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最新全米チャート
 どうも。

こっちに来てから、このブログも2巡目に入りました。早いね。ではシングルから。


SINGLES

1(1)Nothin' On You/B.o.B  feat Bruno Mars
2(2)Rude Boy/Rihanna
3(4)Break Your Heart/Taio Cruz feat Ludacris
4(5)Need You Now/Lady Antbellum
5(3)Hey,Soul Sister/Train
6(8)OMG/Usher
7(6)In My Head/Jason Derulo
8(9)Your Love Is My Drug/Kesha
9(12)Airplanes/B.o.B feat Hayley Williams
10(7)Telephone/Lady Gaga feat Beyonce


あんまり変わりませんが、少しインフォメーションを。先週「ケシャが何故いきなりあがって来たのかわからない」と書いてしまいましたが、わかりました。先週のチャートの集計期間中に、「サタディ・ナイト・ライヴ」に出演し、上の動画であげたライブがちょっと話題になったからです。でも、なんだかなあ〜。なんか一生懸命、「ガガの対抗馬」になろうと”変な女”を無理に演出してるような感じにしか見えないんだよなあ。僕には正直これは微妙でした。

 
9位はB.o.Bの次のシングルがいきなり入ってきましたが、この曲でフィーチャリングされているのが



パラモアのヘイリー・ウイリアムス。このコもブラジルですごくよく目にしますね。ティーン雑誌からMTVからやたらと。ズバリ、「アイドル・エモ」の象徴みたいな存在だからね。でも、このコが台頭して来たら、一番危機感覚えてるのはアヴリル・ラヴィーンかもね。まがりなりにもバンドでプレイし、しかも年もアヴリルよりはだいぶ若い。こっちの方に親近感と本物感をキッズが感じちゃったら…、ねえ?


ではアルバムに。



ALBUMS

1(-)Glee:The Music Power Of Madonna
2(3)Need You Now/Lady Antebellum
3(1)My World 2.0/Justin Bieber
4(-)Iron Man2/Soundtrack
5(4)Raymond V Raymond/Usher
6(6)Now 33/Soundtrack
7(-)Encores/Jimmy Buffet
8(10)My World EP/Justin Bieber
9(15)The Foundation/Zac Brown Band
10(7)The Fame/Lady Gaga


今年はビーバー君とGLEEの年になっちゃうんでしょうね。GLEEの新しいシリーズが1位です。このGLEEなんですが、楽しみにして見始めたわりに、僕的にはどうしても感情移入出来ません。音楽が安っぽすぎるのが苦手なのは最初からだったけど、ストーリーの中身のなさがね〜。「青春もの」として見た際、登場人物の心理的に成長する部分に共感出来るところがあることが大事なんだけど、これにはそれが全然ない。あと、ジャド・アパトウとか、最近だったら「How I Met Your Mother」とか「ビッグ・バン・セオリー」(これも面白いです!そのうち紹介します)みたいな「ギークもののコメディ」の流行りにのっかった感じがするんだけど、登場人物でギークっぽさが出せてるの、ゲイのカウンターテナーの少年だけだし。


そんな中、この人の演技だけがやたらと光ります。




グリー部を敵対視するチアリーダー部の意地悪顧問、シルヴェスター・スー先生を演じるジェーン・リンチ。この人は最近のハリウッドのコメディ映画でも引っ張りだこの人気女優ですが、今やこれが最大の当たり役になってしまいましたね。この、おそらくこの人の人生絶頂のタイミングの最近、彼女は御年50歳で婚約を発表しましたね。しかも相手は女性。そう。スー先生はレズビアンだったのです。ハリウッドの有名女性では、エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシ(「アリーmy love」のネル)のカップル以来の同性婚として結構話題になってますね。


あとは4位にイギリスで1位になった「アイアンマン2」のサントラ、7位にはアメリカ国内のオジサン・オバサンだけに有名な船上クルーズ・シンガー(形容難しいけど、そうとしか説明出来ない)ジミー・バフェットが初登場して来ています。


ちなみに先週2位初登場だったMGMTは「サタディ・ナイト・ライヴ」出演の甲斐もなく18位へと大きくダウン。う〜ん、いかにUSのインディが盛り上がって来たところで、まだ初速だけの勢いなんだよなあ。ニューヨークのインディが初登場で1〜2位になること自体は後続のアーティストに与える影響も多いし、今年良いリリース多いのはたしかなんだけど、インディの中だけでなく、もっと広い視点で見て説得力があるのか。そこんとこもちゃんとしっかり考えないとインディ・ファンだけの自己満足で終わっちゃうよ…とは昨年からずっと思ってましたが、ブラジルでのこの辺りのノリの浸透しなさぶり(ファン界隈のブログはむしろ日本より熱いんだけどねえ。昨日紹介した以外にもたくさん見つけた)を見るに、「やはり本当の意味で音楽界に影響を与えるにはアメリカのチャートでもっとキングス・オブ・レオンくらいのヒットが出ないとダメなんだろうな」とは思いますもの。


というわけで、今回の記事も終わりに近づきましたが、最後はこれでシメましょう。ここ最近はやっと時差ぼけも克服し夜も遅くまで起きれるようになったのですが、1時からのデヴィッド・レターマンは必ず見るようにしています。そして今目の前ではこれが演奏されています。この大人数でここまでタイトなロックンロール。カッコいいぞ、ブロークン・ソーシャル・シーン!




author:沢田太陽, category:全米チャート, 12:42
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ブラジルの音楽事情 その2〜フェスとインディ・ロック
 どうも。


日本では、フェスの出演者が更新されるたびに大きなリアクションがあっている最中ですね。フジにトム・ヨークのバンドが出るのは「おお〜っ!」という感じですね。これは世界的にも珍しい出演なんじゃないかな。フジも久々にすごいことしましたね。



こちらブラジルですが、南半球ということもあり、日本が夏フェスで盛り上がる頃には冬なのです。こちらのフェス・シーズンですが、一般的には10月〜2月と見られてます。



ブラジルですが、日本と違い、それほどの数のアーティストが来ません。特に、Hard To Explainで話題にしてるような、イギリスやアメリカの若手のインディ・バンドのライブはなかなか見ることが出来ません。少なくとも単独来日(この言い方は変だったな。来ブラジルってなんて言うんだろう?)はほとんどないと言って良いです。こっちで向こう3ヶ月くらいにあるライブだと、モービー(これは終わってます)、KORN、エアロスミス、メガデス、シンプリー・レッドと、エスタブリッシュされた人ばかりです(でも、エアロはスティーヴンの騒動があった直後のショウなので結構オイシイかも)。また、マッドハニーもやって来るんですが、こちらではこの人たち、日本におけるダイナソーJRくらいの人気があります。


ただ、こんな状況ではありますが、ブラジルはロック史に残る名フェスティバルを結構生み出している国でもあります。1985年頃のロック・イン・リオ、1993年にニルヴァーナが出演したハリウッド・ロック(これ、妻が見てます!)、1990年代後半にブラジルで数年行われたメタルの祭典モンスターズ・オブ・ロック。2000年代に入っても、ストロークス、ストライプス、ヤーヤーヤーズ、アーケイド・ファイアがいち早く出演したTIMフェスティバルなどがありました。特に僕的にはTIMに行きたくてしょうがない時期があったんですが、2年前のアメリカの恐慌によりなくなってしまいました(泣)。ハリウッド・ロックもすごく先進的でカッコいいフェスだったのですが、ブラジルの法がタバコや酒の会社のイベント・スポンサーを禁止する法令を出したことにより中止になっています。



そんなブラジルのフェスですが、しかし今年!フェスにまつわる良い噂も出ています。


ひとつは10月に「ウッドストック・ブラジル」というフェスがサンパウロ郊外で3日間に渡って行われる、というニュースが入って来ています。グリーン・デイとリンキン・パークにヘッドライナーの噂が出ていますが、どうなのでしょう。楽しみに待ちたいと思います。


そして、”TIMの代役”とばかりに昨年、イギー・ポップやティンティンズ、ソニック・ユースなどを迎えてスタートしたインディ系フェス、プラネット・テハの開催も11月で正式に発表されています。



で、僕としては、こういうフェス関係の話となると、どうしてもインディの若いバンドが見たくなる癖が抜けないのですが、このあたりが日本に比べてやや弱いかな、という印象があります。MTVなどを見てると、この国も微妙に90年代への思い入れが強いようです。とは言え、日本のようにブリット・ポップに過剰な思い入れを描いている、というのではなく、アメリカ文化の影響が強い国だけあって、グランジ前後の音楽への思い入れが強いですね。パール・ジャム、アリス・イン・チェインズ、スマッシング・パンプキンズのヴィデオはよく流れてるし、それだけじゃなく、マッドハニー、スクリーミング・トゥリーズ、レモンヘッズ、バットホール・サーファーズあたり平気で流れてますからね。


あと、昨日のブログで「チャートの6割がアメリカのヒットものと同じ」という書き方をしましたが、アメリカのメインストリームのチャート(特にシングルチャート)で流行らないためか、いまひとつインディが全体の空気感として熱くありません。MGMTなんて、ホントにアルバム出たのかどうかわからないもの。


ただ、とは言え、MTVでかかってる最新のヴィデオ・クリップのセンスはすごく良いんですよ。こないだバット・フォー・ラッシズ、ゴールドフラップ、パッション・ピットがかかったと言いましたが、あの後もスプーン、ガールズ、ホット・チップ、イェイセイヤーがかかっているの見ましたからね。潜在的な音楽センスは絶対に悪くないはずなんですよ。ただ、それが”線”にならず”点”で終わってしまってる。それが、この国のインディ・ロックを取り巻く現状なんでしょうね。



ただ、インディに関するブログは結構良いのあるんですよ。例を示してみましょう。


http://www.muzplay.net/





このふたつあたりはいいサイトだと思いましたけどね。特にmuzplay。ポルトガル語喋れるようになったら友達になりたいくらいです。



また、ブラジル国内のインディ・ロック・バンドですが、CSSがインディに元気を与えたことは確かではあるのですが、まだ、そこまで決定的に”次はコレ!”みたいのが見えているわけではありません。強いて言って面白いのは、このあたりかな。

 


笑っちゃうぐらいに60sな、「もろコーラル」みたいな、名前の読み方がわからない(笑)Os Haxiixins。これMTVでかかってて、思わず目が釘付けになりましたね。ただ、これだけだと、まだキツいかな、という気もしないではないですが。
 


こちらはSWXSにも出演してたりして去年から知ってたバンドです。ガロタス・スエカス。これ、撮影、ニューヨークのバワリー辺りじゃないかな。同じ60sを基調としたものなら、こっちの方がよく考えられてる気がします。それから
 



去年のMTVのアワードにノミネートされてたバンドですね。ホルガー。すごいいいロウファイ系インディ・ポップだと思います。曲もすごくよく書けてるし。まだデビューしたばかりらしいので、今後に期待も持てます。



まだ面白いバンド、いるにはいるのですが、今回はこの辺りで。ブラジルの音楽に関しては、何かまた面白い動きがあれば紹介します。


author:沢田太陽, category:ブラジル, 06:00
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ブラジルの音楽事情 その1〜イケメン・エモ・ブーム
 どうも。今日でこっちに来て7日目。まだ、法的手続きや近所慣れする段階で一般生活を送るのはまだ時間がかかる感じですが、TVだけは相変わらずよく見てます。あと昼ご飯をいっぱい食べて、夕方以降に思いっきり時差ぼけな食生活でもあります(笑)。


やはり、どうも職業柄、音楽に関して感心が行くんですけど、まだ、現地の音楽ファンとも会わないうちからこんなことを言うのもナンですが、最近のブラジルの音楽に関するニュースとか、チャートとか、TVでのヴィデオ・クリップのオンエア状況とか、近くの大型スーパーにおいてある雑誌やCD売り場(ホント、日本みたいな大型CD店がここにはないんです)のリアリティから、最近の傾向を読み解くことはなんとなく出来てきています。



まず、ブラジルという国の場合、ヒットチャート(ココをクリック!)を見てもわかるのですが、ブラジルの国産アーティストと、海外アーティストの比率は、正式な枚数統計はわからないですが、見た感じ、やや海外ものの方が60%占めている感じです。これはアルバム・チャートに限ったことじゃなく、シングル・チャートにおいても同様。なので、割とアメリカのチャートを並行輸入させたようなものが上位に入ってて、そこにブラジル国内の人気アーティストが混ざる、という感じですね。


あと、ブラジル国内のアーティストに関してですが、いきおい日本人が思い浮かべがちな、アコースティック・ギターをフィンガー・ピッキングで弾き語ったようなボサノバやMPBタイプの音楽も目や耳にもしますが、それほど流行っているような感じはありません。また、90年代以降は、腰ふりダンス音楽の「アシェー」や”ブラジル版カントリー”とも呼ばれる「セルタネージャ」が最も流行る音楽と一般に言われていますが、これも確かに正しくはあるとは思うのですが、「今一番人気か?」と問われると、そんな感じもしません。



では、今ブラジルで一番人気の音楽は何なのか?


となると答えはなんと


エモ


なのです。



意外かもしれないですが、これは事実です。このことは2007年、CSSにインタビューした際に教えてもらってて、その夏に実際サンパウロに行ってみたときに気がついていたことではありました。どこのCD売り場行っても、なぜかシンプル・プランのデッカいコーナーがあるのを見てキツネにつままれたような感じになっていましたが、帰国して彼らの次のアルバムが出たとき、本当に初登場1位になってましたからね。


でも、ブラジル国産エモも、当時実際に既に人気ありました。ただ、そのときはCPM22とかハテーンといった、どっちかというと、NOFXあたりのイメージに近い、いわゆる90年代のサウス・カリフォルニアのポップ・パンクという趣きの方が強かったです。ただ、僕がちょうど向こうに3年前に行ったときくらいに人気が出だして、エモのイメージを”イケメン””ヴィジュアル系”風に転化させたのがこのバンドでした。



NX ZEROというバンド。いかにもグッド・シャーロットやロスト・プロフィッツ風な感じの風貌ですが、曲はこんな感じです。

 



もう曲調からしてフォール・アウト・ボーイみたいで個人的にはトゥー・マッチですが(苦笑)、ただ、これが、ブラジルのティーンには強烈に刺さったようです。ブラジルでは、ハナ・モンタナとか「ハイスクール・ミュージカル」も3年前には爆発的に人気あったのですが、おそらくそのテのものに夢中になる世代の人口が今多く、そういうコたちがアイドル・ポップから脱皮をはかるくらいのときに手が届いたのが彼らだったんでしょうね。


で、そこから2年ほど、NX ZEROのひとり勝ち状態だったのか、シングルで立て続けに彼らのNo.1が続いたのですが、どうやらそこに去年くらいから新しい勢力が加わってきたようです。まず、そのひとつが。



HORIと書いて、おそらく「オリ」と呼ばせるんでしょうね。このバンドが去年一気に人気バンドの仲間入りを果たしました。 



写真でもPVを見て既におわかりと思いますが、このバンド




このイケメン・シンガー、フィウク君のバンドです。この顔でまだ19歳ですよ!このルックスを活かして彼は俳優もやってるのですが、最近出演し今ブラジルの映画興行成績でもかなり上位に入っている青春映画(コレ)でもしっかりアイドルしてるようです。


ただ、HORI自体、曲をもろもろ聴いてみたところ、音的にはどっちかと言うとエモというよりマッチボックス20とかグーグー・ドールズみたいな大衆アメリカン・ロックの方に近い感じがしますけどね。で、毛色の違うエモ・バンドというと、もうひとつあります。



こちらも今、けっこういろんなとこで目にしますね。Cineというバンド。このカッコ見ると予想つくかもしれませんが、これ、エモトロニカ系のバンドです。で、歌ってるのはもちろん向かって右の人です。

 


シンセ外すと典型的なエモ・サウンドなのが「う〜ん…」なのですが、カッコが何気にニュー・レイヴ風なのは日本のバンドとかと比べるとオシャレかもしれません。それにしてもシンガーのコは人気出そうだ。


で、こういうのを通過した上で、今いろんなとこで目にする、チャートでもトップ10に入って来たのがこのバンド。




も〜、いかにも”アイドル”といった感じでしょ(笑)?髪型まで完全に今のエモ風です。このバンドはRestartと書いて、僕が放送聴いてキャッチした感じだと”ヘスタルチ”と読むみたいです。

 



これ、日本でも「パンク・スプリング」とか連れてきたら、もしかして人気出るんじゃないのかな。この人たちもまだティーンみたいだし、アイドル人気も出そう。実際、こっちのTVで見た彼らのミニ特集でも、明らかに中高生の女の子たちがキャーキャー言ってたし、ジャスティン・ビーバーとかロバート・パティンソン表紙のこっちのティーン誌パラパラめくっても必ず載ってますしね。特にコイツ。




どうやらリードシンガーじゃないっぽいんですけど、あきらかにひとり目立ちまくってるペドロ・ランザ。さっきあげたフィウクとこの先”エモ・ハートスロブ”の座をかけて争いそうな感じが今から早速します。この、エモなのか、ニュー・レイヴなのか、はたまた写真によってはMGMT風もあるんですけど、この強引なファッションの組み合わせのセンスも凄いです。ただ、見ていて、70年代の人気アイドル・バンド、ベイ・シティ・ローラーズを見てる気にもなります(笑)。


…というのが、今のブラジルの音楽界の大きなトレンドです。僕的な感想ですが、「これを卒業したキッズたちがもっとインディ聴いてくれるようになったらなあ…」というのが本音なのですが(苦笑)、でも、R&B/ヒップホップじゃなくて、こういうロックバンドがティーン・アイドルの座を勝ち得るという現象自体は、いちロックファンとしては嫌いじゃありません。あとはそこに、いかにアーティストとして長く聴かせられる価値を持つか、にかかってると思います。



気がついたら、なんかすごく長くなってしまいましたね(笑)。明日は、ブラジルのロック・フェス事情、インディ・ロック事情について書きたいと思います。




author:沢田太陽, category:ブラジル, 05:00
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最新全米映画興行成績
 では、これもまたサンパウロから初の全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。



1(2)How To Train Your Dragon
2(-)The Back-Up Plan


3(3)Date Night
4(-)The Losers


5(1)Kick-Ass
6(5)Clash Of The Titans
7(4)Death At A Funeral
8(-)Oceans



9(6)The Last Song
10(8)Alice In Wonderland



今週は興行的にはかなり地味な週だったようですが、その低い数字の中を制したのは「ヒックとドラゴン」でしたね。これ、ブラジルでもすごくレヴューも良く、興行的にも良いようですよ。僕も見たい。でも、「Kick-Ass」が5位に下がったのは残念(泣)。


初登場は3つ。まず2位はJ.LOことジェニファー・ロペス久々の主演映画「The Back Up Plan」。これは、精子バンクからの精子で妊娠を希望しているJ.LO扮する独身女性が素敵な男性と出会ったとたんに妊娠が発覚し、関係が気まずくなるんだけど…という感じのロマンティック・コメディ。4位に初登場の「The Losers」はボリビアに送られたアメリカ軍特別部隊の5人の男たちが軍の裏切りに遭いピンチに陥るも、救世主的存在の女戦士と共にサヴァイヴァルをかける、というアクションもの。女ソルジャーを演じるのは、この人も最近人気ですね、ゾーイ・ザルダナです。8位に初登場の「Oceans」は「Earth」に続くディズニー・ディスカバリー・シリーズのネイチャー・ドキュメンタリー。海洋生物の生態をカメラで追っていますが、アニマトロニクスというロボット魚を撮影したことでも話題です。


Metacriticの採点では、「The Back Up Plan」がJ.Lo主演映画の常として(笑)予想通り悪く35点、「The Losers」が46点となかなかしょっぱい感じですが、「Oceans」は79点とかなりの高得点を記録しました。


ちなみに、今僕はこれを「Late Show With David Letterman」を見ながら打ってるのですが、まさに目の前で出てるゲストはJ.Lo。彼女自身が私生活で実際に体験した妊娠(双子だったよな、たしか)について語っています。
author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 03:32
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最新全英チャート
 では、サンパウロからははじめての最新全英チャートを。

SINGLES

1(-)Once/Diana Vickers
2(1)Omg/Usher feat Will I Am
4(4)She Said/Plan B
5(2)This Ain't A Love Song/Scouting For Girls
6(3)I Need You Tonight/Professor Green feat Ed Drewett
7(5)Acapella/Kelis
8(8)Carry Out/Timbaland feat Justin Timberlake
9(5)Pass Out/Tinie Tempah
10(7)Naturally/Selena Gomez&The Scene


1位は「こういう謎な存在が初登場1位になるときは、絶対にコレ絡みの人に違いない」と思っていたら、やはりそうでした。ダイアナ・ヴィッカーズは2008年度の「X Factor」の4位の人ですね。アレクサンドラ・バークが優勝したときの回ですね。曲、悪くないんじゃないですか。「アメリカン・アイドル」のウィナーがこれぐらいの曲で出て行けばもっと売れるだろうに。3位はUK R&Bの人みたいですね。フィーチャーリングのエスミー・テンダーズはオランダの女性で、ジャスティン・ティンバーレイクのお気に入りの人とのこと。YouTubeに自分の歌う姿をアップしているうちにスカウトされた人だとか。これから、そんな話題も増えるんだろうね。


では、アルバムを。


ALBUMS
1(-)Iron Man2 Soundtrack/AC/DC
2(-)Wake Up The Nation/Paul Weller



3(1)The Defamation Of Strickland Banks/Plan B
4(-)Hang Cool Teddy Bear/Meat Loaf
5(2)Everybody Wants To Be On TV/Scouting For Girls
6(3)The Fame/Lady Gaga
7(6)Sunny Side Up/Paolo Nutini4(-)Congratulations/MGMT
8(-)My Best Friend Is You/Kate Nash
9(5)My World/Justin Bieber
10(8)Lungs/Florence&The Machine


「アイアンマン」ってやっぱ世界的に凄い人気なんですね〜。ブラジルでも凄い期待値高いですね、実際問題。AC/DCの曲で構成された「アイアンマン2」のサントラ、初登場で1位です。しかも、評判の高い、ガッツ溢れるポール・ウェラーのロックンロール・アルバムに勝っての全英初登場1位って、アイアンマンもAC/DCもどんだけ盛り上がってるんだ、という感じですね。


/AC/DC的には、80年代にスティーヴン・キング原作の小説を映画化した映画「マキシマム・オーヴァードライヴ」のサントラ「Who Made Who」以来、24年振り2度目(なんかこういうと高校野球の甲子園出場回数みたいだな)の映画サントラですが、世間で言うほど”ベスト盤的選曲”だとは思いませんが、AC/DCを体験し損なっている人が手に取るにはいいとは思います。また「アイアンマン」、前作はベタに同名の名曲を持つブラック・サバスをフィーチャーしてましたが、「だから今度はAC/DC」という発想がベッタベタで良いですね。前の映画でも「バック・イン・ブラック」かかってたよね?記憶がやや曖昧なんですが。では、果たして「3」が出る時の担当って誰になるんだろうな。


ウェラーは、個人的にはソロ転向後の3枚があまりに好き過ぎてなかなか自分の中で正面に向かえないところがあるんだけど、「As Is Now」以降はなかなか充実してると思いますね。そこまで張り切る必要もないと思うんだけど、ある時期の親父渋臭濃厚な感じよりはだいぶ好感は持てますね。


で、今週はさらにミートローフが初登場4位。ロックオペラ・シンガーとして、この人もホント欧米では人気高いね。なにげにオヤジ・ロックな今週のアルバム・チャートでした。



author:沢田太陽, category:全英チャート, 08:24
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これもラテンのノリってやつなのか
 時差ぼけで記憶が飛びそうになる中、夜11時から「サタディ・ナイト・ライブ」見たさに起きていたら



何の前触れもなく、いきなり中止!



ああ、これ、すげえショック。理由は、その前の時間にやってた「アメリカン・アイドル」の放送時間(21:00-23:00)が30分超えて放送時間帯に収まらなくなったからみたいなんだけど、でも、この「アメアイ」自体が再放送(本放送はこちらでは火曜です)なわけで、そんな時間超過なんてわかってただろうに。それで急遽「30 Rock」の再放送に差し替えになったんだけど、はじめてのありがたくない「30 Rock」になっちゃった(笑)。


「サタディ・ナイト・ライヴ」、実は僕、番組内のスキットとかは見たことあるんですけど、番組そのものって見たことなかったんですよ。アメリカ遊びに行ったときも、大昔はどこの局でいつやってるのかがわからなかったし、割と近年でも、土曜の夜にライブが入ったり、時差ぼけで起きてるどころじゃなかったりで、運悪く見逃し続けてました。今日、アメリカだとMGMTが出てパフォーマンスだったんだよね。こちらだと、残念ながら1シーズン遅れなのでそれは見れなかったんだけど、それでも「ジェイムス・フランコがホストのキングス・オブ・レオンが音楽ゲスト」の回だっただけに絶対見たかったんだけどなあ。


これ、次はいつ見れるんだろう。



author:沢田太陽, category:ブラジル, 12:32
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