまた作られますね。スティーヴ・ジョブスの伝記映画「Steve Jobs」。演じるのはマイケル・ファスベンダー。監督はダニー・ボイルです。

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また、これで3作連続共演となるデヴィッド・Oラッセル監督とジェニファー・ローレンスは通信販売で成功した発明家の女性の伝記「Joy」を。個人的にはこれ、すごく楽しみです。

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そして、これは見たい人も多いでしょう。クエンティン・タランティーノの新作「The Hateful Eight」


この5本に関しては、どのメディアもこぞってあげてましたね。たしかにどれも役者、監督、どれをとっても期待値は上がる映画ばかりですね。

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まだありますので行きましょう。続いては「Brooklyn」。これはサンダンスで非常に評判の良かった映画ですね。上の5本はまだ、本当に良いかどうかわからないでの予想であげられたものですが、これは既に批評的な評価が映画祭に行った人のあいだで出来ています。主演のシアーシャ・ローナンの演技がかなり良いようですよ。


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そして、これも注目度高いですね。「ブレイキング・バッド」で現象的成功を収めたブライアン・クランストンの映画での最新作「Trumbo」。1940〜50年代にハリウッドで悪名高き赤狩りにあいながらも抵抗し成功した脚本家ダルトン・トランボの伝記映画。題材的にハリウッドが好みそうですね。


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そして、トッド・ヘインズの「アイム・ノット・ゼア」以降の久しぶりとなる劇場公開映画「Carol」ですね。これは昨年から話にはあがっていた映画ですが、今年の公開となります。主演はケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ。

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これは20世紀初頭のイギリスの婦人参政権運動を描いた作品ですね。「Suffragette」。主演はキャリー・マリガンに、ヘレナ・ボナム・カーターに、ん?メリル・ストリープ。名女優メリルは何人であろうが関係ないようです(笑)。

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そしてガス・ヴァン・ザントの新作でマシュー・マコーノヒー主演の「Sea Of Trees」。こちらは自殺という非常に重いテーマの作品。日本が世界に誇るケン・ワタナベが準主役のかなり重要な役のようですよ。

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今年のオスカーで主演男優賞をノミネートし損ねて個人的には非常に残念だったジェイク・ジレンホールは「Nightcrawler」につぐ新作「Demolition」でオスカーを狙います。監督は「ダラス・バイヤーズ・クラブ」「ワイルド」と2作連続でオスカーに絡んだジャン・マルク・ヴァレーですね。

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そしてエドワード・スノーデンももう、「Snowden」として伝記になります。演じるのはジョセフ・ゴードン・レヴィットのようですが、ただ監督がオリヴァー・ストーンというのが個人的には「もう、いいよ・・」という感じではあります。ジャーナリズムのために映画を利用してる感じしかしないんだもん・・。


そのほか、ピクサー久々の質的ヒットを狙う「The Good Dinasaurs」、サンダンスでグランプリを獲得した青春映画「Me And Earl And The Dying Girl」、20世紀前半の文学界を支えた伝説的編集者マックスウェル・パーキンスの伝記映画の「Genius」、巨匠リドリー・スコットがマット・デイモンとジェシカ・チャステインと臨むSF「The Martian」、ウディ・アレンとエマ・ストーンがタッグを組む2作目「Irrational Man」、インディ界から徐々に知名度をあげている注目の監督ケイリー・フクナガの新作「Beasts Of No Nation」、アンジェリーナ・ジョリーが監督・主演をつとめる「By The Sea」なども候補にあげられてますね。

ただ、ハッキリ言ってですね

現時点での評判は全くアテになりません(笑)!


毎年、この時点で名前があがる映画の中から、実際に4〜5本はオスカー・レースに絡みますが、ほとんどの場合は、もう半分くらいは当初の下馬評になかった作品で、また、そういう作品が加わってくれないと面白くないです。ただ、参考にはなります。


次に動きがあるのは5月のカンヌ映画祭近辺ですね。そして9月のヴェネツィア映画祭、トロント映画祭辺りから徐々に活発かしはじめます。





 
author:沢田太陽, category:アワード, 11:53
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マドンナ落ちた!2015ブリット・アワード
どうも。

やろうかどうか迷ったんですけど、やっときますね。


今日25日、イギリスではブリット・アワードがありました。

今日はなんと言っても、コレですね。




やっぱり、このマドンナの豪快なコケ方でしょう(笑)。

新曲パフォーマンス中の出来事ですが、こんな感じでした。




これはかなり豪快なコケ方でしたね(笑)。階段をちょこっと踏み外したとかじゃなく、一気に落ちていきましたからね。


 
author:沢田太陽, category:アワード, 12:08
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改めて2015年のオスカーを振り返る
どうも。

では、改めてオスカーのまとめ、行きましょう。

まずは、これにビックリしましたね。



いや〜、これはビックリしましたね〜。レディ・ガガによる「サウンド・オブ・ミュージック」50周年トリビュート。歌、激ウマですね、この人!歌唱力があること自体はライブも見てるので知っていましたが、こんなクラシック音楽的な発声で歌うことも出来ると言うのはすごいですよね。今現在の他の人気の女性シンガーでこれ出来る人、いないんじゃないかな。

聞いた話によると、ガガはこの企画の話を受けてから、半年間、毎日ヴォイス・トレーナーをつけて練習に励んでいたとか。だとしたら、ものすごいストイックな努力家でもありますね。

あとは、これも面白かったですね。



あと、「LEGO Movie」の主題歌、「Everything Is Awesome」も面白かった!ティーガン&サラとロンリー・アイランドの共演というのがまずクールだし、パフォーマンスも、レゴのオスカーのトロフィーを客席に配って回ったりね。もらったオプラの顔の演技も絶妙でした(笑)。あと、ドサクサにまぎれてDEVOがいたりとか。ジョークの偏差値が高いのが良いよなあ、アメリカって。

で、受賞結果ですが

僕は概ね満足しています。



「バードマン」は僕が事前に見た8本の作品賞ノミネート作品の中でもトップの内容だったと思うし、4部門くらいの受賞は妥当でしょう。

あと、ウェス・アンダーソンも美術系で4つ受賞したのも感慨深かったですね。彼がオスカーでそんな活躍をするような監督になろうとは。

そして、「Whiplash/セッション」が3部門で受賞。これも去年のサンダンスで話題になったようなインディ映画がいきなりオスカーでこの活躍ですからね。今年のアワード・レースは本当にインディの活躍が目立ちましたね。


ただ、「Boyhood/6才のボクが、大人になるまで」の受賞1つというのは、ちょっとかわいそうだったかな。僕の目からすれば、監督、そして編集はこの映画でも良かった気がしますね。


あと、



意見がまっ二つに割れて賛否両論あった主演男優賞も、僕はエディ・レッドメインで良かったと思いますよ。あのホーキング博士の演技、本人が乗り移ってるような凄み、ありましたからね。そして、「信じられない!」といった気持ちが本人が一番ありましたね。壇上でもトロフィーもってガクガクに震えてましたからね(笑)。彼は愛すべき人だなと思いました。

ただ、かわいそうだったのは



敗れたマイケル・キートンですね。エディの受賞が決まった瞬間、キートンは、彼が受賞したときのため用に用意していたカンペを袖の下に隠す姿をカメラでしっかり撮られてしまいました(笑)。彼自身も受賞したかったんだろうね。


ただ、今年のオスカーで何が驚いたかって


スピーチの政治性!

いや〜、これはビックリしましたね〜。

今年は受賞作がただでさえインディ色が濃厚だったのに、いろんな受賞者のスピーチでの政治的メッセージの連続には、「ハリウッドのリベラル、ここまですごいのか」と改めて驚いてしまいました。僕自身も「共和党と民主党だったらどっちを選ぶ?」と聞かれたら、「民主党」と間髪置かずに返す自信はありますけど、そんな僕でもここまではなあ〜。



助演女優賞受賞のパトリシア・アーケットは、シングルマザーを演じた立場もあって、「女性の賃金の性的平等」をスピーチの最後に訴えました。すると



メリル・ストリープとJ.Loが興奮している姿がカメラで抜かれていました。僕自身は、その直後に映った、12年共演したイーサン・ホークが彼女を讃える姿も印象的でしたけどね。




そして主題歌賞を「Selma」の「Glory」で受賞したジョン・レジェンドとコモン。コモンが「シカゴから自由を求める少年の姿は、フランスで表現の自由や、香港で民主主義のために戦う人たちにつながっているんだ。この橋は希望で作られ、思いやりで固められ、人類愛で掲げられるんだ」と言った瞬間、僕、泣きました。視野の広さにも「そうだ!」と唸ったし、その言葉の美しいセンスに心打たれましたね。さすがは現在のヒップホップ随一のリリシストだけのことはありました。

このスピーチの前には



「Glory」のパフォーマンスが行なわれたんですが、レジェンド、渾身の熱唱でした。グラミーのときの数倍良かったです。これを聞いた「Selma」主演のデヴィッド・オイェロヲが号泣する姿が映し出されたんですが、これも見てて涙が出ましたね。ついでにクリス・パインまで泣く姿が映りましたが、彼への好感度もあがりました。





そして「イミテーション・ゲーム」で脚色賞を受賞した若き脚本家のグレアム・ムーアは「若い頃は自殺も考えました。自分が変人に思えて居場所がないように思えたのです。でも、今、同じように悩む若い人に改めていいます。変で、人と違っていても、そのままでいいじゃないかと」と同性愛者への力強いメッセージを行ない、これも拍手大喝采でした。




続いて主演女優賞のジュリアン・ムーアは、年下の夫への愛と感謝を示した後に、自身の演じた役の立場から、アルツハイマー病への理解を訴えました。



そして、最後、作品賞の発表をしたのは、ハリウッドでも最も左寄りのショーン・ペン。受賞の際に彼はメキシコ人のイニャリトゥ監督をさして「誰がこの野郎(Son Of A Bitch)にグリーンカード出したんだい?」と言いました。これは一部で誤解もされましたが、アメリカ政府に「もっと移民の受け入れを!」という彼なりのメッセージでした。イニャリトゥと彼は共演者で親友の間柄でもありますしね。


・・・と、まあ、やや、やり過ぎなまでにリベラルとマイノリティの主張が強かった今年のオスカーでした。今回のオスカーの前、保守よりの人たちが「今回のノミネート作は知らないものが多すぎる。大衆に届いたものに賞を」みたいなことを言って来て、実際に唯一のヒット作だった「アメリカン・スナイパー」を推す声が起こったりしてたんですけど、今回のこの授賞式での様子を見る限り、「保守唯一の牙城」みたいなあの映画が入り込む余地は全くと言っていいほどなかったですね。


 でも、だったらなんで最初から、あんな右寄りな映画、ノミネートしたんだろうな。そこんとこがよくわからないですけどね。こういうことなら、もっと「Selma」にノミネート分けてやれば良かったし、作品賞だって「Nightcrawler」とか「ゴーン・ガール」とかノミネートにもっとふさわしい作品ならあったのにね。


あと




司会のニール・パトリック・ハリスですけど、この「バードマン」のパロディである、ブリーフでの会場駆け回りはウケてたし、彼らしいミュージカルも良かったんですけど、去年のエレンに比べると、まだ、視聴者や会場のセレブとの駆け引きの点で見劣りはしたかな。ただ、彼の場合、まだ若いし好感度も高いので、そんなに遠くないうちにまたチャンスあるでしょうけどね。














 
author:沢田太陽, category:アワード, 13:14
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アカデミー賞2015 ベスト&ワースト・ドレッサー
どうも。

今年もやります。オスカーのベスト&ワースト・ドレッサー。


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まずはベストに行く前にイントロから。これはロザムンド・パイクですね。これ、ドレス自体はかなり素敵でしたね。ただ、ロザムンド本人が、これは彼女の顔の表情がそうなんですけど、こういう華やかなドレスを着るのにどこかまだ自信がなさそうというか、落ち着かなさみたいなのを垣間見せることがありましたね。そういう意味ではすごく初々しかったですね。




そして、最近のアワードではすっかり定連のエマ・ストーン。今回のは賛否割れましたね。良いとは思うんですけど、ゴールデン・グローブのときのアヴァンなヤツの方が面白かったかな。

では、ベスト・ドレッサー、行きましょう。まずは3位から

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ベスト3位はリース・ウィザースプーン。

すごくシンプルで、その黒の横一本線もちょっと冒険的でしたけど、白の生地部分が鮮やかなのと、白と黒のコントラストの付け方が僕は気に入りましたね。

基本的にシックな路線が主流のオスカーですけど、その中でシンプルながら遊びのある感じは僕は好きですね。

では続いていきましょう。

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ベスト2位はルピタ・ニョンゴ。

ルピタは去年の1位ですけど、やっぱり今、この人はファッション・アイコンとして欠かせない存在だと思います。やっぱり、体のラインがプロのモデルなみにスリムなのと、出身地のアフリカの神秘性ゆえに、他の人が似合わないようなものが似合って見えますからね。

そんな彼女も、ここ最近のアワードではちょっと狙い過ぎてしつこい感じがあったんですけど、今回のはまず見た目が鮮やかですね。白の光沢がすばらしいんですけど、これ、同じ質のパールを6000個つなげて作ってあるんですって!それだけでもかなりすごいですが、この全体のラインもすごくセクシーです。

では、1位に行きましょう。今年、結構迷ったんですが、これにしました。

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ベスト1位はマーゴット・ロビー。

ドレスだけだと、これより良いのもあったと思ったんですけど、今回、ひときわ、「おっ、すっごいセクシー!」と目を引いたのは、去年「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で注目された彼女ですね。去年は、劇中での「頭悪そうな表層的なレオの奥さん」のイメージを引っ張った感じがあったんですけど、今年は一気にファム・ファタール風なセクシーさを身につけた感じがカッコよかったですね。このブラック・ドレスも腕の部分と他のソレとのコントラストが鮮やかだし、そこにパッと目を引くリップの赤と、無造作に流した肩までのブロンドのワンレン・ボブと、それぞれの組み合わせが生むケミストリーが絶妙でした。

彼女、今、役の方でも引っ張りだこになりはじめているんですが、今後が楽しみです。


ではワーストに行く前にちょっと余談でも。

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今回のレッド・カーペットではこの親子も話題でしたね。「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」で人気急上昇中のダコタ・ジョンソンと、そのママのメラニー・グリフィス。メラニーは以前、「整形で顔が痛々しいセレブ」のひとりで紹介してますけど、その痛々しさは残念ながらありますが、ダコタの方は元夫のドン・ジョンソンにソックリということもあって、あまり似てないですね。

ただ、このツーショット見てる限り、この母娘仲はかなり絆強そうに見えましたけどね。

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あと、たまには男性行きましょう。

男性でベスト・ドレッサーをあげるとしたら、彼ですね。「Selma」でキング牧師を演じたデヴィッド・オイェロヲ。このマルーンとチョコレートのあいだくらいの鮮やかな色合いの、このタキシード。これはカッコ良かったなあ。この色、なかなか見かけることないですもんね。しかも彼はこの日、「本来なら主演男優賞にノミネートされるべきだった人」としてひときわ注目度が高かった人でしたからね。うまく、この夜の主役にもなれていたと思います。



それから、この人も話題でしたね。スカーレット・ヨハンソン。


彼女、そのグリーンのドレスはすっごい素敵だったにもかかわらず、ワーストに選ぶ人が少なくなかったのは、もう言うまでもありません。その・・・ヘアスタイルゆえでしょう・・。

すっかりマイリー・サイラス風の「男前」な感じになったスカージョーですが、ただ、なまじスタイリッシュな人でもありますので、ジーッと眺めていると、「もしかして、これでもオッケーなのかな」と思える瞬間が出て来たりするので不思議なものです。そういうこと、ただただ「一刻も早く伸ばして、プリーズ!」としか思えなかったアン・ハサウェイのヴェリー・ショートのときには全く思わなかったんですけどね。

でも、この髪型だと、役限られそうな気がするんですけどね。どうするんだろう。


では、ワーストに行きましょう。

通常、オスカーってセレブもかなり無難に行きがちなので、ハッキリとわかるワーストって多くないんですけど、今年は結構候補が豊富でした。本当はニコール・キッドマンとかクロエ・グレース・モレッツとかローラ・ダーンとか、そしてめずらしくナオミ・ワッツあたりも候補だったんですけどね。

では行きましょう。



ワースト3位はローレライ・リンクレイター。

彼女は「6才のボクが、大人になるまで」のリチャード・リンクレイターの娘さんで、この後、女優業をやるのかどうか微妙ではあるので多めに見ようかと思ったのですが、ちょっとこれは・・・あまりにオスカーの場にはふさわしくなさすぎるので選びました。

なんか、「まだトンガってたい!」と自己主張したいさかりの大学生の感性がそのまま形になっちゃった感じですね。その若さに免じて1位ははずしました。

では行きましょう。2位はこの人。




ワースト2位はジュリアン・ムーア。

彼女は僕のワースト・リストでは常連なんですが、それはせっかくのオスカー主演女優の座を獲得した夜でも変わらなかったですね。

彼女の場合、いつも微妙なポイント入れたり、生地のクオリティや配色が悪かったりとその都度いろいろあるんですけど、今回思ったのは、体つきの問題もあるのかなとは思いましたね。肩がすごいなで肩なんですよね、この人。ただ、そのあたりはセンスでなんとかなるような気がするんですけど、スタイリストつけずに自分で決めちゃってるのかな。

では、行きましょう。今年のオスカーのワースト・ドレッサー、この人です!



ワースト1位はキーラ・ナイトレイ!

ゴールデン・グローブに続いて連続1位です。

・・う〜ん、彼女、今年は実は妊婦なんですが・・、そういう事情は今回の選出理由には全く影響しません。過去に妊婦でもベストに入れた人は何人かいますからね。


彼女の場合、「アワードには不向き」なフローラルを好むのに加えて、前回もそうだったんですけど、色の好みがおかしいのと、髪型のセットの仕方が組み合わせ考えてない感じがするんですよね〜。


これ、こないだも言いましたけど、アワードのワーストって、ティルダ・スウィントンとかヘレナ・ボナム・カーターとか、イギリスの時代劇出身の人がよく目立っているんですけど、今回のアワード・シーズンでキーラもその座にだいぶ近づいて来たような気がします。














 
author:沢田太陽, category:アワード, 13:00
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アカデミー賞2015速報生ブログ:授賞式篇

では10分前なので切り替えます。

はじまりました。

ニール・パトリック・ハリス、いきなり歌ってます。カニエ、またネタにされてます。

歌はざっと言って映画製作の話ですね。

アナ・ケンドリックが歌に加わりました。さすがだなあ。

ジャック・ブラックが2人の歌をさえぎりました。そして追い返されました(笑)。

作品賞ノミネート作の傾向がそれぞれ歌に入れ込まれてますね。

すごくハリウッドの業界全体の人を讃える感じのスピーチになってますね。

ルピタ・ニョンゴの登場です。

助演男優賞
JKシモンズ(セッション)

まず最初に思いっきり順当なものが来ましたね。GGのときもそうでしたけど、奥さんへのメッセージが長い。良い人だ。

リーアム・ニーソンがプレゼンター。

自身が出た「ブダペスト・ホテル」や「アメリカン・スナイパー」のことについて話しています。

なんか、ゴールデン・グローブ形式に作品紹介することになったのかな。

ダコタ・ジョンソンがプレゼンター。

アダム・レヴィーンの「はじまりの歌」の主題歌「Lost Stars」のパフォーマンス。

ジェニファー・ロペスとクリス・パインがプレゼンター。


衣装
グランド・ブダペスト・ホテル

ミレーナ・カノネロさんです。彼女自身は4回目の勝ちのようですね。ウェス・アンダーソン的にはオスカー、これが初?


リース・ウィザースプーンがプレゼンター。

メイク・ヘアスタイル
グランド・ブダペスト・ホテル

フランセス・ハノンさんとマーク・クーリエさんです。ウェスもすっかりアートワーク評価の人になってますね。


チャニング・テイタムがプレゼンター。無精髭はやしてますね。

注意深く聞かなかったら、並んだ6人の若い男女の人がなんで讃えられたのかがわからなくなってしまった。

チエテル・エイジョホーとニコール・キッドマンがプレゼンター。

外国語映画賞
イーダ(ポーランド)

ポーランドからは「水の中のナイフ」以来の受賞なんだそうです。ポランスキー以来ってことか。監督さん、しゃべりきらないうちに追い出し音楽が終わってしまいました。


シャーリー・マクレーンが出て来ました!80歳じゃないか、たしか。彼女が紹介するのは「Boyhood」と「Theory Of Everything」「Birdman」。

ニール、客席を歩いてスティーヴ・カレルと掛け合いです。

すごいなあ。ティーガン&サラとロンリー・アイランドの共演がオスカーで見れるなんて!

曲はもちろん「LEGO Movie」の「Everything Is Awesome」ですが、客席にオスカーの像がレゴで渡されます。ドラムがなにげにクエストラヴ?でしたね。

ケリー・ワシントンとジェイソン・ベイトマンがプレゼンター。

短編
The Phone Call

短編ドキュメンタリー
Crisis Hotline

ヴァイオラ・デイヴィスがプレゼンター。

特別賞の発表ですね。宮崎駿の名前も入ってます。ほかにはモーリン・オハラ、フィリップ・カウフマン、ハリー・ベラフォンテ。

NPHがデヴィッド・オイェロヲを会場で捕まえてブリティッシュ・アクセントをさせましたが、その際に「ああ、みんな、今は彼が好きなんだね」と「Selma」でノミネートを逃してオスカーが批判されたことを皮肉りました。

グィネス・パルトロウがプレゼンター。

歌うはティム・マグローの「I'm Not Gonna Miss You」。グレン・キャンベルのドキュメンタリー映画の中の曲です。

NPH、「バードマン」のパロディで楽屋裏を走ってます。マイケル・キートンのパロディです。

マーゴット・ロビーとマイルス・テラーがプレゼンター。

毎年やってるハリウッドの技術に関しての紹介ですね。

シエナ・ミラーとクリス・エヴァンスがプレゼンター。

録音
セッション


おお〜、2勝目じゃないか。すごい!

音響編集
アメリカン・スナイパー

「ハートロッカー」もこのあたりの賞はたしか取っていたような。

ジャレッド・レトがプレゼンター。去年から変わってないな。

助演女優賞
パトリシア・アーケット(6才のボクが、大人になるまで)


これも妥当ですね。不遇期長かったので、良かったなあ。この先、役に恵まれるといいけど。最後に女性の権利を叫んで大喝采を受けました。あの映画の内容からすりゃ、そうだよね。

ジョッシュ・ハッチャーソンがプレゼンター。

リタ・オラのパフォーマンス。映画「Beyond The Light」の主題歌。この映画、興行成績つけてるので知ってたけどマニアックだな。


視覚効果
インターステラー

まあ、「視覚だけなら」って映画でしたけどね。「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」の方が良かったけど。

ケヴィン・ハートとアナ・ケンドリックがプレゼンター。

短編アニメ
Feast

「ベイマックス」の前に流れたヤツですね。犬、可愛かったもんね。

ゾーイ・ザルダナとデュエイン・ジョンソン(ザ・ロック)がプレゼンター。

アニメ
ベイマックス

一家で見に行った映画なのでうれしい!!トム、ラッキーだな。

アカデミーのプレジデントかな、シェリル・ブーン・アイザックスが来てスピーチ。どうしても「Dick Poop」の読み間違いのイメージで見てしまう(笑)。

NPH、まだ鞄の話してます。

クリス・プラットとフェリシティ・ジョーンズがプレゼンター。

美術
グランド・ブダペスト・ホテル

3勝目。ウェス、えらくなったなあ〜。


イドリス・エルバとジェシカ・チャステインがプレゼンター。良い組み合わせだなあ。

撮影
バードマン

エマニュエル・ルベスキ、2年連続受賞です。「バードマン」、1勝目。両方ともメキシコ人監督の映画じゃないか。


メリル・ストリープがプレゼンター。今年早いですね。物故者コーナーです。

ジェニファー・ハドソンが出て来てトリビュート・ソング。彼女、ホイットニー・ヒューストンが亡くなった時もグラミーで歌ったんだよね。なんか「追悼担当」になりつつあるな。歌、うまいからハマるんだけどね。

ナオミ・ワッツとベネディクト・カンバーバッチがプレゼンター。

編集
セッション

なんと3勝目!すげえじゃんか!!!・・ってかさ、監督賞ノミネートされて良かったと思うよ。「イミテーション・ゲーム」より勢いあるじゃんか。

テレンス・ハワードが来て、まさに「Whiplash」の紹介してます。なんで、こんな話に詰ってるんだ?続いて「イミテーション・ゲーム」、そして「Selma」の紹介ですね。ノミネート少な過ぎだよね。


ジェニファー・アニストンとデヴィッド・オイェロヲがプレゼンター。2人してノミネート、ギリギリで逃したんだよなあ。


ドキュメンタリー
Citizenfour

スノーデンのドキュメンタリーが取りました。これ見たいんだよな。壇上にいる人、スノーデンの告発の手記、載せた人じゃん!


オクタヴィア・スペンサーがプレゼンター。ジョン・レジェンドとコモン。グラミーでも歌った「Selma」の主題歌「Glory」です。


大喝采ですね。オイェロオ、泣いてます。


「Let It Go」のイディーナ・メンゼルがプレゼンター。で、ジョン・トラヴォルタがあがって、彼女の名前をやっと正確に言えました(笑)。


主題歌賞
Glory/ジョン・レジェンド&コモン(Selma)

よかったね。これ、もし受賞なかったら大問題だったと思うよ。あのパフォーマンスの後のリアクション考えたら当然だね。2人のスピーチがまた泣ける・・・。

スカーレット・ヨハンソンがプレゼンター。そのモヒカン、いつまで続けるのかな?

今年で「サウンド・オブ・ミュージック」、50周年なんですね。そのトリビュートです。随分見てないな、この映画。

 レディ・ガガがトリビュートします。ハイノート、叩けるのはさすがですね。いつもと歌い方が全然違います。根本的に歌唱力あるよね。

これも大喝采ですね。そしてジュリー・アンドリュースが出て来てガガと抱擁です。ジュリー、ガガのパフォーマンスにスピーチでも興奮してます。


スコア
グランド・ブダペスト・ホテル

アレグゾンドラ・デスプラ。前から知ってる名前なのにフランス語読みは難しい。ウェス、気がつくと4勝目!!


エディ・マーフィーがプレゼンター。プロンプター読んでるだけだ。


脚本賞
バードマン

これで一歩前進かな。これは取って欲しかったのでうれしい!!

イニャリトゥ、キュアロンより発音はいいけど、スムースに話すのは難しそうですね。


オプラ、来ました!客席でカメラ抜きまくりだけど(笑)。

脚色賞
イミテーション・ゲーム

これでゼロ冠は逃れましたね。このグレアム・ムーアという脚本家はまだ33歳なんだね!しかも風貌、ほとんど20代だよ。喋り方からしてゲイだけど、映画の主題からしたら正しい選択だね。


ベン・アフレックがプレゼンター。監督賞ですね。これで今年の勝者、決まるかな。

監督賞
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(バードマン)

これで「勝負あったかな」という感じになったね。こっちはリンクレイターに行って欲しかったけどなあ。


ケイト・ブランシェットがプレゼンター。主演男優賞ですね。これで勝ったら決まるね。


主演男優賞
エディ・レッドメイン(博士と彼女のセオリー)

良かったね!これは大熱演だったからね。マイケル・キートン、かわいそうだけど、エディの心ここにあらずのスピーチ聞いてると彼で良かった気もするね。


これで作品賞ノミネートの作品は、なんらかの賞を全部受賞したことになりました。


マシュー・マコーノヒーがプレゼンター。主演女優賞ですね。

主演女優賞
ジュリアン・ムーア(アリスのままで)

苦節ウン10年の世界だもんね。スタンディング・オヴェーションです。年の割には若く見えるんだけど50代半ばだからね。意外と変な映画にも出てるんだけど、基本的に「出てたら見たい」と思わせる女優さんなんでうれしいね。

NPH、カバンの中身を開けました。

「予言が書いてある」と言いつつ、単にこの日起こったことを書いてるだけです(笑)。

最後のプレゼンターはショーン・ペンです。


作品賞
バードマン

まあ、ギルドで3連勝しましたからね。思ったよりも圧勝でしたけどね。













































































 
author:沢田太陽, category:アワード, 10:20
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アカデミー賞2015速報生ブログ:レッドカーペット篇
はじまりました。まずは今年もレッドカーペットから行きます。


まずは今日のホスト、ニール・パトリック・ハリスから。グレーのスーツ。横にいるのはカレ氏ですね。

will i amが来てますね。ファレルみたいな防止かぶってます、


うしろに映ってるのは「Boyhood」のローレライ・リンクレイター。大学生くらいの年齢でこういうとこ来ると、勢いエッジィに飛ばしがちですが、赤と黒の色は良いんですが、ちょっと形が不自然すぎるドレス。オスカーじゃなきゃ良いとは思うんですが。


ティム・マッグロウとフェイス・ヒル。何をしに来たのかわからないんですが、フェイスのクリーム色の光り物のV字空きのドレスは結構素敵です。今、髪、かなり短いんですね。


フェリシティ・ジョーンズ見えました。パープルとグレイのあいだくらいの色で肩を交差させたきれいな感じのガウンです。


ダコタ・ジョンソン、いきなりプレゼンターか。無難な赤ドレスですが、シンプルに結んだポニーテールはどうかなあ。


マーゴット・ロビーの黒基調の腕の部分が編目のガウンがセクシーです。ワンレン・ボブのブロンドのヘアが風になびく感じもすっごくいい。去年の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の時よりかなり洗練されましたね。


パトリシア・アーケット見えました。オバさん化はあるときから進んでますが、基本的にドレスに関心ないのかな。生地のいいホワイトのガウン着てるのに、なんかバスタオル巻いたみたいに見えるんですよね。髪のアップも今回のアワードシーズンで一貫して老けた感じですしね。

ローラ・ダーンがパパのブルース・ダーンと。パパは去年ノミネートされてましたね。ローラの顔が前髪で完全に見えません。ドレスがなんか黒地にシルヴァーをちりばめた感じなんですが、なんか鎧みたいだな。

マリオン・コティヤール。この人、いつも感じいいんですけど、今回はシンプルに春物のドレスですね。ホワイトにたくさんのドットで穴をあけたドレス。かわいいですけどね。

「Selma」でキング牧師を演じたデヴィッド・オイエウェロ。チョコレート・カラーのすっごく高級そうなスーツ。

エディ・レッドメイン。ブルーのクラシックな感じの蝶タイ・タキシード。


ルピタ・ニョンゴ。ここ最近、「狙い過ぎ」でしたが、今日のほんのりピンクなホワイトのアフリカ風のドレスはすごく素敵です。


ロザムンド・パイク。赤の素敵なガウンですが、今年がはじめてのアワード参加の年ということもあって、まだこのテの服を着るのに落ち着かない感じがしますね。

マイルス・テラー、来ました!こういうとこで彼を見るのははじめてだ。横に連れてるカノジョがややケバめです。

シエナ・ミラー。彼女、ファッション・センス、たいがい微妙(前、ワースト3に入れてるはず)ですが、今日のなんか胸がペシャンの縛られた色の映えないブルーのドレスもなんか味気ないですね。


今日の主役のジュリアン・ムーア。シルヴァーに横に黒系の宝石で二つラインを作ってますが、着方のキマらなさは変わらないかなあ。彼女、「なで肩」なのも損してるとこかもしれません。

僕が見損ねたアナ・ケンドリックのオレンジ・レッドのガウン。これ評判良いですね。スカッとキマってて好感持てます。

ケリー・ワシントン。ベスト・ドレッサー争い常連の彼女ですが、今日は控えめですが、プラチナの肩なしのドレスにワンレン・ストレートの髪型はやっぱオシャレです。

ケイト・ブランシェット。黒ドレスに鮮やかなターコイスの大きなアクセサリー。彼女も毎回良いです。

ナオミ・ワッツは今年はグレーと黒を交えたエッジィな感じのロングドレス。

ジャド・アパトウとレスリー・マンの夫婦。あんまり服気にならなかったけど、「歌、歌うよ」とかギャグ言いまくってレスリーが「ハ、ハ、ハ」と気の抜けた笑いをするゆる〜い感じがいいです(笑)。

クリス・プラットとアナ・ファリス夫婦。アナの目にかかった前髪がいい感じのシルヴァーのガウンを崩してはいますけど、こういう陽気な夫婦は好きですね。

カンバーバッチ。白タキ、似合うね、この人。

リース・ウィザースプーン。白のコンパクトなガウンで胸に黒の横線。白の色合いと生地がすごくいいです。

エマ・ストーン。黄色とも金色とも取れる鮮やかなロング・ドレス。









 
author:沢田太陽, category:アワード, 08:12
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