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最新全米映画興行成績とラジー賞ノミネート
どうも。


オスカーも終わって、しばらくは映画的には寂しい季節ですね。こっちだと、2月までにはオスカー作品賞ノミネート映画は必ず全部公開されるくらいに盛り上がって、3月は、そのノミネートに漏れた好作品をやるタイミング。なので余韻は少し楽しめるかな。でも、個人的には5月からのサマーシーズンが楽しみです。


あと、関東、今日雪みたいですね!こっちは夏で、今日もあまりに蒸し暑かったもので、すごく気分悪くなっちゃいました。ただ、こっちは日本みたいに四季がハッキリしてなくて、夏もやたら夕立が降るので夏空が楽しめないのがねえ。冬もただ単に「暖房器具がないから」という理由で寒いだけですからね。天気に関してはホームシックになります。



では、一日遅れましたが、 全米映画興行成績を(トレイラーをクリックするとトレイラーが見れます)。



1(-)Act Of Valor

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2(-)Tyler Perry's Good Deeds

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3(4)Journey 2:The Mysterious Island
4(1)Safe House
5(2)The Vow
6(3)Ghost Rider:Spirit Of Vengeance
7(5)This Means War
8(-)Wanderlust

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9(-)Gone

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10(9)The Secret World Of Arriety


オスカーの週の全米興行の1位は、実際のアメリカ海軍が出演したという戦争映画、「Act Of Valor」。僕自身全くノーマークでしたが2400万ドルも稼いでいます。いまだに何の映画なんだかよくわかっていません。有名な役者さんも出てないしね。


ただ、評判はさほどよくありませんで、Metacriticで42点。どんなファン層がこれ見たんだろうな。


続いて2位は、アメリカ映画界では今やすっかりお馴染みです。タイラー・ペリーの新作映画。この人、年に2作くらいほぼ自分主演の監督作出して来るんですが、黒人オーディエンス以外にアピールしないと思われているせいで、なかなかアメリカ以外での作品公開がありません。ブラジルにも来たことないです。


今回のタイラー・ペリーは女装ものじゃなくて、彼本人が、何不自由なく生きて来た金持ちの妻子持ちの男がサンディ・ニュートン演じる女性と不倫するロマンスもの。


バレンタイン・デーに持って来た方が良かったような気はしますが、こちらも評判の方はあまりよくなく、Metacriticで44点。



続いて8位はジェニファー・アニストンとポール・ラッド主演のコメディ「Wanderlust」。これはポール・ラッドの親友でインディ・コメディ界では有名な人ですね、デヴィッド・ウェイン監督の最新作。日常に疲れたカップルが大自然でヒッピー的生活を営むことに伴うドタバタを描いた作品です。


こちらですが、今週の他の映画に比べたら評判は比較的よく、Metacriticでは54点ながらも、Rottentomatoesでは63点と60点を超え、「フレッシュ・トマト」(いい映画)に認定されています。


そして今週最後の初登場は9位の「Gone」。こちらはアマンダ・サイフリッド主演のスリラー。自分を数年前に誘拐未遂した男が姉を誘拐したことで立ち上がる女性をアマンダが演じます。


ただ、評判は今週初登場の作品の中でも最も悪く、Metacriticは38点、Rottentomatoesに至っては12点と散々な点数。アマンダもこの1年、あの「赤ずきんちゃん」以来コケ続けてますね。日本ではこの一つ前に出演した「In Time」が「TIME」のタイトルで公開され、そこそこ当たっているという話を聞きましたが、アメリカでもブラジルでも当たりませんでしたからね〜。あまりサスペンス向きの子ではない気がするんですけどね〜。


さて、オスカーの影に完全に隠れていましたが、”最悪映画の祭典”、ラジー賞のノミネート発表もありました。今年からエイプリル・フールでの発表になったため例年より遅れましたが、今年のメンツは良い感じです(笑)。


Razzie Awards 2012


Worst Film

Jack And Jill
Bucky Larson
Twilight Saga Breaking Dawn Part 1
Transformers:Dark Of The Moon
New Year's Eve


アダム・サンドラーと、彼の友人で共演映画での脇役もつとめるニック・スワーズソン主演の最悪に評判の悪かった「Bucky Larson」の争いですね。「トランスフォーマー」「トワイライト」はもはや常連。今年はそこに「お祝い事映画」の「ニューイヤーズ・イヴ」が加わりました。ちなみに「Jack And Jill」と「Bucky Larson」はアダム・サンドラーの制作会社の制作です。


Worst Director

Michael Bay(Transformers)
Tom Brady(Bucky Larson)
Bill Condon(Breaking Dawn Part 1)
Dennis Dugan(Jack And Jill&Go With It)
Garry Marshall(New Year's Eve)


Worst Actor

Russell Brand(Arthur)
Nicholas Cage(Drive Angry&Season Of The Witch&Tresspass)
Taylor Lautner(Abduction&Breaking Dawn)
Adam Sandler(Jack And Jill&Go With It)
Nick Swardson(Bucky Larson)


早いとこ、ニコラス・ケイジに取ってほしいです(笑)
アダム・サンドラーとマーティン・ローレンス、男なのにエントリーしてるのがミソです(笑)。

Worst Actress

Martin Lawrence(Big Momma)
Sarah Palin(The Undefeated)
Sarah Jessica Parker(New Year's Eve&I Don't Know How She Does It)
Adam Sandler(Jack And Jill)
Kristen Stewart(Breaking Dawn Part 1)


サラ・ペイリンのはドキュメンタリーで本人役です。



Worst Supporting Actor

Patrick Dempsey(Transformers)
James Franco(Your Highness)
Ken Jeong(Big Momma&Hangover 2)
Al Pachino(Jack&Jill)
Nick Swardson(Jack&Jill,Just Go With It)


アル・パチーノも何で出たんだろうね(笑)。


Worst Remake,Sequel,Prequel,Rip-Off

Bucky Larson
The Hangover Part 2
Arthur
Jack&Jill
Breaking Dawn Part1

 
ちなみに「Bucky Larson」は「ブギーナイツ」もパクリ、「ハングオーバー」は続編にして「前作のリメイクとして」だそうでう(笑)。


さて来週ですが、アニメの「The Lorax」あたりでしょうか。こちらのトレイラーでシメましょう。









author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 08:27
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改めてオスカーを振り返る〜結果
 どうも。
では、今年のオスカーの結果を語ろうかと思います。



まず、昨年との比較で言いますと、日本的には注目度がだいぶ落ちた年だったかなと思います。


というのは、僕の当日のオスカー生ブログのアクセス数が昨年に比べかなり落ちたんですね。実は僕のブログのアクセスで、2011年のオスカーというのは今日に至るまで最高記録で、僕のブログ史上、アクセス数が唯一1日1万ヒットを超えた日だったんですね。


それが今年は5千ヒット弱にまで急落してしまいました。アクセス解析してみると、僕の書いた映画評でも「アーティスト」や「ヒューゴの不思議な発明」の感想は検索順位もかなり高いのに、いまだに「ブラック・スワンの」の検索数に負けてしまうんですね。


さらに「ソーシャル・ネットワーク」の感想も「ミッドナイYト・イン・パリ」の感想よりも検索が多かったりします。「英国王のスピーチ」の感想も検索数が高いですね。


それくらい、昨年のノミネーションの作品の方がいまだにインパクトが強い上に、今年のノミネート作品は「アーティスト」にせよ「ヒューゴ」にせよ、まだ公開前。去年のオスカーの時点で「ソーシャル〜」と「英国王〜」が既に公開されていた状況より、世間の認知度が落ちていた観は否めません。


プラス、「ブラック・スワン」や「ソーシャル〜」は若い層の注目を集めた映画でしたが、今年のノミネート作で若者にアピールする要素の強いものが、賞争いの中核になるような作品でひとつもなかった。これも、若い映画ファンの人たちの今年のオスカーへの注目度を下げた大きな理由となったような気がします。


僕も今回のオスカー・レースの途中まではそういう心配もしていました。ただ、オスカーのノミネート作を次から次へと見て行くことで、「そこまでひどい年でもないな」という風にも思いはじめていたのもまた事実です。たしかにインパクトでは「ソーシャル・ネットワーク」や「ブラック・スワン」「インセプション」あたりの方が強く残るのは確かだと思います。しかし、その分、「アーティスト」「ヒューゴ」「ファミリー・ツリー・ツリー」といった作品が渋いながらも意義のある素晴らしい映画だったと僕は思っています。



で、「アーティスト」の受賞に関してですが、海外のレビューなんかを見ていると「去年の『英国王〜』に続いて、またワインスタイン・カンパニーが投票者をねじ込んだ」みたいな意見も多少見受けられますが、この映画に関して言えば、仮にワインスタイン以外の配給先であったにしても充分受け入れられたと思いますよ。と言うか、「英国王〜」と同列で見て欲しくない(笑)。これ、アイディアの時点でかなり斬新だし、しかも、気をてらっただけじゃなくて、しっかりとこれを今の時代に展開する理由が「なごみ」以外の部分でちゃんとしっかりあるし、時代背景の解釈の的確さや映画自体への造詣の深さもしっかりアピールした知的さも伺えるし、主役2人の演技におけるケミストリーもバッチリだったし。これにケチをつけるというのはそう簡単な作業ではないですね。


author:沢田太陽, category:映画, 11:09
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改めてオスカーを振り返る〜ベスト&ワースト・ドレッサー
 どうも。


オスカーも終わりましたね。これで1〜2月のアワード・シーズンも終わり、僕にとってはいつもこの季節が終わると淋しさを覚えたりもします。


ゴールデン・グローブ、グラミー同様、今回も総括しましょう。まずはベスト&ワースト・ドレッサー選びから行きましょう。


今年のオスカーのレッドカーペットですが、おおむね良かったんですよね。GGとかグラミーの方がその意味で差が極端で面白いのですが、ベストに関して言えば、今年は2つのドレスがダントツだったと個人的には思います。中でも僕が生ブログでも思わず大げさに反応したこれですね。


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このジェシカ・チャステインのドレスはカッコ良かったなあ〜。これは今年のオスカーの傾向をしっかり読んで作ってますね。黒地に金色の厳かな装飾というのは、まさに1920年代的なクラシックな感覚ですよね。「アーティスト」や「ヒューゴ」を意識してますよね。


で、これデザイナー誰なのかなと思って調べたら、今は亡きアレクサンダー・マックイーンなんですってね!と言うことは、頼んだんじゃなくて、既に作られていたものを買ったってことなんですかね。


ジェシカは僕の中では「次のメリル・ストリープになれる逸材」に位置づけてるんですが、ファッションでもしっかりアピールしました。


これに続いては、これですね。


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ミシェル・ウィリアムス。ここ最近、彼女はずっとノミネートされ続けているのでチェックする機会が当然増えるわけですけど、これはその中でもベストだなあ〜。彼女って、髪型が特殊(でも、これになってから途端にカリスマ性が上がった)なので会う服がなかなか限られるんですが、これはシンプルさをきわめて辿り着いた感じがあってすごくいいです。赤の色も良いし、ワン・ポイントのネックレスも効果的。彼女もここ2年オスカー主演女優にノミネートされてますが、あと2〜3年くらい続けてレッドカーペットには登場しそうな気がします。


そして、通常割と若い女性に目が行きがちなレッドカーペットですが、僕的には今年は年齢の比較的高い人にも目が行きましたね。



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この2つは良かったなあ〜。ヴァイオラ・デイヴィス(左)はウィッグを取った髪型にはビックリしちゃいましたけど、GGのときのチョコレート色のドレスといい、今回の短いアフロといい、「ヘルプ」のストーリー通りの黒人としてのプライドを感じさせてカッコいいです。で、このガウンも色素晴らしい上に、裾の部分のアレンジが絶妙です。


あと、グレン・クローズ(右)は、還暦超えてるとは思えないカッコ良さでしたね。ジャケットとガウンの合わせが絶妙で、ラフな着こなしも年齢を感じさせない粋を感じさせました。良い年の取り方ですね。


あと、毎度毎度の




若きファッション・プリンセスと化しつつありますエマ・ストーン。GGのときのパープルのV字の方がカッコよかったですけど、ゴージャスさではこっちの方がオスカー向きかな。




そして、今年のオスカーでも大活躍だった「ブライズメイズ」の6人衆。去年最高のコメディ映画でしたが、オスカーでもしっかり認知されててとても嬉しいです。人気はもっぱら、助演女優ノミネートの、僕も好きなメリッサ・マッカーシー(一番右)でしたけど、ドレスならマヤ・ルドルフ(右2)が僕は一番好きですね。映画の劇中で路上ウンコした彼女ですが(笑)、本気だせば美人ですよ(笑)。あと、現在の「SNL」のエースにして「ブライズメイズ」そのもののクリエイター、クリステン・ウィグ(左2)は笑い芸しないときは基本的にシャイな人なのか、レッドカーペットはいつも至って地味なんですよね。そのあたりが同じSNLでもティナ・フェイとすごく対照的というか。今後間違いなくティナと比較され続けると思いますが、この人はこの人で良いと思います。


では、ワーストに行きたいんですが、今年困ったことに


ワーストっていうほどに悪い服は全然なかった!


いや〜、オスカーでも、過去にセリーヌ・ディオンの前後ろ逆さスーツだとか、ビヨークの白鳥の首付スワンドレスとか、フェイス・ヒルのレインボー・カラー・ドレスとか、一目見て衝撃のドレスがあったりするのですが、やっぱ彼女たちのようにシンガーじゃないと違ったセンスは出にくいのか、通常はなかなか逸脱したセンスって出にくいんですよね。


そんな中で、全然ワーストではないんですけど、賛否両論の多かったものをここで。


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この3つは肯定派、否定派がハッキリ別れましたね。ジェニファー・ロペス(左)はドレスの型自体素敵なんだけど、なんかケミストリーを感じなかったんですよね。ちょっと70sのヴィンテージをそのまま過ぎる感じが古く見えたのかな。ルーニー・マーラ(中)は、これ、前から見たらすごく良かったし、「ドラゴン・タトゥー」で得た白黒のコントラストをドレスと髪で作ってるのも良いんですけど、横から見た時にこの人の細すぎの体と平らな胸がすごく強調され過ぎてるというか。GGのブラックのドレスの方が良かったと思います。あと、アンジェリーナ・ジョリーは、これも「カッコいい!」というのと「ちょっとそれは…」の2つに割れましたね。僕はGGのときのプラチナのガウンがあまりにカッコ良過ぎたがために、期待が大き過ぎたこともあるんですけど、今回のはその足のポーズ共々ちょっとやり過ぎたかな…と思ったし、そういう意見も結構聞きます。



では、本当はワーストというほど悪くもないんですけど、1人選ばないとやっぱ話もしまらないので、ゴメンナサイ、1人だけ選んじゃいました。この人です。


shaileen.jpg


「ファミリー・ツリー」のシェイリーン・ウッドリー。まだ、大人になったばっかりの若い女の子つかまえてワーストというのも酷でゴメンって感じなんですけどね。ただ、この場合は、すごく無難に行き過ぎたがゆえに10歳くらい老けて見えて若さが微塵も感じられなかったのが問題だったと思います。映画でのクルーニーの娘役が上手く行ったので引っ張りだこになりそうなんで頑張ってほしいですけどね。



そんな感じで、レッドカーペットも8〜9月のエミー賞までありません。ちょっと淋しいですね。

author:沢田太陽, category:映画, 09:56
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アカデミー賞2012速報生ブログ〜授賞式
チャンネル変えました。


最初の方に書いていた内容をレッドカーペットのレポートに移しました。なかなかはじまらないね、ホントに(笑)。


今、開始前の最後のインタビューかな。ナタリー・ポートマンがインタビュー受けてます。去年のウィナー代表としてですね。


今、トム・ハンクスに取材対象が移りました。もう、ひげが白いんだな、この人も。



さあ、やっとはじまります!


最初に出て来たのはモーガン・フリーマン。オスカーの概要を伝える短いスピーチです。


そして、「アーティスト」の冒頭シーン、「ファミリー・ツリー」の病床の妻、「マネーボール」のブラッド・ピット、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソン(なぜかジャスティン・ビーバー共演)、「ヘルプ」でオクタヴィアのクソ・パイを喰うビッチ、そして「ブライズメイズ」のトイレのシーン、「ヒューゴ」の映画を見るシーン、そこに「ミッション・インポッシブル」のトム・クルーズ本人が現れ、そのあと「ティンティン」になり、「ハリー・ポッター」まで出て来て、今年話題の様々なシーンに囲まれながら


ビリー・クリスタルの登場です!


9回目の司会で、「もう飽きた」という声もあがっていましたが、さすがにショーアップに関してはうまいですね、この人。今、ミュージカルやってますけど、こういう演出は去年のジェイムス・フランコには全く出来なかったことですからね。



そしてトム・ハンクスがプレゼンター。


撮影賞

ロバート・リチャードソン(ヒューゴの不思議な発明)


美術賞

ダンテ・フェレッティン(ヒューゴの不思議な発明)


「ヒューゴ」、いきなり2冠で幕を開けました。


続いて、「フォレスト・ガンプ」や「タイタニック」「アバター」「ゴースト」「ショーシャンク」「インディ・ジョーンズ」「フレンチ・コネクション」「ET」「レイジング・ブル」そしてシメが「恋人たちの予感」と自分ネタでシメたビリー・クリスタルでした。


そしてプレゼンターはJ.Loとキャメロン・ディアズ。


衣装賞

マーク・ブリッジズ(アーティスト)


メイク賞

マーク・クーリエ(マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙)


今回、いろんな人にインタビューしてますね。それぞれの俳優に、裏方さんたちのやってきた偉大な仕事について語らせてます。ブラッド・ピットからアダム・サンドラー、バーブラ・ストライザントなど様々な人が語ってます。


続いてサンドラ・ブロックがプレゼンター。国際放送されていることで、中国語スピーチに挑戦しました。


外国語映画賞

別離(イラン)


これじゃなきゃいかんでしょう。アスハド・ファハルディ(だったっけ?ハッキリ覚えてません)監督が壇上にあがって賛辞を述べてます。しっかり英語です。



続いてクリスチャン・ベールがプレゼンター。去年とほとんど同じ髪型とファッションです。黒づくめ。


助演女優賞

オクタヴィア・スペンサー(ヘルプ)

スタンディング・オヴェーションが起こり、オクタヴィアが感涙にむせんでいます。事前予想は高かったものの、本当に信じられないといった様子です。


続いて、「ドッグ・ショウ」などのクリストファー・ゲストのコメディ・チームによる、カラー・フィルム化にまつわるパロディ映像が流れました。


続いてティナ・フェイとブラッドリー・クーパーがプレゼンター。


編集賞

アングス・ウォール&カーク・バクスター(ドラゴン・タトゥーの女)

デヴィッド・フィンチャーはこの編集チームいる限り、しばらく安泰でしょうね.2年連続受賞です。


音響編集

フィリップ・ストックトン(ヒューゴの不思議な発明)


サウンド・ミックス

トム・フライシュマン(ヒューゴの不思議な発明)


「ヒューゴ」、早くも4冠です。「受賞数」だと、最多になるかもしれないですね。



ミス・ピギーとカーミットが出て来ました。日本でも公開してくれよ〜。


なんか宙づりになった人が出て来ました。スクリーンには「北北西に進路を取れ」が映り、ステージはダンス・ショーになってます。映画の観客をイメージした演劇仕立てですね。すごい。空中ブランコまで出て来ました。サーカス状態です。こういうプロフェッショナルな演出は後々評価高いんじゃないですか。


続いてグウィネス・パルトロウとロバート・ダウニーJrがプレゼンター。ダウニーJrが遅れて壇上に立ちました。ダウニーJrがグウィネスの進行にケチをつけ、喧嘩を売ってます。すべてはドキュメンタリー賞の紹介のためです。


ドキュメンタリー賞

Undefeated


これはサラ・ペイリンのドキュメンタリーですね。


続いてクリス・ロックがプレゼンター。アニメ部門の紹介です。


アニメ部門

ランゴ


ピクサーの弱い年にこそ取っておきたかったでしょうね。



ビリー・クリスタルがメリッサ・マッカーシーに楽屋から出るのを「ブライズメイズ」のように妨害された後、ベン・スティラーとエマ・ストーンがプレゼンター。2人が壇上でコントやってます。エマがジョナ・ヒルに声をかけてたりとか。


特殊視覚効果

ロブ・レガートなど(ヒューゴの不思議な発明)


「ヒューゴ」5冠です。部門数だけだと「ディパーテッド」超えてるんじゃないか?


昨年の助演女優賞のマリッサ・レオがプレゼンター。ドレスのセンスは相変わらず微妙。


助演男優賞

クリストファー・プラマー(人生はビギナーズ)


82歳の大ベテラン受賞に会場中がスタンディング・オヴェーション。ノミネートされた全ての俳優に賛辞を送ってます。奥さんに「ノーベル平和賞に値するよ」というメッセージを送りました。


ビリー・クリスタルがモニターにうつる映画人を見て、即座に物真似。


そしてアカデミーの役員の人がスピーチ。



ペネロペ・クルスとオーウェン・ウィルソンがプレゼンター。


スコア

ルドヴィック・ヴォルス(アーティスト)

これも事前の賞から予想された通りかな。他と明らかに違うのが良いと思います。


続いてウィル・フェレリとザック・ガリフォアナキスがシンバル叩きながら壇上へ。


主題歌賞

Man On Muppets(ブレット・マッケンジー)


「フライト・オブ・ザ・コンコルド」のブレットがこんなところでオスカー取るとは!相方のジュメインは、もうひとつの候補の「Rio」の声優。頑張ってるじゃないか!



続いてアンジェリーナ・ジョリーがプレゼンター。


脚色賞

アレクサンダー・ペインなど(ファミリー・ツリー)


ペイン以外の2人はもとがコメディアンだけに笑わせてくれております。ペインのお母さんがハワイ絡みの人だったんですね。


脚本賞


ウディ・アレン(ミッドナイト・イン・パリ)


本人相変わらず会場に来ません。これ、「ハンナとその姉妹」以来かな?役者は「それでも恋するバルセロナ」以来のはずだけど。


リース・ウィザースプーンやブラッド・ピット、ウォーレン・ベイティ、そして素顔のサシャ・バロン・コーエンが映画について語ってCM。


続いてミラ・ジョヴォビッチがプレゼンター。テクノロジーについて語っています。


続いて「ブライズメイズ」の6人衆がステージに。本当に人気だよね。日本でも公開、本当によかったよ。


短編映画

Shore


北アイルランドに関しての短編。


ローズ・バーンとメリッサ・マッカーシーがまた一気飲みしてます。

短編ドキュメンタリー

Saving Face


日本人としては「TSUNAMI」が受賞できなかったのは残念。受賞はパキスタンの女性に関してのドキュメンタリー。


短編アニメ


Fantasric Flying Book Of Mr.Morris Lessmore



続いてマイケル・ダグラスがプレゼンター。


監督賞

ミシェル・アザナビシャス(アーティスト)


これで作品賞も決まったかな。”アザナヴィシャス”が正式な呼び名だったんだな。フレンチは難しいね。


メリル・ストリープが次のプレゼンター。ビリー・クリスタルが「17回ノミネートされて受賞は2回。つまり14回は他の人の勝ちを見届けたわけです」と紹介。


メリル・ストリープは功労賞の発表。


メイク・アップ・アーティストのディック・スミス、そして「スター・ウォーズ」のダースベーダーの声でも有名な黒人の名優ジェイムス・アール・ジョーンズ、そして、映画とはあんまり関係ない気がしますが、「人道賞」みたいな形でオプラ・ウィンフリーが功労賞を受けました。


続いて物故者の紹介。


昨年のグラミーの新人賞のエスペランサ.スポルディングの「What A Wonderful World」に乗せて故人を偲びます。

ケン・ラッセル、ホイットニー・ヒューストン、ピーター・フォーク、シドニー・ルメット、スティーブ・ジョブスも入ってますね。エリザベス・テイラーで最後を締めます。


また俳優陣が映画について語ります。ジュリア・ロバーツ、ジョナ・ヒル、デニーロ、エドワード・ノートンなど多数。


ビリー・クリスタル「そういう感情は抱いたことないな」と言って笑わせます。


続いてナタリー・ポートマン登場。ということは主演男優賞ですね。


主演男優賞

ジャン・ドゥジャルダン(アーティスト)


ノミネート作での演技で判断したらそうなると思います。「I love your country」と言って笑いを取りました。トーキーで勢いを失ったダグラス・フェアバンクスに捧げるスピーチをしています。最後に「メルシボク」と歓喜の叫びをあげています。


クルーニー、受賞タイミング逃し続けてるのがちょっと今後心配ですけどね。でも、仕方ないかなあ〜。


続いてコリン・ファースの登場です。主演女優賞です。ノミネート者ひとりひとりに声をかけてますが、メリルに「ギリシャではきみの娘の父親だったね」と「マンマ・ミーア」ネタをしております。


主演女優賞

メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙)


今日、唯一納得行かないのがここに来るとはなあ〜。予想のところにも書いたけど、これ、絶対おかしいよ。後年まで絶対文句言われるよ、これは。まあ〜、この人に賞をあげない期間が長過ぎたことは絶対あるけどさ。でも、どう考えてもヴァイオラだろ、これは!!!


続いてトム・クルーズがプレゼンター。作品賞だけど、女優賞はマジでショックだなあ、これ。


作品賞

アーティスト


これで数も「ヒューゴ」と5部門ずつかな。いや、文句ないですよ。時代を代表する作品になると思いますよ、これ。アザナヴィシャスのこれからの映画にも期待したいところです。



今回、全体としては良かったんだけど、ヴァイオラ取らないとオクタヴィアの助演自体が実は過大評価だっただけに余計に悔しいんだよなあ〜。揃わないんだったら、別にオクタヴィアじゃなくったって良かったんだから。それくらい、「ヘルプ」はヴァイオラの映画だったからねえ〜。



author:沢田太陽, category:映画, 09:20
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アカデミー賞2012速報生ブログ〜レッドカーペット篇
 はじまりました。オスカーの生ブログです。


まずミラ・ジョヴォヴィチ。なんの絡みか全くわかりませんが(笑)、白のドレイプ状にスパンコールを部分的にまぶしたワンショルダーのガウン。素敵ですけど、この人が長い目で見てオスカーに絡みそうな映画に出そうにないのがね(笑)。


「ブライズメイズ」のローズ・バーンです。なんか前髪パッツンのボブになったんだ。黒のスパンコールのワン・ショルダーのガウン、周囲がほめてますけど、なんか黒いティン・フォイルみたいで僕は好きじゃないかな。


同じく「ブライズメイズ」のエル・ケンプ。前髪が目にかかってるのがなあ。ショルダーなしの胸で切ったカッパーのスパンコールのガウンは良いんですけどね。



「アーティスト」のベレニス・ベジョ。薄いミント色の腕が透け透けのガウン。なかなかいいと思います。スペイン語、フランス語が達者な彼女、英語もなかなかです。


メリッサ・マッカーシーです。ピンクのドレスに首がネックレスになってますね。渋い感じのベージュです。隣に「ブライズメイズ」の最後のシーンで絡む、実生活でのダンナさんがいます、


シェイリーン・ウッドリー。体を覆う白のシックなドレスですけど、アップの髪も含めてちょっと若さに欠けるかな。20歳くらいなんだから、もう少し若さアピールでも。


ジェシカ・チャステイン、すっごくいい!ヴィンテージっぽい1920sのような黒地に金の装飾のゴージャスなドレス。これはかなりこの日のトップクラスでは。この人、「デヴィッド・レターマン」出た時もそうだったけど、すっごいはしゃぎながら喋るんだよね。


ジョージ・クルーニーとその彼女、元セクシー美人レスラーのステイシー・ケイブラー。彼女さんの真っ金金のドレイプの大きなドレスはかなり素敵だと思います。クルーニーが払ったかな(笑)。ドレスはマルケーザか。



デミアン・ビシル。今回のノミネートでもっとも意外だった実力派の主演男優さん。こういう人が浮かばれるのは良いよね。



ミシェル・ウィリアムスの今日のオレンジのガウンは素敵だなあ。 ショルダーなしのところをネックレスでワンポイントつけたシンプルさも彼女のベリー・ショートの髪型に合っててすごくいいと思います。



ヴァイオラ・デイヴィス。グリーンの裾の部分がすごく凝ったかなり素敵なドレスですが、これ地毛なんでしょうかね、髪がパンチパーマになっています。黒人の誇りの映画ですからね。


ファレル・ウィリアムス。なんでそこにいるのかと思ったら、今回のオスカーの音楽担当なんですね。最近ヒットがなくなってきてますけどね。



ジャド・アパトウと奥さんのレスリー・マン。紺のガウン素敵ですけど、デカすぎのポニーテールはあんまり。すごく好きな女優さんですけどね。


ルーニー・マーラ。前、この人のことを「骨と皮」と評したら苦情来ちゃったんですけど(苦笑)、でも、体はちょっと細すぎ。GGの黒のドレスの方が好きだけど、今日の白ドレスも良いと思います。ただ、それでも、もう少し太ってもいいかな。すっごい美人だとは僕も本当に認めてるんですよ。誤解なく!



オクタヴィア・スペンサー。ベルトの真ん中を中心と下、白のドレイプのスパンコールの素敵なドレスです。


グレン・クロース。ジャケットを羽織った全身深緑のカッコいいドレス。映画での男装とは全然違う、エアリーなブロンドの髪も良い感じです。


ジョナ・ヒルが7:3分けになって、黒シャツ、黒タキシードで気合い入ってます。



マヤ・ルドルフ。セクシーです。紫のドレスに肩がシルヴァーになったドレス。右だけに寄せた髪型もすごくいい。美人なんですよね、冷静に考えたらこの人。コメディエンヌですけど。


いまだに僕もうまく発音できない、ジャン・ドゥジャルダン。「アーティスト」のときとは随分印象違いますけど、笑顔は良い感じ。彼が主演男優取ると初のフランス男優の受賞です。



独裁者(サシャ・バロン・コーエン)がすごい格好で、会場につきました(爆)!!!


この人、入場認められるか直前まで微妙だったんですけど、許しが出ましたね。まあ、「ヒューゴの不思議な発明」出て、まともな演技したから資格はありますもんね。


何日か前の入場許可の写真です。




チケット握ってニッコリしてるのがミソです(笑)。



その間にクリスティン・ウィグと脚本家の友人の人です。クリスティン、いつもそんなにドレスアップしないんですよね。ベージュの無難な感じのいいドレスですけど。


エマ・ストーンが素敵な真っ赤なワン・ショルダーのドレスで入って来ました。若きファッション・プリンセス!


ライアン・シークレストが独裁者にインタビューしています。メチャクチャな英語を喋った上にキム・ジョンイルの顔の書いた瓶から、ジョンイルの灰をライアン・シークレストにかけました!!!ライアン、平静を装ってますが、高かったであろうスーツを汚され、笑っても目がマジで怒ってます(笑)。


ジェニファー・ロペスに「どうしたの?」と言われるライアンです(笑)。J.Lo、胸V字、二の腕部分の開いた、ちょっとエッチなシルヴァーのドレス、なかなかいいと思います。


チャンネル変えました。


レッド・カーペットの取材終わってるのに、待たせますね。去年も待たせたんだよな。


今、まだ放送局のABCが「プロジェクト・ランウェイ」のティム・ガンのファッション・チェックとABCのアンカーウーマンのロビン・ロバーツによるインタビューが続いています。


こちらにはE!の放送に出なかったキャメロン・ディアズやグウィネス・パルトロウがインタビュー受けてますね。今、グレン・クローズがインタビュー受けてます。衣装、ザック・ポーゼンなんですね。ポーゼンも人気あるなあ。


今、サンドラ・ブロックがインタビューされてますね。トップのプラチナの光沢が良いですね。


今、ティム・ガンとニーナ・ガルシアの「プロジェクト・ランウェイ」コンビがドレス評価を下してますね。ニーナはミシェル・ウィリアムス、ティムはジェシカ・チャステインがベストだそうです。妥当だと思います。特にジェシカ!!





author:沢田太陽, category:映画, 08:00
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最新全英チャート
どうも。


今日はオスカーなんで手短に行きますね。月曜恒例、全英チャート


 

SINGLES

1(3)Somebody That I Used To Know/Gotye feat Kimbra
2(2)Next To Me/Emeli Sande
3(1)Hot Right Now/DJ Fresh feat Rita Ora
4(5)Wild Ones/Flo Rida feat SIA
5(4)Titanium/David Guetta feat Sia
6(6)Domino/Jessie J
7(16)Starships/Nicki Minaj
8(11)Turn Me On/David Guetta feat Nicki Minaj
9(-)Ass Back Home/Gym Class Heroes
10(8)T.H.E(The Hardest Ever)/Will I Am/Mick Jagger/Jennifer Lopez


1位はゴチエが返り咲きましたね。改めて聴いてみて、今の音楽シーンでこんなアーティな雰囲気を持った曲が大ヒットしてるのは非常に良いことだと思います。これ、本人もビックリしてるんじゃないですか。


今週はニッキ・ミナージュが7、8位で来てますね。彼女のニュー・アルバムのヒットの予感も大です。



9位にはジム・クラス・ヒーローズが入って来ましたね。この人たちも英米問わずシングルは売れますね。なぜかアルバムの売り上げにつながらないんですけどね。


では圏外に行きましょう。115位から30位に上昇のこの曲で。 今週はニッキ・ミナージュが7、8位で来てますね。彼女のニュー・アルバムのヒットの予感も大です。

 



コールドプレイのニュー・シングルの「Charlie Brown」。アルバムからのシングル曲は良いんですけどね。これはリフがすごく印象的な一曲。今回のアルバムからのカットでは個人的にはベストな1曲だったりします。


では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS


1(3)21/Adele
2(1)Our Version Of Events/Emeli Sande
3(5)+/Ed Sheeran
4(2)Born To Die/Lana Del Rey
5(4)Making Mirrors/Gotye
6(11)Myo Xyloto/Coldplay
7(9)19/Adele
8(6)Lonely Are The Place/Maverick Sabre
9(23)Ceremonials/Florence&The Machine
10(8)Who You Are/Jessie J


ブリット・アワーズの余波でしょうかね。アデルが1位奪還です。あとはコールドプレイにフローレンスと、ここ最近の常連どころが戻ってきました。ホイットニーの追悼モードは終わったか、7位から36位にダウンです。



またブリットの効果として、22位にブラーのベスト盤がエントリーしています。2009年の一時的ライブ復活以来、2年半振りとなるブラーのパフォーマンスがブリットで行われましたけど、その模様をここで見てみましょう。

 


もう、悪いことは言わん。


素直にスタジオに戻ってニュー・アルバム作ったら?


今、聴いてもしっかりカッコいいバンドだよ。この日のパフォーマンスも全然悪い空気感じないし。だいたい解散を正式発表してたわけでもないし、デーモン・アルバーンは「ゴリラズの人」で終わるべき人でもないし。来年だったらちょうど10年振りの新作になってちょうどいいとも思うしね。基本的にずっとセンスの良いバンドだっただけにもったいないですよ。



では、今日はオスカーに向けて準備ということでこの辺で。



author:沢田太陽, category:全英チャート, 04:03
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