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ビートルズの1964年のチャート独占の記録に実質的に並ぶのは想像以上に困難であることが判明した件について

どうも。

モンキーズのピーター・トークが亡くなってしまいました。残念です。モンキーズの物故者は彼で2人目。彼はベース担当で、モンキーズの劇中ではビートルズで言うところのリンゴ、つまりちょっとトボケたキャラクタ)ーを演じていました。でも、そういうキャラの人はそれ故に結構愛されるんですよね。ご冥福をお祈りします。

僕はモンキーズって、ガレージ・サイケの観点からすっごく好きで、今日もこの追悼ニュースを聞いた後に曲数の多めのベスト盤をダウンロードして電車の中で聞きましたけど、そうしているうちに

本家ビートルズのことを思い出していました。やっぱ、モンキーズが彼らを意識して作られたバンドだから、どうしても聞いてて思い出すんですよね。

そこで、いろんなことを考えていて「あっ!」と思ったんですよね。

こないだの全米チャートで、大事なこと思い出すの忘れてた!

こないだの全米チャートというのは

アリアナ・グランデが全米シングル・チャートの1、2、3位を独占した話をしましたよね。

僕はこの記録自体は、さほど驚かなかったんです。だって、すでにエド・シーランとドレイクが近い記録を持ってたし。現行の、ビルボードのチャート・システムだと、アルバム解禁週に、その時代を代表するトップクラスの人気アーティストなら、トップ10を独占するようなことが十分あり得ることになってしまっているから。そうなると、これからは年に数回はこういう独占が起き、記録そのものは大きな意味を持たなくなる。そう思っていました。

だから正直な話、「メディアの騒ぎ方が大袈裟だな」と思っていました。

が!

そのメディア自体も9割がた伝え損ねていたし、僕自身もすっかり忘れていたことが一点ありました。それは

ビートルズのトップ3独占って、たったの1週間じゃない!

そのことを思い出したんですね。お恥ずかしい話、僕、この件は2014年1月25日にjugemのブログの方で書いていさえもしていました。ゾックリ同じことでこそなかったですけどね。

ビートルズって

トップ3独占なら5週記録してるんですよ!

ずっと「トップ5独占を記録」ってことの方で覚えがちじゃないですか、だから「トップ3が何週」とかって普通は考えにくいじゃないですか。だから忘れてたんですけど、よくよく冷静に考えたら「トップ5に5曲も送り込む時点で、トップ3独占なら結構な週数行ってるんじゃないの?」と思ってですね

我が家の宝の一つですね。この「ビルボード・トップ10ヒッツ」1958〜68。これは、その期間のすべての週のビルボード・シングル・チャートのトップ10ga掲載されている本なんですが、それによると、ビートルズのトップ3独占は、以下のようになっていました。

1964.3.14
1.抱きしめたい
2.シー・ラヴズ・ユー
3.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.3.21
1.シー・ラヴズ・ユー
2.抱きしめたい
3.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.3.28
1.シー・ラヴズ・ユー
2.抱きしめたい
3.ツイスト&シャウト

1964.4.4
1.キャント・バイ・ミー・ラヴ
2.ツイスト&シャウト
3.シー・ラヴズ・ユー
4.抱きしめたい
5.プリーズ・プリーズ・ミー

1964.4.25
1.キャント・バイ・ミー・ラヴ
2.ツイスト&シャウト
3.ドゥ・ユー・ウオント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

3月14日から4月4日に4週連続、2週おいて4月25日にまた達成しています。4週目の4月25日にトップ5独占のおまけつきです。

そう考えると、これ

64年のビートルマニアの域に達するには、ストリーミングの時代になってもかなり難しいと言わざるをえません。

なぜなら、アルバムの解禁週なら、みんな一斉にダウンロードに走るから、数字高いに決まっているじゃないですか。だけどそのテンションを、アルバムから同時に3曲も保つというのはかなり大変なものです。

ましてや今。1964年とは比べ物にならないくらい楽曲数も多いし、利用するキッズも移り気だったりしますからね。特定のアーティストだけのヒットになる状況は簡単にはやっては来ません。

なので、アリアナも3月いっぱいくらいまで今回のトップ3を継続すれば、その時こそ本当に「ビートルズに並ぶ大記録」だとは思うんですけど、そこまではさすがに難しいでしょうね。ただ、気持ちとしては、何週かは粘るようだと面白いですけどね。

この次にこのトップ3独占の記録が誰になるか。エド・シーランでもドレイクでもケンドリックでもブルーノ・マーズでもアデルでもテイラーでも誰でも誰でもいいですけど、この「5週」の記録に並ぶかどうか。見てみたいですね。でも多分、既存のアーティストじゃ無理なような。次のセンセーションになるような誰かが出てくるときに、それが起こるかどうか、でしょうね。

 

author:沢田太陽, category:評論, 06:43
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