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Live評「レディオヘッド」(2018.4.22サンパウロ) ところ変わればヴァイヴも違う

どうも。

 

では、約束していたこれを。

 

 

 

レディオヘッドのサンパウロ公演。行きましょう。

 

 

レディオヘッドといえば、もう日本では何度もツアーをやってますよね。僕も通算で日本では6回か7回、見に行っています。今回、ブラジルで見るのは初めてなんですけど

 

 

日本とはまるきり雰囲気が違った!

 

 

本人たちのライブどうこう以前にそこが一番新鮮でしたね。

 

 

ポイントを箇条書きにしていこうかと思います。

 

 

‘本ほど人気があるわけじゃない

 

まず、一番言えることはここですね。ファンの熱狂度は日本より低いです。今回4万人収容のアリアンツ・パルケっていう、デペッシュ・モードやったとこと同じサッカー・スタジアムでやったんですけど、ソールドアウトにはできませんでしたからね。日本だと、それより収容大きいはずの幕張メッセを軽く売り切るバンドですからね。そう考えると、寂しいものはありましたね。見たとこ、3万5人くらいの入りで、見た目には悪くない入り方でしたけど、それでも日本での神格化を知っている身からすれば物足りない感じはありましたね。

 

 

▲侫.鸛悗若くて、女性が多く、オシャレ

 

ここが決定的に違いますね。

 

日本のイメージだと、いかにも「下北のバンドの兄ちゃん」みたいな日常的な身なりした理屈っぽそうな男子が好きそうな、そういうイメージあると思うんですけど、そんな人が皆無でした。客層見てみると、どっちかというと女性ファンの方が多かったです。しかも結構オシャレ度の高い。男子も、ジェントルなブラジル男子という感じではありましたけど、さっき言った日本でよく見かけるタイプの人はほとんどいません。

 

 

 そして、先にネタをバラしますが、イメージとしては男女が「Fake Plastic Tree」を演奏でもしようものなら、もうチーク・ダンス・タイムです。「Creep」が熱望される雰囲気はあまりなかったですね。確かにこっちのラジオ局でも未だに「Fake Plastic Tree」やら「High And Dry」がよくかかりますからね。

 

 

 ただ、その割に客層が若いんですよね。ブリットポップ世代にあたる人があまりいません。もう少し若く、20代後半から30くらいの人がメインでしたね。盛り上がる曲も「In Rainbows」か、その前の「Hail To The Theif」からの曲でしたからね。これには理由があって、レディオヘッドって、初の南米ツアーが「In Rainbows」だったんですよ。2009年。今回はそれ以来2回目。だから、ファン層の形成が遅れているところがあります。

 

 あと、長いこと「カレッジ入ったら聴くバンド」みたいなイメージを持たれてるんですよね。学生タイプの人が多かったのは、そのせいもあるかと思われます。

 

 

今回のツアーの選曲はかなり自分好み

 

レディオヘッドのツアーというのは、もう近年ずっとそうですが、選曲に関しては毎日違うのが通例です。行ってみるまで、何をやるかはわかりません。

 

 

ただ、今回の南米ツアーに関しては、選曲は違えど、用意してきている曲は決まっていて、多かったのは「In Rainbows」の曲でしたね。とりわけ前半の曲はどの公演でもだいたいやってました。あと新作の「A Moon Shaped Pool」はやはり多いし、「Hail To The Theif」「OK Computer」も多いですね。この4枚が僕のとこでは中心だったし、他のとこでも「Hail」が「The Bends」に変わるとこがあったくらいかな。

 

僕はもっぱら「ソング・オリエンテッドなレディオヘッド」の大ファンなので、この選曲は非常にありがたかったです。「Kid A」と「King Of The Limb」の曲は2曲ずつで「Ideoteque」を除けば、どっちかというと流れを変えるための脇役的存在。いろんなタイプの彼らのファンいると思うんですけど、このバランスが一番僕にはちょうど良いです。実は「Kid A」、未だにそんなに好きじゃないもので(苦笑)。だって、曲、そんなにいいかあ、あのアルバム。

 

 

い笋辰僉A Moon Shaped Pool」っていいアルバム

 

 今回ライブ見ていて一番感じたのがこれですね。この新作からは1、2曲めに「Daydreaming」「Ful Stop」、そして以降も「The Numbers」「Identikit」「Present Tense」をやりましたね。他のとこでは「Desert island Disc」もやったみたいですけど、これらの曲は過去の名曲に混ぜてもまったく負けて無いですね。むしろ映えます。改めて「Numbers」が聞かせる曲だと思ったのと、「Identikit」「Present Tense」のラテン・フィーリングは今回のアルバムからの新路線なのでやっぱり新鮮ですね。唯一、「True Love Waits」をやってくれなかったのが心残りなくらいですね。今回のツアーで最も人の入りが悪かったリオではやったっていうから、すっごい悔しいんですけどね。

 

 

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 ここまでほめてきていますが、全てが良かった訳ではありません。今回の公演、前半の滑り出しは良かったんですけど、中盤がちょっとガタガタだったんですよ。

 

 というのは、中盤で誰の耳からもわかるミスが2つあったんですよね。一つが「The Gloaming」で、トムが歌詞を忘れたか、マイクの問題が生じたか、歌が出なくなった。あと、「2+2=5」でジョニーのイントロのギターのチューニングが合わずに、やり直しをやったんですね。ジョニーのギターに関しては、他の曲でも「あれ?」と思うところがありました。

 

 これ、多分、あまりに即興で曲を決めすぎてるから、周囲との打ち合わせが完全にうまくいっていないのかな、と思えたとこでしたね。

 

 それに加えて、この中盤の曲の流れに曲の前後との流れの関連性がなさすぎて、かなり行き当たりばったりな感じがしたのも惜しいとこでしたね。序盤は「All I Need」から「Pyramid Song」の流れなんて鳥肌が立つくらいカッコ良かったんだけど、「Numbers」→「My Iron Lung」→「The Gloaming」って、「フォーキー」→「ダイナミックなギターロック」→「エレクトロ」って流れは、正直、あんまりいいものとは思えなかったですね。

 

 同じく即興セットリストを売りにしている存在にパール・ジャムがいますけど、彼らはレディオヘッド以上に選曲がバラバラ(レディオヘッドは1曲目と終盤の山場の「Weird Fishes」、アンコール前のラストの「Ideoteque」、アンコールの最後から2曲めの「Paranoid Android」は固定)なのに、流れにブレがないんですね。レディオヘッドみたいに展開がガタガタになることがない。そこのところ、どうしたら良いのかは、まだ改善の余地があるのかなとは思いましたね。

 

 

まだ、少しあります。後で加筆します。

author:沢田太陽, category:ライヴ・レヴュー, 20:28
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