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久しぶりにトッド・ラングレンが聴きたくなった
 どうも。


フジロックからのフィードバックで僕の周囲で目立つのがこの人のライブですね。





トッド・ラングレンです。


いやあ〜、僕の友人たちからの反応を見るに、なんかすごく久々に彼のライヴが見たくなったのはもちろん、引き出しにしまってある彼のCD取り出して聴きたくなってきましたねえ。


なにをかくそう


ある時期、僕の中でトップを争うくらいに大好きなアーティストでしたから!


そして


実は僕の音楽的趣向性に多大な影響を与えている人でもあります。



実は僕くらいの世代の音楽マニアの人にとって、20歳前後でトッドのブームが一回来てるんですよね。それは80年代の後半のことです。とあるラジオ番組ではじめてトッドの曲を聴いたんですね。ちょうどその頃に、彼の70年代の音源が全てCD化されたので、そのトリビュート的な意味合いがあったのかもしれません。何の曲だったのかは覚えてないんですが、そのときに僕が抱いた印象は



えっ、なに、このホール&オーツのソックリさん!!



後年、「真似したのはどちらだったのか」はわかっていくのですが(笑)、当時はホール&オーツの存在が日本の洋楽ファンに絶大な影響力を持った時代。あのメジャー・セヴンスの8分の刻みのピアノと、高く繊細な声で歌い上げるだけでかなり琴線を揺さぶられたものでした。知るキッカケにはホール&オーツ、すごく良かったと思います。


ちなみに、トッドの声がいかにダリル・ホールに近いかということは後年


 


2002年に実現した、ホール&オーツとのデュエット、ニュー・ラディカルズのカバーでもあります「Someday We'll Know」。これはダリル・ホールがニュー・ラディカルズのことを知った時に「自分らとトッドのちょうど中間のヤツが出て来たからデュエットしよう」ということになったんですね。で、案の定、トッドとダリルの声の聞き分け、かなり難しいです!ダリルの方が微妙に高くて声の張りが良いんですけど、この聞き分けはかなり聴き込んでないと難しいです。両者の70〜80sのアルバム、ほぼ全部持ってる僕でさえ迷う瞬間あるくらいですから(笑)。 


 で、これも大きかったですね。




これ、1989年当時、日本のシングル・チャートでトップ10入りしたほどの人気曲でしたが、これのプロデュースをトッドがやったんですよね。これと、レピッシュのアルバム(これもトップ10入りはしたと思う)のプロデュースやったことで、邦楽リスナー層にもトッドの名前が浸透したものでした。で、ちょうどそのタイミングでトッド自身も「Nearly Human」ってアルバムを出して、J-Waveあたりでも結構よくかかっていたものでした。 それで僕もトッドに本格的に興味を持つようになって、以下のような曲ですごくハマることになりました。



やっぱ、彼のライブに行ったら、この3曲は確実に聴きたいですよね。さっきも言った、あのピアノをバックに歌われるこれらの曲、いつ聴いても最高です。いまだに映画でこのあたりは頻繁に使われもしますしね。


そこから僕は、彼の1970年からその当時までにリリースされたものはほとんど買いましたね。ソロ名義は全部持ってたし、ユートピアは最初の方がプログレすぎて退屈なので手出さなかったけど(笑)、「Oops!Wrong Planet」ってアルバムからあとは持ってたし、また、プロデューサーとしても有名な人でしたから、その関連も抑えて。その中だったら個人的にはチープ・トリックの「Next Position Please」かXTCの「Skylarking」かな。



ただ、掘って行くことによって、この人のクセみたいなものがわかるようになると、好みの曲も変わり、そしてそこにこそ彼のルーツがあるんだと気がつくようになると、そこからまたそのルーツを掘る作業がはじまることになります。

 


上のようなタイプの曲から60sのブリティッシュ・ビートを掘り出して、下のようなタイプの曲から同じく60sのノーザン・ソウル(シカゴとかデトロイトとか)を掘るようになりました。下のヤツはローラ・ニーロの曲の作り方とすごく似てる(というかパクり、笑)から、ローラ・ニーロもすごく好きになったりしましたね。で、ここでトッドのルーツ追った先にあったものが、それ以降の僕の音楽の根底にある好きな部分にもなりましたね。


で、加えて





トッドがこの人の育ての親だと知ったとき、「なんてうらやましいんだ、この野郎!」と本気でも思いました。生みの親がスティーヴン・タイラーで育てがトッドって、1990年あたりの僕が世界で最も好きだった2大アーティストが両方親族というのはね。それ知ったのは、90年代の半ばでさらに好みに変化はあった頃でしたが、それでも羨望の念は持ちましたね。そのポジション、替わりたいくらいでしたから(笑)。



要はエアロスミスもトッドも60sのブリティッシュ・ビート好きというところで一致はしてるんですよね。同じ理由でラズベリーズ(実は僕の中の永遠の裏ナンバーワン・バンド。最高!)チープ・トリックとAC/DCもすごく好きで。この辺りの人たちは、たいがいほとんど全部アルバム持ってた(ブラジルに引っ越す際、非重要作を若干処分しました、笑)ものです。で、ソウル方面ではホール&オーツだし、彼がプロデュースで手がけたパンク〜ニュー・ウェイヴ系でもXTCがいるし、トッドがなぜか中途半端な再結成のときにヴォーカルで代役で入ったカーズ(トッド在籍時のバンド名はニュー・カーズ、笑)もプロデュースはやってないけど本人も認める通り近いものは感じられたし。このあたりは多分、僕の音楽感性における永遠のツボどころです。


そういうことを諸々思い出してみてましたが、フジロックのライブも、こういう最近のライブ動画から判断するに良さそうですね。





相変わらずこの曲からライブはじめてるのかな。70年代からの定番パターンなんだけど。ああ〜、なんかすごく見たくなって来た。サンパウロ来ないかな。


author:沢田太陽, category:個人話, 09:55
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雨の中頑張れ、そしてお気をつけて
 どうも!


今年も恒例のフジロック、はじまってますね。もう1日過ぎてるのかあ。


こっちのニュースで聞く分には「大雨で新潟の18万人に避難勧告が出た」などというのが出回っているので、「おいおい、大丈夫なのかよ!」と本気で心配になったりもしてるんですが、Hard To Explainのtwitter速報を見る限りは無事でやれてるっぽいのでホッとしてます。このままなんとか持ちこたえてほしいものです。


では、フジロックがこのまま無事に3日間が送れる祈りをこめて、僕が「Rain」で連想する曲を今日は送りたいと思います。





なぜか70sポップスばっかりになっちゃうんだけど、この当時の方が詩情というか風情に敏感な曲は多い気がしますね。「
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 11:42
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最新全米チャート
どうも。


まあ、集計期間の関係上、まだ今日の時点ではそこまで強く反映されてはないと思うのですが、 それでもエイミー色は確実に現れて来てます。金曜恒例、全米チャート、行きましょう。


SINGLES


1(1)Party Rock Anthem/LMFAO
2(3)Last Friday Night(T.G.I.F)/Katy Perry
3(2)Give Me Everything/Pitbull feay Ne-Yo,Afrojack&Nayer
4(5)Super Bass/Nicki Minaj
5(4)Roling In The Deep/Adele
6(5)How To Love/Lil Wayne
7(9)Tonight Tonight/Hot Chelle Rae
8(7)The Edge Of Glory/Lady Gaga
9(8)Good Life/OneRepublic
10(17)Lighters/Bad Meets Evil feat Bruno Mars


上位にそれほど大きな変化はありません。あるとしたら10位に浮上して来たエミネムとブルーノ・マーズとの共演くらいでしょうか。


では、トップ10圏外行きましょう。今週は15位に上昇中のこの曲行きましょう。

 


最近カントリー・アクトでもジェネラルなシングルのポップ・チャートでも売れるようになって来ましたね。この人たちはレディ・アンテベラム型のカントリー・アイドル、バンド・ペリーといいます。ただ、今回のこの曲のヒット、特に今週ですが、この曲名ですごくラジオ・エアプレイをかせいだ気がします。あまりにタイムリーすぎますよ、その曲名。



ちなみに今週は38位にレッド・ホット・チリ・ペッパーズのニュー・シングルが初登場して来ています。割と滑り出し好調な気がします。


では、アルバム行きましょう。



ALBUMS

1(3)21/Adele
2(-)Kidz Bop 20/Kidz Bop
3(-)Time Of My Life/3 Doors Down
4(5)4/Beyonce
5(-)We The Best Forever/DJKhaled
6(1)Red River Blue/Blake Shelton
7(-)Universal Pulse/311
8(7)My Kinda Party/Jason Aldean
9(-)Back To Black/Amy Winehouse
10(10)When The Sun Goes Down/Selena Gomez&The Scene


またまたアデル1位奪還ですね。「アデルがエイミーの代役をある意味果たしている」とは以前このブログで僕も言いましたが、これからますますそうなりそうな気がします。そしてアデルも「エイミーが私たちのようなシンガーが浮上出来る道筋を作ってくれた」と正式にコメントしましたね。


今週は初登場多めですね。2位初登場はお馴染みのキッズ・バップのコンピ最新作。3位には右翼系モダン・ロック系バンド、3ドアーズ・ダウン。3位にはリック・ロス・ファミリーのDJ、DJ Khaled。7位にはミクスチャー系バンドの老舗311。そして9位に再登場でエイミーの「バック・トゥ・ブラック」入って来ました。先週までは200位以下の圏外だったのですが、死を受けての急浮上となりました。1度は全米でも2位まで浮上したアルバムですが、これまで買ってなかった人の興味がどこまで続いて行くか。内容的にはもう一度トップ争いしても十分なほどの歴史的名盤なので、野次馬的な人もたくさんはいれど、もっともっと注目されてほしいですね。
author:沢田太陽, category:全米チャート, 08:40
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エイミー追悼モードが週刊誌でさらに加速
 どうも。


エイミーの追悼モードに、今度は女性週刊誌が加わって来ました。今日、水曜で4つくらい一斉にそのテの雑誌が出たんですが、全てエイミーの表紙でした。もう、キオスクもスーパーもあらゆるところでエイミーの顔を見るのを避けることが出来ない状態になってます。






こういう感じですね。これはまさに今日スーパーで見かけたばかりの雑誌ですね。こういうのがプラス3つくらいレジの近くに置いてあります。もう、こうなってしまうと、もう、じいちゃんばあちゃんにまでさすがに届くレベルなのではないかという気さえします。僕の仕事場の人たちはほとんどが日本から移住して来た人たちなのですが、欧米ほど話題にならなかったエイミーだからそれほど知らなくても無理はない感じだったのに、彼らでさえも「ここまで影響力のあった人なだったんだ」と言いはじめてるくらいの感じになって来てますからね。


…と、ブラジルでこの状況です。おそらく、イギリスとかアメリカあたりはもっとすごいことになっているような気がします。




これはもう表紙からして持っておきたい感じですね。間違いなくローリング・ストーン、SPINみたいな音楽誌からEntertainment WeeklyやPeopleみたいな雑誌も続くでしょうね。


あんまり暗いモードは引っぱりたくはないんですけど、いくら西洋圏の在住とは言え、ここまで大きな反響は正直僕でさえ予想してなかったので自分でも衝撃です。このリアリティはやはり伝えておいた方が良いと思います。


あと、もう少ししたら、これにチャートが加わって来そうな予感がします。
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 11:52
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エイミー・ショックはまだ続く
 どうも。


日本ではどんな感じで報道されているのかはわからないのですが、こちらではまだまだエイミー急死の余波は続いてますね。TVでは相変わらずなにかしら彼女の顔を見るし、こちらのフォーリャとエスタードという2大新聞も亡くなった日には両紙ともに表紙。フォーリャに至っては日曜、月曜、連日1面トップ扱いでした。そして中身の特集もしっかり濃く、こちらの女性ロックシンガーのパイオニアであるヒタ・リー(その昔はムタンチスのシンガー)やピチィといったブラジルの人気アーティストのコメントもあったし、TVも日曜は一日エイミーに関してやってましたね。エイミーが3〜4年くらい前のブームのときに作ったと思しき、お笑い番組でのエイミー・ネタという、かなり貴重なものまで流していました。




こういうのまで作られるというのは、いかに注目度が高かったかの証だったと思います。


また、今日、僕が仕事帰りに寄ったフナッキというオーディオ機器とCDと本屋を兼ねてる大好きなお店に行ったら、大画面テレビ・モニターではエイミーのライヴDVDが流され、人だかりが出来てましたね。


そして今日は葬儀があったようですね。






このようにプロデューサーだったマーク・ロンソンや親友のケリー・オズボーンが参列した姿もとらえられています。


また、アメリカ、イギリスではitunesでのダウンロードが1位だそうですね。全米チャートは集計対象期間がたった1日なのでチャートには反映されにくいかもしれませんが、それでも大幅なチャート再浮上が予想されています。


そして、さらに言うと、未発表曲がアルバム3枚分くらいはあるんですってね。これもおいおい、出て来て話題を集めそうな気がします。


まだまだ続きそうですね。

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 12:10
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最新全米映画興行成績
どうも。


まあ〜、この国でライブのチケットを買うのがめんどくさいの、なんの!外国人だと、とにかくネットでの申請みたいなのが必要な上、その手続きが適切に行われているのか疑わしいくらい、なかなか通過しません。これじゃ窓口でしか買いたくなくなるんですけど、窓口であんまり発売しない方向になりつつあるし。外国人にはこりゃ不利です。日本のクレジット・カード、普通の買い物だと問題ないのに、チケットのときはなぜかいつも問題があるし。なんとかなんないものかね、これ。



そんなわけで時間かかったので、ちょっと時間もないので、手短にいきます。火曜日恒例、全米映画興行成績、行きましょう(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。


 1(-)Captain America:The First Avenger



2(1)Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2
3(-)Friends With Benefit



4(2)Transformers:Dark Of The Moon
5(3)Horrible Bosses
6(4)Zookeeper
7(5)Cars 2
8(6)Winnie The Pooh
9(7)Bad Teacher
10(10)Midnight In Paris


意外やハリーが1週で陥落してしまいました。とはいえ、新しい1位も興行はかなり高いです。その映画は「キャプテン・アメリカ」。「Thor」につぐ、来年の「アヴェンジャーズ」につなぐためのマーヴェル・コミックものですね。6500万ドルはかなり良い数字です。

Metacriticも上々です。67点。今週末こっちでもやるので見るつもりです。


3位に初登場は、「ブラック・スワン」であてたミラ・クニスと「ソーシャル・ネットワーク」であてたジャスティン・ティンバーレイクという、旬な組み合わせのロマンティック・コメディ「Friends With Benefit」。監督は「Easy A」のウィル・クラック。これはまだ内容僕は確認してないんですけど、なんでも、キャサリン・ヘップバーンとスペンサー・トレイシーの1940年代のロマンティック・コメディのようなことをこの2人でやりたかったようですね。僕も「アダム氏とマダム」という映画はかなり好きだったりしたので、それはとても楽しみです。ただ、「Easy A」も1980年代青春コメディの現代版でしたが、ウィル・グラック、勢いそれを強調しすぎる嫌いがあるので、もう少し抑えていただきたいかな。


評判はなかなかです。Metacriticで63点。これも楽しみにしてます。


さて来週ですが、期待の大作、「Cowboys And Aliens」、そして、これは僕、個人的に楽しみなんですが、ライアン・ゴスリング、スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン(!)といった楽しみな実力派集結のドラマ「Crazy,Stupid,Love」。この2つのトレイラーでシメましょう!

 

author:沢田太陽, category:-, 09:41
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