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2018年のマーキュリー・プライズ受賞はウルフ・アリス!

どうも。

 

 

イギリスのクオリティの高いアルバムを讃える、恒例のマーキュリー・プライズの授賞式が20日に行われましたが、今年のウィナーは

 

 

 

ウルフ・アリスでした!

 

いや〜、これは個人的にはすごく嬉しい受賞でしたね。

 

ロックものの受賞は2012年のアルトJ以来。あのバンドは正直好きじゃないので(苦笑)、僕にとってはその前の年のPJハーヴィーの「Let England Shake」以来に「おお、ロックが受賞して嬉しい!」って感じの受賞でしたね。

 

やっぱり、ロック育ちとしては、このところ明るいニュースもなかったし、ちょっとでもこういうところで受賞とかあると嬉しいものですよ。

 

 まあ、とはいえ、今年はロック、とりやすかったんですけどね。というのも、今年はUKヒップホップで大きなものが特にあったわけでもなかったし、R&Bでもジョージャ・スミス。それだって、そこまでのインパクトがあったわけじゃなかった(アルバム出るまで期待してたんだけどなあ)し、ヤング・ファーザーズは過去に受賞済みで2度目の受賞を訴えるほどのものでもなかった。ジャズのサンズ・オブ・ケメットもあったけど、その他がほとんどロックものだったから、ちょっと今年は分が悪かったかな。

 

 

 ただ、その「ロックもの」のノミネート内容が正直いまひとつで、僕自身は今ひとつ乗れてはなかったんですけどね。これまでのアルバムの中では正直今ひとつだったフローレンスだとか、久々に良いアルバムではあったけど、年間ベストに食い込むほど良いとは思えなかったリリー・アレンとかですね。エヴリシング・エヴリシングのアルバムは過大評価だと思うし、ノエルはソロになってからではベストだったけどネーム・ヴァリューがありすぎて受賞はなかっただろうし、アークティックのあのアルバムは大好きなんですけど、一般的に賛否が割れてしまっていた。ただ、僕としては、それ以前にシェイムとレッツ・イート・グランマのノミネートがなかった時点で興味なくなっていたんですけどね。

 

 

 なので、「ウルフ・アリスかキング・クルール。評論家の好みで言えばキング・クルールかな」と思っていたんですけど、ウルフ・アリスでしたね。

 

 

 

このパフォーマンスもすごくいいですよね、ウルフ・アリス。エリー・ロウゼルってやっぱかなり華があるし、これだけ歌唱力の説得力もあるし。男性陣のサウンドのアイディアと演奏の安定力もあるしね。しかもまだ年齢的にも若いし。

 

 

 

ただ、これ、「パフォーマンス・ショウ」としてはクオリティ高いですね。「ザ芸能界」みたいな人が主導じゃないと、地味ではあるんだけど、ガチな見応えはかなりあります。このキング・クルールもそうだし

 

 

このEverything Is Not Recordedのセッションなんてゾクッとしますしね。ノミネートされてたアルバムよりこっちの方が断然印象いいです。

 

 

 

このナディーン・シャーなんて僕もよく知らなかったんですけど、すごくいいパフォーマンスです。これで彼女のことを気にする人も出てくるんじゃないかな。

 

 

 

BBCの名物パーソナリティ、アニー・マックの紹介で出てきたアークティックも、もはや貫禄ですね。アレックス、髪型はアレですが(笑)、歌はこの人、本当に上手くなってますね。来年、どうやら見れそうなんですが、すごく楽しみですね。

 

 

フロは、アルバムの内容はともかく、やはりパフォーマンス能力の高さと、この「Hunger」って曲のキラー・チューンぶりは光りますね。この曲に関して言えば、今後の彼女のライブセットのかなり重要な曲になってくるでしょうね。

 

 

 こんな感じでこれ、アワードそのものよりもパフォーマンスも気になるイベントになってますね。

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 19:30
comments(1), trackbacks(0), - -
Comment
フロントウーマンのエリーがかっこいいなと思って、デビューしたときから応援してたので、今回の受賞がとっても嬉しいです!!
エリーとテオのスピーチも良かったです。
スミス, 2018/09/22 9:31 AM









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