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映画「Crazy,Stupid,Love」(邦題は「ラブ・アゲイン」らしい)感想〜愛すべき実力派キャスト共演の好作品で最も光ったのは?
 どうも。


今日は仕事が早く終わったので、これを見に行きました。





アメリカでもヒット中のドラメディですね。「Crazy Stupid Love 」。これ、個人的にすごく楽しみにしてた映画です。なんてったって出演陣が僕の好きな俳優・女優が大集結してましたから。主役のスティーヴ・カレルを筆頭に、ライアン・ゴスリング、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン(!!)、マリッサ・トメイにケヴィン・ベーコン。よくもまあ、これだけのメンツが揃ったものだと、その時点で感心してしまいます。


では、あらすじから行きましょう。説明のしやすい順番に説明しますので、前後関係、実際とはやや違っているのでご了承ください。




ストーリーはいきなり離婚からスタートします。結婚25年を迎えたキャル(スティーヴ・カレル)とエミリー(ジュリアン・ムーア)は完全なる倦怠期夫婦。そういう空気に絶えられず、エミリーはディナーの際に離婚を切り出します。




ただ、それには背景もちゃんとありました。エミリーは職場の同僚であるデヴィッド(ケヴィン・ベーコン)と不倫に落ちてしまったのでした。




それを聞いたキャルはショックに動揺を隠せません。エミリーを10代の頃から一途に愛し続けて来た彼にとって、その苦痛は堪え難いものでした。車から転落してしまうは、職場でひとりで大泣きしてしまうは…。そんなキャルを、彼らの家にベイビーシッターとしてやって来ている女子高生ジェシカ(アナリー・ティプトン)は黙って見てられませんでした。




そして、そんなジェシカに、キャルの息子であるロビー(ジョナ・ボボ)はお熱を上げていました。彼は13歳でしたが、4つ年上のジェシカへの愛を運命だと信じ込み、ところ構わず彼女に猛アタックを続けています。




一方、キャルは傷心ゆえ、毎日のようにバーに通っては、周囲の人に聞こえるように、自分の身に何が起こったかをバーテンダーに一方的に話しかけます。すると、それに気を留めた男が一人現れました。それがジェイコブ(ライアン・ゴスリング)でした。完璧なみだしなみにウットリするような肉体美。バーに集う全ての女性の憧れである彼はキャルから話を聞き、こういう結論に達しました。「かつて奥さんを愛しはじめた当初のときに持っていた輝きを失っているんだよ。それを取り戻さなきゃ」。そこでジェイコブによるキャル改造計画がはじまり




このように、衣装選びからしっかりつきあい、頭から爪の先までキャルを”いい男”に変身させて行きます。


なお、このジェイコブですが、彼が声をかければ女性は百発百中で落とせるのに、ひとりだけ落とせない子がいました。それが


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かけだしの弁護士見習いのハンナ(エマ・ストーン)。ジェイコブ狙いでバーに訪れた友人の付き添いで来た彼女でしたが、声をかけられたのは残念ながらハンナの方だったわけです。彼女はジェイコブの魅力を認めつつも、心はそれどころじゃありませんでした。それはもうすぐ自分にプロポーズをしてくれるであろうリチャード(ジョッシュ・グローバン)の存在があったからでした。


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一方、話はキャルに戻ります。「カッコよくなって、さあこれから新しい女性でも見つけよう!」というタイミングではありましたが、辛気くさい離婚話とダサいオヤジトークで理想の女性はなかなか見つかりません。そんな中、頑張ってセクシーを気取ってみせる中年女性ケイト(マリッサ・トメイ)と出会うこととなります。最初はぎこちありませんでしたが、キャルが離婚や家庭の話を全開にさせるとそこから意気投合。ケイトのすさまじいバイタリティもあり、かなり激しいベッドインとなりました(笑)。これに気を良くしたキャルは自信を持ち、次から次へと女性を口説き落としていくこととなります。キャルの人生の第2章はうまく行きそうに見えましたが、事態は意外に、そして複雑に広がって行くこととなり…。


…と、ここまでにしておきましょう。


これですね、主演級のスター揃いの作品だけに、いろんな恋愛模様が展開されるんですね。なのでこれ、僕も含めて多くの人がこれをオムニバス映画のようにとらえがちです。実際に話の進め方はそれに近いものがありました。


ところが!


これですね、途中から


うまいこと、全部つながってしまうように作られています!


その意味では、ストーリーの予測を巧妙にさけた、意外性のある良い脚本と言えるかもしれないのですが、ひとつ問題があります。それは


それでも、ちょっと強引すぎるかな〜。


中でもこれ、あるひとつの事実をずっと隠したまま話が展開されるんですけど、それがあんな後半まで黙って済むものでは普通ありえないだろ〜、と思わずにいられないところがあるんですよね〜。あと、最後になればなるほど、「そんなワケねえ〜」な強引なこじつけが目立って来るんですよね。その不自然さを気にしなければ優良なコメディ脚本だとは思うんですね。ただ、仮にそこで減点しなくても、「誰もが誰かを愛さずにはいられない」というテーマ性を徹頭徹尾感じさせることのできてる点は賞賛に値します。


ただ、そうした脚本面よりも僕は素直に役者陣の仕事はちゃんとほめたいですね。ズバリ、主要キャストは全員、与えられたキャラクターを完璧に演じていましたが、特にほめたいのは3人。ひとりはマリッサ・トメイ。この人はある時期から、「酸いも甘いも通過した、人生経験豊富なセクシーでワケありの中年女」やらせたら今右に出る人はいませんね。放つオーラの人間くささと危うさに妙に説得力があります。あと、やっぱりライアン・ゴスリング。彼は「ラースとその彼女」みたいな役柄もあったとは言え、基本はシリアスで誠実な男の役回りが目立つ人ですよね。そんな彼がコメディで女たらしの役もちゃんとこなせてるわけだから大したものです。演技の卓越したスキルも素晴らしいんですけど、この




見事なボディ!彼、基本的にすごくインディなイメージあるんですけど、そんな人が脱いでもこんなにカッコいいわけです。鬼に金棒だよね。今後の進化がますます楽しみです。


しかし!!


そうした並みいる名優たちを抑えて、僕的にこの映画ナンバーワンの印象を残したのはこの人でした!



エマじゃないですよ〜、今回は(でもはじめての大人びた役、良かったけど)。今回のベストはベイビーシッター女子高生を演じたアナリー・ティプトン。いやあ、見事でしたね。なにせ、あれだけ数多くの名優たちがひしめきあっているドラマにおいて、そういう人たちを印象でしっかりと凌駕さえしてましたからね!彼女、スティーヴ・カレルに心惹かれる「危険な恋」に身を投げ出したい健気な恋心と、年下の少年から言い寄られての揺れる気持ち。この2つをすごくリアルに演じておりました。加えて、シーンのひとつひとつにおいて、どういう表情をすれば印象深くスクリーンに残るのかもすごくよくわかっている。いやあ、これは、この映画にとってはもちろんのこと、今後の映画界にとっても意義のある発掘だと思いますよ。


「でも、このコの顔見るのはじめてじゃないんだよな。まえ、どこかで見かけた気が…」と思っていたんですが、この人だったんですね。

 


これはタイラ・バンクスが司会をつとめる、モデルのためのコンペティション・リアリティ・ショー「アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル」のシーズン11の第3位だった人なんですね。そのシーズンのオンエア、つい最近再放送でされてもいたので、たまにしか見てませんでしたが、そのために顔はおぼろげながら覚えていました。この番組、実際にモデルはあんまり育ってないんですが、女優に転身して成功してる人もいたりします。シーズン3のヤヤって黒人の女の子は後に「アグリー・ベティ」とか映画でも「キッズ・オーライト」とかに出てたりしてましたからね。ただ、演技の印象の残り具合だと、このアナリーの方が圧倒的。まだ22〜23歳ということでもあるし、今後が本当に楽しみです。



…と、まあ、こんな感じです。映画としてはツッコミどころは少なくはないものの、このアナリーの発見など、見るべきところは多い作品。日本では11月に「ラブ・アゲイン」のタイトルで公開されるようですね。タイトルのセンス自体は「モンスター上司」よりはかなりマシだとは思います。映画の意味もよく解釈出来てるし。ただ、ちょっと昔のトレンディ・ドラマ風ではありますけどね。
author:沢田太陽, category:映画, 12:27
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最新全米映画興行成績
どうも。


なんか島田紳介問題がエラい騒ぎになってるようですね。僕もかなり気になってます。僕も日本にいる最後の方の頃に「なんか気がついたらいつの間にか番組が増えてるし、権威みたいな存在になってるけど、なんで?」とは思ってました。まあ、異口同音のことを、非常にたくさんの方が口にされているわけですが。


この件が起こったことで、彼について思い出したことが2つ。ひとつは僕が小学生から中学生になるくらいの頃、ちょうど「ひょうきん族」に夢中になっていた頃、突然、「東大を受験する」と宣言して、試験当日まで彼を追いかける記者団に逆ギレしたこと。もうひとつは、僕が大学生の頃、なぜだか突然、朝の政治討論番組の司会をはじめたこと。そのときも僕はなにかすごく違和感を感じたわけですが、やっぱ、すごく「権力志向」が強かったんですかね?それがはじめのうちは、表向き、社会的地位が良い意味である人の方に出してて、それにより知的なイメージを演出しようとしてたのかもしれませんが、それが気がついたら、黒い方向の権力にもすがっていたという…。「権力への欲望」って怖いですね、やはり。


なんかこういうときって、「市民ケーン」とか「バリー・リンドン」みたいな映画が改めてみたくなるものでもあります。


そんなわけで、行きましょう。火曜日恒例、全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。


1(1)The Help
2(-)Colombiana


 

3(2)Rise Of The Planet Of The Apes
4(-)Don't Be Afraid Of The Dark


5(-)Our Idiot Brother


6(3)Spy Kids: All The Time In The World 
7(5)The Smurfs
8(4)Conan The Barbarian
9(10)Crazy,Stupid,Love
10(6)Fright Night


今週はセールス的には大低調。1位でさえ1400万ドルという驚くべき低さですが、その中を制したのが本格ドラマの「The Help」というのがすごいですね。これで2週連続でナンバーワン。今年の夏のサプライズ・ヒットですね、これは。


その「The Help」にわずか及ばなかったのが、ゾーイ・ザルダナ主演のアクション映画「Colombiana」。これは両親を殺されたコロンビア育ちの女性が殺し屋として訓練され復讐を誓う…と言ったようなお話。これ、主演が「アバター」で注目度を飛躍的にあげたゾーイ・ザルダネというのは面白い着眼点なのですが、しかし、ストーリー自体、どこじゃで聞いたことのある感じですね。「ニキータ」あたりに近いというか。


そんなわけでMetacritic採点は低く48点。爆発力としては今一歩です。


続いて4位に初登場はホラー映画「Don't Be Afraid Of Dark」。これにはガイ・ピアースやケイティ・ホームスも出演していますが、基本は11歳の少女を主人公としたホラー。ただ、こういう路線も「エクソシスト」以降脈々と続いているもので新鮮味がないなと思っていたら、Metacriticもそんなに反応はよろしくなく56点。


そして5位で初登場はポール・ラッド主演のコメディ「Our Idiot Brother」。これはポール・ラッド扮するヒッピー風の放蕩息子が3人の姉妹(エミリー・モーティマー、エリザベス・バンクス、ズーイ・デシャネル)と再会することから起こるヒューマン・コメディ。ポール・ラッドという点と、この姉妹の絶妙なチョイスが気に入って僕としては早くから見たい映画でした。ただ、今年の3月にサンダンス映画祭に出典した際のリアクションがそこまで芳しいものではなかったので危惧していたのですが、いざ、一般公開となると、そこまで悪いものではなく、Metacriticでも61点を獲得しました。


さて来週ですが、アメリカではいよいよレイバー・デイでの週末であり、各々の映画会社が配給を出し渋るタイミングであり、正直淋しい感じです。ということもあり、今日は動画シメはナシで行きます。では!


author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 08:49
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MTVヴィデオ・ミュージック・アワード 2011 生ブログ
 さあ、まもなくはじまります。2011年のMTVヴィデオ・ミュージック・アワード。まだ、ブラジルのかスタジオですね。


まだ、会場でセレブにインタビューしてます。今、「ジャージー・ショア」のキャストにレポーターがインタビューしてるとこですね。例によってMTVブラジル、同時通訳でポルトガル語かぶせるので、困ります(笑)。



今度はリック・ロスにインタビューしてますね。この人たち、ヒップホップ界隈ではなんかホットになって来てますよね。


セレーナ・ゴメスとデミ・ロヴァートにインタビューしてます。デミはかなりゴージャスです。巻き髪にシルヴァーのメタリックなドレス。セレーナは胸の部分だけが少し開いたブラックのロングドレス。


で、プレ・ショウとしてコブラ・スターシップの、現在全米チャートでトップ20入りした「You Make Me Feel」パフォーマンスしてます。う〜ん、これは好きになれんなあ…。これだったらリアーナ聴いた方が数10倍マシだよ。


そして、セス・ローゲンに今インタビューしてます。プレゼンター?


企画なのか、セレーナ・ゴメスがジェシーJにマイク向けてインタビューしてまし。ステンドグラスみたいな、水着みたいなドレス来てます。


テイラー・ロートナーがインタビューされてます


タイラー・ザ・クリエイターがマイク向けられました!こうやって喋ってるとお調子ものの兄ちゃんみたいだな。



本日の主役であろう、ケイティ・ペリー、現れました!髪がピンクで往年のハリウッド女優風のスタイルになぜかアジア風の丈の短いドレス。隣にはもちろんラッセル・ブランド。マイクは向けられませんでした。


ニッキ・ミナージュの格好がすごい!レディ・ガガと秋葉原の融合みたいなことになってます(笑)!デッカイ、ソフトクリームのネックレスに、口にはカラフルでかつかなりあやしげなマスク!


ブリトニーです!会場来たんだね。シンプルな黒の丈短めのドレスです。


フー・ファイターズも来てインタビューされてます。


はじまりました!!


いきなり男装したガガです!!


煙草吸いながらステージで口上ぶってます。客席からのワーキャーがすごい。客席にケイティ・ホームズいますね。


そして、そのままピアノに向かって「You And I」歌いはじめました。


途中から男性ダンサー引き連れて「ウエストサイド物語」みたいになってますな。おっ!ギター・ソロをクイーンのブライアン・メイが弾いてます!!


デイヴ・グロール、喜んでます。ウケはすごく良かったですね、このオープニング。



この黒人の兄ちゃん、誰だろう?ちょっと司会っぽいことしてます。ケヴィン・ハートっていう人みたいですけど初めて知ったな。会場のリル・ウェインに声かけてますね。「ジャージー・ショア」も煽ってて、ポーリーDがウケてます。同時通訳いらねえよ!


最初のプレゼンターはニッキ・ミジャージュとジョナ・ヒルだけど、ジョナ・ヒルが別人みたいにやせてる!どうしたんだ?


最優秀ポップ・ヴィデオ

「Till The World Ends」Britney Spears


おおっ!ブリトニー取りましたか!本人、壇上まで行ってスピーチまでしてます。家族に感謝してます。



続いてジェシーJのパフォーマンス。曲は「Price Tag」。足を負傷して、今日は椅子に座ってのパフォーマンスです。あんまり重要視されていないのか、無情にもCMに行かれました。


おっ、どうやらカニエとジェイZのパフォーマンス、やるようです!オーティス・レディングの「Try A Little Tenderness」かかったので間違いないでしょう。案の定、2人が登場して「Otis」をラップしはじめました。


おお〜、ビーバー君、セレーナの隣にしっかり座ってますなあ。



ショーン・ホワイトとマイリー・サイラスがプレゼンター。「アタシ、いつでもロックファン」ってうるせえよ、マイリー(笑)!


最優秀ロックヴィデオ

「Walk」Foo Fighters

順当かな。ノミネートはケイジ・ジ・エレファント、フォスター・ザ・ピープル、マムフォード&サンズ、ブラック・キーズとなかなか若かったんですけどね。


またジェシーJが出て来て、今度はなぜかシンディ・ローパーの「Girls Just Want To have Fun」のカバーやってます。またCMに行かれました。


司会のケヴィン・ハートが別撮りビデオでジョー・ジョナスとギャグやってます。


「ビースティ・ボーイズ登場」と言われて出て来たのは、ウィル・フェレル、セス・ローゲン、ジャック・ブラック。最高!そこにOFWGKTAが登場して絡んで来ました(笑)。


最優秀ヒップホップ・ヴィデオ


「Super Bass」Nicki Minaj

歩き方がチョコチョコしてかわいいですね、ニッキ。スピーチも明朗ですごく感じがいいですね。


デミ・ロヴァートと、「Glee」に出てるヤツ(名前忘れました)がプレゼンター。


最優秀コラヴォレーション

「ET」Katy Perry fear Kanye West

ケイティ、カニエと抱き合って壇上でスピーチです。カニエ、今日はおとなしくしてます(笑)。


プレゼンターはポール・ラッドとリック・ロスという「?」な組み合わせ。


ここでピットブルとNe-yoの「Give Me Everything」のパフォーマンス。ピットブルは自分の曲でもフィーチャリングみたいなのが皮肉だなあ(笑)。


続いてケイティ・ペリーがプレゼンターです。パープルのロングドレスが素敵です。


で、アデルのパフォーマンスです!曲はピアノだけをバックの「Someone Like You」。顔はちょっと緊張君ですけど、サビの部分での声の突抜は聴いてて気持ちいいですね。いつもの片サイドのポニーテールに黒のロングドレスです。スキルの話だけで言うなら、やっぱ、エイミー・ワインハウスよりは上手ですね、この人。


続いてCMのつなぎですが、ジェシーJがすごくソックリにケイティの「Firework」歌うもんだからビックリした人いましたね。


続いてニッキ・ミナージュがビーヴィス&バットヘッドと絡む映像が少しだけ映されました。プレゼンターは新婚ホヤホヤ、キム・カーダシアン。シルヴァーのギラギラ光るロングドレスですね。


最優秀男性ヴィデオ

「You Smile I Smile」Justin Bieber

今日、メガネ姿ですね。また、痩せたか?

 プレゼンターはジョー・ジョナスと、女の子、誰だ?


クリス・ブラウンのパフォーマンスです。曲は「Yeah×3」。カニエが客席から立ち上がってみてます。ありゃりゃ、これ、ほとんどダンス・ショウなんですけど、意図は?ヴォーカルもあからさまにリップシンクだね。と思ったらいきなり空飛びました!なんなんだ、このパフォーマンス。かなり謎です(笑)。あまりのアクロバット・パフォーマンスに会場バカウケしてます。


ガガ、男装のまま、プレゼンターです。ブリトニーのことを讃えてますね。「ベッドにポスター貼ってたのよ」とまで言ってます。ブリトニー、「はあ?」って感じで、「はは…」と笑ってます。するとステージは、歴代のブリトニーのPVをイメージしたダンサーたちが一斉に踊ってます。これ、ブリトニーの功労賞なんでしょうね。まあ、気がついたら10年選手ですからね。

そしてガガに煽られてブリトニーが壇上に。ガガがキスを迫りますが、ブリトニー、丁重に断りました(笑)。ブリトニーのスピーチの間中、ガガ、顔を近づけて煽ります。ブリトニー、一生懸命ガガの方を向かないようにして平静を保とうとしています(笑)。


そして、そのままガガとブリトニーはビヨンセを紹介。ここからビヨンセのパフォーマンス。紫の光りもののタキシード来てますね。曲は新作からの「Love On Top」。80sのフュージョン・ジャズ系のブラコンみたいな良い感じの曲です。

あっ、終わったあと、お腹さすってます。それを見てカニエがジェイZ、つっつきました!今日、ビヨンセ妊娠、正式に公表されましたからね!


続いて、セレーナ・ゴメスとテイラー・ロートナーがプレゼンター。


最優秀新人ヴィデオ

「Yonker」Tyler The Creator


おお〜、タイラー、小躍りして大喜びです、「あ〜、信じられねえ〜」を連発してます。サイケ柄の猫のTシャツの意味不明さも素敵です(笑)。


続いてゾーイ・ザルダナと、男、誰だ?

そして大抜擢系で、アメリカのインディ・バンド、ヤング・ザ・ジャイアントがパフォーマンス。なんでこのバンド選ばれたんだ?


続いて「Jersey Shore」の女性陣と、このバアちゃんはクロリス・リーチマン?なぜ?しっかりした口調で自分とジャージー・ショアの共通点を語りはじめています。


最優秀女性ヴィデオ

「Born This Way」Lady Gaga

あ〜、ガガがこれ取っちゃいましたね〜。ポップ部門でもブリトニーに負けてしまったように、なかなかケイティが主役の座を取るところまで行くのは難しいようですね。ガガ、まだ男装のままですが、今日は「Born This Way」にかけて同性愛者や性同一性障害の人たちへのポジティヴィなメッセージを強く発しています。


ラッセル・ブランドが登場。登場音楽が「Back To Black」でもあったように、エイミー・ワインハウスのトリビュートのプレゼンターです。イギリス人でジャンキーつながりだからか?


そしてスタンダード・ジャズの大ベテラン、トニー・ベネットが登場。80超えてるようには見えない若さだな、見かけ!そして、今年の3月にエイミーとスタジオでデュエットした際の映像が流れてます。これ貴重!

そして、これまでのエイミーを忍ぶ映像が流れたあと、「Valerie」のイントロが流れ、ブルーノ・マーズが60s風にキメてスタイリッシュにかつ熱く歌います。しかも、かなりエイミーのヴァージョンの節回しに忠実です。客席のアデルも一緒に口ずさんでます。それにしてもブルーノ・マーズ、うまい!エイミーに呼びかけるようなフェイクもカッコいい。彼は共演してみたかったんだろうな。終わったあとも大喝采です。



プレゼンターはケイティ・ホームズ。30過ぎて人妻でも、相変わらず、喋り方が子供ぽいねえ。


最優秀ヴィデオ

「Firework」Katy Perry


さんざんじらされましたが、ケイティ、なんとか最優秀ヴィデオ受賞です!頭に突き刺さってる立方体は一体なんだ?ラッセル・ブランドにちゃんとメッセージ送ってるように、本当にダンナに気をつかいますね、ケイティ。もっと独占するかと思いましたが、ちゃんと受賞するべきとこで受賞出来てよかったね。


続いてドレイクがプレゼンターで登場し、リル・ウェインのパフォーマンスの紹介。しかしまあ、この人のオートチューンほど気持ちわるいものはないねえ(笑)。地声の鼻にかかり方がすでにオートだもんね。一曲バラードでキメたかと思ったら、いきなり上半身裸でブラック・サバスの「アイアンマン」のリフに乗ってラップはじめました。音声、ブツブツ切られまくりで何歌ってるのかわかりません(笑)。で、さいごはエレキギターまで持てしまいました(笑)。


で、これで終わりなんか?なんか謎なシメだね(笑)。


う〜ん、なんかとらえどころのないVMAだったなあ〜.賞の独占がなかったので、焦点をいまひとつどこに合わせて良いのかわからないまま終わってしまった感じですね。目立ったハプニングもなく終わったしね。まあ、そういう年もあるよね。
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 08:59
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最新全英チャート
どうも。 


今日はこのあと、VMAの生ブログがあるので、全英チャートはさっさと行きます。


SINGLES

1(-)Heart Skips A Beat/Olly Murs feat Rizzle Kicks
2(-)Feel So Close/Calvin Harris
3(3)Moves Like Jagger/Maroon 5 feat Christina Aguilera
4(1)Don't Go/Wretch 32 feat Josh Kurma
5(-)Jealousy/Will Young
6(4)Jar Of Hearts/Christina Perri
7(2)Heaven/Emili Sande
8(8)Down With The Trumpet/Rizzle Kicks
9(6)The A Team/Ed Sheeran
10(7)Little Bad Girl/David Guetta feat Ludacris


1位を獲得したのは2008年の「X Factor」の準優勝者、オリー・マーズ。今週8位にランクのラッパー、リズル・キックスとの共演ナンバー。ニュー・アルバムからの先行トラックですね。


2位はイギリスのダンス・ミュージック界の人気者、カルヴィン・ハリスですね。これは予想されるニュー・アルバムからの先行シングル第2弾ですね。


そして5位は、これ、復活しましたね。「X Factor」の前の、あの「アメリカン・アイドル」の原型としてサイモン・コーウェルが立ち上げた番組「Pop Idol」の最初のウィナー、ウィル・ヤング。彼にとって久々のヒットですね。最初の2枚のアルバムがウケて以降はサッパリだったんですが、何があったんでしょう。


では、圏外に行きましょう。今週は15位初登場のこの曲で。

 


来ましたね。ノエル・ギャラガー、オアシス脱退後のデビュー・シングルですね。「The Death Of You And Me」。曲としてはオアシスの「The Importance Of Being Idle」かなりそのまんまではあるんですが、後期オアシスの雰囲気はそのまま継承してる感じですね。


多くのオアシス・ファンの方もそうだと思うんですが、僕もやっぱりビーディ・アイよりはノエルのソロの方、期待しています。やっぱりオアシスの曲の源泉は彼なわけですからね。ヴォーカルは少々弱いですが、まあ、それはしょうがないかな。さあ、どうなるか。


あと今週は、こないだチラッと聞かせたフローレンス&ザ・マシーンの新曲も、公開されただけなのにもう24位に入って来てます。これ、ちょっとフライングでしょう。


では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS

1(-)Echoes/Will Young
2(-)Classic/Joe McEldery
3(2)21/Adele
4(-)Black And White/Wretch 32
5(5)19/Adele
6(3)Back To Black/Amy Winehouse
7(-)What Matters Most/Barbra Streisand
8(1)Welcome Reality/NERO
9(-)Killer Sound/Hard Fi
10(11)Loud/Rihanna


シングルに続いて、今週なぜかサイモン・コーウェル色激濃なイギリスのチャート。1位は、さきほどシングル5位で紹介したウィル・ヤング。この復活の理由は一体なんなのでしょう。


2位初登場も「X Factor」勢。2008年の同番組で、今週シングル1位のオリー・マーズに勝ったジョー・マッケルダリー。


4位はこのところシングル絶好調のラッパー、Wretch 32のデビュー・アルバム。そして9位にはハード・ファイがなんとかランクイン。前作は1位だったわけですからだいぶ落ちたわけですが、不在期間のあいだ、イギリス内のロック人気が凋落した事実を鑑みると、トップ10に入れたことの方がある意味すごいかもしれません。


では、今週はもうそのままMTVヴィデオ・ミュージック・アワードに行きます。
author:沢田太陽, category:全英チャート, 06:32
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MTVヴィデオ・ミュージック・アワードのブラジル版で見せた、エラくまじめなMTVブラジルの判断
 どうも。


明日のMTVヴィデオ・ミュージック・アワード(VMA)の前に、ブラジルのMTVネタを行きましょう。


こっちの国でも日本みたいに自分の国もヴィデオ・ミュージック・アワードというものがありまして、





これですね。こっちではベタにVMBといいます。これの発表が10月にあるんですが、先頃、これのノミネートの発表がありました。すると、これがですね、ちょっとした驚きだったんです。


なんと


メイン部門が批評家チョイスになってしまいました!


これ、実は去年まで、完全に視聴者投票だったんですね。そうしたところ、去年、ヘスタルチというアイドル性の高いポップ・エモ・バンドが5部門制覇することになってしまって、ヘスタルチのスピーチの際に大ブーイングが起こってしまい、その後もネットが荒れまくってしまったんですね。


これに懲りて、今年はかなり硬派なノミネーションになってしまったのですが、まあ〜、これが必要以上に頭が固くなって、例年以上にエラくマジメすぎるんですよ!ぶっちゃけ


今年のヒットと言えるものがほとんどない!


今年ですね、ブラジルのポップ・ミュージックは国内アーティストが大受難年でして、例年以上に海外もののヒットに頼る1年だったんですね。で、その国内ヒットのほとんどを支えていると言っても過言ではないセルタネージャ(ブラジル版カントリー)はMTVブラジルではオンエア対象外の音楽。加えて、その次に人気があると思われ、MTV自体が推して来たポップ・エモも先に言いましたように去年の反動でトーンダウン。その結果、上がったノミネート結果は、「えっ、そんなの新聞の文化欄(といっても、ものすごく豪華ですが)でしか読んだことないよ!」みたいな批評家ウケのいいアーティストが目白押しな結果になってしまいました。


どんな感じが見てみましょう。


DISCO DO ANO(最優秀レコード)

Cavalera Conspiracy「Blunt Force Trauma」
Criolo「No Na Orelha」
Marcelo Camelo「Toque Dela」
Marcelo Jeneci「Feito Pra Acabar」
NX Zero「Projeto Paralelo」


ARTISTA DO ANO(最優秀アーティスト)

Criolo
Emicida
Marcelo Camelo
Marcelo Jeneci
NX Zero


CLIPE DO ANO(最優秀ヴィデオ)

CrioloSubirusdoistiozin
Emicida「Entao Toma」
Garotas Suecas「Banho de Bucha」
Jota Quest「E Preciso」
Lurdez Da Luz「Andei
Mallu Magallhaes「Nem Fe Nem Santo」
Mombojo「Antimonotonia」
Moveis Colonais De Acaju「O Tempo」
Pitty 「So Agora」
Thiago Pethit「Nightwalker」


REVELACAO(最優秀新人)

Apanhador So
Criolo
CW7
Marcelo Jeneci
Tulipa Luiz


MELHOR CAPA(最優秀アルバム・カバー)

Copacabana Club「Tropical Splash」
CSS「La Liberacion」
Garotas Suecas「Escaldante Banda」
Kassin「Sonhando Devagar」
Tie「A Coruja E O Coracao」


馴染みのない名前ばかりでスミマセン。そんな今年のVMBの顔となったのはこの人ですね。




ラッパーのCriolo(クリオロ)ですね。この人最近、新聞や雑誌で結構顔みます。顔ゴツいんですけど、彼の曲はかなり洗練されていて、全体の雰囲気がポエティックなんですよね。ちょっと聴いてみましょう。

 


これ、日本でもアーバン系のラジオ局とかなら行けそうな感じですね。


で、そのクリオロと争ってるのが、僕もまだあまりよく知らない、シンガーソングライターの新人マルセロ・ジェネシ。これもアーバン系でかなり行けそうな上に、海外のフリーク・フォークの波に乗れそうな良い感性ですね。そして、NXゼロというのは、ここ数年のイケメン・エモの中で唯一のノミネート。この人たちはエモというより、ロスト・プロフィットとか、ああいうカラーの強いタイプのラウド・ロッカーなんですが、今回はリンキン・パークとジェイZが前組んだみたいなマッシュアップ・アルバムが評価されてのもの。そして、もうひとつがこの人。




マルセロ・カメロですね。この人は、2000年代のブラジル・インディ・ロックの最大のバンド、ロス・エルマーノスのリーダーの人ですね。エルマーノスはCSSの連中も絶賛してるし、このカメロの片割れのホドリゴ・アルマンチという人はストロークスのファヴリッツィオ・モレッティとリトル・ジョイというサイド・ユニット組んでたりもします。


ブラジルのロックの歴史で見ても重要視されてる現在活動休止中のエルマーノスのリーダーなわけですから、期待値は高いわけです。そんな彼の曲はこんな感じです。

 


これ、良い曲だなあ〜。エルマーノスのときよりも、アレンジがシャープになってきてますね。エルマーノスというのは初期がウィーザーみたいな感じで、それがストロークスみたいな雰囲気が入ってきたり、ボッサの要素が濃くなったりして独自の発展を遂げたバンドなんですけど、昔からのスウィートなポップセンスを残しつつ、実験的な部分はすごく研ぎすまされた感じがします。


あと、一般的観点から言っておくと、最優秀レコードにノミネートされてるカヴァレラ・コンスピラシーというのは、ブラジルが誇るメタル・バンド、セパルトゥラのカヴァレラ兄弟の別ユニット。この人たちも本国のメタル・ファンには神的なリスペクトを受けてますね。
あと、最優秀ヴィデオのひとつに入ってるピチィもブラジルでは絶大な人気を誇るロック・クイーン。そもそも彼女のファンがヘスタルチのスピーチを妨害したことが、今回のVMBの路線変更のかなり直接的な原因となっていたりもします。



ただ、僕のこのブログを見ている人に多そうな音楽の趣味で言うと、「なんじゃこりゃ?」と思われがちな(笑)、最優秀アルバム・カバーのノミネート組が好みなのでは、と思います。CSSは言うまでもないと思いますが、コパカバーナ・クラブ、ガロタス・スエッカスの2つは、こちらのインディ・ロック・ファンの間では人気の高いバンドですね。


こんな感じです。

 



こんな感じでしょうか。ちなみに最優秀ヴィデオにノミネートのモンボージョ、最優秀新人でノミネートのアパニャドール・ソーもなかなか良いバンドですよ。


でも、まだ、この領域に関して言えば、僕もさらなる勉強の必要はありますが。
author:沢田太陽, category:ブラジル, 11:43
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今度の月曜、MTVヴィデオ・ミュージック・アワード 生ブログします!
 どうも。


去年もやりましたが、今年もやります!




MTVヴィデオ・ミュージック・アワード2011です!


昨年はレディ・ガガの独占状態の年でしたが、今年はケイティ・ペリーVSアデルの年になりそう。おそらくケイティが勝つような気がしてますが。



そしてパフォーマンスはアデル、ビヨンセ、ガガ、クリス・ブラウン、ブルーノ・マーズ、ピットブルなどが予定されてるそうです。


そして、今年はホストなしで行うそうです。まあ、そういう年はたまにありますけどね。


…ただ、スタート前からこう言うのもナンですけど、もうちょっとパフォーマンスにヴァリエーション欲しかったなあ、これ。バンドものがほとんどないじゃないですか!フー・ファイターズなりフォスター・ザ・ピープルなりノミネートされてるワケなんだから、あっても良かったかと。それhタイラー・ザ・クリエイターもしかり。選出してる側とアワードを仕切る側の意思疎通が上手くはかれてない印象を今の時点で僕は持っちゃいましたけどね。これ、前も書きましたけど、ここ数ヶ月、MTVが内部で割れてそうな感じがなんかしています。良い方向に転がって欲しいですけどね。


では、シメとして、このアワードのCM、ガガ・ヴァージョンでシメましょう。日本時間の月曜の朝9時くらいからブログははじまると思います。こっちは音声が副音声じゃなく、同時通訳をかぶせるので肝心なところが聞き取りにくいとは思いますが、要所がちゃんと紹介出来ればと思ってます。

 


author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 12:16
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