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紅白が(ちょっとだけ)見たいかも
どうも。


いよいよ大晦日ですね。こっちもさっき12/31になったばかりです。

ところで、すっごくギルティ・プレジャー(怖いものみたさ)的ではあるんですが、

紅白をちょっとだけ見てみたい(笑)!

うちのケーブル、サンパウロですけど、NHKの国際放送、映るので。


そのNHKの放送すら、年に1度チャンネル合わせばいいくらいなほど見てないんですけどね。去年の大晦日は紅白、「あまちゃん」のとこだけ、タイミングよく見ました。



で、今年はなんか聞いたところによると、聖子ちゃんと明菜と、薬師丸ひろ子が出るとかで。すっごい80s!


僕の場合、80sはすでにバリバリの洋楽少年だったので、真っ正面にはこのあたりは聴いてはいないんですけど、ただ、中学生らしい多感さがあったから、周囲の人の聴いてるものは自然と耳に入ってきて覚えたものです。レコードなんて買わなくても、「ザ・ベストテン」はそれでもなんとなく毎週つけてはいたので、勝手に耳と体が覚えているものです。


僕は80sの日本のアイドル・カルチャーそのものに関しては、実際問題、かなりひどいものもあったのもたしかだし、日本からFBフレンド経由で入ってくる再評価みたいなものも「それはちょっと過大評価なんじゃないの?」と思うこともあるにはあるんですけど、でも、聖子ちゃんや明菜クラスはあの当時でさえも「さすがに丁寧によく作ってあるな」と中学生ながらに思っていましたね。歌唱力も他とは圧倒的に違ったし、今振り返っても、つけてるソングライティング・スタッフのレベルが違いましたからね。あと、寡作ではあったけど、薬師丸ひろ子もそういうイメージだったものです。


だからなのかな、今でも、このあたりの人たちの曲って、たまにyoutubeで聴きたくなる瞬間があったりしましたね。今、日本で友人経由で入ってくるアイドルって、なんか「小中学生の子供みたいだな」と顔とか声聴いてても思ったりするんですけど、あの当時のは、まだ彼女たちが僕よりも年上だったこともあるとも思うんだけど、それを差し引いても、そんな幼稚な感じはしなかったですけどね。

きっと、僕みたいに感じる人が、多分僕の世代に多いから、こういうブッキングになったんだろうし、話題にもなってるんだろうなと思います。なんか「ポップ・クラシック感」があるというか。


そこまで詳しく分析したことないから無責任な物言いかもしれないんですけど、70s〜80sの日本のヒット・ポップスって、なんなんだろう、いいメロディ・メイカー多かったからなんでしょうかね。良い曲、多かったような気がします。90sに関しては、尖ってた部分は世界的に見てもカッコ良かった(おそらく日本の音楽史上のピーク)んですけど、流行り曲のレベルは逆にすごく人工的な感じがしてダメだった。で、00sは・・・やめときましょう(苦笑)。


そんな感じなので(笑)、こっちでの放送時間考えると31日の午前から昼なので、買い出しの時間もあるから見れるかどうかやや微妙なところではあるんですけど、見れたら見ます。明菜、ちゃんと歌えるのかな。
 
author:沢田太陽, category:個人話, 11:47
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最新全米映画興行成績
どうも。


きょうは、これを見て来ました。




日本でも公開されていますね、「ベイマックス」。これをワイフ、そしてトムと見ました。


これは記念すべき映画です。なにせ、映画館でトムが最初から最後まで見た、人生ではじめての映画でしたから。2歳8ヶ月での、映画初完投、と言ったところでしょうか。


こういう「人生ではじめて見た映画」というものが、きちんと記録されたこともすごく貴重ですよね。彼にとって人生で最初に好きになった曲はファレルの「Happy」で、今日も含め毎日のように「♩because I'm happy〜」と歌ってますが(笑)、僕は自分が一生で最初に見た映画も、好きになって鼻歌歌った最初の曲も知りませんからね。そういうのを親が記録できる時代になったというのはすごく素敵なことだなと思います。


「ベイマックス」これ、題材がまた、「日本を意識した架空の街」での、日本人キャラクターのお話なので、トムにはすごくよかったと思います。まだ、彼は日本がどういうものなのか、知りはしないのですが、そのうち、自分のルーツとして日本を知ることになるでしょうからね。そして、映画的にも、すごく素敵だったと思いますね。特に、ヒロのお兄さんの「タダシ」の出て来るモノローグはどれもこれも泣けるし、加えて、彼の存在が、この映画にとってもっとも最高のメッセージを持っている。後半のヒロが自制心を失いそうになるときの、仲間が献身的になるあそこ、あれはグググッと来ましたよ。トムにもちゃんと伝わっていればいいな。


では、火曜日恒例、全米映画興行成績、行きましょう(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。




1(1)The Hobbit:The Battle Of The Five Armies
2(-)Unbroken


3(-)Into The Woods

4(2)Night At The Museum:Secret Of The Tomb
5(3)Annie
6(5)The Hunger Games Mockingjay Part 1
7(-)The Gambler

8(16)The Imitation Game

9(4)Exodus:Gods And Kings
10(6)Wild

今週クリスマスの週末だったことで、興収は好調です。

1位のホビットは2週目でも4100万ドルと高い数字でしたしね。

2位で初登場は「Unborn」。こちらはアンジェリーナ・ジョリーが監督をつとめた戦争映画。これは、元陸上のオリンピック金メダリストで、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜になったルイス・ザンペリーニの実話をもとにした大ヒット・ノンフィクションを映画化したものです。

これは、本の方が話題作だったことに加えアンジーの監督、コーエン兄弟が脚本、撮影監督がオスカー・ノミネート通算11回の名匠ロジャー・ディーキンスということもあり、今年に入ったあたりから「オスカー最有力候補」とも見られていた作品です。そういう事前の前評判もあってか、今週この映画、戦争映画としては異例の3100万ドルという高数字を獲得しています。

・・が!

16日に発表のあったゴールデン・グローブで完全オミットだったことでも悪い予感はあったのですが、これ、評判はよくありません。Metacriticで59点、Rottentomatoesでは51点。これではオスカーの作品賞にノミネートされるにはかなり苦しい得点です。


この映画、どうやら日本の右翼団体からアメリカのユニバーサルに向けて、軍の描き方をめぐって公開中止を求める抗議行動のようなものもあったらしいのですが、まあ、以前「The Interview」のニュースのときにも書きましたが、「他の国から見たらこう見える」という見方を、圧力で押さえつけようとする行為は、それがなんであれ、僕は反対です。この映画、多分、僕は見ると思いますが、詳しくは、見てから書こうかと思います。



3位初登場は「Into The Woods」。これは1986年に上演されたスティーヴン・ソンドハイムのミュージカルの映画化ですね。魔女の呪いで子供が生まれない夫婦が森に迷ううちにシンデレラ、ジャックと豆の木、ラプンツェルに出会う・・という、そういうお話です。

この映画、監督は「シカゴ」でオスカーも受賞したロブ・マーシャルで、魔法使いにメリル・ストリープ、ヒロインにエミリー・ブラント、シンデレラにアナ・ケンドリック、そしてオオカミにジョニー・デップが扮するという豪華ラインナップです。

これもオスカーの期待がかけられているんですが、Metacriticで70点、Rottentomatoesで71点。まあ、「Unbroken」よりスコアは上ですが、ノミネートは結構ギリギリですね。おととしの「レ・ミゼラブル」より得点自体は上なんですけど、最後の1作で入るか否か、ですね。こちらはゴールデン・グローブにはノミネートされています。

7位初登場は「The Gambler」。こちらは1974年に、あの「ゴッドファーザー」の長男、ソニー・コルレオーネことジェイムス・カーンが主演して大ヒットした映画のリメイクですね。こういう、「DVD化してほしいんだけどなあ」みたいな、かゆいところに手が届く感じのリメイクって僕は好きですね。クラシック映画への好奇心が高められる意味でも好企画だと思います。

ただ、このマーク・ウオールバーグをあらたに主役に据えた新ヴァージョンですが、評判はちょっとふるいません。Metacriticで56点、Metacriticで48点。


そして拡大公開で8位に上がって来たのは「イミテーション・ゲーム」。こちらはベネディクト・カンバーバッチ主演の作品で、第二次世界大戦時代に活躍したイギリスの数学者アラン・チューリングが、戦争後に同性愛者であることを理由に告発を受ける、という作品です。

この映画、以前からオスカー・レースのときに何度も名前はあげさせてもらっているのですが、ここに来てオスカー・ノミネート狙いに焦点を絞ってきたか、拡大公開で話題を集めて最後の追い上げをしたいところです。

映画の方はMetacriticでこそ72点と、会心の高さではないのですが、Rottentomatoesでは89点と満足度の高い結果も出てますね。作品賞、カンバーバッチの主演男優賞、脚色賞のノミネートは確実ですが、本作としては監督賞、キーラ・ナイトレイが候補の助演女優賞に声がかかるか、といったところでしょう。


さて来週ですが、興行的に大きな新作はないのですが、オスカー候補になるかいなかをめぐって当落線上の作品の公開がはじまります。この映画も評判はいいのですが、作品賞にすべりこめるか。オスカー・アイザック主演、相手役はジェシカ・チャステインのこの映画、JCチャンドー監督の「A Most Violent Year」、こちらのトレイラーでシメましょう。




 
author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 06:16
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最新全英チャート
どうも。

もう、残すとこ、あと3日なんですね。

では、今年最後の全英チャート。


SINGLES
1(2)Uptown Funk/Mark Ronson feat Bruno Mars
2(1)Something I Need/Ben Haenow
3(3)Thinking Out Loud/Ed Sheeran
4(7)Blank Space/Taylor Swift
5(4)Up/Olly Murs feat Demi Lovato
6(-)Heroes(We Could Be)/Alesso feat Tove Lo


7(10)All About The Bass/Meghan Trainor
8(6)These Days/Take That
9(12)Wrapped Up/Olly Murs feat Travie McCoy
10(9)Outside/Calvin Harris feat Ellie Goulding


マークとブルーノ、1位取り返しました。さすがは驚異のダウンロード数、誇るだけはあります。

今年最後の初登場はスウェーデンのDJアレッソ。フィーチャリングは同郷の今年のヒット・アーティスト、トゥーヴェ・ルーです。

では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS
1(1)X/Ed Sheeran
2(2)In The Lonely Hour/Sam Smith
3(3)Never Been Better/Olly Murs
4(4)Wanted On Voyage/George Ezra
5(5)III/Take That
6(6)Four/One Direction
7(8)1989/Taylor Swift
8(11)Chapter One/Ella Henderson
9(14)A Perfect Contradiction/Paloma Faith
10(7)Christmas/Michael Buble

6位までが先週と同じという、全英アルバムとしては珍しい動きです。

エラ・ヘンダーソンとパロマ・フェイスがトップ10再登場しています。


今年はこれで全英チャートはおしまいです。全英チャートは、新年1月5日からですね。


 
author:沢田太陽, category:全英チャート, 08:02
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「年間ベスト」よりも「アワード」が増えてほしい音楽界
どうも。


こないだおしらせした、Drillspinに掲載した僕の年間ベスト、反応が多く嬉しい限りです。あちらのサイトで今、一番多く読まれている記事にもなっているようでツイートも「いいね」も多くて嬉しい限りです。


日本のメディアではどうかよく知らないのですが、毎年この季節、欧米圏の活字系のエンタメ・メディアは、年間ベストのリストが多数出そろう時期です。そして最近さらに便利なことに、こうした年間ベストの結果は、合計してデータ化されていたりもします。それをやってるのが、Metacriticと言って、僕が全米映画興行成績のときに参照にしているサイトなんですが、ここはそんなこともやっています。

では、ここで、Metacriticによる、2014年の年間ベスト成績がもっとも良かった作品を10作品見てみましょう。

1.Lost In The Dream/The War On Drugs
2.St.Vincent/St.Vincent
3.Run The Juwels 2/Run The Jewels
4.LP1/FKA Twigs
5.Syro/Aphex Twin
6.Our Love/Caribou
7.Burn Your Fire For No Witness/Angel Olsen
8.1989/Taylor Swift
9.Morning Phase/Beck
10.Ultraviolence/Lana Del Rey


こんな感じですね。僕がこないだ選んだ年間ベストでこの10枚と重なってるのはトップ10までで4枚、トップ20までで6枚ですね。

全部が全部良いとは思いませんが、このメディアから今年年間ベストで愛された10枚はなかなかの顔ぶれだと思います。

ただ!

この10枚、選ばれたのは良いものの、

それがいったい、その後の社会認知にどのくらいつながるものなの??

そこんとこ、僕は毎年疑問なんですよね〜。

雑誌の年間ベストに多く選ばれたからと言って、じゃあ、ウォー・オン・ドラッグスとかセイント・ヴィンセントのセールスやライブでの観客動員がうんとはねあがるものなのか?僕自身は両方ともトップ3に入れてるほど大好きな作品なので個人的にすごく興奮するし、ライブも本当に今すぐにでも見たいアーティストではあるんですが、その興奮というのは果たして僕みたいに年間ベストを細かくチェックするようなファン以外の人たちにも果たして有効なことなのか?


ぶっちゃけて言ってしまうと、今回Metacriticに選ばれたこの10枚くらいで、この先、グラミー賞などのアワードに縁がありそうなのって、ハッキリ言ってテイラー・スウィフトとベックくらいなものです!


実際問題、ベックの「Morning Phase」はグラミーの最大賞である最優秀アルバム賞にノミネートされたし、テイラーの「1989」は発売時期の関係で2016年2月のグラミーが対象ですが、そのときのアルバム賞へのノミネートは確実でしょう。


しかし、それ以外にここに入ってるアルバムで、グラミーの、しかもテレビ中継がある時間のカテゴリーにノミネートされた作品なんて何もないんですよね。ヴィンセントはオルタナティヴ部門、エイフェックスがエレクトロ・アルバムでノミネートされてますけど、あれはテレビでは発表されないものだし、ラナは今回完全シャットアウトされてますしね。一般知名度がそれ以下のものは、ノミネートさえされていません。


別にグラミー賞に文句がいいたいわけじゃありません。グラミーはグラミーで近年、割とインディっぽいものに理解を示すようにはなって来てるの知ってますから。

ただ、グラミーより尖った印象の音楽アワードは、もう少し出来ないものなのか!!

これに関しては、本当にそう思いますね〜。

そういう音楽アワードが複数できて、世間に注目される音楽賞の選択肢がもう少し増えたら、上の10枚のようなアルバムの世間からの認知度、絶対上がると思うんだけどなあ〜。



僕がなぜこのように思うのか。今度は同じMetacriticの、映画批評媒体の年間ベストの成績が良かった10作品を見てみることにしましょう。

1.Boyhood(6才の僕が、大人になるまで)
2.The Grand Budapest Hotel(グランド・ブダペスト・ホテル)
3.Under The Skin(アンダー・ザ・スキン 種の補色)
4.Birdman(バードマン)
5.Selma
6.Whiplash
7.Ida(イーダ)
8.Inherent Vice
9.Gone Girl(ゴーン・ガール)
10.Nightcrawler


こんな感じです。では、これと同時に、Metacriticは、「オスカー前哨戦」と呼ばれる、全米各地で点在する、現時点で20近くあるアワードの結果(もしくはノミネート結果)をまとめたトップ10も出しているんですが、これも見てみましょうか。

1.Boyhood(6才の僕が、大人になるまで)
2.Birdman(バードマン)
3.The Grand Budapest Hotel(グランド・ブダペスト・ホテル)
4.Whiplash
5.The Imitation Game(イミテーション・ゲーム)
6.Selma
7.Gone Girl(ゴーン・ガール)
8.Nightcrawler
9.Theory Of Everything(博士と彼女のセオリー)
10Under The Skin(アンダー・ザ・スキン 種の補色)


おわかりでしょうか?

「年間ベスト作」と「アワードレース参戦映画」がほぼ一致していることを!


だから、「批評媒体」にちゃんと評価されることが、映画業界にはちゃんと意味があるのです。そのあかつきとして、しっかりアワード・レースには絡むことはできるわけですから。実際問題、この「アワード・レース」でのトップ10のうち、オスカーの作品賞には、少なくとも8作品のノミネート(ノミネート枠は9枠)はあると思いますが、そこには「年間ベスト」にも入っている「Boyhood」「The Grand Budapest Hotel」「Birdman」「Selma」「Whiplash」「Gone Girl」の6つは確実にあるでしょうね。


さらに年間で10位の「Nightcrawler」も当落線上ではあるものの作品賞ノミネートの可能性は十分あると思うし、同じく年間7位の「イーダ」は外国語映画部門の最有力作品です。



ね?批評紙でいくつか1位取ったからって、「一部の音楽ファンからの評価」くらいしか見返りがもらえない音楽界とは大違いで、映画には評判が良ければアワードで注目されるチャンスが大きいことがわかるでしょう?



僕は、音楽にも、この「アワードでのご褒美」がもう少しあった方が良いと思うんですよね。それが結果的に、音楽シーンの良化にもつながると思うんで。


実際の話、映画も以前はこうではありませんでした。80年代までは、「配給会社の力関係」でオスカーが決まることが多く、それが映画のレベルの低下にもつながっていました。実際問題、80sのオスカーの作品賞受賞した作品、今日までどれくらいの人の記憶に残ってます?おそらく1950年代の受賞作並みにひどい(このときが政治力オスカーが最悪のとき)ものですが、たしかに80年代の場合、アメリカ映画がポップ・ミュージックの勢いに押されっぱなしで、音楽に比べて存在感の薄いエンタメに落ちていたことも事実です。


ただ、90sになって、アワードの数がかなり目立って増え、それと同時にインディペンデント系の映画作家がピックアップされる機会が増えたんですよね。80sまでのアメリカ映画界だったら、そういう感覚ってほとんどなかったんですが、90sに入って、コーエン兄弟やらタランティーノがオスカーに絡み始めるくらいから、そうした、これまでのハリウッド然としてないインディあがりの監督の作品がアワードで目立ちはじめて、それがオスカーにもだんだん反映されるようになってきた。これは大きな話です。そういう話がなかったら、今回のオスカーでの最有力作がリチャード・リンクレイターの「Boyhood」なんて話は生まれなかっただろうし、ウェス・アンダーソン(「The Grand Budapest Hotel」)やアレハンドロ・ゴンサロ・イニャリトゥ(「バードマン」)がアワードレースの上位につけるなんてことはなかったでしょうからね。


去年のオスカーだって、デヴィッドOラッセル(「アメリカン・ハッスル」)だ、スパイク・ジョーンズ(「Her」)だ、アレクサンダー・ペイン(「ネブラスカ」)といった、いかにもなインディの人が作品賞の候補だったわけで。こういう作風の人たちが、スーパーヒーローのシリーズものの、ビッグ・バジェット映画全盛の世の中でも、しっかり良い作品内容でアワード・シーズンでしっかりアピールできる世の中にしっかり出来たことに関しては、アメリカの映画界はもっとちゃんとほめられるべきだと思います。


そこにいくと、音楽の方はグラミー賞がただあるだけで、しかもそれも、審査員がなんとなくどんぶり勘定でノミネートを選んでるだけで、そこに確固とした批評の母体があるわけじゃない。そういう基準がより確立するためにも、複数のアワードが必要だし、そういうのが増えて行けば、もうすこし一般社会のポップ・ミュージックを見る批評性もあがっていくだろうし、グラミー自体ももう少しエッジのある賞に変わるとも思うんですけどね。


ポップ・ミュージック界がただの「こどもたちに人気」だけのものでなく、作品的な評価がちゃんと浮かばれるものにするためにも、「作品評価」のインフラ整備は必要だと思います。

 
author:沢田太陽, category:エンタメ・ニュース, 03:36
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見たい映画とTVドラマがいっぱい
どうも。


きょうから、僕も1週間強の休みに入ります。

その間に、たまってる映画評が2本あるので書かないとですね。

あと、この休みのあいだに見に行く予定のが3本ありますね。そこからレヴューもあるでしょう。

プラス、ウェブをサーチして、見損なってるTVシリーズを、少なくとも2つ見なくては、と思ってるとこです。こういう休みが、逆に搔き入れどきのチャンスというのは、休めない人間の性なものです(笑)。

では、お楽しみに。
author:沢田太陽, category:-, 15:53
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最新全米チャート
どうも。

きのう、クリスマスでゆったりし過ぎてました。スミマセン、遅れちゃって。


金曜恒例、全米チャート、行きます。

SINGLES

1(1)Blank Space/Taylor Swift
2(2)Take Me To Church/Hozier
3(3)Uptown Funk!/Mark Ronson feat Bruno Mars
4(6)
Thinking Out Loud/Ed Sheeran
5(4)Lips Are Movin'/Meghan Trainor
6(5)I'm Not The Only One/Sam Smith
7(9)Love Me Harder/Ariana Grande
8(11)Jealous/Nick Jonas
9(8)Animals/Maroon 5
10(7)
All About That Bass/Meghan Trainor  

さすがに時期が時期なので、動きはないですね。この上位4曲の中から何が年始に飛び出すか気になります。

では、圏外に行きましょう。14位のこの曲で。




先日行なわれた「The Voice」USAで準優勝になったマット・マクアンドリューの「Wasted Love」。「The Voice」はたまにツラッと見てたので、彼のことも少しわかります。ナードっぽい風貌なんだけど、声がよく、案外力強いみたいなキャラがウケてましたね。優勝するかと思ってたら2位だったんですね。

では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS
1(2)1989/Taylor Swift
2(-)The Pinkprint/Nicki Minaj
3(3)That's Christmas To Me/Pentatonix

4(1)2014 Forest Hills Drive/J.Cole
5(-)Black Messiah/D'Angelo &The Vanguard
6(8)In The Lonely Hour/Sam Smith
7(7)Four/One Direction
8(9)X/Ed Sheeran
9(10)Man Against Machine/Garth Brooks
10(5)Rock Or Bust/AC/DC

テイラーがまた1位を取り返しました。

2位初登場はニッキー・ミナージュ。これ、タイトルはジェイZのパロディですね。「ブループリント」に対して「ピンクプリント」。

そして5位には、実に14年ぶりの新作、それじゃほとんどガンズ&ローゼズですが、ディアンジェロの新作が遂に出ました。こちらから1曲聴いてみましょう。




その14年前の前作と感触変わらないですが、よりバンド色は濃くなった感じですね。この長きの不在のあと、今後どう出るか、見ものです。

 
author:沢田太陽, category:全米チャート, 10:11
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