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ゴールデン・グローブを振り返って

どうも。

 

 

今年、ゴールデン・グローブ、話題満載でしたね。ちょっと振り返ってみましょう。

 

 

1.メリル・ストリープのトランプ批判

 

 

もう、この話題で持ち切りですね。メリル・ストリープのドナルド・トランプへの批判スピーチ。これは中には、「アワードを政治利用する何なんて」という反対意見もありましたが、僕は賛成ですね。だって、去年、ハリウッドで団結して、あれだけトランプの大統領阻止の運動したわけだし、その後の組閣も、彼らが懸念するような、人権的には害のあるような人たちを多く起用してるわけですからね。ハリウッドの、映画を離れたところでの「役目」として、黙らない方が良いと思うし、メリル自身、トップ・アクトレスと言う、自分の立場を理解した上での責任ある行為だと思います。こういうのがなくなると、かえって良くないですよ。

 

 

2.「ラ・ラ・ランド」、史上最多7冠での圧勝

 

 

 

 あと、やっぱり、7冠を達成して強さを魅せた「ラ・ラ・ランド」ですね。GGの場合、もとからスコアとか主題歌の賞があったり、主演男優・女優もドラマ部門とコメディ/ミュージカルで別れているなど、多部門受賞に有利な要素はあったとはいえ、それでも全てを順調に勝つというのは難しいことです。監督部門も制したし、これでオスカーにはかなり有利になりましたね。

 

 

 対抗馬はドラマを制した「ムーンライト」と、逆転の可能性を残した「マンチェスター・バイ・ザ・シー」になりますが、プロデューサー・ギルド・アワード(PGA)とディレクターズ・ギルド・アワード(DGA)で受賞すれば、まだ逆転の可能性は十分あります。ただでさえ、キャストの数の問題で、「ラ・ラ・ランド」がもうひとつの重要ギルド・アワードのSAGにノミネートされませんでしたからね。

 

 

3.止まらない、新ドラマの台頭

 

 

 

 あと、本当に昨今はドラマ・ブームですよね。毎年、話題を呼ぶドラマが更新されています。今年もコメディ部門で、ミュージシャン名「チャイルディッシュ・ガンビーノ」、黒人コメディアン、ドナルド・グローヴァーの「アトランタ」、そして、ネットフリックスで「ザ・クラウン」が「ゲーム・オブ・スローンズ」を破っての受賞。そして、「OJシンプソン」や「ナイト・マネージャー」をはじめとした、本来すごく地味なはずのミニ・ドラマでも話題作がたくさん。追うのが本当に大変です。

 

 

4.バカウケ・スピーチと滑ったスピーチ

 

 

 

 今年はプレゼンターのスピーチでも明暗が分かれました。

 

 

 とにかくバカ受けしたのが、スティーヴ・カレルとクリステン・ウィグのコンビですね。アニメ部門の受賞作の発表で、「アニメの最初の思い出」の話で、カレルが「映画を見た後,ロビーで母親が離婚の話を切り出した」といって本当に目を赤くして泣き、ウィグが「バンビを見た後、犬3匹処分された」と言って「おじいちゃんもその日から行方不明」「2年、口がきけなかった」と追い打ち(笑)。テレビ見ながらゲラゲラ笑ってしまいました(笑)。「この2人を司会にしろ」というリクエストが放送後、多かったですね。

 

 

 一方、滑ったのがソフィア・ヴェルガラとトム・ヒドルトンですね。

 

 

 

 「モダン・ファミリー」のセクシー・ラテン妻で知られるソフィアは、スペイン語訛の英語で「annual(毎年恒例の)」という単語を「アナル」とわざとエッチに言い違えましたが、滑りました。時節柄、「この、南米移民が追い出される危機にある中、頭の悪そうなラテン・ジョーク言いやがって」というのが、その理由でした。うちのワイフも「わざとらしい」と言いましたからね。

 

 

 また、トム・ヒドルトンは、スーダンの慈善活動団体の話をするのに「キミのドラマ、現地で見てるんだ」という話の導入でしゃべったがために、「ただの自慢じゃないか」とひんしゅくを買った上に、長たらしい話で、この団体の長い宣伝行為をやっちゃったためにドン引きになってしまい、あとで本人が謝罪するハメになってしまいました。

 

 

5.オスカーの演技部門に向けて混沌とした動きが

 

 あと、映画の役者部門でサプライズがありました。

 

 

 

 ひとつは助演男優賞のアーロン・テイラー・ジョンソン。「ノクターナル・アニマル」での凶悪犯の演技での受賞でした。これ、僕も見てますが、たしかに演技、すごくいいんです。ただ、GG以外でノミネートされてなかったので、全く意外な受賞だったわけです。GGを受賞したことで、急遽、オスカーのノミネートを検討されるのではないかと見られています。しかし、あの「キックアス」の彼がこんなマッチョな風貌になるとはなあ。

 

 

 

 

 もうひとつが主演女優賞のフランス人女優、イザベル・ユペールですね。この部門、今年はギリギリまで混沌とするだろうと言われているんですが、イザベルがフランス映画「ELLE」で今回受賞したために、余計わからなくなってしまいましたね。過去に、英語以外の映画での主演女優賞のオスカー受賞はマリオン・コティヤールなどの例もあるのでありえることですが、ただ、オスカーの外国語映画部門で「ELLE」は不可解にも落選して、イザベルには不利になると見られていました。僕は「ELLE」も見ていますが、難しい役所を彼女、完璧にこなしています。僕は彼女にオスカーも勝ってほしいんですけどね。

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 18:42
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