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ジェイムス・ブレイクが取りました
どうも。

 

マーキュリー・プライズ、ジェイムス・ブレイクが取りましたね。おめでとうございます。


前も書きましたけど、今年のマーキュリーの場合、ノミネートされたどのアーティストが取っても全くおかしくない中で、妥当な人の1人であった彼が受賞した、という感じですね。今回の場合、取ってほしかったのは、おそらくもう今回のがしたら今後チャンスのなさそうなボウイだったりはしたんですけどね。


僕の場合、ジェイムス・ブレイクというと、「Limit To Your Love」を聴いた時の衝撃がすごくデカすぎて、正直、アルバムを聴いたときの印象が、「まだ、あのときの印象を超えんなあ」というのがあって、割と厳しい注文をしてしまうクセがあるんですが、それだけ期待値が高いと言うことです。


ただ、もう早くも、彼からの影響を口にするロードの「Royals」が今年のアンセムになったりしてるくらいですからね。その意味で時代が着いて来てる感はあるのかもしれないですね。


まだ、こっちにライブで来てないから、そろそろ生で見たいですね。動画では何度も見てはいますが、やっぱ、生身で見ないとわからないからね。
author:沢田太陽, category:アワード, 09:22
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LIVE評「The XX」@HSBCホール、サンパウロ(2013.10.26)



どうも。

今日は、その上の写真(これ、よく撮れてるな、しかし)でもおわかりのように、先週の土曜にサンパウロで行われたThe XXのライブ評、これを行きましょう。見に行った夜に直後の感想をチラッと書きましたが、いや〜、本当に素晴らしかったんですよ、これが!!!なので、忘れないうちに書こうと思います。


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日本にはもう何度か来てインディ・ファンにはおなじみのThe XXも、ここブラジルでは全くはじめての公演。こっちの新聞の音楽欄では結構取り上げられててCDも店頭には置かれているものの、放送メディアに引っかかっているタイプではないので、当初ブラジル公演の発表があった際、「どれくらい受け入れられるのかな」と少し不安でした。


しかし、いざ、チケットが発売されたら、一番安いセクションが1日で売り切れ!これには僕もビックリして、急いでチケットを買いに走りました。で、当日もその勢い通り、2000人規模のHSBCホールはほぼ満杯となっていました。


こっちのライブはほとんどの場合、オープニング・アクトをつけるのですが、僕もこの夜は事情で家を早く出れないことが事前にわかっていたので、ゆっくり出たのですが、オープニングを飾ったの、なんとYuckだったんです。結局、全く見れてないんですが、ちょっともったいないことしたかな、と思いました。

会場には、XXの登場の約1時間前の午後10時に着いたのですが、そこにいた観客はとにかくオシャレでしたね。僕がこっちで行ったこれまでのライブでも、屈指のファッショニスタの集団でした。これ、おそらく日本でもそうなんじゃないかと思うけど。あんまりゴスい人はいませんでしたけどね。女の子は、「どれだけエッジィなトップスを着てるか」で勝負してる感じでしたね。男の方はシャツ、Tシャツ勝負な感じで。僕もこの日はそれを予想して行ったので、1940年代のグラマー・ハリウッド女優の代名詞、リタ・ヘイワースのイラストが描いてある黒のTシャツを着てそれに対抗しました。あと、これも予想通りというか、ゲイの比率も高かった。男2人連れがやけに多かったですからね。


そして11時頃には、ドリンクを買いにバーに慌ただしく買いに行く人の数も落ち着いてショウがはじまるのを待つばかりに
なっていましたが、「待ってました」とばかりにあたりが暗くなり、The XXの3人が暗がりの中ステージに現れ、ショウは2ndアルバムからの「Try」で幕を開けました。


すると、その瞬間、会場からは「ウォーーーーー!!!!!」というもの凄い怒号が鳴り響きました。もう、これは「自分たちはこんなにもXXのショウを待ちわびていたんだぞ」ということの証明をしているかのようでした。ここブラジルの観客は、そういうアピールが本当にうまい。以前ヴァクシーンズを見に行った時も同様なことが起こったのですが、あの歓声は「大歓声のSE」として効果音で使えるレベルです。

はじまりこそ、やや静かな立ち上がりでしたが、2曲目の「Heart Slipped A Beat」からはDJ兼パーカッション兼キーボーディストのジェイミーXXが大活躍。XXのグルーミーな世界感を動的に、骨太に肉付けしていきます。そしてオリヴァーの陶酔感あふれるカリスマ的牽引力は生の空間でより発揮され、ロミーの繊細さと洗練が合わさった艶やかなアルト・ヴォイスもCD音源で聴くより響きがよく、そして何よりギターがしっかり弾けてる。彼らの楽曲の場合、音数がきわめてミニマルに限られた音楽なのでテクニカルなものでは決して無い訳ですが、しかし、それがリズムそのものにも直結するわけだから、鳴り音が悪かったらそれで終わりな訳です。その点、そこはロミーのギター、オリヴァーのベース共々合格点以上でしたね。


そして曲が進めば進むに従って、すごくダンサブルになっていくんですね。3曲目の「Crystalized」以降は客も馴染んで来たか、どの曲もとにかく合唱の嵐。ブラジルのお客さんって、とにかく歌詞を覚えてみんなで合唱するのが本当に好きなんですけど、現在の世界のポップ・ミュージック・シーンを見渡しても有数に暗い音楽をやってる人たちに対してこの熱い盛り上がりには一緒に見てるこっちも思わずのけぞる迫力でしたね。


そして、それに応えるXXも見事でしたね。あの隙間スカスカの、極限までシンプルに削りきったダークな音楽で、あれだけ肉感的に人々を踊らすことができるんだから!!なにが驚いたかって、とにかくそこですね。いくらDjがいるとは言え、それはそう簡単なことではないですよ。そこには、ただ淡々と演奏を無表情にこなすだけでは出来ないジェイミーとオリヴァーの、醒めきった表情の奥に潜む熱さがないと決して可能にはなりません。それがあるからこそ、オリヴァーが様々なパターンで繰り広げて行くリズムの彩ともケミストリーだって起こすのです。ロミーの声は曲を追うごとにセクシーさを増し、時折間の手のヴォーカルを乗せるオリヴァーのボソッとしたバリトン・ヴォイスは聞き手のアテンションを一気に集める強いカリスマ性と、オーディエンスが「これぞ」とばかりに望んでいる不気味さがあるし。オリヴァーはMCで「ありがとう」という言葉を、なんら一切の感情を込めずに語りかけますが、予想されるキャラ通りでチャーミングでしたね。


そして中盤から後半にかけては「VCR」「Islands」「Chained」といった代表曲でオーディエンスの合唱のヴォリュームも最高潮に大きくなります。そしてショウは「Infinity」で一端シメて、そのあと、インスト・ナンバーを1曲披露したあと、オリヴァーがMCをいれました。そこでも彼は低い声でボソボソと語りかけましたが、さっきは「ありがとう」と言っても思い切り口先だけの社交辞令にしか聞こえなかったのですが、今度のはこれまでの彼に一切感じられなかった人間くささが伝わりました。「この1年半のツアーの最後にここでやってるんだけど、その最後でこんなにも熱い歓声に迎えられるなんて信じられない」。こういう意図のことを、オリヴァーは感極まって、途中で噛みながらも一生懸命伝えようとしていました。これはオリヴァーの無表情の仮面の中のリアルな表情を見たかのようで、見てるこちらも思わずグッと来ました。そして、それを可能にした、熱すぎるブラジルのファンのリアクションにも思わず脱帽です。ブラジルでのホール・クラスのショウってどうやらウケがいいみたいで、ヴァクシーンズもテイム・インパーラも公演をやった翌年にまた戻って来てショウやってたくらいですからね。


そしてラストは2ndアルバムからの1stシングルの「Angels」。もうこの頃になると、オリヴァーの「どんぶらこ」とばかりに動かすベースの動きもかなり大きくなり、ロミーの移動距離もかなり大胆に大きくなっていました。そして上の写真でも見せたように、ステージ中央でのロミーとオリヴァーの絵になる向かい合いも互いをじっと見つめる目力と結束力が強まってました。そして、この立ち姿の2人の真剣なまなざしでの向かい合いに、このバンドの本質を見たような気がしました。


ライブが終わっても、僕はなかなか興奮の余韻から醒めることはありませんでした。ロック界にはいつの世にもダークなカリスマがつきものです。ドアーズ、ジョイ・ディヴィジョン、エコー&ザ・バニーメン、ザ・スミス、デペッシュ・モード、キュアー、インターポール・・。そういう系譜が仮にあるのだとしたら、今そのポジションの本命こそXXなのだろうなと思いました。僕はインターポールに関してはデビュー時から常々追い続けていて、そうしたインディ・ダーク・カリスマを復興させた立役者としてずっと評価し続けて来たんですけど、さすがにこのXXの登場は、そんな彼らの立場を脅かしかねない、いや、もうCDセールスとか最近のフェスの動向などではもう凌駕しててもおかしくないですね。でも、くやしくとも何ともないです。暗黒ポップ・ワールドのミニマル化とダンサブル化とソフィスティケイト化。これをここまで完璧に決められたら、そんなの太刀打ち出来るアーティストはそう簡単には出て来ません。そう考えるとXXのシーンへの登場と言うのは、本当に大収穫だったんだなと、彼らがデビューして4年経った今、改めて気づくことになりました。


それにしても、次作以降、彼らがさらにカリスマとして大きく育っていくのが今から楽しみですね。
 
author:沢田太陽, category:-, 09:34
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最新全米映画興行成績
どうも。


風邪をひいてしまいました。鼻はずっと流れるし、寒気はあるし、頭も痛い。ここのとこ、暑くなったり寒くなったりが激しかったのでそのせいだと思います。なので今日の更新もゆっくりやります・


では、火曜日恒例、全米映画興行成績、行きましょう(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。


1(-)Jackass Presents:Bad Grandpa


2(1)Gravity
3(2)Captain Phillips
4(-)The Counselor

5(6)Cloudy With A Chance Of Meatball 2
6(3)Carrie
7(4)Escape Plan
8(16)12 Years,A Slave
9(7)Enough Said
10(6)Prisoners



「Gravity」の4週連続1位を阻止したのは「ジャックアス」シリーズの最新作、「Bad Grandpa」。

これは「ジャックアス」のメンバーのジョニー・ノックスヴィルがおじいちゃんいなって、孫の少年と一緒になっていたずらをするのをただ隠しカメラで撮って人々のリアクションを見る、というもの。

メンバーの一人が死んであんまり表立って過激なことは出来なくなったのかな、という感じはしますけど、こういう感じは僕は好きですね。

評判はまあまあな感じでMetacriticで54点、Rottentomatoesで62点。これは公開時期次第で見たいですね。


4位に初登場は「The Counselor」。これ、メンツはなかなかにすごい映画です。監督がリドリー・スコットに出演陣がマイケル・ファスベンダーを筆頭にブラッド・ピット、キャメロン・ディアズ、ペネロペ・クルスにハビエル・バルデム。そして脚本が現在のアメリカの文豪ですね。「ノー・カントリー」「ザ・ロード」でも知られるコーマック・マッカーシー。

・・と、ここまで揃えたんですが評判は良くなく、Metacriicで49点、Rottentomatoesに関しては34点。映画のケミストリーって名前通りにいかないからまた面白いのです。


そして8位には、今年のオスカーの大本命の呼び声高い、「12 Years,A Slave」が入ってきました。これは監督が「Hunger」「Shame」のイギリスの黒人監督スティーヴ・マックイーンで、彼の作品では恒例となっているマイケル・ファスベンダーも出演しています。で、名前が読めないんですけど、チエテル・エジョフォーって読むのかな、この黒人の主役の人が主演男優、そしてもうひとり助演女優賞にルピタ・ニョングでいいのかな。この人がノミネートの候補と言われています。脇役陣にはブラッド・ピット、ポール・ジアマッティもいます。

1841〜53年のアメリカの奴隷制を描いたこの映画ですが、もう反応は凄まじいですね。Metacriticで96点、Rottentomatoesでも95点。さすがは大本命らしい点数ではあります。これが「Gravity」あたりと受賞を争うことになるんでしょうね。


さて来週ですが、「もうひとつのハンガー・ゲーム」との呼び声高い映画です。「Ender's Game」。こちらのトレイラーでシメましょう。
 
author:沢田太陽, category:-, 07:03
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ルー・リード急死と最新全英チャート
どうも。



ルー・リードが亡くなってしまいましたね。報道によると、日曜と言うから、まだ亡くなって間もないということになります。僕が知ったのは日本時間で言うところの月曜の深夜2時30分くらい。ニューヨークとの時差が現在3時間のサンパウロで日曜の午後3時30分くらいに知りました。

死因は明らかにされていませんが、5月に肝臓の移植手術を受けていたので、それに関連してのことだと思います。この病に関しては知ってはいましたが、まさかそれからこんなに早く亡くなられるほど重病だったとは思っていませんでした。享年は71歳。ポール・マッカートニーやブライアン・ウイルソンとも同世代だったんですね。


ルー・リードと言えば、60年代はアンディ・ウォホールがパトロンをつとめたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの中心人物としてニューヨークのアンダーグラウンド・カルチャー・シーンのひとつの大きな象徴として注目され、その作品はその後現在に至るまで数世代に渡ってロック界やアート界に強い影響を与え続けていました。70年代初頭の解散後はデヴィッド・ボウイのプロデュースによる「Transformer」(1972)で商業的にも成功を収め、以降はリスペクトを受け続けるロッカーとして今日に至るまでロック史上の重要人物として見られていました。2004年のフジロックではヘッドライナーもつとめていましたね。

僕のリアルタイム的には1988年の「New York」というアルバムが彼にとっての久々の代表作になるくらいヒットして、日本でもそこそこ話題になってましたね。そうじゃなくても、当時、ロックのヒストリー本をひもとけば必ずヴェルヴェッツの記述は出て来たので、そういう歴史に興味を持ちはじめた大学生の後半〜社会人の成り立てくらいのときにヴェルヴェットのバナナの1stアルバムを買って、ボウイとかグラムに興味を持った際に「Transformer」をイギー&ザ・ストゥージズの「Raw Power」と一緒に買ったり、そういう感じで彼のことは知っていきましたね。

僕の場合、彼やヴェルヴェッツは勉強して聴いたところがややあって、曲やアルバムでのフェイヴァリットはあるものの、アーティスト個人の内面的な部分にまで踏み込んだような思い入れまでは持たなかったので、ちょっと伝え方が客観的になりすぎてしまっているところがあるかもしれません。そう映ってしまったとしたら、申し訳ないです。

ただ、この一報の持つ力はすごく大きくて、亡くなった瞬間、僕がフェイスブックで情報源としてるようなニュースサイトではほぼ一斉に訃報が流れたし、ブラジルの新聞のサイトでも、最大手クラスの新聞が2紙、トップページのほぼトップ扱いで訃報を報じています。彼のカルチャーへ与えた影響力の大きさはこういうところでもしっかり垣間見えます。

そんな彼の名曲は多過ぎて、ここだけではとても紹介しきれませんが、ここで数曲の代表曲の動画を貼って、追悼に変えたいと思います。
 


謹んでご冥福をお祈りします。


では、月曜恒例、全英チャート、行きましょう。
 

SINGLES
1(-)Royals/Lorde
2(-)You're Nobody Till Somebody Loves You/James Arthur
3(1)Counting Star/One Republic
4(6)Roar/Katy Perry
5(-)Booyah/Shwtek
6(2)Wrecking Ball/Miley Cyrus
7(4)Bonfire Heart/James Blunt
8(-)Beautiful Life/Union J

9(8)After Glow/Wilkinson
10(12)Hold On We're Going Home/Drake feat Majid Jordan

今週はルー・リード追悼ということで、こちらでの動画は自粛してお送りします。

現在4週連続で全米1位になってるロードの「Royals」がイギリスでも初登場1位になりました。

2位には「X Factor」UKの第9シーズンのウィナー、ジェイムス・アーサーの2枚目のシングルが入ってきました。曲名はなんかザ・スミスみたいですね。

5位のショーテックはドイツのEDMのアーティストのようですね。

8位も「X Factor」絡みです。昨シーズンで4位だったボーイバンドのユニオンJ。こちらも2枚目のシングルでした。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUMS

1(-)Prism/Katy Perry
2(-)Moon Landing/James Blunt
3(1)Tribute/John Newman
4(6)AM/Arctic Monkeys
5(-)Love In Portofino/Andrea Bocelli
6(9)All The Little Lights/Passenger
7(-)The Message/Andrea Begley
8(5)Perhaps Love/Jonathan&Charlotte
9(11)If You Want/London Grammar
10(4)Closer To The Truth/Cher


ケイティ・ペリーのニュー・アルバムが1位です。まあ、誰もが予想した展開ですが。

2位にはジェイムス・ブラントの新作。5位にはイタリアの盲目のセミ・クラシック・シンガーのアンドレア・ボチェッリの新作ですね。

そして7位初登場のアンドレア・ベグリーは、「The Voice」UKの今年のシーズンのウィナーのようですね。


さて最後は、各方面からのルー・リード死去に対するツイートを紹介してシメましょう。

フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
「ルー・リードのことが大好きだ。いつも」

ザ・フー公式ツイッター
「RIP.ピースフル・サイドを歩いてくれ」

ウィーザー公式ツイッター
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはウィーザーが結成されたときの大きな影響源だった。リック・オケイセックがルー・リードとの友情に関するクールな話をよくしてくれたものだった」

ジム・ジェイムス(マイ・モーニング・ジャケット)
「あなたは世界を良いところにしてくれた。僕たちはいつまでもあなたのことに感謝するよ」

ラッセル・シモンズ(デフ・ジャム創設者)
「ニューヨークは最も偉大な天からの授かり物を失ったよ」

クエストラブ?(ザ・ルーツ)
「ルー・リード死んだってマジか?」

レナ・ダナム(TVドラマ「Girls」)
「ルー、大好きよ。ローリー(・アンダーソン、ルーの夫人で前衛音楽家)も」

ケヴィン・スミス(映画監督)
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは音楽シーンを変えた。そして今彼は天に召された」

リー・ラナルド(ソニック・ユース)
「ルー・リードの代わりなんていない」

サルマン・ラシディ(インド系イギリス人の文豪)
「親友ルー・リードの最後の曲が近づいた。すごく悲しい。でも、ルーよ、きっとこれからもワイルド・サイドを歩くんだろ。いつもがパーフェクト・デイだろう」

ポール・スタンリー(KISS)
「音楽家、アーティスト、自分のルールで動く先駆者だった」

ジョン・キューザック(俳優)
「いつも彼の影響を受けていた。ひとい話だ。彼の偉大なアートを通じてしか彼を知らないけど」

ニッキー・シックス(モトリー・クルー)
「ダークで美しい音楽と歌詞をありがとう。ティーンエイジの頃から今までずっと影響されてたんだ」

イライジャ・ウッド(俳優)
「永遠にワイルドサイドを歩いてください。あなたがこの世を去るなんてあんまりだ」

リッキー・ジャヴェイス(イギリスのコメディ俳優)
「僕らの時代の最も偉大なアーティストのひとりだった」

イギー・ポップ
「気が滅入るニュースだ」

ジュリアン・カサブランカス(ザ・ストロークス)
「ルー・リードがいたからこそ、俺はやりたいことをやっているんだ」

キム・ゴードン(ソニック・ユース)
「ルー・リードが亡くなったなんて大ショックよ!」

ナイル・ロジャーズ
「去年、(BBCの)『ジュールズ』に一緒に出て楽しかった。病気なんて知らなかったよ」

アレックス・カプラノス(フランツ・フェルディナンド)
「いい印象でルー・リードのことを今後も思い出すだろう。僕がウエスト・サイド・ハイウェイを自転車で全力で走って、彼の横を通りすぎたときのことは特にね。良い表情してたな」。

ガンズ&ローゼズ公式
「”俺はアーティストだ。だから自分のやりたいようにエゴイスティックにもなれるんだ。”RIPルー・リード」。

サブ・ポップ・レコーズ公式
「日曜の朝。私たちはあなたの不在を残念に思い続けますよ、ルー」

 
author:沢田太陽, category:全英チャート, 04:12
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The XXって、すごいバンドなんだなあ〜。
どうも。

さっき、The XXのライブ見終わって帰ってきたばかりなんですが、いやあ〜


ヤバかった!!


日本はたしか、もう2回くらいライブやってるんですよね?だから「今頃何言ってんの、アンタ?」くらいな醒めた反応が返ってきそうで怖いんですが(笑)、ブラジルは今回がはじめてのライブだったんですね。だから「ファン待望!」の気持ちがファンの中で強かったから、それが曲へのものすごい熱いリアクションにつながっちゃって、「これ、ライブ盤?」みたいな、まるで観客の声をどこかで加工して別録でもしたのかのような、ものすごい歓声になっておりました。


また、それに見事に応えるXXもXXでしたね。いや〜、本当に素っ晴らしいライブだった。生でのプレゼンスがあそこまで良いんだったら、鬼に金棒じゃないか!正直ビックリしたね。

写真が転がって添付できたらレヴューしますので、ちょっと何日か待っててくださいね。詳しくはそのときに書きます。


 
author:沢田太陽, category:-, 13:09
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エンタメ・ニュース 今週のおさらい
どうも。


明日は夜、かなり遅い時間にTHE XXのライブを見に行きます。その前のブラック・サバスのレポートもまだ書いてないんですけどね。こないだ出たばかりのNMEのオ=ルタイムなんかも話したいネタなんだけどなあ〜。


でも、細かいニュースもやっぱり伝えておきたいものです。ということで、土曜日恒例、エンタメ・ニュース、今週のおさらい。


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「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のクリスチャン・グレイ役、やっと決まる

なんか、毎回このネタ書いてる気がしますが、スミマセン、海外エンタメ・ニュースで今、本当にこのネタ、多いんです。

2012年の現象的ヒットとなったセクシー・ロマンス小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の片方の主役、クリスチャン・グレイ役がこのたび交代しました。「パシフィック・リム」やドラマ「Sons Of Anarchy」でのワイルドなイメージの強かったチャーリー・ハナムに代わって、正式に配役になったのはジェイミー・ドーナンというモデルあがりの人です。下着モデルになってる上の写真なんかは、役柄的にかなり説得力があります。この交代を喜んでいる人、欧米だとかなり多いですね。ただ、役者としての力量はどうなんだろうなあ〜。一歩間違うと、すごく表層的な映画に終わりそうな感じもしますが、まあ、原作自体がすごく表層的な感じなので(読むのがマジで途中でツラくなりました、苦笑)妥当と言えば妥当かもしれません。



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「ワンス・アポン・ア・タイム」にマリリン・マンソンがゲストに!

最近、僕がだいぶ以前に書いた「ワンス・アポン・ア・タイム」の記事が読まれているんですが、日本でもこの秋から放送がはじまったんですね。

アメリカだと、既に3シーズン目で、日曜の夜を代表する番組になっているこの「ワンス〜」ですが、そんな時間に放送しているとはとても思えない(笑)、ゴシック・ファンタジーのこの番組になんとマリリン・マンソンがゲスト出演することになりました。ズバリ言って、ものすごく面白い配役です、それ。メッチャクチャ似合ってます(笑)。ただ、メイクどうするんだろう。わかるようにしないと、気づかれずに終わっちゃったりする可能性も。

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シーローが女性にエクスタシーを・・。


今や「Fxxk You」のヒットでおなじみ、というより、リアリティ・ショー「The Voice」のジャッジとして有名なシーローですが、このほど去年おかした罪で現在裁判を行っています。それによると、当初は「デイト・レイプ」の疑いを持たれていたんですが、さいわい「レイプ」容疑は取り下げとなり、女性をエクスタシーで酔わせた、というところを争点の裁判となっています。まあ、先方が亡くなってないだけまだ良かった方ですが、命取りになりかねない事件なので気をつけてもらいたいですね。現在「The Voice」も放送中です。


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オーランド・ブルームとミランダ・カー離婚。

これは今日入ってきたニュースですね。イケメン俳優のオーランド・ブルームとトップモデルのミランダ・カーが離婚を発表しました。交際6年、結婚3年での破局ですね。このニュースに関しては日本が一番扱い大きいですね。ブラジルもそこそこ騒がれてます。多分、英米圏が一番盛り上がってないんじゃないかな。FBでの僕の情報ソースのフィードでもあんまり話題になってませんからね。ミランダ・カーの方はよく見かけるんですが、最近(というかここ数年)オーランドにこれと言ったヒットがないですね。そのあたりが原因なのでしょうか。





ビリー・ジョーとノラ・ジョーンズがカントリーでデュエット!

あと、これはビックリしたんですが、なんとグリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングがノラ・ジョーンズとカントリーでデュエット・アルバムを発表します。ビリー・ジョー、すごい方向に行きましたね!で、しかもこれが
 


なかなかいいじゃないか!

これはカントリーでも、いわゆる「アメリカーナ」と呼ばれる、昔ながらのトラディショナルなスタイルを今のロック系の人が当時の流儀に敬意を払いながらやったパターンですね。ノラは前からこっちの傾向強かったんですけど、しかしビリーがこの歌い方!鼻にかかったヨーデルっぽい歌い方、よく体得しましたね、これ!言われなかったら普通気がつかないですよ、これ。最近のグリーン・デイの作品よりいいくらいです。

これ、結構たのしみ。

 
author:沢田太陽, category:エンタメ・ニュース, 10:40
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