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2018年のエミー賞総括

どうも。

 

 

今年のエミー賞のまとめを話しましょう。今年は月曜開催というのが大失敗でしたね。そのために、盛り上がりに欠けてしまいました。視聴率もかなり落ちたようです。僕も忙しい最中だったから、今年はレッドカーペット出来ませんでした。あれ、やらないと「今年はやらないのか」とかって書き込みがあるので、極力やりたいんですけどね。

 

 

ただ、そんな中、今年の話題は

 


 

コメディ部門での「マーヴェラス・ミセス・メイゼル」の圧勝ですね。ゴールデン・グローブでも強かったこの作品ですけど、主演のレイチェル・ブロスナン始め、受賞独占状態でしたね。

 

 

このコメディのクリエイターは、この人、エイミー・シャーマン・パラディーノなんですが、変な感じでしょ(笑)。非常にクセの強い人ですが、とにかく「ギルモア・ガールズ」以来、カルチャーへの深い造詣とユーモア、それに対するクレヴァーな女性たちの人生、これを描かせたら天下一です。本当に、一度見ることをお勧めします。

 

 

この「ミセス・メイゼル」の圧勝で「アチランタ」が無冠に終わったのもすごく残念だったんですが、ドナルド・グローヴァー、話題を作っています。「アトランタ」のシーズン2で、ドナルド自身が演じていたと思われていた白人の奇妙なキャラクター、テディ・パーキンスが会場に現れたんですが、このようにドナルドと一緒にツー・ショット。これにより、「一体、テディ・パーキンスは誰なんだ?」というのが今、ネットでかなり話題になっています。このエピソードも、ちょっと猟奇ホラー的でかなりコメディとしては実験的なので、一度見てみてください。

 

 

 そしてドラマ部門を制したのは「ゲーム・オブ。スローンズ」。ティリオンことピーター・ディンクレージもステージに立ちました。久々の助演男優賞の受賞です。今年は対抗馬の「ハンドメイズ・テイル」に加え、それよりもむしろ強かった「ザ・クラウン」や「ザ・アメリカンズ」もかなり追い上げていて、放送が昨年と日時が古かったGOTが不利なのではという声があったんですけど、逃げ切れる力はやはりすごいですね。僕は全くもって文句なしです。

 

 

 

そしてリミテッド・シリーズでは「アメリカン・クライム・ストーリー」のジャンヌ・ヴェルサーチ殺人事件が選ばれています。これはその前のOJシンプソンの疑惑に続く、近過去のルポルタージュ・ドラマとして、かなりの完成度の高さですね。このシリーズがどこまで続くかも見ものです。

 

 

 

 

ただ、なんといっても、ハプニングはこれですね。

 

バラエティ監督賞を受賞した、オスカーの授賞式の演出家、グレン・ワイスが、長年の恋人に対し、「私のガールフレンドに・・いや、これからはワイフと呼ぶことにしよう」と言って、突然ステージでプロポーズをはじめ、会場大盛り上がり(笑)。しかも、その前に、数週間前に彼のお母さんが亡くなったことも話してて、その形見の指輪をプレゼントするという。さすがは、エミー受賞する演出家だな、これもまたすごい才能だなと、思いましたね。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 20:33
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