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今夜、どっちの映画を見ようかな

どうも。

 

 

今、サンパウロ国際映画祭の期間中です。今日、1本見ようかと思っているとこなんですが、2つ選択肢があって迷っています。

 

 

ひとつは

 

 

「オールドボーイ」で知られる韓国のパク・チャクヌ監督の新作「お嬢さん(アガシ)」。それと

 

 

 この「The Birth Of A Nation」ですね。

 

 

 これはすごく困った選択肢です。

 

 

前者はカンヌのときから、後者はサンダンスのときから見たかった映画です。

 

 

上映会場は近いんですが、前者が6時55分、後者が8時10分。映画祭なので、上映回数が限られてるので、都合をつけて両方見るのはかなり難しい状況です。

 

 

今の気持ちで言うなら前者かな。なぜなら、ことブラジルに限って言うと、アジア映画って一回逃すと見るの大変ですから。おそらくは、そのうち正式公開もアルトは思うんですが、間違いなく短舘での限定公開になるだろうし、そうなると家からも遠いんです。なので、「見れるうちに見た方が得」ではあるんです。

 

 

 しかも、そのチャヌク監督の映画、評判もいいし、これ、リメイクなんですが、オリジナルが、僕の記憶に間違いなければ、たしかスコセッシに「世界の映画保存シリーズ」の一本に選ばれていたヤツだったはずです。

 

 

 一方の後者は、オスカーのノミネート候補作なので、間違いなく、正式公開の際には規模を大きくして公開だとは思うんですが、こっちはオスカーの1、2ヶ月前は、ノミネート作が大量公開されるので、その時間を削るために今のうちに見ておきたいというのがあります。

 

 

 直前まで迷いそうだなあ。多分、前者なんですが、直前のお腹の好き具合で急遽決めるような気がしてます。

 

 

author:沢田太陽, category:映画ニュース, 19:23
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Comment
『The Handmaiden』、かなり面白そうですね。俳優も資本もハリウッドが関わってない(というか英語圏ですらない)映画作って、ここまで注目される監督って彼含めて今、片手で数えるくらいしか居ないんじゃないでしょうか。あ、確かにシンゴジラとかも注目されてますが、言うまでもなくゴジラというブランド力があるわけで、こっちは単純に「あのオールド・ボーイの監督」というとっかかりでの注目ですから大したもんです。あと、カンヌ・ベネチア・ベルリンラインの映画祭で賞とったとかでもないですからね。
パク監督の前作って、ハリウッドに渡って撮った『Stoker』という作品で、評価は悪くないけどそんなでもないって感じだったと思うんですが、私はめちゃくちゃ好きだったんですよね。「アジア的な」いやらしさというか陰湿感が、アメリカのサザン・ゴシックとバンパイア・ストーリーと奇妙にミスマッチ的マッチをしていて、すごーく蠱惑的だったんですよ。主演のMia Wasikowskaもこれを見て大好きになりましたね。
英米での注目度は結構下がるかと思われますが、キム・ジウン監督のThe Age Of Shadowsも面白そうです。同じくハリウッドで一本撮った後、本国韓国に戻っての一発目で、これまた同じく日本植民地時代を舞台にした作品なんですが、信用できない人物たちの騙し合いという共通点もある中、前者がセクシュアリティの深い所も突いたサイコロジカルなCharacter Studyになっている一方で、後者はもっとスパイ・アクションスリラー的な感じみたいですね。

『The Birth Of A Nation』も見る価値はあると思いますが、Black Experienceを描いた映画で今急激にオスカーノミネートもあるぞ、と評判高まってるのが『Moonlight』ですよ。これ、全米ボックスオフィスには全然上がってないんですが、それは上映館数が圧倒的に少ないからで、一館あたりの動員数平均でいうと、今年最高の初週成績なんですって。
どんな話かというと、マイアミのプロジェクト(貧困層が住む公営住宅)で育ったゲイの黒人少年が迫害されながらも大人になるまでを、少年・ティーンエージャー・大人の三幕で見せるSlice-of-Lifeドラマです。まず、黒人とクウィア性というのがHot Issueですし、語られることが多くなってるテーマですよね。Frank Oceanが真っ先に思い浮かびますが、本人はヘテロであるもののPrinceが亡くなった時も黒人のセクシュアリティの殻を破った人としての見直される切り口が凄く多かったです。あと、Black Lives Matterのリーダー的存在になってるDeRay McKessonさんもOpenly-gayですが、そういう黒人のために闘ってる人でもゲイであることで同胞から距離を置かれたりネットで中傷されたりすることがある、という記事を最近見ました。ただでも、ゲイの支持を押し出すだけの「スローガン映画」というわけではなく、“Power Of Peer Pressure”(Kendrick Lamarの曲です)が子供の時から人をどう変えてしまうか、外側のアイデンティティと内側のSelf-esteemを調停する難しさを深く考えさせる作品ということです。
黒人映画で話題を呼ぶものの多くが、過去のトラウマ(奴隷制とジム・クロウ法)とリベンジに重きを置いている中で(もちろんそれも重要なんですが)、これは現代のBlack Experienceの問題をまた全く別のパースペクティブから描いていて異色なんですね。ただそういう「黒人コミュニティでゲイは迫害される」という面を押し出すと一方で、「黒人はゲイ嫌悪が強く抑圧的」というステレオタイプを強化することにならないかな、とも思うんですが、そこもちゃんと重層的でニュアンスのある人間描写がされていてDisarmingな質があるのが良いみたいです。
『Moonlight』という題名は原作の舞台劇である『In Moonlight Black Boys Look Blue』から来てるんですが、ポスターやトレイラーを見てもらうと分かる通り、「青」の使い方が凄く印象的で、ウォン・カー・ウェイを思わせる、派手さより品があり仄かな色気を発する「ポエティックな色彩使い」なんですね。あと、ドラッグ中毒でどうしようもなくなってしまった母親に代わって主人公を支える女性役をJanelle Monaeが演じていますね。この人も結構褒められてます。これと、前に話した『American Honey』が今年Under The Raderなインディーヒットの代表作になるんじゃないですかね。どちらも凄く見てみたいです。
sako, 2016/10/29 10:25 AM









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