RSS | ATOM | SEARCH
「キミはアメリカのロック系ラジオで今流行ってる曲を聞いたことがあるか?」(2)こういうの、かけてみてはいかがでしょう?

どうも。

 

 

では、昨日の続きで、「キミはアメリカのロック系ラジオで今流行ってる曲を聞いたことがあるか?」、これの第2弾を行きましょう。

 

 

今日は、昨日の話を受けて、「こういう曲もかけてみたら、もっとアメリカのロック系ラジオ曲の幅も広がるんじゃない?」というのの提案をしてみたいと思います。

 

 

ザックリ言って5つ。一つは大きいので次回に取るので、4つのタイプ、これを挙げてみたいと思います。

 

 

 崋造魯▲ぅ疋襦廚蔽砲燭

 

まずは、今、イギリスで出てきている、「アーティスト風に見せてるけど、人気のベース、どう見てもアイドル風なんだけど・・」のタイプのアーティストですね。この辺りです。

 

 

 

このあたりは今、イギリスのティーンの女の子、もしくはお姉様方に人気の、「インディじゃないけど、でも、コテコテのアイドルってわけでもない男性アーティスト」の人たちですね。「エド・シーランの台頭後に出来た層」、と言えるかな。特にジョージ・エズラとイヤーズ&イヤーズ、今、本当にかの国では人気がありますからね。

 

イギリスだと、この辺りをロックに含めちゃうのは「おい、ちょっとやめてくれ」みたいな空気はもうあるかとは思います。ただ、アメリカが新しい「若いコに受けるアイコン」を探しているのであれば、彼らを使うのも一つの手だとは思います。ただし、「すごく短期的に」ではありますが。

 

 実際、サンパウロのロック系のラジオだと、前作ではあるんですが、ジョージ・エズラもジェイムス・ベイもかかってましたよ。イヤーズ&イヤーズも、「ロラパルーザで見たいアーティスト」のアンケートでも必ず上がる名前だし。なので、「ユーザー・ベース」でも需要はあるような気もしているので、取り入れてみてもいいと僕は思いますよ。

 

 実際、ソングライティング的にも彼ら、ロックからんでますしね。ジョージ・エズラのその曲、すっごくダサいんですけど(笑)、でも曲作ってるの、アスリートって言って、2000sの前半にUKロックで結構人気あったバンドの人ですからね。ジェイムス・ベイは、今年出たセカンドはポール・エプワースのプロデュース。そのおかげでちょっと垢抜けてますね。イヤーズ&イヤーズはこないだ出た新作、あれ、かなり評判いいんです。僕もシングルになった2曲は好きですね。彼ら、というかオリーの場合、もうちょっと頑張らないと、「でも、その曲、インシンク末期からソロになりたてのジャスティンだよね」の域を出なくなる危険性もなくはないんですが、周囲にいる人たちも含めてエッジィに見せる努力をしてたらいいクロスオーバーにはなるような気がしています。

 

ただ、

 

 

ここまで手を広げる必要はないかなあ、とも思いますけどね。彼らの場合、最初から打ち出しが「アイドル」だったですからね。

 

 

 

▲薀Ε鼻Ε蹈奪、クラシック・ロック系リヴァイヴァル

 

 続いててはですね、これは普通に「なぜもっとやらないの?」と思うタイプのものですね。ラウド・ロック、あるいは70s〜80sのハードロック・リバイバル。この辺りですね。

 

 

この辺りは普通にかかってアリだと思いますけどね。

 

グレタ・ヴァン・フリートに関しては、もう時間の問題ですよね。昨日も言ったアメリカのALT系のラジオ局のサイト、どこでも彼らの話題してるんで。上の曲も結構、ロック・チャートの上位に行って、アルバムもかなり売れると思います。あっ、なんか前、僕が言った発言を曲解して「アデルくらい売れる」と僕が言ったと思っていらっしゃる方がいるようなんですが、違います。「リスナー層が似てる」という意味なだけで、「売れる枚数が同じ」だとか、そういうことは言ってません。

 

 あと、ゴーストも前も言ったようにアルバムはアメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでトップ10入りするくらいのすごい人気だし、ヘイルストームも英米でアルバムがトップ10です。それで「ロック系のラジオ局で曲がかからない」というの元来、変な話ですよね。

 

 今、アメリカって、10〜20年くらい前に流行ったニュー・メタルとかオールドスクールなヘヴィ・メタルはのれん分けがされていて、「アクティヴ・ロック」という名称のラジオ局専門でかかっていていて、その影響があるのかどうかわからないんですけど、例えばファイヴ・フィンガー・デス・パンチだったりシャインダウンといったバンドもアルバム、英米トップ10くらいの人気があったりします。ただ、アクティヴ・ロックのラジオ局って今、数もすごく限られているし、ロック系のチャートの集計にもほとんど影響力持たないから、僕はこの際、ALTの曲に吸収してもいいと思うんですけどね。メタル系のリスナーの場合、昔から「激しい音以外は聞きたくない」みたいな意固地な性格があるため、そこがややこしくなってしまうとこではあるんですけど、今のロック内での需要のバランスの範囲内であるならば、取り入れてもいいと僕は思いますけどね。で、また影響力を持つようなタイミングが来れば、その時にまた細分化すればいいわけで。今のロック界に「細分化の体力」があるとは、僕は思っていません。

 

 そうじゃなくても、上の動画の3つのバンドくらいは、そこまで音がハードってわけでもないから、その意味でも普通にアリかなあ、と思うんですけどね。わざわざ、「アクティヴ・ロック」に分ける必要ないと思います。だいたい、ヒップホップにジャンル分けしたラジオ局とか雑誌メディアなんて、そんなのないですからね。それ考えると、ロックって、長い歴史の中で人のタイプ的に本当にいろんな人を惹きつけてきたんだなあ、とは思いますけどね。

 

 

1冓動奮阿旅颪ら才能を発掘する

 

あと、ストリーミングを通じて音楽情報がインターナショナルになってるんだから、英米以外の国の才能の発掘を積極的にすべきですね。ポップの世界では実際、K-Popが出てきてるわけだし、コロンビアのレゲトンなんかもあるわけですからね。ロックだって対抗すればいいと思います。

 

例えば、僕はこれを激押ししますけどね。

 

 

オーストラリアの若きカリスマですね。ギャング・オブ・ユース。彼らは僕の去年の年間ベストの20位以内に入れたバンドなんですけど、最高ですね。彼らが本国以外に、英米で巨大なバンドにならなかったらロック界の損失ですね。それくらいスケールの大きな才能だと思ってます。サウンド的にも、アメリカだから押すべきバンドだと思います。

 

 

あと、このジール&アーダーとかも、今、紹介するタイミングはすごくいいと思います。彼らはスイスとかドイツではもうすでにかなりの人気があるみたいですけど、「ブラック・メタルとゴスペルの融合」といった、かなりオリジナリティあるサウンドを展開しています。曲も、リスナー層を選ばない広さがありますしね。

 

これは、僕のお友達のライター、エディターの人が紹介してくれたんですけど、すごくいいですね。なんかのタイミングがあれば、世界的に広がりそうな気がしてます。フロントマンが黒人というところも、ポリコレが進んだ現在の世の中的に大事なとこだとも思うんで。さっきのギャング・オブ・ユースのフロントマン、彼もサモア系の人だったりします。

 

 

いい泙い舛鼻◆屮瓮献磧爾鳩戚鵝廚眤膸

 

 あとですね、「もう今さら」と思われていた「メジャー・デビュー」、これもいまいちど、大事になってきてる気がします。

 

 というのもですね、これはお恥ずかしい話ではあるんですが、アメリカ人って、「本当はインディ、嫌いなんじゃないか」って思えるとこ、あるので(苦笑)。

 

 

 本当に昔から、アメリカのラジオ局って、インディ・レーベルのバンド、かけるの嫌がるんですよ。僕がHTEやってる時に苦労したのもそこです。あの時期にアメリカでヒットしたインディ・ロックってキラーズでしたけど、あれはユニバーサルが押したから可能だったわけで、あの時期、他にかかってたインディものだって、モデスト・マウスとかデス・キャブ・フォー・キューティだって、あれはメジャーにレーベル移籍したから可能だった話です。

 

 これが例えば、2008年以降くらいのピッチフォークが押したタイプのアーティストだと、ラジオ、全然かけてくれませんからね。ボン・イヴェールとかフリート・フォクシーズとか。ああいう、サブポップとかマージのアーティスト、マタドールのアーティストとかだと、なんかラジオ・オンエア、すごく冷たいんですよ。2010年代にヒット出した、例えばマムフォード&サンズとかフォスター・ザ・ピープルとか。あれも大手のメジャーがついてラジオがたくさん曲かけましたからね。そういうとこのフラストレーションはずっとありましたね。

 

 もちろん、「ラジオ側がインディ・レーベルに振り向く」ということが一番いいんですけど、それが叶わないなら、アーティストの側がメジャーに行く。これも一つの手です。

 

と、思ってたら、それを彼らが実行するようですね。

 

 

ヴァンパイア・ウィークエンドですね。ソニーに移籍するようです。

 

いいことだと思います。彼らも、これまで作品の評判はいいのに、ラジオで満足に曲をかけられなかったバンドですからね。この移籍はすごく意味があると思います。タイミングもバッチリです。

 

 メンバーも変わって、ライブの評判も今回、いいようですね。もう、こないだも言いましたけど、僕は彼らのライブは正直苦手でした。僕以上にブラジルのメディアも、2014年にサード出してきた時のロラパルーザのライブ、もう、ケッチョンケッチョンに叩いてましたからね。だいたい、アルバム2枚連続して全米1位なのに夕方のスロットしか任されなかったところに「何をかいわんや」だったわけですけど、エズラの中で何らかの意識改革みたいのがあったのかなあ。確かに、このライブの様子、今までとは何か違う感じはしますね。

 

 特にmyspaceの時代に、インディ・バンドが「もうネットでの話題で人もCD買ってくれるし、それでいいんだ」みたいな状態になってたんですけど、Spotifyの時代って、逆に多くの人が話題にしてくれるものの共有が強い時代で、そこでインディは一気に逆風に立たされてしまいました。だから、今一度、「頑張って目立つ方向」に行かないと、なかなかキツい。そんな時代の、「インディの突破口」みたいな存在も、やっぱり必要だとは思いますからね。

 

 

で。本当はイあるんですけど、ここはとびきり長い、そして一番重要なことです。「全英チャート」の後に続きます。

 

 

author:沢田太陽, category:評論, 19:35
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://themainstream.jugem.jp/trackback/3558