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沢田太陽による、マドンナのシングルTop10

どうも。

 

では、今週のマドンナ・スペシャル・ウィーク、締めくくりは

 

 

僕が選んだ、マドンナのシングルTop10、これを行きたいと思います。もう、なんか、ジャケ写を見てるだけで懐かしさがこみ上げてきますけどね。

 

 

 これ、選ぶの結構大変でしたよ。10曲に絞るなんて酷な話で。なので先に20位から11位を発表しちゃいますね。

 

20.Justify My Love(Immaculate Collection)

19.Rain(Erotica)

18.Oh Father(Like A Prayer)

17.Music(Music)

16.Love Don't Live Here Anymore(Like A Virgin, Something To Remember)

15.Live To Tell(True Blue)

14.Don't Tell Me(Music)

13.Deeper And Deeper(Erotica)

12.Express Yourself(Like A Prayer)

11.Ray Of Light(Ray Of Light)

 

このあたりですね。自分で選んでみて、「だいたい、いつも、こんな感じだよね。かわんないなあ」と自分でも驚いてしまいました(笑)。11,12は気分によってはトップ10、入れる時もありますけどね。自分的にもちょっと惜しい気がしてます。

 

 

では、10位に行きましょう。

 

10.Give It To Me(2008 Hard Candy)

 

 

10位は「Give It To Me」。これはアルバムの「Hard Candy」のとこでも述べました。マドンナとの仕事をすることによって、ファレル・ウイリアムスが生き返った曲です。

 

 これ、すごくマドンナっぽいんですよね。ファレルにしてはエレクトロ要素多めで、かつ、70s後半のディスコ意識してるでしょ?これって明らかに「マドンナがどんな人か」を念頭に置いて作ったはずなんですよ。例えばこの感じが、アリアナ・グランデに提供する曲だったら出なかったでしょうからね。この辺のちょっとした発想から、売れっ子になりすぎてるうちに同じような曲ばっかり書くようになっていた彼に、新しい方向性を開くキッカケになったような気がしてます。

 

 また、2000's以降でトップ10に入れたのはこの曲だけですね。2000s以降のマドンナって、曲の粒は揃っててアルバムもいいんですけど、飛び抜けた曲がちょっと減ってる印象もありますからね。

 

9.Human Nature(1994 Bedtime Stories)

 

 

9位は「Human Nature」。アルバムのところでも書いたように、あまり好きな時期の曲ではないんですが、ただ、これはすごく試みとしてうまくいった曲だと思います。曲を書いたのは、この当時にTLCとかで当てていたダラス・オースティンなんですけど、彼のメロディは生かしつつも、アレンジの雰囲気がR&B調じゃなくて、この当時彼女がもう一つ凝っていたトリップホップっぽくなってる。こういう曲、この当時他にないし、いかにもこの当時のマドンナが歌って説得力のある感じになっています。

 

 これ、ライブでも今でもやる頻度の高い曲ですね。

 

 

8.Angel(1985 Like A Virgin)

 

 

8位は「Angel」。

 

この曲は4曲あった「Like A Virgin」からのシングルの中で最も地味な曲で、それはこの動画が、これまでの彼女のMVを単に再編集したものということでもわかる通り、特に強くプロモーションもされなかった(その割に全米トップ10は入ったけど)曲なんですけど、しかし、これが唯一の彼女のソングライティング名義による、このアルバムからのシングルなんですよね。

 

 でも、僕からしたら、この曲から、その後のマドンナの曲の奥底に流れる、マイナー調のクセ・メロが生まれたのでは、と踏んでいます。いわゆる、これ、典型的な「マドンナ節」なんですよね。この曲以前にこういうメロディの彼女の曲はないし、その後のアルバムから顕著に目立っていくので、やっぱり、彼女の中でなんとなくクセになってる節回しがこれなんだと思います。

 

 さらにこれ、アウトロのナイル・ロジャーズのカッティング・ギターも何気にカッコいいんですよ!この曲を知っていて、そうしたディテールを忘れれている人は是非聴き直して欲しいです。

 

7.Vogue(1990 I'm Breatheless)

 

 

7位は「Vogue」ですね。

 

この曲と、「Justify My Love」の頃のマドンナが、右肩上がりのカリスマ・オーラとしては一番すごかったんじゃないかな。無敵な感じがありましたね。特に、この曲かなあ、やっぱり。アルバムのとこでも言いましたけど、1930年代のカルチャーのレジェンドの名前を次々あげるところがやっぱシビれますね。そういう「良き伝統継承宣言」ってやっぱ知的レベル高い人じゃないと言えないしね。そういうことができる資質がやっぱ彼女にはあるんですよね。

 

 そして、このヴィデオ・クリップの監督がデヴィッド・フィンチャーですよ!まだ映画監督デビュー前の。そういう意味でもこれ、やっぱ、かなり貴重です。

 

 

6.Frozen(1998 Ray Of Light)

 

 

6位は「Frozen」。これも、本当にカッコいい一曲。

 

これは、当時もハッキリ覚えてますけど、「マドンナの新時代」を告げた一曲ですね。マドンナってビヨークに対してコンプレックス抱いてた人なんですけど、もう、そういうのを機にする必要もないくらいに、彼女なりのアーティスティックな路線をここから築き始めますね。ウィリアム・オービットによる緊迫感溢れるストリングスに、サビ前で壮大なスケールで入るバカデカいパーカッション。こと「貫禄」という意味では、これ、マドンナ史上屈指の一曲だと思います。

 

 

5.Lucky Star(1983 Madonna)

 

 

 

 

5位は「Lucky Star」。僕がマドンナを「アーティスト」として意識し始めた曲ですね。

 

彼女はこの前までに「Holiday」と「Boderline」というヒットがあったんですけど、この時点ではまだ彼女の将来までは確信できていませんでしたね。まだシンディ・ローパーの方が84年夏までの時点では圧倒的に「新世代の女性アーティスト」としての注目度で勝ってましたからね。それが、「あっ、もしかして、マドンナってすごいかも」と思ったのが、こないだ言った「Like A Virgin」の初公開と、その直後、その曲の前にデビュー作から追い打ちでシングル・カットをかけたこの曲ですね。この当時、「なんだ、こんないい曲、まだ残ってたんじゃん!」と思いましたもん。しかもこれ、曲書いたの彼女の単独名義なんですよね。その話も小耳に挟んだものだから、さらに「へえ〜」で。で、しかも、この映像センスとダンスのキレでしょ。「うわっ、これはカッコいいな」と思って、当時いっぱいあった洋楽のヴィデオ・クリップ流す番組で、これかかるとすごく嬉しかったものでしたね。

 

 そういうことがあったものだから、この曲の次に売れた「Like A Virgin」より圧倒的に思い入れがあったし、「Like〜」で多くの人が騒いだ時に、中3なりの意気がりで、「こっちはもっと前から知ってたんだぜ!」と無駄な優越感にも浸っていたものでした(笑)。

 

 

4.「Like A Prayer」(1989 Like A Prayer)

 

 

4位は「Like A Prayer」。これも、やっぱり、相当重要な曲ですよね。

 

この曲に関しては、出た当初よりも、時間を何年もかけて好きになった曲です。重要な局面でよくパフォーマンスで披露してたこともあったし、メッセージの強さと、ゴスペル・コーラスの力強さ、さらにこの人の曲で珍しく、短いながらもギター・ソロもあったりしてね。曲の持つエモーションの強さでは、これが一番なんじゃないかな。

 

 今回、アルバムをデビューから最新作までフルで聞き返しましたけど、「ああ、やっぱり、いい曲だなあ」と最も再認識したのが、「Frozen」とこれでしたね。

 

 

3.Beautiful Stranger(1999 Austin Powers The Spy Who Shagged Me)

 

 

ここから3曲ですが、自分でも驚きましたが、全てアルバム未収録の、映画の曲です。

 

まず3位は「Beautiful Stranger」。もう、この曲はですね、出た当時、何度もリピートしてハマりましたね。ちょうど「Ray Of Light」で「マドンナ、やっぱカッコいい!」ってなってた直後にこれがガツンときましたからね。

 

 この曲は、「オースティン・パワーズ」が60sのキャラクターだということで、もともとロックに強いウィリアム・オービットが60sのサイケ調にこれを作ったんですけど、これはケミカル・ブラザーズのノエル・ギャラガーとの一連の共演作に匹敵する、「エレクトロと60sサイケの融合の最高傑作」ですね。しかも、ケミカルの場合が、なんだかんだでビートルズの「リボルバー」という大ネタだったりするところが、こっちで思い出されたのは、トラフィックの「Paper Sun」という、マニアックなとこ、ついてきた点でも大好きです。

 

 だから、ウィリアム・オービットともう一作、作って欲しかったんだよなあ。

 

 

2.Into The Groove(1985 Desperately Seeking Suzan)

 

 

そして2位は「Into The Groove」。これも映画「スーザンを探して」の挿入曲です。

 

1985年というのは、前にも行ったように、マドンナにとって最大のヒット年で、7曲くらいヒットがあるんですけど、音楽的に重要なのは、やっぱりこの曲ですね。「Like A Virgin」に入ってる曲よりよりダンス・ミュージックに特化した一曲だし、子供心に「マドンナが本当にアピールしたい曲って、こういうのだよね、きっと」と思ってました。実際、この曲、人気あったしね。ラジオでも本当によく流れてました。やっぱり今聞いても、「Like A Virgin」とか「Material Girl」よりも曲の普遍性が強いんだよなあ。

 

 で、実際、この曲をフィーチャーする形で、87年には「You Can Dance」というリミックス集が出て、これもヒットしてますからね。さらに言えば、この曲のほぼ作り変えみたいな「Causing A Commotion」という曲もヒットしています。これも、典型的な「マドンナ・メロ」のパターンの一つです。

 

1.Crazy For You(1985 Vision Quest)

 

 

そして1位はこれです。「Crazy For You」!

 

これに関してはですね、なんで好きかというと、「マドンナ」の次元を超えて、大きな一曲になってるからですね。

 

 他の曲だと、「マドンナらしさ」を意識したものが入るんですけど、これは「マドンナ」本人を超えて、「エイティーズの」、並びに「この当時をリアルタイムで生きた人にとっての忘れられないラヴ・ソング」として君臨している側面があるからすごい曲だなと思うんですよね。

 

 僕自身の思い出とも密接に繋がってもいます。お恥ずかしい話、恋愛経験は決して豊富とは言えないんですけど、過去に「友人」の関係を超えた方々は全員この曲の大ファンでしたし(笑)、僕がたまに友人の結婚式の選曲を頼まれたりするときも、この曲はほとんど毎回選んでるはずです。だって、毎回、最初に頭に思い浮かぶの、これなんだもん(笑)。

 

 特に2分すぎの、2回目のBメロの転調のとこからがいいですね。そして2分40秒以降の「You feel it in my kiss, you feel it in my kiss because I'm crazy for you」ときて「Touch me once and you'll know it's true」のとこの「know!」のシャウトのところなんて今聞いてもゾクゾクしますもん(笑)!

 

ちょうどこの映画

 

 

 

これですね。これ、2004年のジェニファー・ガーナーとマーク・ラファロのロマンティック・コメディ「13 Going on 30」なんですけど、このカット割りがですね、まさに僕の言った、この曲の一番いいとこをわかった作りになってたんですよね。それがゆえに、すごく好きな映画になっていたりもします。

 

 

・・と、こんな感じですね。

 

今後のマドンナから、こういうトップ10企画に入る曲をまだ期待したいところです。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:FromワーストTo ベスト, 13:07
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
今回は大変な企画分かります。彼女の
シングル実績に順番を付ける事に‼️ 沢田さんのAngelのコメントはその通りで、当時の私も仲間からアルバム内でどの曲が好き?と聞かれ、「Angel」と答えたら???とされたのを覚えるなあ。私なら
「Vogue」や「Like A Prayer」は上かなあ‼️ とか「Holiday」や「Confessions On A Dancefloor」から「Get Together」は入れたでしょう。最近の彼女にも老いが感じますがWorldーPop界に刺激を与えドラマや時代を作り上げた実績は替えられない事です。そんな彼女のカバーアルバムは聴いてみたい。最後に企画作成お疲れ様でした。
ニック, 2018/08/21 8:05 AM
素敵な企画ありがとうございます。本当にいろんな曲がありますね。特別なファンではないですが、沢田さんと同世代で洋楽に親しんできた者にとってはやはり存在感は格別です。マドンナのファンてまず「好き」ありきで「○○だから」というのはなく、強いて言うと「かっこいいから」(笑)という印象です。歌もダンスもルックスも社会的な発言もスターとして申し分ないですが、飛びぬけたものがないのを逆手にとって安定を求めない生き方こそが彼女らしいスーパースターのあり方と思うようになりました。泣きごとを言わず常に上から目線で結果を出し続けていってほしい(笑)、難しいでしょうが期待しています。
うみ, 2018/08/26 11:42 AM









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