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アデルは妊娠し、トム・クルーズとケイティ・ホームズは離婚した
 どうも。


海外エンタメ・ブログの割にゴシップにはそれほど食指を延ばさないこのブログですが、今日耳にした2つのニュースはさすがに僕でも反応しましたね。


まず、こちら。




アデル妊娠です!


いやあ〜、彼氏がいるのは知ってましたけど、妊娠するまでがこんなに早いとは思いませんでしたね〜。お相手は、この隣にいるちょっと恰幅のいい男性、サイモン・コネッキ氏。この人はアデルよりはだいぶ年上の36歳で、チャリティの会社のCEOやってるみたいですね。


アデルはちょっと前に「活動を4年くらい休みたい」「うそ。2012年にはスタジオ入る」とか、いろいろ言ってたんですが、この分だと、4年は休まないでしょうけど、スタジオ入るのは13年の後半かな。なんだ。来年のロック・イン・リオ来るの期待してたのに(笑)。


でも、ライブもそうだけど、それより気になるのは、今後の歌う歌の歌詞の変化ですよね。もう、「失恋のカリスマ」みたいな、妙に説得力のある曲はちょっと歌いにくくなっちゃうかもですね。でも、それでもあんまり変わらないような気はするけど。


あと、本人の意図に関係ないですが「ポップ・ミュージックの数少ない良心」とも目されているので、世界中の音楽ファンのために新作は早めに出していただきたいですね。


ただ、これ以上に衝撃だったのは、やっぱこっちでしょう!





トム・クルーズとケイティ・ホームズの離婚でしょう!


いや〜、これはそういう噂とか前兆とかがそこまで囁かれてた感じがしなかった(もしかしてあった?)ので、不意を打たれた感じですね〜。そんなに険悪だったんだあ。


離婚申請したのは、「やっぱり」というべきか、ケイティなんですけどね。



この2人、結びついたときは宗教の絡みもあって引かれ気味なところはあったんですけど、僕自身は「似たキャラクターの結婚だな」と思ってました。2人してかなりの美男美女だと思うんですけど、どっちともベイビー・フェイス過ぎるというか、無理しないと汚れ役が出来ないタイプですね。それがゆえに、役者としてはどうしても「いいひと」な役が回って来がちだったというか。まあ、トム・クルーズのこの10数年はそのレッテルを必死に打ち消すためだけに割かれて来たような気さえしますけどね。


ケイティはケイティで「ドーソンズ・クリーク」でのイメージがあまりに「良い子」で、22〜23歳だったのに16〜17歳の無垢な少女にしか見えませんでしたからね。




このイメージですね。これで20歳超えてたわけですからね。「♪I don't wanna wait〜」って歌いたくなってくるなあ、この顔見ると。


まあ、それ言ったら




同じく「Dawson〜」のキャストだったミッシェル・ウィリアムスもこんなでしたけどね。うん、彼女は絶対今の方がいい(笑)。


なんかケイティの場合は「童顔のまま老けた」って感じになりそうな感じですね。それで今も女優としては苦労してる感じですね。僕としてはクリストファー・ノーランの「バットマン・シリーズ」を外れたのが痛かったかな、という感じですね。せっかく、ブルース・ウェインが思いを寄せるヒロインの役をゲットしたのに、それをトム・クルーズの結婚で手離して「ダーク・ナイト」に出れなかったわけですから。あのシリーズで女優としての印象をアピールできてたら、この先だいぶ変わってたような気がします。


でも、トム&ケイティと言えば個人的にはやっぱり




娘のスーリでしょう!!


いや〜、たかだか5歳くらいでこの顔はヤバすぎでしょう。この年頃の子供で、これくらい美人の顔ってちょっと記憶にないですね、これ。


そもそも生まれて間もない時点で




これだったって、すごすぎですよ!赤ちゃんでこの目って、奇跡に近いでしょ、これ。ケイティもかなりの美人だと思いますが、トムの血が入ってることでさらに磨きがかかってる気がします。


このスーリに関しては、おそらくケイティが育てて、トムが月に1回とかのペースで会いに行くというパターンでしょうね。でも、この子はどこに行っても目立つでしょうね、これは。



そんな感じでビックリの今週末でした。
author:沢田太陽, category:-, 07:36
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最新全米チャート
どうも。


最近すごくハマっていることがあるんで、そのことについて話したくもあるんですが、なんかこれですごく説明しにくいものでしてなかなか話しにくいんですよね。このブログに関係しそうなことではあるんですけど、ネタにしてしまうとちょっとマニアックすぎるし、また、そちら方面の知識もまだまだ不十分なので自信持ってできないというのもあって。まあ、そのうち形にします。なんか、すごく抽象的な話になっちゃったな(苦笑)。


では、金曜恒例、全米チャート、行きましょう。
 


SINGLES

1(1)Call Me Maybe/Carly Rae Jepsen
2(3)Payphone/Maroon 5 feat Wiz Khalifa
3(2)Somebody That I Used To Know/Gotye feat Kimbra
4(4)Wide Awake/Katy Perry
5(8)Where Have You Been/Rihanna
6(12)Lights/Ellie Goulding
7(5)We Are Young/fun.feat Janelle Monae
8(7)Starships/Nicki Minaj
9(6)What Makes You Beautiful/One Direction
10(11)Scream/Usher


カーリーが3週目の1位でマルーン5がそれに迫る感じですね。


6位にはエリー・グールディングが入ってきましたね。まあ、「イギリスの女の子はクール」な波に乗ったものとは思いますが、何回も言ってますが、この人はなんか裏がありそうな気が拭えないのがなんともモヤモヤって感じになります。「BBC Sound Of」の2010年度版で1位になったときから「なんでこんな印象の薄い歌のヘタな子がいいわけ?」と思っていて、案の上そこまで当たらなかったら今度はデパートのタイアップとって来てクリスマスのタイミングで盛り返しのヒットを出し、なぜかウイリアム&ケイトで第一候補じゃなかったのにパフォーマンスし、そして今、スクリレックスとつきあってる彼女という話題が手伝っての全米トップ10でしょ。なんか納得行かないんだよなあ〜。まあ、個人的にはジェシーJの曲よりはまだマシかなとは思うんですけど、この娘が売れるんだったらマリーナの方が断然好ましいですね。


10位にはアッシャーのニュー・アルバムから「Scream」。最近のアッシャーの曲、僕好きですね。一番好きなのは「DJ Got Us Falling In Love」ですけど、この曲もそのノリに近くて結構気に入ってます。


では圏外に行きましょう。16位のこの曲で。

 


このところ「男前カントリー」が流行っているカントリー界ですが2012年の主役はこの人っぽいですね。ルーク・ブライアント。この人は1976年生まれの35歳ですが、ちょうど今「The Voice」でメンターの1人をつとめているブレイク・シェルトンと同じ世代ですね。たしかに主婦層にリアリティもって「いい男」をアピールするには良い年齢かもしれません。


では、アルバムに行きましょう。



ALBUMS


1(-)Believe/JustinBieber
2(-)Welcome To The Fishbowl/Kenny Chesney
3(-)The idler Wheel Is Wiser../Fiona Apple
4(-)Oceania/Smashing Pumpkins
5(9)Rock Of Ages/Soundtrack
6(1)Look 4 Myself/Usher
7(3)21/Adele
8(6)Up All Night/One Direction
9(13)Tailgates&Tanlines/Luke Bryan
10(2)Clockwork Angels/Rush



ジャスティン・ビーバーがカントリーの大御所ケニー・チェズニーに勝ちました。彼ぐらい人気あってもカントリーの屈指のスターに勝てないことがあるのは普通なことなのでどうかなとは思いましたが、そこはさすがにという感じでしょうか。


3〜4位は12〜15年前の自分だったら飛び上がって喜んでそうなところですね。3位のフィオナ・アップルはこれ6年ぶりくらいですか。4位のスマッシング・パンプキンズもアルバムとしては5年ぶりなのか。配信ベースではずっと曲を発表してたし、その中の「Freak」って曲は久しぶりの名曲って感じもあったんですけどね。


では、この2つの最新作から聴きましょうか。

 



こんな感じですが、まずフィオナはいいですね〜。この人の場合、重いトラウマ・キャラゆえにイメージがパターン化されやすい中、ちゃんと新生面しっかり出せるのがすばらしいです。去年の終わり頃からラナ・デル・レイが出て来て、彼女を聴くたびにその昔のフィオナを思い出してたんですけど、こうやって改めて聴くとやっぱラナよりは深いですね。まあ、ラナの場合はライブで問題起こしちゃったのが悪いんですけど(笑)。


スマパンは、まあ、相変わらずビリー・コーガンの手癖の領域を超えるものではないんですけど、それでも彼の黄金律のメロディってやっぱ嫌いになれません。どんなに良くないアルバムでも数曲必ず名曲があるんですけど、今回もそのパターンかな。


また9位には上で紹介したルーク・ブライアンが再度トップ10入りしています。


さて来週はマルーン5とリンキン・パークでトップ争いでしょうかね。今日は動画たくさん使ってしまったのでこの辺りで。
author:沢田太陽, category:全米チャート, 06:46
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今やイギリス代表なMUSE
どうも。


 
本当は、ジュリーの前の奥さんのザ・ピーナッツの人が亡くなったとか、OLさん御用達映画のカリスマのノラ・エフロンが亡くなったとかもあったんですけど、ロック好きとしては、やっぱこのネタでしょう。






MUSEのロンドン五輪テーマ曲でしょう!!


いや〜、このチョイス、僕は大胆で好きですね〜。大御所ってことなら、それこそエルトン・ジョンに頼めたろうし、現状の世界的知名度で行けばコールドプレイやアデルだったとも思うんですけど、そこをあえて、ビッグになってなお上り調子のMUSEにまかせたあたりがカッコいいです。


MUSEは前作のアルバム「Resistance」がアメリカで自己最高位&1年以上のロングヒット、そして「トワイライト」でのフィーチャリングの成功で今や世界的に屈指のバンドになったばかりですからね。


では、そのロンドン五輪のテーマ曲、聴きましょうか。

 


…す、すごい曲ですな、これはまた(笑)。


このバンドの愛すべきところって、この過剰さにあると思います。その意味ではホント、クイーンの隔世遺伝の後継者って感じが僕はしますね。この華麗なるロマン派趣味、たしかに「ヨーロッパのオリンピック」のイメージには最適だと思います。


聴いててほとんどこのノリですな。


 



1992年のバルセロナ五輪のときに「これでもか!」なくらいに流れまくっていたフレディ・マーキュリーの「バルセロナ」。曲自体は87年くらいの録音のはずですけど、91年11月にフレディが亡くなったことも後押しして世間の注目度もさらに上がったんですよね。おそらく、この曲と争うであろう今回のMUSEの五輪ソングです。



MUSEはHard To Explainの読者やお客さんにも非常に人気の高いバンドです。2004年にHTEはじめたときは「ストロークス以降」のスローガンでやっていたので当初あまり押してなく、そのときのスタッフにも目立ったファンがいなかったんですけど、2007年くらいになったときにパーティでアンケートとった際に「MUSE、人気ありますよ」とスタッフが言うし、その頃入りたてのスタッフの間でファンが多かったので、「じゃあ、かけてみようか」と言うことで僕が「Starlight」かけたんですね。そうしたらば、オーディエンスから「ウォーッ!!」という歓喜の雄叫びが起こったんですね(笑)。「こりゃ、本当だな」と思い、そこからほぼ毎月、僕が日本を去るくらいまで、僕がMUSEをかける担当みたいな立ち位置になり、「Plug In Baby」から「Uprising」まで新旧問わずかけては会場が大盛り上がりみたいなことが相次ぎました。僕の最後のDJでも「Starlight」かけましたね。



でも、それにしてもMUSE、すごいですよね。もう、他の国では既にその状態ではありましたが、次のツアー時からはアメリカのフェスでもヘッドライナー扱いでしょうね。ブラジルにもフェスで来て欲しいですが、今の人気だと、ロック然としたロック・フェスでなく、もういきなりロック・イン・リオみたいなセレブポップスターが大挙集まるフェスの方に参加だろうなあ〜。



じゃあ、ここは僕が好きなMUSEナンバーでシメましょうか。

 


author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 09:00
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ギネス認定おめでとう!TVK「ビルボードTop40」
 どうも。


今日は日本からとってもうれしいニュースが届いたので、この話題で!






いやあ〜、テレビ神奈川の「ビルボードTop40」、ギネスブックに認定ですよ!


認定の理由は「同一のVJによる世界最長寿音楽番組」ということです。いや〜、素晴らしいことじゃないですか!!


1980年代という時代は、1981年の夏にアメリカでMTVが開局したことを皮切りに、世界中でミュージック・ヴィデオが一斉を風靡した時代です。その当時小学校6年だった僕も、福岡でわずかに見れるローカルの5〜10分のミュージック・ヴィデオが流れる放送時間枠があるだけでもものすごく興奮したものです。この年に「ベストヒットUSA」も実はMTVの放送開始よりわずかに早くはじまったのですが、福岡でネットされるのはそこから3年待たなければなりませんでした。


そんなMTVのことが日本で話題になりはじめたのは1983年のことです。ちょうどデュラン・デュランとカルチャー・クラブのブームがはじまったころに、日本の音楽雑誌でも「アメリカではMTVが話題になっている」というニュースを聞いたんですね。これは洋楽ファンのあいだではすぐに話題になりました。そんな1983年の10月、「テレビ神奈川で本格的なプロモーション・ヴィデオ(当時はこう呼んでました)の番組がはじまるよ!」という番宣が、当時僕が購読していた「ミュージック・ライフ」に載ったんですよね。それが「ビルボードTop40」だったんです。ただ、この当時、僕の記憶に間違いがなければ、同じ局で「Sony Music TV」という番組もはじまったはずで、当時のプライオリティはむしろ後者にあった気がしました。「いずれにしても見れないよ、福岡じゃ〜」と思いつつ、僕はMTV気分が少しは味わえるであろう関東地方がものすごくうらやましく「絶対東京の大学に行くんだ!」という、ささいながらもかなり直接的な動機が僕の中に生まれました。そんな気分を紛らわすべく福岡で、僕はラジオ2番組、TV3番組のお気に入り番組(なんと全部洋楽番組ですよ!)を見つけ、毎週全部ほぼ欠かさずチェックしてました。



そして1989年4月、僕は慶応大学に入学し、赤本で読んで興味を持った「アメリカンTop40研究会」というサークルに入ります。当時の異様に浮かれまくったバブルの空気になじめず、入りたくない学部に入ってしまったがために授業やらクラスに関しては人生最悪に近かったんですが、このサークルだけは心の救いで、ここでの体験は僕の後の人生にまで大きな影響源となっているのですが、このサークルの1学年上の先輩が「ビルボードTop40」のVJの中村真理さんと親しくしてたんですね。


これは前にも話しましたが、1989年にもなると、80年代に一斉を風靡したプロモーション・ヴィデオを流す番組はほとんど終わってしまい、その先駆だった「ベストヒットUSA」までなくなってしまう始末でした。そんな中、「ビルボードTop40」は、その時点でさえ「生き残り」と呼んでいいほど長く続いていた(と言っても6年でしたが)番組でした。僕は大学に入って最初に入居したアパートが横浜の桜木町にあって、これまた僕の後の住居の好みに多大な影響を及ぼしたんですが、ここに住んだがために、TV神奈川を運良く見ることができました。そんな貴重な番組をやっている人と自分のサークルがつながっていることは正直田舎から上京したばかりの大学生にはすごく刺激的でした。



そして、1989年9月、当時僕のサークルがお世話になっていた井の頭線・池ノ上のロック喫茶「Pop」に毎週金曜に真理さんが店内レギュラーDJをしてるという話を聞き、出かけてみました。その日、店の夜の部が開店したばかりの早いタイミングで場についたので「誰もいないのか〜」と思ってみたら、目の前に真理さんがいて、ものすごくビックリしたのを昨日のことのように覚えてますね。その日は結局1日緊張したままでした。



以降僕は、この金曜の「Pop」に割と顔をよく見せる存在となりました。先にも言ったように、一番親しかったのは1学年上の人たちだったし、僕よりも真理さんと密におつきあいしている同学年とか、その後に入ってきた後輩もいたので、割にその仲間内では脇役に近かったかもしれませんが、すごく良い思い出が残っているのはたしかです。


で、その当時から真理さんとお話する機会が何度かあったのですが、その当時からテレビやラジオで洋楽の番組がなくなっていくことに、大学生だった僕らと同じように危機感を抱いていらっしゃいましたね。


それから1993年になり、僕はNHKに入って、ものすごく運の良いことに東京のFMに配属され音楽を仕事にすることが出来たんですが、それ以降も「Pop」には通っていましたが、残念ながら94年の秋に「Pop」自体が閉店してしまいました。それは、すごくショックでしたね。その最後の「Pop」の夜にオアシスの「Live Forever」 をはなむけにリクエストしたのを今でも覚えています。


真理さんとはお会いすることはなくなってしまったのですが、ちょうどその頃に東横線沿いに引っ越しをしたことで、しばらく見れなかった「ビルボードTop40」がまた見れるようになったんですが、そのときに「やっぱ、こういう基本的な、窓口となりうる情報番組って素敵だよなあ」と思って喜んで見たものです。もう、この頃はケーブルでもスペースシャワーとかMTVがはじまっていたし、こういう番組の方が音楽ジャンル的に専門的で、オンエア時間も長かったことで僕もそちらをメインに見てはいましたが、ひと世代前から生き残っていた「ビルボードTop40」にはやはり敬意を払っていました。



そのあと、98年の頭に世田谷に引っ越さなければならなくなり、TVKがまた見れなくなり疎遠になったんですが、2003年に杉並に引っ越したときに区のケーブルの選択肢にTVKがあった都合でまた「ビルボードTop40」が見れるようになりました。この頃には、せっかく90年代半ば〜後半は面白かったMTVやスペシャですっかり邦楽色が濃くなり見たいと思うプログラムがなくなっていたんですが、そこをまだ「洋楽のベーシックな流行り」という基本に徹した「ビルボードTop40」はシンプルながらも、それがゆえに逆説的さえある生命力を備えているように映りました。


そして、ちょうどそれと前後したときだったかな。なにかのコンベンションに行ったときに、真理さんに後ろから声をかけられたんですね。そのときに「原稿読んでるよ」と言われて非常に光栄でした。もう、すっかり忘れられてるものだと思ってたもので。以後、何度かライブの席では偶然お会いする機会もありました。ただ、2007年に、「日本で最後に住むなら一番好きなところで」と選んだ横浜の日本大通りでの引っ越しでTVKの近くに住むことになったんですが、そこで残念ながら再会はありませんでしたね。でも、番組の方は「ここまで洋楽の番組が、まるで全てが諦められたようになくなってるのに本当によく続いているよな〜」と、「共感」が「驚嘆」に変わって行きました。だって、僕が横浜で生活してた時点で、番組はもう25年以上続いていましたからね…。



そして時はさらに流れて2012年。僕は自分のfacebookで「ビルボードTop40が同一VJによる最長の番組としてギネス申請されるかもしれない」という連絡を受けました。もう、その時点で番組は28年を超えていました。これを聞いたときに「なんとめでたい!」と思ったのですが、認定されるには放送開始当初の放送の証拠がないとならないとのことで「力になれずに申し訳ないな」と思っていたのですが、どうやらどなたかが見つけた模様で、今回のギネス認定となった模様です。



今回のこの「ビルボードTop40」の快挙からは学ぶべきことがたくさんあります。まずはやっぱり、「継続に勝るものなし」ということですね。どんなに大きな変革がないようなことでも、習慣的にそれをずっと続けていれば、自然と知識や人生の財産はついて来るものだなと思います。とにかく、止まってしまったら何もならない。そのためにも、どんな些細なことでも良いから、ずっと続けることが大切なのだと思います。僕がこのブログを2年半毎日続けているのも、こうした偉大な先達が残して来た成果を見て知らず知らずに影響されているからだと思います。あと、現在は僕が直接やっているわけではないですけど、Hard To Explainも8年まで続いて来ています。これも、続いて行って欲しいなと思っています。



そして、「どんなに逆風の状況でも続けることは不可能ではない」ということですね。上記したように、この番組は放送6年の時点で、同じ頃にはじまった洋楽番組のほとんどが終わっていました。そこから、絶滅に近いペースでなくなっていく洋楽番組を横目にずっと生き残って来た。これは真理さんたちの努力や局や制作チームの努力と理解がないと不可能なことです。番組への思いと敬意にも改めてリスペクトです。



そして、僕的にはこれが一番大きいかな。「なんだかんだでシンプルなテーマ性と動機が一番普遍的なんだ」と。思えばこの20年間くらい、日本における洋楽の伝える側って、なんか迷いがあった気がするんですね。とかくこんなことが言われていたものです。「今や日本でも代替できるアーティストがいる中で洋楽の意義は?」「英語圏の音楽だけに頼る時代は終わった」「日本の音楽は必ずしも洋楽には劣っていない」「もう”洋楽”で聞くのではなく”ジャンル”で聴く時代」…などなどいろんなことが言われたものですけど、しかし、


海外で何が流行ってるのかな”という率直な好奇心だけで洋楽聴いて何が悪いんでしょう?


それがたまたま英語圏のもので、理屈抜きで聞いてカッコいいと思うから洋楽聴きたいと思って何が悪いんでしょう?難しいこと考えないで、ズバリそれでいいじゃないですか。なんかそうした一番シンプルで初期衝動的な動機の部分に自信を持たないでここ20年くらいの洋楽が日本で伝えられていたような気がしてならないんですね。


でも、なんだかんだで残った洋楽番組というのが「ビルボードTop40」と時間をかけて復活した「ベストヒットUSA」だけというのは、なんか象徴的ですよね。結局、そういう洋楽を聴く際の最もプリミティヴな部分に応えるものがずっと続いているというのは、やっぱりそこにずっと変わらずに続いて行く普遍性があるからなんだと思います。


「ビルボードTop40」の偉業には全く及びませんが、その爪の垢をとばかりに、僕が英米のチャートと映画の興行成績毎週このブログで紹介してるのも、そうした海外エンタメへの初期衝動や窓口的役割を失わないことが一番大事だと信じてやっていることだったりします。28年続けられるかどうかは全く自信はないですが(笑)、「自分も頑張って続けなきゃ」という力強い勇気を今回のニュースは本当に与えてくれましたね。


あとはこの事実が、もう少し目立った形で取り上げられてほしい。多くの人に祝福とリスペクトを受けられるべき偉業だと本気で思うので。










author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 10:30
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最新全米映画興行成績
どうも。


今日、いつも乗ってると思ってるバスが、僕が読書をしてる途中で違う方向に行ってしまいました。途中で降りたかったのですが、ブラジルの街を見知らぬところで下車するのは非常に怖かったので、結局終点まで行くことになってしまいました。ただ、「乗り換えはタダ」なブラジルのバス。結局、損したのは時間だけで金銭的にはどこまで行こうが何も支障はありませんでした。



そんな感じで火曜日恒例、全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。

 
1(-)Brave


2(1)Madagascar 3:The Europe's Most Wanted
3(-)Abraham Lincoln:Vampire Hunter


4(2)Prometheus
5(5)Snow White And The Huntsman
6(3)Rock Of Ages
7(4)That's My Boy
8(7)Marvel's The Avengers
9(6)MIB3
10(-)Seeking A Friend For The End Of The World



1位に輝いたのはピクサーの新作「Brave」、邦題「メリダとおそろしの森」。ファンタジー流行りの昨今ですが、ピクサーもその波に乗ってか、アーサー円卓の王の頃あたり、だから10世紀くらいのヨーロッパが舞台となっております。


ストーリーは勇敢に自分の人生を切り開く少女メリダが弓矢ひとつ持って魔女の誘い出しでおそろしの森に入っていく…みたいな話です。


「女の子にアーチェリー」ってこれ、今年は「ハンガー・ゲーム」のキャットニスについで2人目なんですけど、なんか妙なものがブームですなあ(笑)。で、聞いた話によると、日本吹き替え版のメリダ役ってAKBの人なんですって?僕、AKBは全く知らないのでコメントしようがないんですが、いいんですか、それって?


この映画ですが、Metacriticでは69点。前作の「カーズ2」の失敗に比べればだいぶマシですが、それでも80点代後半から90点台をたたき出していた2010年までと比べると、これでもかなり低い方。あのピクサーでも苦しむんですね。



3位はエイブラハム・リンカーン大統領が実はヴァンパイア・ハンターだったという、けったいな小説の映画化「Abraham Lincoln:Vampire Hunter」。主演は目新しく「愛に関するキンゼイ・レポート」などに出ていたベンジャミン・ウォーカー。私生活ではメリル・ストリープの娘さんのお婿さんです。


こういう大抜擢はあったものの、映画のくだらなさはフォローできなかったようでMetacriticでは42点。


そして10位には限定ながらスティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイ主演のコメディ「Seeking A Friend For The End Of The World」。これは地球滅亡を予告された地球人が最後の日々をどうすごすかを主演の2人の夫婦の行動を通して描くというもの。監督はマイケル・セラとキャット・デニングスのすごく素敵なインディ・ロックなコメディ「キミに会えたら」の脚本家だった人で、まだ30代前半の女性です。


この映画ですが、評価はまあまあでMetacriticで59点。ただ、僕はこれ、結構見たい作品ではあります。


そして今週は限定でこれが公開され20位でした。




ウディ・アレンの新作「To Rome With Love」。昨年「ミッドナイト・イン・パリ」が久々にオスカー争いに加わるほどの好評を得て「復活」などとも言われたウディ・アレン。いつもながら1年1作のペースで新作です。もう77歳なんですけどね。


この映画はルネサンス期のイタリアの物語「デカメロン」の現代版で、多様の出演者の観点からいろんな物語が語られる形式だそうです。出演者はペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィンからジェシー・アイゼンバーグにエレン・ペイジまでとなっております。


ここ最近の「ヨーロッパ旅行路線」は今回も続いているアレンですが、この作品のMetacriticでの評価は55点と、「ミッドナイト〜」の前までのここ最近の彼の作品の評価に戻っちゃいましたね。ただ、ブラジルはウディ・アレン人気は非常に高く、今週末公開予定なので見に行こうかと思っております。



さて来週ですが、今、僕が一番見たい映画はこれです!現在の肉体派の若手代表、チャニング・テイタムが、男性ストリッパーの役を張り切ってつとめているという設定の時点でクスッと笑え「見たい!」と思わされてしまった「Magic Mike」。しかも監督はスティーヴン・ソダーバーグ!こちらのトレイラーでシメましょう。


 







author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 09:34
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最新全英チャート
どうも。


昨日、トムのワクチン注射による不安定があり、今日はちょっと疲れましたね。なんかずっと眠いです(笑)。


あっ、そういえば、この週末、僕は行かなかったですが、ジェニファー・ロペスとケリー・クラークソン、そしてなぜかDJでパリス・ヒルトンが来るというイベントをサンパウロでやってましたね。ケリーがJ.Loを食ったとして話題になっていました。わかる気がするな。


では行きましょう。月曜恒例、全英チャート。 




SINGLES

1(-)Payphone/Maroon 5 feat Wiz Khalifa
2(1)Call My Name/Cheryl Cole
3(2)Whistle/Flo Rida
4(-)Black Heart/Stooshe
5(4)The Princess Of China/Coldplay&Rihanna
6(5)Feel The Love/Rudimental  feat John Newman
7(6)We Are Young/Fun feat Janelle Monae
8(10)Call Me Maybe/Carly Mae Jepsen
9(8)Scream/Usher
10(14)Picking Up The Pieces/Paloma Faith


1位は先週ニセモノ・ヴァージョンが先にトップ10入りするという珍事を起こしたマルーン5の「Payphone」。アメリカでも大ヒット中ですが、イギリスでも初登場1位ですね。アダムの「The Voice」のジャッジがウケてる間に勝負かけてる感じですね。


4位は現在のUK期待のR&B女性3人組ストーシュの2ndシングル。ファッションがあまりにニッキ・ミナージュなので誤解されやすいですが、これはエイミー・ワインハウス・スタイルのクラシックなソウル調の曲で、本人たちも歌唱力あるところを示してます。


では、もう今日はこのままアルバムまで行きましょう。



ALBUMS

1(-)Beieve/Justin Bieber
2(-)A Million Lights/Cheryl Cole
3(5)Fall To Grace/Paloma Faith
4(6)Our Version Of Events/Emeli Sande
5(2)Life In A Beautiful Light/Amy McDonald
6(1)Sing/Gary Barlow/Common Wealth
7(7)+/Ed Sheeran
8(3)Looking 4 Myself/Usher
9(4)Mylo Xyloto/Coldplay
10(8)Number Ones/Bee Gees


イギリスでのシェリル・コール人気ってかなりあるんですけど、それを抑えてビーバーが1位です。デビューでちやほやされた反動や、1stで飛びついた少女の飽きとか、逆風は強かったはずなんですけど、それでも1位というのはまだ人気が続いているということですね。でも、「Girlfriend」のPVのギターのアピールってなんかカッコ良くないんだけどね。


さて来週ですが、今週シングル1位のマルーン5とリンキン・パークの最新作が同時に入ってくるんですね。なんかリンキン・パーク、こないだの「Mステ」に出て、音がズレたかなんかだったんですってね。そのリンキンの曲でシメましょう。

    


author:沢田太陽, category:全英チャート, 08:54
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