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ロラパルーザ・ブラジル2018総括

どうも。

 

 

いや〜、行ってきましたよ。

 

 

 

ロラパルーザ・ブラジル!

 

今年はとうとう3日開催だったんですけど、連日10万人動員に成功して30万人の動員に成功しました!いやあ、今年は僕も本当に文句なかったですね。では、ハイライトを見ていきましょう。

 

 

❶ヘッドライナーのキングはどう見てもパール・ジャム!

 

 

今年はレッチリ、パール・ジャム、ザ・キラーズの3つがヘッドライナーだったんですが、もう圧倒的にパール・ジャムでしたね!!すごかった!!

 

レッチリも人気はあったし、うまいんですよ。でも、ある時期から顕著なんですけど、やっぱり「ライトユーザー向け」のライブをどうしてもやってしまう。ミディアムからスローばっかりで飽きちゃうんですよね。そこいくと、パール・ジャムって無骨かもしれないけど、今も熱いロックンロールに名人級の熱すぎるライブを聴かせてくれる。今回もフェスなのに2時間30分、何事もなかったように当たり前にやっちゃいますからね。初期の曲が多めではあるんですが、最近の曲もしっかりやるし、今回なんかは「Lost Dogs」っていう未発表曲集のアルバムから4曲もプレイするマニアックぶりですよ。しかも、他の公演ではそんな選曲してないのに。

 

 加えて、五人組バンドとしてのフォーマットの美学が完璧ですね。ストーン・ゴッサード、ジェフ・アメン、マット・キャメロンのリズム部隊は一切のブレのない完璧なグルーヴを刻むし、歳を重ねれば重ねるほど自由度が拡大してよくなっているマイク・マクレディの自在なソロ、そしてエディですよ!あの独特の発声で、シャウト決めさせても、バラード歌い込んでもすごく説得力がある。もう、無くなりかけてますけど、五人組バンドの最高峰としてAC/DCは超えちゃうかもしれませんね。もう、それくらいの域でしたよ。

 

 そしてビックリする企画もあったんですよ。

 

 

なんと

 

ペリー・ファレル、飛び入りですよ!!

 

 

ペリーといえばロラパルーザの創始者ですが、ちゃんとこうやって南米のロラにまでちゃんときてるところがエライ。それから彼は元はジェーンズ・アディクションのフロントマンなんですが、今回はペリーの誕生祝いでPJが彼をステージに呼んで、そこからジェーンズの「マウンテン・ソング」を共演カバーですよ!これはもう、本当にオイシかったです。

 

 

 パール・ジャム、もうブラジルが大好きな人たちで、2010年代だけでもう4回目なんですよね。彼らはそのことに強く感謝していて、「ここですごく稼がせてもらっているので、アマゾンの自然保護のチャリティに稼いだ殆どを寄付させてもらったよ」と言ってたくらいです。そしてエディ、「サンパウロは全世界のロックの首都だ!」発言、本当にやっちゃいました!

 

 まあ、それも

 

 

パール・ジャムの際の上空の会場写真、これですからね!どんだけ人、居たんだよって感じでしたけどね。もう、ブラジルでの人気と信頼、桁外れです。

 

 

 キラーズがなあ。正直、ギターとベースの2人がライブ活動から撤退して見知らぬメンバーになったことと、どうも似合ってない女性ヴォーカルのメンバーつけたのが違和感ありましてね。あと、毎度毎度のベスト盤みたいなセットリストも代わり映えがないし、あと、ブランドンがちょっと焦りがあるのか、「盛り上げなきゃ」ってやりすぎて気負いすぎてて良くなかったですね。新作がコケたことが気になってるのかなあ。

 

 

❷ラナ・デル・レイの客のパワーがすごすぎ(笑)!

 

 

あと、

 

 

ラナですよ(笑)!

 

もう3日目の話題は独占してましたね。

 

 

彼女はとにかくブラジルでは桁外れに人気がありましてですね、ロラでも毎年のように「出演してほしいアーティスト」のリクエスト第1位アーティストだったんですね。今年それがついにかなって、ブラジルでも4年半ぶりにライブが実現したんですけど、その前のライブの時に、彼らファンがどれだけすごかったかを覚えている身からしたら「これ、3時間くらい前から座席確保しないと見れないな、これ」と思い、席取りしてずっと張り付いて待機しましたよ。おかげでいい位置で見れましたけど、でも、もう1時間くらい前から身動き取れないでギュウギュウで本当に辛かったですよ。

 

 

 本当は自分のケータイでラナの登場シーン、録音してあるんですけど、なかなかサイト上の反映が難しいので、これを参照にしてください。

 

 

 

 

これが一番まとまってるかな。ただ、現場に居合わせた感覚からしたら、観客の悲鳴と合唱、こんなもんじゃなかったです!凄まじかったですよ。1日後にラナが自分のフェイスブックのファンのメッセージで、このサンパウロのライブ、動画付きで紹介したほどですから。

 

 

 あと、彼女自身の演出も濃かったですよ。

 

 

 

この股広げての立膝ポーズがエロくてですね。これを結構繰り返したり、グランド・ピアノの上に寝そべったりね。あと、客席から降りてく時に、男性ファンの頬にキスまでするわでね!

 

 

 あと、こないだレディオヘッドの「クリープ」の盗作疑惑になってた「Get Free」って曲があるんですけど、他の曲の中で「コピーライトの問題、終わった」と替え歌で歌ったところ、あとで客からのリクエストでせがまれて、ちゃっかりこの曲、歌ってましたね。そしたら、これが結構大きな今日の音楽ニュースになってましたね。

 

 

とにかく話題満載、twitterでのブラジル・ロラの話題で1位だったのも彼女でした。

 

 

❸躍らせ上手

 

 あと、今回のロラのライブで他に圧倒的に良かったものとして

 

 

LCDサウンドシステムと

 

 

デヴィッド・バーンは欠かせませんでしたね。

 

2組とも「アートに躍らせる」ことに関してはもう天才的ですね。もう、見てるだけで体からだが湧き上がってきちゃいましたからね。

 

 

 

デヴィッド・バーンのこれなんて本当に見事ですよ。このセットと衣装とダンス。その昔「ストップ・メイキング・センス」作った人の才覚は何歳になろうが生きてるなとわかりますね。今回、トーキング・ヘッズ時代の曲も多くやったんですけど、こういうライブ続けていったら、ヘッズの再評価、間違いなく起こりますね。

 

 

❹黒人アーティストたちもアピール

 

 

今回、ブラジル版では初めてと言っていいんじゃないかな。黒人アーティストが目立つスロットに登場しては話題になりましたね。チャンス・ザ・ラッパー、アンダーソン・パク、そしてカリード。いずれもR&Bやヒップホップをバンドのフォーマットにうまく組み入れてよくやってました。全部良かったです。中でも

 

 

 

個人的にはカリードが一番良かったですね。ミニマムなバンド編成の中で、自分のサウンドがしっかり紹介できてて。しかも原曲と違うアドリブ表現もしっかりできててバンド生演奏の良さもしっかり理解していて。こういうとこは、去年、ウィーケンドが出演して同じようにやって行ったんですが、器用によくやってると思います。

 

 

 黒人アーティストの場合、「バンドの編成が多すぎる」「ダンサー多すぎる」「ヒップホップの曲が途中でブツッと終わる」みたいなとこがロック・フェスでの違和感になりがちなんですけど、今回の3組に関して言うとチャンスにやや克服すべき問題は感じましたけど、アンダーソン・パクとカリードはその意味でも問題なかったですね。

 

 

 あと、彼らが入ったことによって、オーディエンスに例年以上に黒人客が多く見受けられました。ポジティヴに評価していいとこだと思います。

 

 

❺次世代もさりげなく用意

 

 

 

 

あと、「ロックの次」を見越しての、早い時間出演の次世代アーティストもさりげなく準備されてる感じがしましたね。特にそれを感じたのがロイヤル・ブラッドとキャレオでしたね。両方とも、新しさはないタイプのバンDおですけど、トラディショナルなハードロックやブルーズ・ロックをやらせたら唸るところと新鮮さがある。で、実際、2組ともヨーロッパ圏内ではロングヒットを記録してるんですよね。おそらく来年のロラはこれに続いてグレタ・ヴァン・フリートを呼んでくるんじゃないかと僕は睨んでます。

 

 

 実際、この2つ、オーディエンスのウケもよかったんですよね。しかも年配ファンだけでなく、若い子にもウケてたし。

 

 

 ただ、僕的に一番驚いた若手といえば

 

 

 

 

このタッシュ・サルタナですね。オーストラリアが生んだまだ22歳の徐栄アーティストなんですけどね。基本は「サイケデリックな女性弾き語り」ではあるんですけど、彼女がすごいのはすべてを自分一人で表現するところで、ギターは超絶テク、歌もかなり美味い上に、そこで突然キーボードを弾いたりトランペットを吹いたり南米の民族楽器吹いたり、そしてさらには足りない部分のサウンドの付け足しを、足のペダル操作一つ駆使して表現してるとこですね。

 

 

今回でも、この一人パフォーマンス、圧巻でしたよ。まだ気がついてる人が少ないのが残念ですが、まだEP1枚しか出していないので、アルバム・タイミングはもっと注目されるでしょうからね。

 

 あとオーストラリアというのも、今の僕のポイント、デカいです。ここ最近、キング・ギザード&リザード・ウィザードだったりギャング・オブ・ユースだったり、すごい才能の発掘が相次いでいますからね。楽しみです。

 

 

author:沢田太陽, category:フェス, 11:51
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Comment
この記事を読んでYouTubeでロラパルーザブラジルのラナのライブを観ました。ラナのライブを初めてちゃんと観たのですが、過剰な演出ではなくナチュラルに歌う姿が予想外で、とても自然体にエロティックで素敵だなと思いました。日本でももう少し推し気味でコマーシャルすれば美人で曲もいいしもっと人気出そうなのにな。ブラジルには及ばないかもしれませんが。観客すごいですね(笑)。ラナの事はこれからもっとちゃんとチェックしたいです。いい記事をありがとうございます。
ALI, 2018/05/19 4:52 PM









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