どうも。
昨日、ようやく「Ted」のレビューが書けてホッとしてます。
で、「やはり」というか、国会議員から「公開中止だ!」と騒がれたことにより、「Ted」のブラジルでの興行、公開第1週より10%も上がりました(笑)。普通、第2週で30〜50%落ちるのにね。結局、その議員さんの思惑はかえって逆方向に進んでしまったことになりました。
そしてさらに言うと
セス・マクファーレン、来年のオスカーの司会です!!!
いや〜、オスカーもすごいとこ持って来ましたね〜。これを予測できた人はさすがにゼロに近かったでしょう。こういうのがあるから面白いよね。
では、火曜日恒例、全米映画興行成績を(ポスターをクリックするとトレイラーが見れます)。
1(-)Hotel Transylvania
2(-)Looper
3(1)End Of Watch
4(3)Trouble With The Curve
5(2)House At The End Of The Street
6(-)Pitch Perfect
7(4)Finding Nemo(3D)
8(5)Resident Evil:Retribuition
9(7)The Master
10(-)Won't Back Down
1位は初登場でアニメ「Hotel Transylvania」。これ、日本も同時公開で「モンスター・ホテル」という名で出てるんですってね。
これは、ソニー・ピクチャーズ制作のアニメで、5つ星ホテルを営むドラキュラが、自分の娘がふとホテルを訪れた人間の男性と恋に落ちないように七転八倒するお話だそうですね。
これ、興行はよろしく4200万ドルを稼いでいますね。ただこれ、ドラキュラの声がアダム・サンドラーで人間の声がアンディ・サンバーグという、今年「That's My Boy」で大コケしたコンビじゃないですか。
そういうこともあり、評価はあまり良くありません。Metacriticで48点。最近のアダム・サンドラーのひとりよがりの自己満足映画(だんだんひどくなって来てるけど、どうしたんだろう)から考えると、もしかしたらまだマシだったかもしれませんが。
続いて2暗い初登場は「Looper」。こちらは21世紀の近未来を舞台に、ジョセフ・ゴードン・レヴィット扮するタイム・ワープする殺し屋が、30年後の自分と出会うことにより混迷度を深める時と運命と暴力との戦いを描いたパズルのようなアクション映画。ものっすごくクリストファー・ノーラン的な作品ですけどね。
実は僕これ、こないだの土曜に映画館で既に見てます。近いうちにレヴューしますね。この作品は評判がすごくよく、Metacritic85点、Rotten Tomatoesでは93点を獲得しています。
6位初登場は、「トワイライト」の生徒会長、遂に主演獲得しました!アナ・ケンドリック主演のコメディ「Pitch Perfect」。これは「Glee」の大学版といった趣きで、行きたくない大学に通っていたアナ演じる女子大生が、ふとしたことから大学のアカペラ・グループに入ることからはじまるドラマをコミカルに描いたもの。
これですが、クレジットを見るとエリザベス・バンクスがプロデュースに入ってますね。そんなこともあり、ちょっと期待してるんですけど、Metacriticでの評価も悪くなく65点。こっちでの公開はいつだろう。
10位初登場はマギー・ジレンホールとヴァイラ・デイヴィス主演の「Won't Back Down」。これはマギー扮する育ちの悪いバーテンダーと、ヴァイオラ扮する良識派の学校の先生が、それぞれの子供を通わせている小学校の不正を暴こうとする物語。イメージとしてはジュリア・ロバーツでいうところの「エリン・ブロコビッチ」みたいなものでしょうか。
この映画、当初「賞狙いか」とも言われていた作品だったんですが、こういう感動ドラマ系の作品としては異例の評価の低さで43点に終っています。去年、「ヘルプ」での演技で、オスカーの主演女優の座をメリル・ストリープと共に最後まで争ったヴァイオーラ・デイヴィスでしたが、これだとさすがに2年連続ノミネートはツラいところか。
さて来週ですが、いくつかありますが、ティム・バートンの話題の新作「Frankenweenie」が公開されます。こちらのトレイラーでシメましょう。