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最新全米チャート
どうも。


今日、こちらは祝日でした。そして月曜から僕は1ヶ月の休暇です。月の真ん中に引っ越しをするので、整理整頓にそれだけかけるということです。まあ、その間に子守りもあるので、そんなに暇でもないですけどね。


では、そんな感じで、金曜恒例、全米チャート、行きましょう。



SINGLES

1(1)Can't Hold Us/Mackkemore&Ryan Lewis
2(2)Just Give Me A Reason/P!NK feat Nate Ruess
3(3)Mirrors/Justin Timberlake
4(10)Get Lucky/Daft Punk
5(6)Cruise/Florida Gergia Line feat Nelly
6(7)Come&Get It/Selena Gomez
7(9)I Love It/Icona Pop feat Charli XCX
8(5)Stay/Rihanna
9(8)Radio Active/Imagine Dragons
10(4)When I Was Your Man/Bruno Mars


本当に最近動きないなあ。トップ3が3週動いてません。ただし、ダフト・パンクが一気に4位まで来ました。展開次第では来週トップ狙えたりしてね。


今週はトップ10入り、ありませんでした。


では、圏外行きましょう。26位初登場のこの曲で。

 


今回のこの曲は数週しかチャートに入らないかもしれませんが、ちょっとしたネットの現象です。これはザック・ソビエックという17歳の少年が癌を宣告されて、「自分の生前最後の思い出に」とバンド活動をはじめたんですね。そして音源をあげていったところ、この静止画面の左下に映っている「The Office」のメイン・キャラクターのコメディアンで知られるレイン・ウィルソンの目に止まり、彼がyoutubeで紹介したところ、いろんなセレブの間で広まったんですね。で、そのザックがつい先日亡くなってしまったことでさらに注目度があがり、今回のこのチャートインとなったわけです。こういうヒットは今の時代ならではですね。


では、アルバムに行きましょう。



ALBUMS

1(-)Random Access Memories/Daft Punk
2(-)True Believers/Darius Rucker
3(-)Trouble Will Find Me/The National
4(-)Excuse My French/French Montana
5(4)The Great Gatsby/Soundtrack
6(-)Love Lust Faith +Dreams/30 Seconds To Mars
7(1)Modern Vampires Of The City/Vampire Weekend
8(2)Love Is Everything/George Strait
9(7)The 20/20 Experience/Justin Timberlake
10(5)Golden/Lady Antebellum


ダフト・パンクが初登場で1位。もはや世界的な現象ですよね。すごい。僕の知ってる範囲で、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、スイス、ベルギーで1位なんだそうです。この感じだと、世界20カ国以上は行けそうですね。



2位は元フーティ&ザ・ブロウフィッシュのフロントマンでカントリーシンガーに転向したダリウス・ラッカー。シングルの「Wagon Wheel」も今週15位です。


そしてイギリスについでアメリカでも3位でした。ブルックリン・インディのザ・ナショナル。ライブが本当に見たいです。


4位はPディディ絡みの新人ラッパー、フレンチ・モンタナ。この系が最近このあたりの順位で落ち着くことにヒップホップ人気が一時ほどじゃないんだなあ、というのを感じさせます。


そして6位は、キース・アーバンと並ぶ”永遠の万年青年”ジェアド・レト率いる30セカンズ・トゥ・マーズの新作。ここから1曲聴きましょう。

 


そういえば昨日、テレビで「アメリカン・サイコ」やってて、久しぶりに俳優姿を見たばかりでした。この人、あのベイビーフェイス・イメージを覆してここまでロッカーとしてよくやってるのは認めるんですけど、ただ、この曲はちょっと踏み込みすぎかなあ。ちょっと無理がある気がしますね。


なお圏外では、シングル圏外で紹介したザック君の遺作が20位で入ってきています。
author:沢田太陽, category:全米チャート, 10:51
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2013-14 アメリカTV改編(3)The CW篇〜ファンタジーに特化した青春局
どうも。


全米チャートの前に手短に最近のシリーズの続き行っておきましょう。


9月からのアメリカTV改編、第3弾は





The CW、行きましょう。


僕はこの局のことを普段”アメリカのテレ東”と呼んでおります。この局はメジャー5局には入れられてはいるのですが、視聴率は他の4つに比べて著しく低く、そのためにメジャーと思っていない人もかなりいます。

ただ、その分、ここは視聴率をそこまで重要視せず、視聴者層を広い層に合わせることをせず、あえて若者、とりわけハイ・ティーンに特化した番組作りをしています。特に日本の場合だと、アメドラに青春ものを期待している層も少なくないので、日本でも気づかずにここの番組を見てる人も意外と多いのも特色です。


ただ、このチャンネルも最近、期待が高かったはずの「ゴシップ・ガール」が視聴率ジリ貧のうちに終了し、目下のところ看板番組は「ヴァンパイア・ダイアリーズ」ぐらいかな。ただ、前シーズンに結構大きな改編を行ってるために、今回そこまで大きな改編はありません。9月からの改編では3つ新番組がはじまります。



まずひとつめは「Originals」。これは「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のスピンオフ・ドラマ。「ヴァンパイア〜」でのヴァンパイアたちがどうやって生まれたか、というもので、いわゆる最近のハリウッドのフランチャイズもので定番の「プリ・クール」をここでやってしまおう、というものですね。まあ、内容がどうあれ、イケメン・ヴァンパイアが出ていりゃなんとかなりそうな気がします(笑)。


ただ、CW的に今期の押しはこれではありません。こちらです。

 


この「Reign」です。これは16〜17世紀のフランス王朝を舞台としたラヴ・ロマンス。「ロミオとジュリエット」の線を狙った感じでしょうか。ABCの「Once Upon A Time」の線をついてきてはいますが、そこに青春ロマンスを混ぜたところは非常にうまいと思うし、このヒロインの女の子もかわいいです。これは新鮮さが受け入れられれば看板番組になる可能性は十分あると思います。少なくとも僕は第1話は既に見たいですし。局の気合いは、これがエースの時間帯、木曜10時放送というところにも現れています。

 


そしてもうひとつが、「Tomorrow People」。これは超能力を持った少年少女たちの活躍を追うもののようですね。なんでもこれは、70年代のイギリスの青春ドラマのリメイクなんだそうです。


それにしてもヴァンパイア、中世、超能力・・・って、思いっきりファンタジーの世界まっしぐらですね。実はミッドシーズンでもう2番組あるんですけど、そちらも「地球のおわりの黙示録もの」と「異星人の転校生」ものという・・・。


なんか露骨にコミコン狙いですよね。たしかにある一定層の確実なファン層は掴めそうですけど、ちょっとナード臭が強すぎるかなあ。たしかに「ゴシップガール」とか「ビバヒル」の新ヴァージョンがコケて、女の子ウケするものがうまくいかないというのはあったのかもしれないですが、今回のシフトはちょっと極端な感じがしないでもありません。



author:沢田太陽, category:海外TVドラマ, 07:44
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2013-14 アメリカTV改編(2)FOX篇〜表向きは「Sleepy Hollow」のリメイクだが・・
どうも。


昨日からはじめた、この秋からのアメリカのTV改編ではじまる新番組。第2弾はこの局、行きましょう。




FOX、こちらで行きましょう。


FOXですが、この局は長いこと、アメリカのシンジケート局の中では進んでいるイメージ、あったんじゃないかと思います。実際、目立つヒット番組は断続的に多かったですからね。日本でも、ケーブルでFOXのチャンネルがあるためになじみの番組も多いですよね。「24」とか「Glee」なんかがそうだと思います。


ただ、そんなFOXもここ2年くらいは結構危ういのが実情です。全米視聴率1位番組だった「アメリカン・アイドル」が凋落し、それを抜くべく作られたはずだったサイモン・コーウェルの「X Factor」が大コケ。そして、看板になってたはずの「Glee」までが第3シーズンから急速に人気急落。他にも多額の金をかけて制作されたはずだった「Terra Nova」も1シーズンで打ち切りなど、ぶっちゃけ「冴えてない」印象は僕の目的には強いですね。実際、視聴率もNBCがすぐ後ろにある状態での3位ですからね。


そんなFOXですが、ミッドシーズン含めて11番組の改編を行います。見てみましょう。




まずはFOXが月曜10時の勝負の時間帯に送ってきたのは、1999年のティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演のコンビ作で知られる「スリーピー・ホロウ」のリメイク。まあ、たしかに昨今のゴシック・ロマンティック・ホラーの人気を考えたらわからないではないですが。これは力入れてヒット作にしたいのか、あえて色のついてない無名の配役をしておいて、ヒットと共にその人の代表作にしたいみたいですね。


FOXがいかにこれに力を入れているかというのは、アメリカでのもうひとつの勝負時間帯、木曜10時にこれの再放送を置いて来たこと。この押し方から察すると、日本でのオンエアも早いでしょうね。


ただ、個人的には以下の番組の方に興味があります。







NBCは木曜日がコメディ曜日ですが、FOXが火曜日がそれにあたります。その火曜の新コメディのまずひとつが「Dads」。これは 




性格派俳優2人の共演ですね。セス・グリーンにジョバンニ・リビシ。この組み合わせは僕は気になりますね。ちなみにこの作品、プロデュースをつとめるのはつい最近映画「テッド」を日本でも大ヒットさせたセス・マクファーレンです。

 


そしてコメディ2作目は、これもかなり期待値高いですね。去年まで「サタディ・ナイト・ライブ」のデジタル・ショートのコーナーでヴィデオ・クリップ型の音楽がらみのギャグを展開させて非常に人気だったアンディ・サンバーグ主演の「Brooklyn Nime-Nine」。これはアンディが、なんとニューヨーク市警に入っての活躍を追うお話。体つきいかにもひ弱なんですけどねえ。なんせ




こんな感じですからねえ。


そんなFOXですが、この3つともう2本だけが9月からの更新で、あとは年末だとか年始あたりの更新になりそうなんですね。残り2本というのが正直あんまり面白そうな感じがしないので、遅れて更新するヤツから面白そうなのをピックアップしましょう。

 


これは「Rake」というドラマ。成功した弁護士の破綻した裏側に迫った作品で、主演はハリウッドでも人気のグレッグ・キニア。これは「Glee」が早めに放送スケジュールを終えたあとにはじまるようです。




番組のイメージはこんな感じのようですね。

 


そして、これはまだ放送タイミングが発表されていませんが、個人的にちょっと楽しみです。ロマンティック・コメディ風のホームドラマ「Us&Them」。これ、主演がアレクシス・ブレーデルなのが個人的にはポイント高いです。僕にとってはこの人はいつまでたっても「ギルモア・ガールズ」の娘役のローリー・ギルモアのイメージなんですが、今やこの人も30代に突入しましたね。そこでどんな演技を見せてくれるか。




アレクシスは去年、「マッドメン」の第5シーズンに1話だけ出演し、ピート”生え際大後退”キャンベルと一夜の不倫をおかす人妻、という、これまでの「いい子ちゃんイメージ」を大きく覆す代案な演技を披露しました。



そしたらこの2人、1年後には婚約しちゃました!いや〜、アメドラ・ファン的には結構ビッグなカップルですよ、これを機にさらに頑張ってほしいです。


全体の印象ですが、看板番組が凋落中でいつ終わってもおかしくない中にしては地味な改編だなと思いました。これはよほど「スリーピー・ホロウ」がヒットしないと、状況はさらに苦しくなるような気がします。番組自体の粒はそろってそうなんですけどね。

author:沢田太陽, category:海外TVドラマ, 07:04
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2013-2014 アメリカTV改編(1)NBC篇〜マイケルJフォックス復活にジョナサン・リース・マイヤーズのドラキュラ
どうも。


こないだここで話題にしました「Arrested Development(ブルース一家は大暴走)」、ブラジルでも最新シリーズ、全話見れます。まだ時間がなくて最初のエピソードしか見れてませんが、しばらく楽しみができました。


さて、個人的にはやっとこのネタが出来てうれしいのですが、9月からのアメリカTV改編、これについて話してみようかと思います。


まず最初はこの局から。




個人的に一番好きな局からはじめます。NBCから行きましょう。


NBCですが、ここ10年くらい続いた低迷から回復の兆しが見え始めてます。キッカケは「The Voice」の成功ですね。これで局の軸が出来て来た感があります。


ただ、視聴率的にはまだ4位に落ちたまま。リアリティ・ショー以外のヒット番組が欲しいところ。


特に2012-13のシーズンではNBCの肝となるコメディ部門の看板番組「The Office」と「30 Rock」が共に終わったため、一から刷新しなければなりません。


そこでミッドシーズン改編(14年1月以降スタート)を含め13の新番組をはじめる予定ですが、主なものを見て行きましょう。




まず最初の話題はこれでしょうね。マイケルJフォックスの復活ですよ!その名も「The Michael J Fox Show」。長らく持病との闘病で表舞台から離れた生活を余儀なくされていた彼ですが、ここではなんと「パーキンソン病からの復活を目指すキャスター役」という、自身の病気を逆手にとった役を演じ復活を目指します。この病気のために、体の動きにどうしても不自然さが出てしまうのですが、それをも芸にしてしまう涙ぐましさがすでにスタンディング・オヴェーションものです。


これはどっちかというと、アメリカよりも国際的な放送の方に向いてるかもしれないですね。やっぱり80s世代にとって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「ファミリー・タイズ」って思い入れの強い人、本当に世界的に多いから。これは日本でも放送早いんじゃないかな。




もうひとつのコメディものがこれですね。「Sean Saves The World」。これは「ウィル&グレース」でゲイのジャックを演じたショーン・ヘイズの主演作。彼と年頃の娘の関係を描いた話なんですが、しかし、ショーン・ヘイズってリアル・ゲイなんですけど、これ、話のつじつまあうのかな・・という疑問はありますが、どうなんでしょう。NBC的には「ウィル・・」の頃から大事にしてる役者さんなので力は入るでしょうけどね。





そしてドラマの方で、まず「Ironside」。これは60〜70年代に日本でも放送されて人気だった「鬼警部アイアンサイド」のリメイクですね。これはCBSが「Hawaii Five-O」をリメイクして成功したのに対抗した感じですね。




続いてジェイムス・スペイダー主演の「The Black List」。80年代の「プリティ・イン・ピンク」を覚えている身からしたら彼がハゲ・キャラになっているのが驚き(っていうか、つい最近でもここまでハゲてなかった気が)ですが、この人も「ボストン・リーガル」で当てて復活して以来、役者としての定評は高いですからね。月曜10時放送と、人気時間枠をいきなりとってますね。





おっと、これじゃわかりにくいですね。




これ個人的には楽しみです。ジョナサン・リース・マイヤーズ主演の「Dracula」。「チューダーズ」ですっかり英国時代劇のイメージがついたジョナサンですが、今回はドラキュラ伯爵と、またしてもヨーロッパのゴシックなイメージを演じます。たしかに思いっきり似合い過ぎですが(笑)。


ただ、「トワイライト」があって「トゥルー・ブラッド」があって「ヴァンパイア・ダイアリーズ」があって、さらに「ドラキュラ」っていう流れがさすがに飽きられないか・・という懸念は残りますけどね〜。そのあたりがNBCも疑問があるのか、金曜10時という注目度の低い時間帯でのスタートとなります。




そしてミッドシーズン・スタートになりますが、2000年代初頭の人気イギリス映画「アバウト・ア・ボーイ」のTVリメイクもあります。オリジナル版はヒュー・グラントとニコラス・ホルトという、今考えたら随分豪華な共演だったわけですが、このテレビ版の2人はうまく行くか。あと、映画だとトニ・コレットが演じたクレイジーなママ役はミニー・ドライヴァーがやるみたいですね。これも久しぶりに聞く名前ですね。


その他、あと8番組ほどがはじまるようです。全体の印象から言うと、ちょっと出演者の実績と知名度、ここ最近のトレンドに頼ったものが目立って、新しい切り口が見えにくいですね。マイケルJフォックスつかんだのは非常に大きいのですが、それ以外でどこまで引っ張れるか。それが課題でしょうね。


でも、NBC、僕的には



ジミー・ファロンとセス・マイヤーズの「サタディ・ナイト・ライブ」出身の若い2人によるレイト・ナイトショーが一番の期待ですね、やっぱ。ポップ・カルチャーへの強さをいかしたクールな司会ぶりが光るジミーが「トゥイナイト・ショー」に昇格。そして、話術のうまさを生かしてSNLから昇格となったセスが「レイトナイト」を手がけます。両方ともに30代後半。かなり長期でやれそうなのも見ものです。


そして、結局レギュラー・メンバーが大幅に変わってしまいそうなSNLの来シーズンの展開もやはり期待せずにはいられません。

author:沢田太陽, category:海外TVドラマ, 09:21
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最新全米映画興行成績
どうも。


引っ越しの日時が6/15に決まりました。もう一部は新居に移されてるのですが、今日、テーブルが移されました。今、これはソファーで打ってるんですが、結構面倒くさいですね。あと3週間この状態が続くのはちょっと不便ですね。というか、引っ越しはいつも面倒です。



では、火曜日恒例、全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。



1(-)Fast&Furious 6

FastandFurious6-teaserposter.jpg

2(-)The Hangover Part 3

The_Hangover_Part_3.JPG

3(1)Star Trek Into Darkness
4(-)Epic

Epic_(2013_film)_poster.jpg

5(2)Iron Man 3
6(3)The Great Gatsby
(8)Mud
8(6)42
9(5)The Croods
10(7)Oblivion


1位はもうアメリカ人には超おなじみのアクション・シリーズになりました「ワイルド・スピード」の第6弾。今、長期シリーズ化するほど人気のアクションものってこれしかないですもんね。でも、ヴィン・ディーゼルはともかく、ポール・ウォーカーってこれでしか知らない役者さんですけどね。


でも、それにしても話よく続きますね。まあ、続くように世界を一周させているというのもあるんですが、前回の「5」はブラジルのリオで、そのためこっちだと結構盛り上がったんですけど、今回はヨーロッパでのミッションのようですね。



今回ですが、興行成績は立派です。9600万ドル。1億ドルが1週目でクリアできそうなとこまで人気上がってきてます。そして、このテのスカッとしたアクションものとしては批評的にもなかなかのこの映画、今回も評価、悪くありません。Metacriticで61点、Rottentomatoesで72点。こりゃ、「7」もありますね。


そして2位初登場は「ハングオーバーPART3」。このシリーズ、パート1は今思い返しても本当に傑作で、あれがなかったらブラッドリー・クーパーやザック・ガリフィアナキスも今ほどの人気は絶対出てなかったと思えるくらい、それぞれのキャリア・アップも果たしてくれた素晴らしい一作でした。まさかのゴールデン・グローブの作品賞まで取ったしね。

ただ、前作にあたる「2」は、「1」とほぼ同じプロットラインというのが不評を買い、興収が8000万近いという、コメディとしては快挙の出だしを記録しながらも、終わってみたら不評の方が目立つ微妙なウケになってしまいました。

その影響もあり、今回の「3」、興収も前作の3分の2ほどに落ちたんですけど、それ以上に批評的評価がガタ落ち。Metacriticで31点、Rottentomatoesに至っては21点ですよ!「2」が「1」の3分の2くらいの特典でしたが、今回は「1」のときの3分の1くらいの数字になってしまいましたね。これは続編作らない方が良かったかな。


4位で初登場は20世紀FOX制作の3Dアニメ、「Epic」。これはティーンエイジャーの娘が狂ってると思っていたマッド・サイエンティストのパパの信じていた妖精が実在し、その妖精たちが秘密の王国で狙われたお姫様を救い活躍する・・みたいな話です。娘の声がアマンダ・再フリッド、パパがジェイソン・スデイキス、妖精がコリン・ファレル、ジョッシュ・ハッチャーソン、お姫様がビヨンセ・・となかなか凝ったラインナップです。


ただ、どこもかしこもピクサーになりたがる傾向の強い中、個性が発揮されにくかったか評判は悪くもないけどそこそこでMetcriticで54点、Rottentomatoesで63点となりました。


そして今週は限定でこの映画が公開されました。




リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演、そう!「恋人たちのディスタンス(ビフォア・サンライズ)」「ビフォア・サンセット」に続く第3弾、「ビフォア・ミッドナイト」。いやあ〜、これは楽しみにしてる人、多いと思います。


僕の世代だと特にそうですね。イーサン・ホークって典型的なX世代というかオルタナ・ジェネレーションの役者さんで、僕とも年がかなり近いんですよね。ジュリー・デルピーに関してはたしか同い年だった気が。そんな2人が90年代の若者の世代感を出しながら一夜の恋のケミストリーを描いた95年の第一作。それから9年後にパリでの再会を描いた第2作。そして、さらに9年後の3作目の今作で、うれしいことにジェシーとセリーヌ、結婚して子供がいる身になっています。今回のストーリーは夫婦になった2人が娘を連れてギリシャにバカンスに行く・・といった内容。


これは僕もすごく楽しみな作品なので、まだストーリーをそこまで読んでいないのですが、この3作目も反響が本当にすごい!若干レヴューの母体が少なくはある者の、Metacriticで97点、Rottentomatoesでも97点!も〜う、楽しみで仕方ありません!アメリカでもまだ5館限定公開なので、これからジワジワ来るでしょうね。


さて来週ですが、ウィル&ジェイデン・スミスの親子競演による「After Earth」が話題ですが、僕的にはジェシー・アイゼンバーグ主演の4人のマジシャンが犯罪組織と戦うアクション・スリラー、「Now You See Me」。この映画、出演陣がやたら豪華なんですが、バズが今のところほとんど聞こえてこないのがちょっと気になりますが、さてどうでしょう。こちらのトレイラーでシメましょう。

 

author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 09:30
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最新全英チャート
どうも。


締め切り2つあったので大変でしたが、なんとかカタがつきました。


月曜恒例、全英チャート、行きましょう。


 
SINGLES

1(-)La La La/Naughty Boy feat Sam Smith
2(1)Get Lucky/Daft Punk feat Pharell Williams
3(2)Let Her Go/Passenger
4(4)Can't Hold Us/Macklemore&Ryan Lewi
5(5)Wainting All Night/Rudimental feat Ell Eyre
6(61)We Own It(Fast&Furious)/2  Chainz feat Wiz Khalifa
7(9)Play Hard/David Guetta feat Ne-Yo&Akon
8(8)This Is What It Feels Like/Armin Van Buuren feat Guthrie
9(18)Dear Darling/Olly Murs
10(7)So Good To Me/Chris Mainchak


1位で初登場は昨年、エメリ・サンデとの共演で注目された、ガラージ系のプロデューサーでシンガーのノーティ・ボーイ。これで頭角を現すことになりそうですね。


6位には映画「ワイルド・スピード6」から2チェインズとウィズ・カリファ。こういう曲って一昔前は当たり前のようにビルボードのトップ5に入っていたものですが、今あまり見なくなって聴くと逆に新鮮ですね。


9位はXファクター組のオリー・マーズ。3rdアルバムからの3曲めのシングルとなっております。


では、圏外に行きましょう。30位初登場のこの曲で。

 


The 1975の「City」。この人たちはひとつ前のシングルの「Chocolate」という曲がかなりのロングヒットになって注目されているんですが、この曲も結構高い順位で入ってきました。一聴するに、「元エモがインディに転じた」感じの音ですね。イギリスのラッドともまた違う、アメリカン・スタイルのヤンキーがこうやってインディに入ってくる現象、最近見られますね。まあ、時の流れかとも思うし、僕の友人でもこういう感じを非常にいやがっている人もいますけどね。まあ、気持ちもわかりますが、まだフレッド・ダーストみたいなタイプが出て来て、それがあたかも当たり前のようなことになるまで、今のところ僕は静観していようかとは思います。あまり事を急いてもね。


では、アルバムに行きましょう。



ALBUMS

1(-)Random Access Memories/Daft Punk
2(1)Time/Rod Stewart
3(-)Trouble Will Find Me/The National
4(-)The Conversation/Texas
5(-)Love Lust Faith+Dream/30 Seconds To Mars
6(5)Home/Rudimental
7(7)All The Little Lights/Passenger
8(4)The Shocking Miss Emerald/Caro Emerald
9(2)English Rain/Gabrielle Aplin
10(-)Demi/Demi Lovato


ダフト・パンクが「Get Lucky」の大ヒットに支えられるように初登場でナンバーワン。意外や初の全英アルバム1位なんですね。「Discovery」は2位だったのか。


そして3位には、今や本当に人気のインディ・バンドになりました。ニューヨークはブルックリンの激渋バンド、ザ・ナショナルの新作。こちらから1曲聴いてみましょう。


 


世界観は変わらないんですけど、微妙に進化してるのが光りますね。昔から「ルーツ・ミュージックとポスト・パンク・ゴスの融合」みたいな意外な組み合わせで魅せるバンドでしたけど、それが双方向に深くなり、さらにモダンな要素も加わった感じがしますね。たいしたバンドです。ライブがすごく見たい!これもラジオで流れてるの聴きたいな。


4位はひさしぶりですね。UKアダルト・ポップの今や人気者ですね。テキサス。そして5位には、41歳なんて信じられない永遠の少年、ジェアド・レト率いるエモ・バンド、30セカンズ・トゥ・マーズの新作が入ってきました。このバンドよりナショナルの方が売れてるというあたりが時代を感じさせます。
author:沢田太陽, category:全英チャート, 08:38
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