- 2017年上半期の映画・エンタメ系でこんな傑作続出したの,いつ以来だ??
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2017.07.13 Thursday
どうも。
このあと、エミー賞のノミネートの発表がありますが、その前に、これも話さないとですね。
音楽の上半期に関してはこないだから話してますが、この半年でもっとも面白かったエンタメは音楽よりもむしろ
映画!
ズバリ、こっちの方だったと思います。
映画の世界って、いわゆるオスカーに代表されるアワード狙いのいい作品が出るのは、9月に行なわれるヴェネツィア映画祭やトロント映画祭以降っていうので、ここ10数年は固まっていたんですが、
2017年は賞狙いじゃなかった作品がすごく充実してます!
まずは
「Logan」、そして「ワンダー・ウーマン」。この2作が、スーパーヒーロー史に残る歴史的傑作の評価を受けているのが光りますね。前者は、もう完全に「モダン西部劇の傑作」だったし、後者はアクション映画としての魅力もさることながらフェミニズム映画としても傑作だった。これ、前者はジェイムス・マンゴールド(「3時10分、決断のとき」)、後者はパティ・ジェンキンスと(「モンスター」)と、既に代表作のある、まだ40代の力のある監督が作ったこともあるんですけど、監督のその後のキャリアも含めて期待したくなる力作でした。あと主演のヒュー・ジャックマン、ガル・ガドット、この2人が共にオスカーの主演俳優、女優のノミネートが期待されるという、通常、あまり起きない願望が高まっていますね。
どうしても、この2作が目立ってしまうんですけど、その一方で
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2」や「スパイダーマン ホームカミング」も、通常の年なら「一番面白かった」という評価を受けて然るべき作品でしたしね。とりわけマーヴェル系の勢い、今ありますね。創作がすごく自由になってる気がします。DCはここんとこ駄作続きだったのが「ワンダー・ウーマン」でどう好転するか、ですね。
あと、ホラー/サスペンス系でも
「Get Out」、そして「It Comes At Night」の2本はやたら大絶賛されてましたね。
とりわけ前者は、黒人のポリティカル・コレクトネスを題材にしただけあって、社会的評価が高いですね。正直、僕は、良いとは思うけど「そこまでいいかな」という気がしてるんですけど、むしろ後者の方が文学性みたいなものを感じて好きですね。ただ、賞レースがあるとしたら前者でしょうけどね。
あと、まだ未見ではあるんですけど、僕的に今ものすごく楽しみなのが
このエドガー・ライトの新作「Baby Driver」ですね。人呼んで「カー・アクション版ラ・ラ・ランド」とも呼ばれてる、これまでにないミュージカル・アクション映画ってことなんですけどね。これ、僕、もしかしたら今週末、見れるかもしれないので、そしたら早めにレヴューしますね。
そして
このロマンティック・コメディ「The Big Sick」もエラく好評です。これ、プロデューサーにジャド・アパトウ絡んでます。今回の主役インド系なんですが、アンテナの張り巡らせ方には毎度驚かされます。
この辺りって、オスカーのノミネートあるのか、タイプ的には微妙なとこですけど、なかったらなかったで、またすごくモメる原因になるような、そんな気がしています。
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