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もうはじまっている2015年のオスカー展望
どうも。

今日は土曜日だったのですが、ワイフが風邪をひいたので、家族でみんなでゆっくりしてました。外にもショッピングで一回出たきりでしたね。


そんなこんなで今日はうちに長くいたので、今回書くネタも時間かけて調べられました。


オスカーが終わったあとですが、もう来年のオスカーに向けての展望がはじまっています。僕がみたとこ、5〜6のアメリカ、もしくはイギリスの映画サイトが展望を出していましたね。なので、今日は来年、どういう映画がオスカー候補と現時点で見られているのか、これを紹介しようと思います。

紹介しないといけない作品は本当に多くて大変です。実は本当はこれ、こないだ僕が更新をお休みした日にやろうとした企画だったんですけど、作品があんまりにも多いのと睡魔が襲ってきて結局できなかったんですね(苦笑)。で、きょう改めて調べたら、候補の噂になってる作品が20作品近くもありました。オスカーの作品賞ノミネートは基本9作品なので、早くも定員の倍以上の候補があがっているわけです。で、たいがいの場合、現時点での予想はあてにはなりません(笑)。

でも、この企画を毎年やってる立場から言わさせてもらうと、今のうちからの予想でも、少なくとも半分は候補として当たっています。たとえば、ここ2年で言うと「アルゴ」とか「ライフ・オブ・パイ」「アメリカン・ハッスル」なんかはこのくらいの時期、ちょうど1年位前からしっていたし、「グラヴィティ」に至っては2年前から知ってました。それくらいに、映画の業界関係者のあいだでは、有力候補作の噂は早めに出たりするものです。

では、どのあたりが「候補」と目されているのか。見てみましょう。

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まずはデヴィッド・フィンチャーの新作「Gone Girl」。フィンチャーと言えばオスカー的にも「ベンジャミン・バトン」や「ソーシャル・ネットワーク」のときに有力候補になってるし、今回の映画の原作小説も批評的にも商業的にも大成功した作品ということで注目度が高まっています。今回の映画の主役は昨年「アルゴ」でオスカーを受賞したベン・アフレック。オスカーで注目される要素は揃っていると言えるでしょう。

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そして、これもなんかすごく注目が高まってますね。ベネディクト・カンバーバッチ主演の「The Imitation Game」。これはイギリスの数学者で「アルゴリズム」の考案者にして同性愛の罪で逮捕されて不遇の人生を歩んだアラン・チューリングの伝記映画。題材的にはこれ、たしかにすごく面白いと思います。今、シャーロックで大人気のカンバーバッチ、去年はあまりに早過ぎたジュリアン・アサンジの伝記で主役を演じて評判があまり良くなかったのですが、こちらで本領発揮となるか。


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続いてはアンジェリーナ・ジョリーの監督作第2作の「Unbroken」。こちらも基本は伝記でして、その後自己啓発の道に進んで成功した第二次世界大戦時の長距離ランナー、ルイス・ザンペリーニの人生に基づいたものだそうです。なんで、この映画の注目度が高いかと言うと、監督がアンジーというのに加えて、脚本を手がけたのがコーエン兄弟だからです。なぜ自分たちで監督しないのかが気にはなりますが、さて、どうなるか。

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そして、来年はティム・バートンにもチャンスがあるとのことです。こちらの映画は「Big Eyes」という映画で、やたら大きい目をした奇妙なキャラクターを描くことで知られるアーティスト夫婦、ウォルターとマーガレットのキーン夫妻についての映画です。これを演じるのが、オスカーの常連、クリストフ・ヴァルツとエイミー・アダムスと聞くと、さすがに期待度が高まります。


ここまでの展開だと、「伝記が多いなあ〜」と感じてしまい、若干もどかしかったりはするのですが、ビッグネームの監督の新作で見てみると

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奇才ポール・トーマス・アンダーソンも新作が2年ぶりにでます。それが「Inherent Vice」という作品で、これはシュールな文体で知られる現在のアメリカの文豪の1人、トマス・ピンチョンの小説の映画化です。主演は前作「ザ・マスター」同様にホアキン・フェニックスがつとめます。

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そして、この人も現在のカリスマ監督の1人ですね。クリストファー・ノーランの新作も年末に出ます。それが「Interstellar」で、主演は、先日オスカーの主演男優賞を受賞したばかりのマシュー・マコーノヒーがつとめます。ただ、「ダークナイト」で作品賞ノミネートを外され、「インセプション」で技術部門で4部門受賞したにもかかわらず監督賞ノミネートをはずされるなど、オスカーとは相性が良いと言いにくいノーランだけにどうなるか。

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そして、実はこれは去年の今頃も話題作としてあげられながらも、公開延期で今年にズレこんだ「Foxcatcher」。これはオリンピックの金メダリストの殺人事件をめぐる実話で、監督は「カポーティ」「マネーボール」のベネット・ミラー。犯罪者役にスティーヴ・カレル、被害者のメダリストにマーク・ラファロ、その弟で主役格がチャニング・テイタムという非常に興味深い陣容なんですが、まずは公開日をしっかり決めてほしいところです。



あと、これはきわめてオスカー的なことではありますが、オスカーで非常な強さを見せるワインスタイン・カンパニーが来年推して来ると言われているのが、第二次世界大戦中にナチに占領されたポーランドのユダヤ系ロシア人の作家でアウシュビッツで殺害されてしまった悲劇の女流作家イレーヌ・ネミロフスキーの死後約60年後に発表された「Suite Francaise」。2011年に「英国王のスピーチ」、12年に「アーティスト」でヨーロッパ系作品を連続で作品賞を受賞したワインスタインがまたしてもヨーロッパもので4年ぶりのオスカーを狙ってきます。主演は、これもワインスタインのお抱えヒロインになってますね。ミシェル・ウィリアムスがつとめます。


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あと、これは正直「どうなのかな〜」と思いつつなんですが、「シカゴ」で2003年にオスカーをとったロブ・マーシャルの新作ミュージカル「Into The Woods」。これは1987年にブロードウェイで公開されヒットしたスティーヴン・ソンドハイムのミュージカルの映画化なんですが、ここで魔女役をつとめるのがメリル・ストリープ。もう、「演じられないものがない」と見て、「何でもやらせとけ」な状態ですね(笑)。ロブ・マーシャルは前作の「NINE」がフェリーニへの冒涜にしか見えない本当に酷い映画だったので個人的には期待できないんですけど、期待をしている人は案外多いです。



あと、これも期待高いですね。ブラッド・ピット主演の戦争映画「Fury」。これは1945年にナチス・ドイツへの突撃を目指す戦車隊の話です。この映画の監督をしたデヴィッド・エアーという人は一昨年、ノミネートこそされなかったものの評判が非常に高かった西海岸の刑事物「End Of Watch」がすごく高く評価された人だけに注目は高いです。


・・と、いろんな話を総合すると、このあたりが上位10本だと目されてますね。ただ、

ここから実際にノミネートされるのは良くて半分でしょうね。

たしかに、監督的にもビッグネームが並んでいる訳だからある程度は下馬評通りに行くでしょう。でも、1年も前の予想通りにオスカー・ノミネーションが進んだことはただの1度もないし、実際、そんなに意外性のないオスカーだったら、それはそれでおもしろくありません。

ここで僕が「オスカー争いに加わってほしいなあ」という名前をあげておくと

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もう既にベルリン映画祭やサンダンス映画祭で賞を受賞しているウェス・アンダーソン監督の「The Grand Budapest Hotel」とリチャード・リンクレーター監督の「Boyhood」。今のアメリカのインディペンデントの良心とも言える2人ですよね。この2人がオスカー戦線に入ってくると本当にいいんだけどなあ〜。奇しくも両者とも、前作(「ムーンライズ・キングダム」と「ビフォア・ミッドナイト」)は脚本賞にはノミネートされてるんですけどね。でも、もうそろそろ、それ以上の評価が欲しい名匠ではあります。

あとはですね



これ、個人的に気になってる映画です。デビュー作の「マージン・コール」でいきなりオスカーの脚本賞にノミネートされ、2作目の「All Is Lost」でロバート・レッドフォードのサスペンスでの熱演に注目させたJCチャンドーの最新作「A Most Violent Year」。このチャンドーが楽しみというのもあるんですけど、僕個人的には、これで主役をつとめるのがジェシカ・チャステインというとこですね。一昨年は「ザ・ヘルプ」で助演女優賞にノミネート、そして昨年は「ゼロ・ダーク・サーティ」で主演女優の座をジェニファー・ローレンスと最後まで争ったジェシカ。僕の目で見て、現在の30代のアメリカの女優だと、一番うまいんじゃないかな。この世代のメリル・ストリープになれる逸材だと僕は思ってます。今年対象作がなかったので寂しかったんですが、今年はかなり作品がありそうです。そして相手役は「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」のオスカー・アイザックです。



あと、一部で奇才扱いを受け出して来たデヴィッド・ゴードン・グリーンという監督の「Joe」という映画にも個人的に期待してます。この監督さんは、「Pineapple Express」っていう、2008年にジェイムス・フランコとセス・ローゲンが主演してヒットしたマリファナをテーマにしたバカ・コメディで監督をやった人なんですけど、この人が去年のベルリン映画祭で「Prince Avalance」っていうポール・ラッド主演の映画で実は監督賞を受賞してるんですね。で、この「Joe」の方も実は去年のヴェネツィア映画祭に出展して好評を得て、今年売り出しにかかっているようです。主演はニコラス・ケイジ。彼もここ数年、やれ「魔法使い」だの「地獄のライダー」だの、ファンタジーとアクションの世界に行き過ぎて、役者としてはそうとう微妙になってたので、これはカムバック作の財料として使える一作かもしれません。



あと、もう一本行きましょう。これはアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの新作「Birdman」。これはマイケル・キートン演じるスーパーヒーローを演じる役者が自分の実生活でのアイデンティティを求める作品だとか。今年「ゼロ・グラヴィティ」で同じメキシコの親友でもあるアルフォンソ・キュアロンがオスカーで監督賞をはじめ7部門も受賞した後だけに、イニャリトゥにも注目が集まるものと思われます。「バベル」のときには結構良い線まで行ってたからね。


この他にも、「Take Shelter」「Mud」といった作品でインディで注目を集めて来ている楽しみな監督、ジェフ・ニコルズの「Midnight Special」、エマ・ストーンとブラッドリー・クーパー主演のキャメロン・クロウの新作、「アイム・ノット・ゼア」以来となるトッド・ヘインズの新作でマリオン・コティヤール主演の「Carol」、ミシェル・ゴンドリー監督でフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作のひとつである「A Most Wanted Man」、イギリスの名匠マイク・リーの新作「Mr.Turner」、「ザ・ヘルプ」を監督したテイト・テイラーによるあのジェイムス・ブラウンの伝記映画になる「Get On Up」なんかもあります。


あと、今年に間に合うかどうかの問題がありますが、テレンス・マリックの新作でクリスチャン・ベール主演の「Knight Of Cups」、「リトルダンサー」や「読む人」の監督のスティーヴン・ダルドリーの新作でルーニー・マーラ主演の「Trash」などもありますね。


これだけ数をあげてもかなりありますが、僕としてはやっぱり、ここになかった名前から意外な素晴らしい映画が見たいですね。
 
author:沢田太陽, category:アワード, 09:31
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