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映画「リメンバー・ミー」感想 こうでなくっちゃ!ピクサー久々の傑作!

どうも。

 

 

では、今日も映画レヴュー、行きましょう。これです。

 

 

ピクサーの最新作ですね、「リメンバー・ミー」、こちらのレヴュー、行きましょう。

 

「メキシコを舞台にした」とか「今年のオスカーのアニメ部門の最有力候補だ」とか、事前にいろいろ情報は流れていましたけれど、果たしてどんな映画なのでしょう。

 

 

 

 話の中心となるのは、メキシコのある家族です。主人公のミゲルは音楽が大好きで、とにかく街角で音楽が鳴ろうものならワクワクする、とりわけギターに強い憧れを持つ少年でした。しかし、彼の家では音楽が完全に禁じられていました。

 

 

 それは、この一家にまつわる、一つの教えゆえの話でした。

 

 

 その理由は、もうすぐ死時の近いミゲルのひいおばあちゃんココの両親にまつわるものでした。ひいおばあちゃんのパパは音楽家だったんですが、家から失踪したきり帰ってくることがありませんでした。それを妻だったイメルダが許すことができず、以後、この一家からは音楽が禁止されていました。とりわけココの娘であるおばあちゃん、エレーナによる弾圧的な反対はかなり強いものでした。

 

 

 しかし、そのひいおばあちゃんの両親の世代のメキシコの大スター、かなり古いモノクロ映像で見たことがあるだけのエルネスト・デ・ラ・クルスに憧れるミゲルは音楽への気持ちを抑えることができません。とりわけミゲルは彼の「リメンバー・ミー」という曲がとにかく大好きでした。そんな彼は、11月1日に一般参加のコンサートがあることを知ります。楽器さえ持参すれば参加できるこのイベントにミゲルは出るべく、家の倉庫にあったギターを取り出して参加しようとしますが、それをエレーナに見つかってしまいます。

 

 

 

「その日は、祭壇に飾ってあるご先祖様が”死者の日”で帰って来る日なのに」と、彼女の怒りは収まりません。

 

 

(中略)

 

 

 ミゲルはひょんなことから、「エルネスト・デラ・クルスこそが僕の先祖なのだ」と確信を抱くようになり、エルネストの記念館に飼い犬のダンテと忍び込み、そこでギターをジャジャーンと鳴らしたところ、信じられないことが起こります。

 

 

 彼の体は人間には見えないものとなり、コミュニケートできるのはすでに死んで骸骨になった人たちのみでした。そこでミゲルは、イメルダを始め、家の祭壇に飾られていた先祖たちと出会います。しかし、ミゲルは死んだのに、あることが理由となって、骸骨になれず、人間の姿のままでした。

 

 

 

 その一方、この「死後の世界」で、身分証明となる写真がないために放浪的な生活をしていた骸骨・エクトールの存在がありました。彼はひょんなことでミゲルと出会い、知り合いでもあったことから、この死後の世界でも依然として大スターのエルネストに合わせてあげる、ということになりました。

 

 

 しかし、それには条件がありました。それは、まだ地上に生きている自分の子孫に自分の事をなんとか思い出させるような行動をしてほしい、ということでした。この「死後の世界」では、まだ生きている地上の人から自分の存在が忘れられると、存在が一切消滅してしまうことになるからです。

 

 

 

 そうしているうちにミゲルは待望のエルネストと会えることになりましたが・・

 

 ・・と、ここまでにしておきましょう。

 

 これはですね

 

 

メキシコではかなり大きなお祭りです。11月1日に行われる「ディア・ド・ムエルトス」、死者の日をテーマにした物語です。日付でわかると思うのですが、ハロウィンの翌日なんですよね。で、実はブラジルでも、このメキシコと同じ「死者の日」の方がハロウィンより大事に扱われていて、実際の話、祝日だったりします。なので文化的にこの話、入りやすかったんですよね。

 

 

 で、この今回のピクサーの映画なのですが、

 

 

いやあ、これぞピクサーでしょう!!

 

 

 僕的には

 

 

2007年から10年のこの黄金の4作「レミーのおいしいレストラン」「Wall-E」「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイストーリー3」、この4つに並ぶレベルだと思いましたね。

 

この時期のピクサーって、どれも、[場を超えた者同士のコミュニケーション(離れた世代、異なる生物etc)が心を通わせて、△修譴召譴領琉茲燃笋叛賁臈なマニアックな話に突っ込みながら、0豢敍譴任呂いない予想を裏切るようなストーリー展開をした上で、ず埜紊忙匐,砲眤膺佑砲眥未犬襪茲Δ柄宛きな強いメッセージがあったでしょ?

 

 

 

 これもそうですよね。^磴世代、「生者と死者」で心を通わせ◆屮瓮シコ文化」というマニアックな領域で話を進め、上のストーリーでも書いたように、「死者の世界で複雑な社会ルール」を作るなどして見る人の興味を引きつけ、この先にはメキシコのメロドラマを彷彿させるような愛と裏切りのドラマも待っているような凝ったストーリー展開があって、ぁ屬擦瓩道丗垢らいは”生きた証”を覚えて愛そうよ」という先祖への愛とリスペクトと、「過去のしがらみにとらわれずに自由に人生を生きようよ」という、これから生きる者へのメッセージ

 

もう

 

完璧なるピクサー調だと思いますね!!

 

こういうのを味わいたいから、僕らはピクサーを見るのです。

 

 

 ここんとこ、ピクサーからそういうのが弱くなっていて、僕は残念に思ってたんですよね。だいたい、2011年以降にピクサーで最も弱い「カーズ」を2作も作ってる時点で疑問符なんですけど、とにかく続編を多く作りすぎですね。あと、その間で一番良かった「インサイドヘッド」にしても、着眼点は面白かったんだけど、ストーリーはすごく読めたし、「で、結局のところ、何が言いたかったの?」ってとこで僕には今ひとつだった。やっぱり、あの黄金の4年に比べて何かが明らかに足らない気はずっとしてたんですよね。それがスカッとした感じになりました。

 

 

 とはいえ、当初はそれでも心配したんですよ、というのも、「盗作の疑い」というのが最初にありましてね

 

 

 

2014年に、メキシコがかのギレルモ・デル・トロで製作したアニメ「The Book Of Life」も同じく、「死者の日」をテーマにした、ギター弾きの青年の話でしたからね。これ、ブラジルでもそこそこ人気があって、うちも子供達と見てたりもしたもんだから、最初に「リメンバー・ミー」の話を聞いた時にビックリしたんですけど、ただ、話は全然違います(笑)。こっちはストレートにロマンスの話が中心なんですけど、「リメンバー・ミー」にロマンスの要素は一切ないですからね。そこはテーマが違っていて助かりました。

 

 さて、この映画ですが、今回、オスカーのアニメ部門の本命とも言われていますけど、まあ、ほぼ99%受賞でしょう!今年は特に対抗馬がなくて、「怪盗グルー」がノミネートするかも、なんて噂が立つくらい他も弱いですしね。それどころか、僕的には、「久々にアニメで作品賞のノミネート、あってもいいじゃないか」とさえ思いましたけどね。アニメでノミネートされたのがそれこそ「カールじいさん」と「トイストーリー3」だったりするんですけどね。

 

 

 あと、邦題、今回は「リメンバー・ミー」で正解だと思います。「ココ」じゃねえ、わかりにくいから。そんなにあのひいおばあちゃん、出てきませんし、紛らわしいんですよね。ちなみにブラジルでは「ココ」が「ウンコ」の意味なので、アッサリNGでした(笑)。

author:沢田太陽, category:映画レビュー, 11:16
comments(3), trackbacks(0), - -
Comment
ちなみになんですが、ブラジルでのタイトルはなんですか?
偏頭痛持ち, 2018/01/21 8:27 PM
Viva A Vida é Uma Festa
邦題っぽく言うなら「Viva! 人生はフェスティバル」ですかね。
太陽, 2018/01/22 3:29 AM
また全然違った雰囲気のタイトルですね。ありがとうございます!
偏頭痛持ち, 2018/01/22 3:55 AM









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