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グリーン・デイの「ロックの殿堂」入りは妥当か?
どうも。

今日、僕がFBで登録している世界の音楽サイトの話題をこのネタが独占していましたね。




このロックンロール・ホール・オブ・フェイム(ロックの殿堂)の来年春の殿堂入り者の発表がありました。あっ、はじめに断っておきますが、僕が以前書いた記事で、このロックの殿堂でハードロックで殿堂入りしたアーティストの例でクイーンを入れてなかったということで、なんか大変お怒りになり「沢田太陽はクイーンがロックの殿堂入りしていることを知らない」までの極論になって情報が流れているようなんですが、人生で最初にコンサートに行ったバンドのそんな情報を知らない訳ありませんので、この場で断っておきます。第一、クイーンにハードロック・バンドのイメージ抱くことの方が今となってはビックリなんですけどね。


まあ、それはさておき、そのクイーンが2001年に殿堂入りを果たした「ロックの殿堂」の2015年度版の殿堂入り者が発表になったわけですが、その中で最も物議を醸していたのがこの人たちでした。




グリーン・デイ!

これに関しては、今回殿堂入りしたアーティストの中でもっとも「なぜだ!」の声があがってましたね。このロックの殿堂は、最初に音源を発表してから25年経つアーティストが有資格になるんですけど、彼らは有資格になった最初の年に1発で殿堂入りを果たした訳です。

「どうしてだ、まだ、ディープ・パープルでさえ殿堂入りしてないのに」「キュアーが殿堂入りを何年か前に逃したのになぜだ?」。そういう声が結構いろんなところから漏れてきていました。

ちなみに、彼らと同じく今回が初の有資格となったナイン・インチ・ネールズは落選しています。


反応見てると、グリーン・デイが持たれている印象として「大衆向け、子供向けのバンド」という印象が強いみたいなんですね。僕が読んだ意見は全て英語によるものだったので、少なくとも欧米ではそういう印象が強いようです。


で、僕自身が、彼らの殿堂入りをどう思っているか、言いますとですね


「そのうち、殿堂に入るようなこともあっても良い」とは思います

・・が!!!

殿堂入りまで、もう何年か待たせた方が良かったかなあ〜。


僕は一般的に「ラウド・ロック嫌い」の印象を持たれがちなんですが、グリーン・デイに関して言えば、案外そんなことはなくてですね、実は雑誌や音楽系のウェブでCD評、ライブ評は書いていたりしていることは意外とあります。ライブも少なくとも、これまで5回は見てます。僕、レッチリって、「Blood Sugar Sex Magic」の時期なんて本当に大好きだったりしたのに、イメージがないせいか原稿を振られた記憶がほとんどなかったりするのに、グリーン・デイは編集の方も割と僕に振って来ること、多かったですね。多分、メロディックで、ビリー・ジョー・アームストロングの歌がうまいからなんじゃないかと思いますが。ただ、それで言えば、僕はグリーン・デイ派でもウィーザー派でもなく、フー・ファイターズ派なんですけどね。


ただ、グリーン・デイのやった実績というのは僕は評価しているつもりです。いわゆる、「パンクロック」という、アメリカで大衆的に20年近く根付き損ねた音楽を、ミリオンセラーのレベルまで大衆的なレベルで押し上げたことはたしかだし、グランジのあと、ロックシーン自体がストイック方向に内に内に向って行っていた際に、「グランジ以降」が示していた音楽や社会に対しての生真面目さを保ちながらも、ロックが本来立脚していた「子供の愛好物」という感覚とうまく折り合いをつけて存在できた。そのバランス感覚はうまかったと思っています。それに「低年齢の子供に人気があった」ということで仮に非難されるのなら、既に殿堂に入っているクイーンとかKISSとかも、思いっきりどアイドルだったわけですからね。


そして、グリーン・デイの場合、「パンクを大衆化させた」だけでなく、2000年代に、ロックの殿堂の審査員好みのことを思い切りやってアピールしたことも大きかったですね。言うまでもなく「アメリカン・イディオット」なんですが、やっぱ、アメリカのロックリスナーって、デモクラット(民主党支持者)が圧倒的なんで、あの当時のブッシュ(息子)大統領には一貫してアンチだったわけで。そこで彼らの本音にスコーンッと応えるようなアルバムを、メガヒットさせたことで印象がかなり上がっているところがあったんだと思います。たとえば、「いちジャンルを大衆的に広めた、というだけだったらボン・ジョヴィも一緒なのに、あっちは殿堂入りのお呼びがほとんどかからないのに、なんでこっちだったら良いわけ?」という人も中にはいると思うんですが、そういう人たちに対して、「だって、グリーン・デイにはもうひとつ、こういうアルバムもあるじゃないか」と反論できるだけの財料は既成事実としてできてしまった。ここは強みになったと思います。


・・が!!

もう1枚、「ダメ押し」的傑作を出してからの殿堂入りの方が良かったかなあ〜。


もう既に20年に渡ってトップバンドの座を保っているにもかかわらず、グリーン・デイって、やっぱ「キッズにウケる音楽」のイメージがいまだに強過ぎて、彼らをリアルタイム体験した人たちよりも年上の層のウケがいまひとつ良くないんですよね〜。なので、僕としては、彼らがこの後活動を続けて行くにあたり、「成熟」した後期、バンド晩年の傑作をもう1枚出してから殿堂に入れば良かったのかな、と思います。


あと、彼らと近い時期に活動したアーティストとの格との比較にもなりますね。たとえば、ニルヴァーナとかREMは殿堂入りしてしかるべき実績と貫禄があるし、来年有資格になるはずのパール・ジャムも一発で殿堂入りでしょう。果たして、今名前をあげたところと比べて、「広い世代層」からの支持がまだちょっと薄いのかな、と思いますけどね。同じく殿堂入りにはレッチリやビースティ・ボーイズもいますが、そこと比べてもどうか?


そして今回、僕として不公正だと思ったのが




ザ・スミスの落選ですね!

さすがにアメリカでの人気面ではグリーン・デイには遠く及ばないとは思います。しかし、その一方で、長い時間をかけて草の根的に愛され、「音楽を作りたい」と志向するようなタイプの人のインスピレーションの元となる意味では、こっちの方が先に入るべきだろと思います。






 
author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 11:03
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
Green Dayの殿堂入りは妥当だし、子供向けバンドじゃないよ!
アンチ派がかなんか知らないけど、これ以上彼らに関してコメントするんじゃねーよ‼
punco, 2017/01/14 12:08 PM
全体を読まれましたか?

いろんな方の客観意見があり、その中には否定的な見方もあることを紹介したに過ぎ末せん。では、「どう思う」ということには、100%肯定のことしか書いてはいけないというわけですか?そういう、盲目的な観点だけの言論しか認めないのは、「批評する」という行為そのものに対する否定に過ぎません。申し訳ありませんが、「これ以上コメントするな」という発言には従いかねます。ご了承ください。
太陽, 2017/01/14 7:32 PM









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