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最新全英チャート
どうも。

次の洋画入門の追い込みでバタバタしてます。なかなか選考が確定出来なくて、作品見比べて吟味してるので大変です。

では、月曜恒例、全英チャート、行きましょう。


SINGLES
1(-)She Loks So Perfect/5 Seconds Of Summer


2(1)I Got U/Duke Dumont ft Jax Jones
3(-)Changes/Faul&Wad Ad


4(2)My Love/Route 94 feat Jess Glynne
5(3)All Of Me/John Legend
6(4)Happy/Pharrell Williams
7(-)Wizard/Martin Garrix&Jay Hardway


8(7)Rather Be/Clean Bandit feat Jesse Glynne
9(8)Dark Horse/Katy Perry
10(5)Tsunami(Jump)/DVBBS&Borgeous feat Tinie Tempah

1位で初登場は5セカンズ・オブ・サマー。オーストラリアの「ワン・ダイレクションの対抗馬」だそうです。それにしても、ポップ・パンクって、今や完全にアイドル・フォーマットなんですね。

3位で初登場のファウル&ワド・アドはフランスのDJコンビ。

7位には「Animals」でアメリカでもヒット中のオランダのDJ、マーティン・ガリックスのニュー・シングルです。ではアルバムに行きましょう。



ALBUMS
1(-)The Power Of Love/Sam Bailey
2(1)Symphonica/George Michael
3(-)Going Back Home/Wilko Johnson&Roger Daltrey
4(3)Girl/Pharrell Williams
5(7)Love In The Future/John Legend

6(4)A Perfect Contradiction/Paloma Faith
7(5)The Take Off And Landing Of Everything/Elbow
8(2)Kiss Me Once/Kylie Minogue
9(12)Timeless/Dr.Hook
10(32)Since I Saw You Last/Gary Barlow


1位初登場は「X Factor」の昨年のコンテスタントのサム・ベイリー。

そして3位で初登場はDr.フィールグッドのウィルコ・ジョンソンとザ・フーのロジャー・ダルトリーとのコラボ盤です。
 
author:沢田太陽, category:全英チャート, 10:46
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どうしてアメリカのエンタメ界は70s後半がやたら好きなのか
どうも。

今日は前からしたかったものの、なかなかキッカケがなくて出来なかった話をしましょう。題してこれです。

どうしてアメリカのエンタメ界は70s後半がやたら好きなのか

ズバリ、これです。これに関しては、もう随分昔からずっと思っていました。

今回、これを話す気になったキッカケはコレです。



ミラ・クニスがアシュトン・カッチャーの子供を妊娠しちゃったからなんですね。この2人、共に出世作となったドラマ「ザット70sショウ」のときも恋人同志の役だったんですよね。カッチャーがマイケル・ケルソで、ミラがジャッキーで。ミラ、このときまだ10代だったんですよね。

それはさておき、この「ザット70sショウ」はエピソードのタイトルがシーズン5以降、レッド・ツェペリンやザ・フー、ローリング・ストーンズ、クイーンの曲だったくらい、70sにこだわったものでした。話は1976〜79年の設定だったはずです。主題歌もチープ・トリックでしたからね。

この「ザット70sショウ」がスタートしたのは1998年でしたけど、「70s後半リバイバル・ブーム」がアメリカではじまったのは、この番組からではありません。先鞭をつけたのはコレですね。



これはHTEの「洋画入門」のとこでも紹介している、リチャード・リンクレイター、1994年の代表作「Dazed&Confused(バッド・チューニング)」。これは「90年代のアメリカン・グラフィティ」とも呼ばれるくらいに、過去のハッピーな時代にタイムスリップした青春ものなんですけど、アメグラが70年代から60年代を見たのに対し、こちらは90年代から1976年を振り返ったものとなっています。また、これと同じ年にタランティーノが出した映画史上の傑作「パルプ・フィクション」で、70s映画の象徴だったジョン・トラヴォルタが華麗なカムバックを果たしたりしたことも大きかった気がします。




あと、厳密には「1980年」ですけど、1999年に放映された青春ドラマ「Freaks And Geeks」にも、このフィーリングがありますね。理由は後述しますが、1980年もカルチャー的には「70年代後半」とほとんど同義のものとアメリカでは捉えられてますからね。写真に写ってるジェイムス・フランコ、セス・ローゲン、ジェイソン・シーゲルが初々しい!



そして、僕がこのブログで何度話したかわからない、この2004年公開の「俺たちニュースキャスター」。これも舞台設定は1976年。70sギャグの大応酬ですからね、この映画(笑)。こないだ公開された「2」も1979年の設定。あくまでも70sにこだわってました。



あと2011年のヒット映画の「スーパー8」。これも70sスピルバーグへのトリビュート映画でした。エンディングではELOの「Don't Bring Me Down」が流れたりね。



あと、去年のオスカー作品賞の「アルゴ」も1979〜80年のお話でしたね。冒頭のワーナーのロゴが当時と全く一緒だったりしました。



つい先日話題になったばかりの「アメリカン・ハッスル」も78年の話でした。


これ以外にも、ソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」も1974年の話なのに、劇中で流れた曲はELOやスティックスの70s後半の曲だったし、70s後半に人気だった刑事物「スタースキー&ハッチ」のリメイク映画もあったし・・。これ、どう考えても、「単なる偶然」ではなく、あからさまに「アメリカがこの時代が好き」ということなんだと思います。


これ、日本人からしたら不思議なことかもしれません。日本の場合、団塊の世代は1970年代前半のフォークの時代が好きだし、僕に近い世代は「80sカルチャー」にやたら強い思い入れがある。むしろ70sの後半って、中途半端な印象を持たれてるような気がするんですよね。洋楽ファンにはベイ・シティ・ローラーズとかクイーン、KISS、エアロスミスの「ロック御三家」とかそういうイメージで、そうじゃない人には「ニュー・ミュージックの時代」とか、そんな感じかな。客観的に見て、そんなにインパクト大きいようには感じません。


では、なぜアメリカで、1976〜80年がやたら人気があるのか。僕なりに分析してみたいと思います。


1.大きなカルチャー・アイコンがあるから

まず、ひとつは、間違いなくこれが大きいんだと思います。70s後半と言えば、「スター・ウォーズ」があり「ロッキー」があり「チャーリーズ・エンジェル」があり・・。後年にまでずっと語られる大きなカルチャー・アイコンがあるんですよね。これは70s前半にはない傾向です。それゆえに振り返られやすい、というのがあります。

あと、音楽に目を通してみても、70s前半のフォークとかカーペンターズよりも、ポップスではABBAやドナ・サマー、ビージーズ、フリートウッド・マック、ロックではKISSやクイーンと、視覚的にギラギラしたものが印象にやっぱ残りやすい。

80sの場合は「フラッシュダンス」「ダーティ・ダンシング」「フットルース」「パープル・レイン」と、ネタにして振り返られやすいものはあるにはあります。音楽のメガヒットもデカイです。

ただ、80sと70s後半で決定的に差があるのが


2.リスペクト対象の規模の違い

これがズバリ、大きいと言わざるを得ません。

特に映画の場合、70sは「アメリカン・ニュー・シネマ」の時代で、映画文法自体が大きく変わり、むしろ今日の映画のお手本になってしまった時代ですからね。マーティン・スコセッシにスピルバーグにウッディ・アレン。他にもコッポラ、ウィリアム・フリードキン、マニアックなところではハル・アシュビーとかピーター・ボグダノヴィッチあたりも、昨今の監督からの再評価が高いですね。

実際、1976年くらいの作品ってシドニー・ルメットの「狼たちの午後」や「ネットワーク」、アランJパクラの「大統領の陰謀」などの影響がたとえばデヴィッド・フィンチャーやポール・トーマス・アンダーソンの映画に出て来たりもしますからね。

あと、コメディで言っても「サタディ・ナイト・ライヴ」がこの時期出て来て、チェヴィ・チェイスやら、ブルース・ブラザーズ、ビル・マーレーが出て来た。

音楽で言うなら、60s派から言わせると「ロックの産業化」を叩かれる時代ではあるんだけど、まだ80sほどには音作りもマーケッティングも人工的でないし、逆に商業規模では60sよりも断然上だし。その意味で「質」と「量」のバランスが取れてかつ、一番華やかだったんですよね。加えて裏では、パンク/ニュー・ウェイヴのように、「次に主流となるもの」が既に用意もされてもいたし。層が厚いんですよね。

そこに行くと、80sって、「本格派」としてリスペクトをされ続けている映画の数が圧倒的に少ないです。オスカー受賞作も他の年代に比べて弱いし、目立った監督も90s以降よりも出てないし。音楽的には、デカいアイコンはあるんだけど、それは桁を超えたものでないと後世に「若手からのリスペクト付き」という形では残りにくくなっていたし、加えて、今日的に評価の高いものはアンダーグラウンドに押し込まれていた。それがために「80s憎し」になってる人も少なからずいた。そこも差になってる気がします。


3.アメリカが「60年代」を「自分たちが主役の時代」と思えていない

今度は、作品の質的なものではなく、時代背景的なもので見て行きましょう。よく日本の昔からのロック・ファンだと「ウッドストックにラヴ&ピースだ」みたい感じで、60sのアメリカはカルチャー的に大きく盛り上がっていたような印象も受けます。それは間違ってはいないと思います。

ただ、今現在の価値感覚で見た場合、60s当時のロック観が、70s以降のパンク〜ニュー・ウェイヴ以降の感覚に塗り替えられてしまっている。むしろ、90sにオルタナやヒップホップの世代が、自分たちの親世代の60sのヒッピー世代を蹴落としてしまっている。これは、その当時のヒッピーが「ヤッピー化」し保守化したことも良くなかったんですけどね。

加えて60sって、全体を通して見た場合、カルチャーの時代を作ったのって、実はヨーロッパだったりします。特に60sの前半〜半ばにそれは顕著です。映画ではフランスのヌーヴェルヴァーグがあったし、イタリアからもフェリーニやアントニオーニだったりセルジオ・レオーネみたいなマカロニ・ウェスタンの映画の影響力が強かった。一方、その頃のアメリカ映画界はミュージカルや大作映画ばかりに金をつぎ込んでしまって、歴史的に残る作品がほとんど作れていない。60s後半になって、「俺たちに明日はない」だの「卒業」とかが出て来て、映画が変わって行きますけど、それにしてもヌーヴェルヴァーグあたりからの影響の強い映画なわけでしたからね。

音楽にしても、やっぱりビートルズやストーンズのようなブリティッシュ・インヴェージョンによるバンド・ブームの影響が世界的に見て大きかった時代です。あと、ファッション的にもロンドンからの影響の強い時代だし。

今となっては「60sのアメリカで最も強く思い出される文化」って、ソウル・ミュージックかもしれないですね。公民権運動もあったことだし。


4.ベトナム戦争は振り返りたくない

あと、「ベトナム戦争の時代は振り返りたくない」という心情も強いかと思われます。

あの戦争自体は1974年に終結しますが、そのときに泥沼化して受けた爪痕が大きいのでしょう。その精神的な虚脱感はスコセッシの「タクシー・ドライバー」やマイケル・チミノの「ディアハンター」にも描かれてるし、ブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・USA」もしかりです。

そして、ベトナムが終わった直後に、「アメリカン・グラフィティ」という、ベトナムがはじまる前の時代を懐かしむ映画が現象的に流行ったり、70s後半の流行りがやたらと華やかなのも、「暗いベトナムの時代を忘れたい」という精神構造が働いているからのような気がします。

5.民主党政権だったから

そして、これは先述した「70年代後半に1980年も入る」とした理由でもあるんですが、1976年の大統領選挙で勝利し、80年の秋まで政権を握っていたのは民主党のジミー・カーターなんですね。アメリカの場合、政権ひとつで文化の空気もガラッと変わるものなんですが、そのタイミングが80年まで続いていることで、そこまでをひとつの文化圏と見なしているのだと思います。

先日公開になった「俺たちニュースキャスター2」で、クリストファー・クロスの「風立ちぬ」やケニー・ロジャースの「レイディ」という、厳密には1980年のヒットが79年舞台のドラマで違和感なくかけられていたのもそれが理由だと思います。「Life!」でも、79〜80年にヒットしたルパート・ホームズの「Escape」が流れてましたけど、これもそういう感覚でしょうね。

で、アメリカのエンタメ界を見て行くと、大半の場合がデモクラット(民主党支持者)です。そりゃ、そうでしょう。かたぎの仕事につかないで芸術表現しようとする人が、世の保守性を求めるってことはセオリーで考えて普通ない(もちろん例外もありますが)ですからね。ちなみにアメリカは69〜76年、81〜92年終わりまでが共和党政権。そういうところも、時代の気分的に楽しめるものなのか否かの判断に影響してるのでは、と思います。


・・と、こんな感じですね。


こういう感じなので、なんとなくですけど、僕がまんま10代をそのものを過ごした「80s」の本格リバイバルは、アメリカのエンタメでは今後も起こらないような気がしてます。アメリカだけじゃなく、イギリスでも起こってませんけどね。これもマーガレット・サッチャーの時代だったことが関係あるのかな。あるいは、5年くらい経ったら、変わることがあるのか。なんか、ないような気がするんですけどねえ。
 
author:沢田太陽, category:評論, 12:43
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ロック・フェスも差別化の時代なのかな
どうも。

僕のところは来週がロラパルーザ・ブラジルです。そろそろ予習しないといけない時期です。映画ばっかり見てるんですけどね(笑)。

そんな矢先、本家シカゴでのロラパルーザのラインナップが発表されました。



こういう感じなんですが、これがかなり物議をかもしてます。

これ、かなりクラブ寄りに、というかEDMとヒップホップに振りましたね!

このラインナップにしたことで、ロラパルーザ・ファンの間では「過去最悪のラインナップだ」なんだで、かなり批判が飛んでいます。まあ、それもわからないではないと思うんですけど、ただ、気持ちとしてわかるのは、最近、世界各国のフェスが定着し過ぎて、世界各国持ち回りのパッケージ・セット化してましたからね。「どこの国見ても、だいたい同じような顔合わせになってるじゃないか。これじゃ画一的で面白くない!」という感じで揺さぶりをかけたんじゃないかな、という気がしてます。


あと、今のご時世、「大衆的でかつ、刺激もある音楽」となったときに、「ロックだけにこだわるのもナンセンス」ということにもなったんじゃないですかね。そういう気持ちもわかります。


で、ロラがこういう方向に踏み切ったと思ったら、今度はイギリスの方でこういうフェスもあります。



これは8月の終わるにあるエンド・オブ・ザ・ロード・フェスティバルというものなんですが、こっちはもう、インディ・ロックの先鋭的な部分ばかりを集めたものです。上から2番目の「The Gene Clark No Other Band」は、フリート・フォクシズ、ビーチハウス、グリズリー・ベアの3バンドによるフォーク・ロックの伝説ザ・バーズの元メンバーでソロ・ワークがカルト的な支持を得ているジーン・クラークの特別トリビュート・バンドです。


そんなものを目玉のひとつに持ってくるくらいです。カッコつけまくってるでしょ(笑)。このフェス、去年だかもパティ・スミスにポエトリー・リーディングのライブやらせたり、思いっきり野っ原の中でステージ組んだり、やることがとにかくスノッブ趣味全開です。ピッチフォーク・フェスティバルもそういうカラーが強いフェスですが、こっちを知っちゃうと、やってることがまだポップに見えて来ます。

なんというか、「オール・トゥモロウズ・パーティ」っていう、僕、個人的にはあまり得意ではない、アーティスティックでちょっとストイックすぎるイベントがありますが、あれが持ってる「本気度」の部分をさらに強めた感じがします。


こういう感じって、行き過ぎると、「おいおい。アートもいいかもしれないけど、基本、”ロック”なんだから、もうちょっとリラックスして楽しもうよ」と言いたくなる瞬間もあるし、「ここまで振り切っちゃうと、客層が気取った人ばっかりで行くの怖いかも(笑)」という感じはあるにはあるんですけど、これ、困ったことに

それでも見たい物が多い。センスはすごくいい!

という感じは否めないですよね(笑)。

まあ、これで思いっきり体揺らして楽しむ人が多いんだったらいいです。これで客が腕組んで目でもつむりながら陶酔でもしだしたら絶対行きたくないけど(笑)。


でも、長い目で見て、今回のロラ本家の路線か、このEOTRの路線か、今後ロック・フェスの選択肢がまた増えそうな気がしますけどね。それはそれですごく健全なことだとは思います。







 
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 15:05
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最新全米チャート
どうも。

あいかわらず、ちょっと忙しいんですが、行きましょう。金曜恒例、全米チャート。


SINGLES
1(1)Happy/Pharrell Williams
2(3)All Of Me/John Legend
3(2)Dark Horse/Katy Perry
4(4)Talk Dirty/Jason Derulo feat 2 Chainz

5(5)Let It Go/Idina Menzel
6(5)Pompeii/Bastille

7(6)Team/Lorde
8(7)Counting Stars/OneRepublic
9(10)The Man/Aloe Blacc
10(12)Drunk In Love/Beyonce  feat Jay Z


今週も変わってませんね。ファレルは大ヒットになりましたね。

「Let It Go」が再トップ10ですね。先週なぜランクダウンしたのかがいまだに謎です。


では、アルバムに行きましょう。

ALBUMS

1(1)Frozen/Soundtrack
2(-)My Krazy Life/YG
3(-)Supermodel/Foster The People

4(-)Recess/Skrillex
5(-)Going To Hell/Pretty Reckless

6(5)Girl/Pharrell Williams
7(3)Mastermind/Rick Ross

8(-)Sex And Love/Enrique Iglesius
9(8)Pure Heroine/Lorde
10(-)Happiness Is/Taking Back Sunday


あいかわらず「Frozen」強いですね。

2位で初登場はウェスト・コーストのラッパー、YG。これがデビューになります。

3位で初登場はフォスター・ザ・ピープルの新作。聴いてみましょう。





今回、本人たちは「前作とは変わった」と言ってるようなんですが、評価では「変わってない」と言われてますね。まだ、全体聴いてないので何とも言えないんですけどね。でも、初登場で3位というのは人気として安定してますね。


そして4位は、やっと出たスクリレックスのアルバム。聴いてみましょう。




2年前にロラパルーザで見たとき、「こんなロックなDJってあるんだ」と思って凄くカッコ良かったんですけど、あのタイミングでアルバムを出せてたら絶対1位になれてたと思うんですけどねえ。思いのほか、時間がかかりすぎちゃって、好機を逃しちゃった気がしますね。どう巻き返すか。

あと、5位にはテイラー・モムセンのプリティ・レックレス、8位にはエンリケ・イグレシアス、10位にはエモ・バンドのテイキング・バック・サンディが初登場しています。

今日は26位初登場のこのバンドでシメましょう。カート・ヴァイルとのつながりでも語られるフィラデルフィアのバンドです。ウウォー・オン・ドラッグス。現時点で年間ベストの一角に食い込みそうなくらい評判のアルバム「Lost In The Dream」から、これを聴いてみましょう。



良い曲!このクラスが平均的に集まってるのだとしたら、かなり良いアルバムのはずです。すごくライブの見たいバンドのひとつですね。
author:沢田太陽, category:全米チャート, 11:57
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次の準備中です
どうも。


こないだの「洋画入門」がHTEサイトで一番読まれている記事になっています。ありがとうございます。


現在、来週後半あたりの更新を目標に次の準備を進めてます。今度のは前回のよりだいぶマニアックな感じになるので、ちょっとネタを仕込みつつやってます。そういうマニアックなものって、細かいところが抜けてたりしますからね。それもあって、ここ最近、毎日映画見てます。忙しいですが、でも、こうやって、原稿で確かなことを書くために背伸びして学んで行くのが後の力になって行くんですよね。これ、音楽のこと書いてるときに何度も経験してることですけどね。


では、明日の全米チャートでまた!
 
author:沢田太陽, category:-, 14:48
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クリス・マーティンとグウィネス・パルトロウ、離婚なのかあ
どうも。

まあ、もう知ってる人も多いと思うので、ここでは軽く感想だけ。



コールドプレイのクリス・マーティンとグウィネス・パルトロウが離婚を発表しましたね。


普段なら「エンタメ・ニュース」のところで紹介するタイプのネタなんですけど、このカップル、さすがに大物でしたからね。

このカップル、というかグウィネスに感謝するところがあるとすれば、この10数年、ややもすると地味な存在になりがちだった「ロックスター」というものに、華のあるステータスを与えてくれたことですね。それが特に、こういう話題でもなければ、ややもすると地味になりがちな、10年ちょっと前にはまだ大学でたばかりの文系バンドだったコールドプレイみたいなタイプにスターとしての風格を与えたわけですから、それはすごく貴重だったような気がします。


それまでって、たとえば80sなんかだと、「何人も斬る」みたいなマッチョなロックスターが、男性誌のグラビアに出て来そうな金髪の女優やモデルをものにして成り上がり、って感じが目立っていたんですけど、この2人の場合は、育ちがよく(両親共に役者さんですからね)、オスカーの作品賞に輝いた「恋に落ちたシェイクスピア」をはじめ、主演での代表作も既にあった正統派の女優さんだったグウィネスが、当時まだ駆け出しだった年下の才能溢れる地味なアーティストに光を当てた、という感じでしたからね。実際、2人が出会ったのが、2ndアルバムの「A Rush Of Blood To The Head」の発売の頃なので、ますますそんな感じですね。まだ、その頃は、1stアルバムは大ヒットしていたとは言え、アメリカではまだ最高位が50位台のバンドだったわけですからね。まだ「Clocks」でグラミーの最優秀シングルをとる2年近く前の話ですからね。


そして、結婚をして、子供が2人できてるあいだに、今度はクリスの方がグウィネスよりも代表作が多い存在になってきた。夫婦のネーム・ヴァリューのバランスは取れるようになってきたかな、という感じになってましたね。そして、こういう曲まであったりしてね。




やっぱ、このカップルで真っ先に思い出す曲ってこれですね。この「Fix You」は、グウィネスのお父さんが亡くなって、悲嘆にくれる彼女に対して捧げた夫としての真心溢れた1曲。コールドプレイ的にもかかせないレパートリーの1曲になってますよね。


その後は、そこまでパーソナルな面も含めて知ってる曲はすぐには思いつかないんですけど、デビューの頃から説得力のあるラヴソングには定評のあったクリスのことです。リリックの面でグウィネスが原動力になってた部分はかなり大きかったのではないかと思います。


すでに声明にもありましたけど、これからは、よく欧米の離婚家庭がそうしてるように、子供との間の親子の間柄は切らずに行くようですけどね。そういうとこが泥沼じゃなくて良かったかな、というのは救いがあってまだ良いかなと思います。そうじゃない例もたくさん知ってるんでね。


ただ、ここを機に、2人とも頑張ってほしいですね。特にグウィネスは結婚後に、結婚前ほどの代表作がなかったりしますからね。一番目立ったのって、「GLEE」の先生役くらいじゃないか。そしてコールドプレイは5月に新作が出ますね。ここからの新曲でこの場をシメたいと思います。




 
author:沢田太陽, category:エンタメ・ニュース, 12:31
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