RSS | ATOM | SEARCH
マイケル・ジャクソン衝撃ドキュメンタリー含む。サンダンス映画祭2019での話題作

どうも。

オスカーのノミネートが発表された後ですけど、現在、欧米の映画界をめぐっては、これがネットの話題を独占中です。

 

 

はい。サンダンス映画祭ですね。毎年1月下旬から2月の頭にやりますけどね。サンダンスは、若手映画人の発掘や、話題を作って今年のできるだけ大きな公開を狙いたい作品が集まった映画祭です。ここ数年は、ここで話題になったものが実際にヒットにつながったり、最高なものになるとオスカーのノミネートにまでつながったりもしてるので、業界の注目も年々高まっています。

ネット見てみると、今年は特に事前の盛り上がりが強いですね。そういうわけで僕も、例年なら結果で報告しているコレを、まだ始まって間も無い今の時期に紹介するようにしましたからね。

では、今年の話題作、ザッと見ていきましょう。

 

 

まず、何が話題かといえばコレですよ。70年代に実在した連続殺人鬼テッド・バンリーの犯罪を追ったホラー「Extremely Wicked Shockingly Evil and Vile」。去年もサンダンスではトニ・コレットの「ヘレディトリー(継承)」がとにかく怖いことで話題を呼びましたが、これもかなり怖いとのレポートが入っています。しかもこの殺人鬼を、かつてのアイドル俳優ザック・エフロンが演じていることでも話題です。バンリー自身がかなりルックスのいいことで有名だったらしいんですが、それをエフロンがこれまでのキャリアを逆転させるように演じているようですよ。

 

これを筆頭に話題作をザッと見ていきましょう。サンダンスの場合、エトリーが112作もあるので、とても全部は追えないんですけど、ネット上の検索で話題になっているものを拾っていくとこんな感じです。

 

 

「クレイジー・リッチ・アジアンズ」でファニーな役どころで見せ場を作った、このところアメリカで注目のコメディエンヌになっています、アークワフィーナ主演の「The Farewell」。これもほぼ、オール中国系キャストの作品になっていますが、「クレイジー・リッチ」が大ヒットしたのに続きたいところでしょうか。

 

 

賞狙い系だと、これでしょうか。このところ、クオリティ勝負の映画に引っ張りだこのアダム・ドライヴァーの「The Report」。これはスティーヴン・ソダーバーグがプロデュースを手がけている社会派のようですね。

 

 

その線で行くと、これもそうかな。昨年、一昨年のオスカー助演女優のアリソン・ジャニー、ヴァイオラ・デイヴィスと言った、現在を代表する演技派が並び立った「Troupe Zero」

 

 

ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムスの共演の「After The Wedding」

 

 

僕個人的にはこれが楽しみですね。「Native Son」。これは1939年に出た、黒人文学の世界ではかなり重要な小説を現在のシチュエーションに設定を直して作ったものですが、脚本をピューリッツッァー賞をとったことのある人が手がけているんですって。これはうまくいけば、かなりのものになるのではないかと思っています。

 

 

コメディでは、エマ・トンプソンとミンディ・カリングが組んだ「Late Night」。エマ演じるレイトナイト・ショーの司会と、ミンディ演じる構成作家のケミストリーが見所とか。

 

 

アメリカで人気出てきていますコメディエンヌ、ジリアン・ベルは、ダメ女が一念発起してマラソンに挑戦する「Brittany Runs A Marathon」

 

 

今や「ハリウッド一の問題児」になってしまっている俳優シャイア・ラバフの早すぎる自叙伝「Honey Be」

 

 

ルピタ・ニョンゴがゾンビを演じる「Little Monsters」などがあります。

 

そして、サンダンスといえば、通常の映画だけでなく

ドキュメンタリー!

これも見ものなんですが、今年、大玉あります!

はい。マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー「Leaving Neverland」なんですが、これが、マイケルが児童虐待というか児童猥褻というか、そうした行為を行っていたことを実証しようとする内容で、これをめぐり「上映中止」を求める動きが今、激化しています。結構、立証がリアルらしいんですが、もうこの世にいなくて自己弁護ができない状況の中、「う〜ん」という気は個人的にはしますけどね。

 

サンダンス、今年は話題のドキュメンタリー、多いんです。

 

 

現在、世界的に注目されている政治家ですね。アメリカ連邦議会最年少の急進左派の女性政治家アレクサンドリア・オカシオ・コルテス。彼女のドキュメンタリー「Knock Down The House」もかなり話題です。

 

 

「ロック界の問題ジジイ」としてアメリカではつとに有名なクロスビー・スティルス&ナッシュのデヴィッド・クロスビーを追った「Remember My Name」

 

 

2016年に27歳の若さで急逝した、僕もすごく好きだった俳優です、アントン・イェルツィンのドキュメンタリー「Love,Antosha」などがあります。

 

いずれも楽しみですけどね。また、開催期間中に評判が変わるようなことはもちろん生じると思いますので、結果はまた、おいおい紹介しますね。

 

author:沢田太陽, category:アワード, 20:52
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: トラックバック機能は終了しました。