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最新全英チャート
どうも。


この週末は生後1週間の我が子にかかりっきでしたね。昨日も今日もなんですけど、午後4時くらいから11時くらいはも〜う大変ですね。寝付けないもんだから、泣きの大立ち回り。今こっちは夜の11時くらいなですけど、今も左手で車用のゆりかごを揺らしながら書いています(笑)。ベビーベッドでなんか昨日、今日、寝付けないみたいで。ベビーベッドでも手を止めるといつ大泣きになるかわからないからとにかく揺らし続けてます(笑)。昼寝取れなかったワイフを今なんとか寝せてます。


そんな感じで、月曜恒例、全英チャート行きましょう。

 

SINGLES

1(1)Call Me Maybe/Carly Rae Jepsen
2(-)Let's Go/Calvin Harris feat Ne-Yo
3(3)We Are Young/fun. feat Janell Monae

4(2)Can't Say No/Conner Maynard
5(5)Laserlight/Jessie J feat David Guetta
6(16)Too Close/Alex Clare
7(6)Somebody That I Used To Know/Gotye feat Kimbra
8(7)So Good/BoB
9(8)Starships/Nicki Minaj
10(14)Drive By/Train

カーリー・レイ・ジェプセン、3週目の1位ですね。


2位初登場は、リアーナの「We Found Love」でついにアメリカ・ブレイクも果たしたカルヴィン・ハリスのニュー・シングル。フィーチャリングはNe-Yoです。


16位から6位に上昇したアレックス・クレアは昨年イギリスでデビューを果たしたUKの黒人R&Bシンガー。これが彼の初のヒットとなります。


そして10位には「Hey!Soul Sister」に続くトレインの全英トップ10シングル。アメリカでよりも結果がいいですね。


では、圏外であまり語ることがないのでアルバム行っちゃいましょう。


ALBUMS

1(-)Blunderbuss/Jack White
2(1)21/Adele
3(4)Born To Die/Lana Del Rey
4(3)Pink Friday Roman Reloaded/Nicki Minaj
5(-)Out Of The Game/Rufus Wainwright
6(9)Boys&Girls/Alabama Shakes
7(12)In Case You Didn't Know/Olly Murs
8(5)Who You Are/Jessie J
9(6)Our Version Of Events/Emeli Sande
10(7)Nothing But The Beat/David Guetta


ジャック・ホワイトのソロ・デビュー作「Blunderbuss」、見事初登場で1位です!彼にとっての全英初登場1位は、ホワイト・ストライプスの2007年のアルバム「Icky Thump」以来になります。いや〜、長年の大ファンとしてはうれしいなあ〜。


そして、ジャックと言えば





先週、日本で発売になったばかりのHard To Explainの表紙です。この表紙、歴代のHTEの表紙の中でもベストに近いんじゃないかな。ジャックのセンスって、本人にしかわからないところがあるけど(笑)、それがカッコい
そして、CDの発売状況が日本に比べ格段に適当なここブラジルでも、このジャックのアルバム、ちゃんともう売ってました!この国はCDの店着に関して本当にルーズなんですけど、ジャックに関しては新聞も大きくページを割いてたので扱い大きいなとは思っていたんですけど、ちゃんと展開されててホッとしました。もちろん早速買いましたので、レヴューしようかなと考えています。


そして5位に初登場はルーファス・ウェインライトの新作。全英トップ10入りは2007年の「Release The Star」以来。2010年の前作がお母さんのケイト・マッガリギル(その昔のフォーク・シンガーでルーファスのツアーでもキーボードで参加していました)の追悼アルバムというヘヴィな内容だったんですが、今回はマーク・ロンソンをプロデュースに迎えての商業的な話題性の強い作品です。


ここから1曲行きましょう。




ヴィデオ・クリップに登場する女性は、今や映画界一のワーストドレッサーになってしまった(笑)、ティム・バートンの奥さんでもあるヘレナ・ボナム・カーターですね。この人、もともとイギリスの時代劇女優なのでルーファスの世界観には最適だと思います。


さて来週ですが、マリーナ&ザ・ダイアモンズやノラ・ジョーンズなどがありますが、今日はこのあたりでシメさせてください。
author:沢田太陽, category:全英チャート, 03:26
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「マッドメン」シーズン5第6話がサイケ過ぎてブッ飛んだ!
 どうも。


昨日も話したように、育児で映画に行けないとドラマに頼りたいものですが、これも最初のうちはなかなか落ち着いてみれないものです。



でも、ようやく見れた「マッドメン」の最新エピソード見て、ビビリました。これ、マジですごい!





なんと!

LSDのアシッド・テストですよ!!!


しかも





ロジャーで!!


いや、たしかにロジャーって中毒性は高そうな人だし、「マッドメン」事態がそろそろサイケ時代に突入なのもわかってはいたんですけど、でも、ロジャーって設定的に50代に近い人であって。


ただ、ロジャーを使ったからこそ、この時代のドラッグのリアリティがより強くアピールできるのはたしかですね。この時代にメインのドラッグだったLSDはこの当時は違法薬物ではなく、大学の先生が率先して「魂の解放」と称してトリップする実験をしてたわけですからね。若い人が「反抗の象徴」とばかりにやってもこういう時代背景はたしかに伝わりませんからね。


そして、それプラス、描き方がいくら過去の歴史的既成事実に乗ってるとは言え、ドラッグでハイになる姿をTVドラマで、しかもちゃんと幻覚のイメージつきで見せるのってすごいですね!今の時代はそういう表現の自由度が昔より効くのは確かですけど、指定でなんとか出来る映画じゃなくて、より公共性の強いTV番組上で、ですからね。


しかも、この後に流れる音楽がまた絶妙だったんだ、これが。

 


ビーチボーイズの「I Just Wasn't Made For These Times」。あのビーチボーイズの不朽の名作「ペット・サウンズ」の後半の山場となる名曲ですよ。やっぱ、「ペット・サウンズ」って欧米だと特にドラッギーな印象で解釈されてるんだな、というのはこのシーンを見てまざまざと思わされましたね。



あと、この回はペギーが映画館でマリファナ吸ったりとか、ドン・ドレイパーが新妻メーガンとレストランで喧嘩してメーガンを置き去りにして車で立ち去ろうとし炊けどレストランに戻ってみたらメーガンが失踪していたとか、かなり精神的に錯乱したものでした。



というより今シーズンの「マッドメン」、時代が66年ということもあり、いつになく、ダークで混乱した感覚が強いですね。この前にも、ドン・ドレイパーが浮気相手になりそうな女性を殺したかと思ったら夢だったとか、ベティが過食症で肥満体になってあまり登場しなくなったとか、その前のシーズンまでの展開まででは考えられないことが続いています。



そういうこともあり、今シーズンはこれまでにあまり見られなかったような賛否両論別れるものになりそうな予感が大ですが、僕としては、「リスキーだけど意欲的なシーズン」としてとらえたいですね。60s後半ってやっぱそれだけ時代が動乱するわけですからね。


author:沢田太陽, category:海外TVドラマ, 12:18
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「アヴェンジャーズ」が見たいよ〜
 どうも。


どうやら現在の育児の都合上、犠牲にせざるを得ない映画が数本あります。


ひとつがこれ。






「アヴェンジャーズ」ですよ!ブラジルではなぜかアメリカよりも1週早く今日から公開なんですけど、子供が生後1週間ということでちょっと行くのは難しいですね〜。わ〜。これのために去年「マイティ・ソー」と「キャプテン・アメリカ」も見たというのに。ワイフの目をかいくぐって見るという手もあるんですけど、確実に後でシメられます(笑)。彼女も見たがっていましたからね。


あと、来週ブラジルで来週公開のこれも見れなそう。





「21 Jump Street」。これもアメリカで公開されたときから見たかったんだけどなあ〜。まあ、こっちの方が「DVDでもあきらめつくかな」とは「アヴェンジャーズ」よりは思えるのでまだアレですが、でも、通常なら確実に映画館でしたね。


なんとか映画復帰をこれで果たしたいなと、ワイフと話してるんですけどね。





5月下旬に公開の「Men In Black III」。僕よりもうちのワイフの方がファンなので、なんとかこれに照準をあわせたいところですが、ちょうど生後1ヶ月後くらいなので「ギリギリかな」とワイフは言っております。


僕的には、もう、これ逃すとさすがにマズいなと思うのがコレですね。





7月25日にブラジル、日本共にアメリカより1週遅れで公開の「Dark Knight Rises」。いや〜、仮にここまで長引いたりすると、さすがの僕も泣きますね(笑)。他の映画は何歩が譲ってオッケーにしても、これだけはさすがに逃したくないとこです。


…と、この先の映画の期待はそんな感じですかね。まあ、見たいのはこれだけではないんですけどね。





















author:沢田太陽, category:映画, 11:47
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最新全米チャート
どうも。


今日から仕事も再開してますが、仕事中も子供の「エー、エー」って鳴き声が残響として残ってました。普段うるさいはずなのに、半ば心地よくなってるのは良くないですかね(笑)。ただ、今日は寝かすのは大変でしたけどね。2時間泣き止まない上に「エー」が「ギャー、グワー」になるのを抑えるのがなかなか大変でした。現状、子供らしいかわいい声をしてますが、ハードコア・パンク調にシャウトしてるので(笑)声嗄れしないか心配です。


では、そんな感じで、金曜恒例、全米チャート、行きましょう。

 

SINGLES

1(1)Somebody That I Used To Know/Gotye feat Kimbra
2(2)We Are Young/fun.feat Janelle Monae
3(-)Payphone/Maroon 5 feat Wiz Khalifa
4(5)Boyfriend/Justin Bieber
5(3)Glad You Came/The Wanted
6(6)Wild Ones/Fro Rida feat Sia
7(8)Call Me Baby/Carly Rae Jepsen
8(4)What Makes You Beautiful/One Direction
9(7)Starships/Nicki Minaj
10(9)Stronger/Kelly Clarkson


ゴティエが2週目の1位。funが1位から陥落もまだ2位キープです。


3位に初登場はマルーン5。去年の「Moves Like Jagger」もそうですけど、この人たち(というか、ほとんどアダム・レヴィーンひとりのものですけど)はもうすっかり「The Voice」をヒットに利用できてますね。それと同時に、アプローチがもっとキッズよりな感じになってますね。もともとそこまで思い入れのない僕は別にそれでもいいですけど、デビュー時のラジオヒット・タイプのイメージが好きだった人は「複雑だ」みたいなことを言いますね。


では、圏外に行きましょう。30位初登場のこの曲で。

 

リンキン・パークのニュー・アルバムからの先行シングルになりますね。「Burn It Down」。前作からは2年経っていないので早いペースでのリリースですが、前作があんまりあたってなかったですからね。


でも、ここで彼ら、とうとうエレクトロ方向にわかりやすく振り切りましたね。この2作くらい前から、「もうニュー・メタルっぽく見られたくないなあ」みたいなそぶりを見せつつも、なんか青筋立てて歌わずにはいられないようなところがあったんですけど、とうとう脱却したかな。ファンを二分しそうな感じの曲ですが、僕は歓迎です。


では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS


1(1)Tuskeegee/Lionel Richie

2(-)Love Is A Four Letter Word/Jason Mraz
3(2)21/Adele
4(-)California 37/Train
5(5)Up All Night/One Direction
6(3)Pink Friday:Roman Reloaded/Nicki Minaj
7(7)Making Mirrors/Gotye
8(-)Pluto/Future
9(7)Slipstream/Bonni Raitt
10(13)Tailgates&Tanliness/Luke Bryant



先週に引き続き、ライオネル・リッチーが2週連続で1位です。やっぱカントリー絡みは強いですね。


2位初登場はジェイソン・ムラーズ。4位に初登場はトレイン。共に前作からのシングル・ヒットの後押しが効いてますね。


8位にはアトランタ人脈の新人ラッパーのフューチャーが初登場。10位には男性カントリー・シンガー、ルーク・ブライアントが再度のトップ10入りです。



さて来週ですが、いよいよ待ちに待ったジャック・ホワイトのソロ・デビュー・アルバム「Blunderbuss」が入ってきます。これは僕も早く欲しくてたまらない作品なんですが、こういうものこそちゃんとしたCDで買いたいので、itunesは取りあえず蹴って店着を待ちたいと思っています。今日はこの中からの曲でシメましょう。やっぱ、こういう曲が1曲は欲しいよね、この人は。「Sixteen Saltines」。











author:沢田太陽, category:全米チャート, 07:06
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「アメリカン・アイドル」シーズン11のここまで〜まだギリギリ見てるけど微妙だなあ…
どうも。



今日は久々にこのネタ行っておきましょう。





やっぱ、これ行っておきますか。「アメリカン・アイドル」。


今年は現時点まで今のところまだ見てますが


今年はハッキリ言って微妙だな〜。



まだ感情的になって「こんなのありえないだろ!!」と怒りの投稿をしていないだけマシではありますが、結構その直前まで行きそうな危うさはありました。それはなんと言ってもコレですよね。放送日的にはちょっとネタバレしちゃいますけど。





やっぱ、トップ7での、ジェシカ・サンチェスのこのあやうくの脱落でしょう!!僕の以前の投稿で「他のシーズンでも良くて優勝、悪くてもトップ3に入るべき」と言ってた人がですよ!さいわい、これが過去最高に効果的だったジャッジ・セイヴによって救われて、今日の段階でまだ残ってるんですけどね。



でも、この前の週くらいから雲行きおかしかったんですよね。この前の週でも、誰もが絶賛したスカイラーのパフォーマンスがまさかのボトム3入りをしていたし、このジェシカの週でもボトム3に入っていたのはジョシュアとエリースという、スター性はともかく、歌唱力的には評判の高い人でしたからね。明らかに「何かがおかしい」感じはありました。正直、この時点で「もう今年は見るのやめようか」と本当に思っていました。


…ですが!


この次の週での落選者がコイツで、幸いにも見る気が回復しました。





コルトン・ディクソン!


いや〜、マジでコイツが落ちて良かったと思っています。この番組の視聴者って、白人のロックを歌うコンテスタントに傾向的に点が甘い傾向があるんですけど、彼はその典型でしたからね。ズバリ、「感じがいい」というだけで、歌唱力的には圧倒的なものは何もない。なのに、彼とフィリップ・フィリップスだけがジェシカの落ちそうになった週までボトム3が一度もないコンテスタント。こうした結果に「結局この番組は、白人のキュート・ガイを選ぶだけのコンテストに成り下がった」という手厳しい意見は随所に見られましたからね。


この次の週に彼が落ちたときに「意外だ」みたいな反応も結構見られはしたんですが、残っているコンテスタントのクオリティから考えると全くもって妥当です。実際、この前の週に、ライアン・シークレストが彼に「ジャッジはキミのパフォーマンスにだけスタンディング・オヴェーションを送らないんだけどどう思う」と質問して、暗に番組の種明かしをしてしまい、それが翌週の落選につながった、とも言われてますしね。実際、歌唱指導担当のジミー・アイオヴィーンの評価もそこまで高くなかったですからね。


で、現状6人が残っていて、ここ数年のこの番組にしては珍しく、女性陣の方が4人と過半数を占めているという珍しいことが起こってるんですが、あとはコイツですね。





フィリップ・フィリップス。現状で唯一ボトム3入りがないのは彼だけなんですけど、ズバリ、「番組の傾向」に助けられてるだけで過大評価ですね。声がガラガラ声ってだけで表情が単調だし、毎週同じような歌いっぷり。ぶっちゃけ審査員にサイモンがいたら、何週かはへこまされていたような気がすごくします。このまま優勝とかしちゃったら、「また売れない優勝者を出した」と批判を受けるような気が正直します。


彼が残るよりは、僕的には






まだジョシュアの方がいいですね。この番組はシーズン3以降、黒人男性がトップ3にも入れない状態が続いているんですが、そういう意味でも覆してほしいというのはあります。ただ、彼の場合、スキルは抜群にあるんだけど、セクシーさに欠け、この歌唱力を今どこのマーケットに向けたらいいのかよくわからないデメリットはありますね。



そう考えたら、前も言いましたが、今年は素直に女の子が勝った方がいいんですけどね。ジェシカかスカイラーが妥当な気がするんですけどね。
author:沢田太陽, category:海外TVドラマ, 10:29
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「トゥルマ・ダ・モニカ」〜ブラジル人なら誰でも知ってる国民的こども漫画

どうも。


今日も1日、育児に追われてましたね。哺乳瓶で牛乳与えたり、母乳、哺乳器で飲んだあとのげっぷを誘ったり、おむつをかえたりしてました。おむつはもうひとりで換えられます。


どうやら僕自身は、この過程は嫌いじゃないですね。赤ちゃんが泣いても「理由はなんだろう」と考えるのは全然苦にならないし、「永遠に泣くわけじゃないからなあ」と思ってある程度待ってたら疲れて泣き止むし。こういう、相手の間合いを見る作業というのは、なんかDJの選曲みたいなところがあって興味深いですね。僕の場合、下手なりにお客さんの顔色見て、即興で選曲してたのですが、なんかその体験が生きてたりするかもしれません。


でも、ワイフの方が僕の何倍も大変だし、僕もいざ仕事が本格化して疲れて帰ってきたときに同じことが言えるか、なんですけどね。でも、年とって生まれた子供だから、なんかすごく感謝してる気持ちは強いんですよね。僕自身、人生設計において「子供は縁がないんだろうな」と長く思っていたのにそれが持てたんだから、もう感謝するしかないし「大事にしないとな」と思わずにはいられないというか。


そんなわけで、今日のネタは思いっきり「こどもネタ」です(笑)。でも、これは、ワイフが妊娠したと知ったときから、そのうち必ずやろうと思っていたネタでもあります。ちょうど今日は、急いで伝えないといけないネタもないのでいいかなと。これです。


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ブラジル人なら知らない人はまずいない、国民的子供漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」、訳すと「モニカの愉快な仲間たち」みたいな感じでしょうか。これを紹介しようと思います。


この漫画は、出来たのは1950年代の後半とも60年代の前半とも言われていますが、定着して国民的漫画になったのは70年代からと言われています。この漫画はですね、この上の絵のモニカという出っ歯がトレードマークの、推定7〜8歳の女の子と、そのお友達のお話なんですが、話の筋としては


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この4人がメインとなります。モニカを筆頭に、セボリーニャ(右2)、モニカの親友のマガリ(左1)、セボリーニャの親友のカスカオン(左2)の4人がメインです。


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イメージとしては大体いつもこんな感じですね。モニカが元気のいいおてんば娘で、短期でいつもペットのうさぎを振り回すというキャラなんですけど、いつもモニカをからかってはモニカにボコボコにされるセボリーニャとは実はラヴラヴ…みたいな話です。


あと、マガリがオシャレにうるさい、シャイなんだけど実は食いしん坊の女の子で、カスカオンがなぜか風呂に入るのが嫌いな汚いキャラですね。ちなみに2002年のワールドカップでロナウドがやった「大五郎ヘア」のモデルとなったのがカスカオンの髪型です。


…と、話自体は至ってシンプルなんですけど、これがブラジル的には非常に人気がありまして、この漫画が人気がありすぎるせいでディズニー・キャラクターがブラジルに浸透しないという、嘘のような本当の話まであります。


実際に、このモニカを題材にして、街にはモニカのキャラクター・グッズがあふれているんですね。で、その中でも特に人気なのが

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このオムツですね。これはオムツの中で間違いなく一番人気のあるもので、入院先の病院でもこれが使われてましたね(言うの忘れてた。今日、退院してます)。


で、このオムツに使われたのは

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モニカのこのベイビー・ヴァージョンなんですけど、実はですね、これが僕に「子供持つのっていいかもな」とかなり具体的に思わせたキッカケでもあるんですよね(笑)。これの何に引かれたか。それはズバリ


手足!


モニカのオリジナルのヴァージョンもそうなんですけど、手と足の描き方がこの漫画、妙にリアルなんですよね。このクニャッと曲がって、体に比してまだ短いこの感じ。これ見たときに「かわいいなあ〜」と思って、ワイフが「そろそろ子づくりしようか」と持ちかけられたときにスンナリ気持ちが乗ったのは、このシリーズを街で見慣れて感化されていたのは事実ですね。


で、実際に、今、息子のTomをずっと見てますけど、やっぱり、手と足の動きがたまりませんからね(笑)。ワイフにだっこするときの腕の延ばし方とか、激しく泣くときの手足のバタつきとか、妙にそそりますもんね。


この漫画、そういう親が子供を見るときに直感的に「かわいい」と思える部分を理屈抜きに感覚的に表せている点で強いのかもしれませんね。あと、これ、話の設定自体も、どこにでもありそうな親子の話とか、兄弟けんかとか、子供の仲間内での話とかにリアリティがある。そこを崩さないで、子供なりのファンタジーやお笑いに話をちゃんと持って行けてるところが長い間ウケてる理由なんだろうと思います。


この「トゥルマ・ダ・モニカ」なんですが、最近は多角経営化がさらに進んでおりまして


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このように、日本のアニメ仕様に、モニカたちが14歳になったという設定で「トゥルマ・ダ・モニカ・ジョーヴェム(若者、みたいな意味)」というヴァージョンが2年くらい前からはじまりまして、売り上げの記録みたいなのを作ってます。


オリジナルも、このヴァージョンもこの


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原作者のマウリシオ・ソーザという人が作ってます。この人、70代の半ばなんですけどね。この人、実は2人目の奥さんが日本人だということもあって日本とはなにかと縁のある人で、モニカ内でも日系人のキャラが出てきます。そこはさすが、サンパウロに日系人が100万人いるという事情がなせるものです。


そして、これは数ヶ月前に起こったことですが

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モニカのジョーヴェムのヴァージョンの方で、マウリシオ本人が尊敬する手塚治虫キャラとの共演が実現しました。これ、結構話題になりましたね。


こういう風にして、このトラディショナルな漫画はブラジル内での人気を持続させております。





では最後は、そのモニカをアニメで見てみましょう。これだけの人気のある作品です。当然TVアニメも映画もあります。その中でyoutubeのアクセスが1000万超えているこれでシメましょう。

author:沢田太陽, category:ブラジル, 11:14
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