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全オリジナル・アルバム+α From ワースト To ベスト (第16回)マドンナ その1 18-11位

どうも。

 

 

では、お待たせしました。今週のマドンナ・60歳記念ウィークによる、アルバムFromワーストToベスト。

 

 

 

今回も例によって、こうやって分割画面を選んでますが、うん、今回はあまり順位には関係ないかな(笑)。

 

今回はですね、マドンナですから、普通にオリジナル・アルバムだけやっても面白くないので、「オリジナル・アルバムじゃないけど、収録曲の関係ですごく大事な意味を持つアルバムになっている」ようなものも何枚か足して、その上で順位を選んでいます。なので、18枚ピックアップしてます。今回はそのうちの18位から11位を選んでいます。

 

では、行きましょう!

 

 

18.MDNA(2012 US#1,UK#1)

 

 ワーストは2012年発表のアルバム「MDNA」ですね。これは、いろんなマドンナのベスト・アルバム企画で必ずと言っていいほどワーストに選ばれている作品ですけど、僕も異議なしですね。これ、何が悪いかって、マドンナが「老い」を怖がりすぎて、必要以上に若い人たちにすり寄ったのが痛々しいアルバムだから。別に彼女がやる必要のなかったEDMに挑戦して、それまでの作品にあった「エレクトロ・ポップの女王」の品格を損なってしまった。中でも一番いただけなかったのは先行シングルになった「Give Me All Your Luvin」ですね。申し訳ないけど、あのチアリーディングは寒かったです。

 

彼女って、これまでに「目論んだことが失敗に終わった」という、いわゆる「失敗作」の類ならあったんですけど、このアルバムはその要素もある上に、収録曲そのもののクオリティが悪かった意味で、僕の中ではこれ、彼女がキャリア上、唯一出した「駄作」だと思っています。

 

 

17.Who's That Girl?(1987 US#7 UK#4)

 

 ワースト2はこれですね。80sの彼女の主演映画のサントラ。80sに彼女が発表したアルバムは関連作も含め、どれもレベル高かったんですけど、これは時間のない中、無理矢理こしらえたか、「True Blue」のセッションでの余り曲みたいな弱い曲で構成されていますね。他の参加アーティストも、歴史上に名を残していない「誰、それ?」な人が集まっているのも、このアルバムの弱さを物語ってます。

 

 で、これ、今聞くと、とてもダサいんです。なんなんだろうな。タイトル曲でも「Qien Es Esta Nina」と「あの娘は誰?」のスペイン語訳がサビで歌われるんですけど、全編がラテン・ダンス・アレンジなんですよ。その頃、そんなにラテン・ポップ流行ってたってことなのかな?マイアミ・サウンド・マシーン以外に思い出さないんですけど、あれがすごく時代を感じさせます。

 

 

16.Rebel Heart(2015 US#2 UK#2)

 

 これが目下のところの最新作ですね。これの前作「MDNA」より持ち直してはいて、これより前の2000sの彼女の雰囲気があるものだったり、ダンスホールっぽいことにもトライしてたりと、それなりの努力は感じられるアルバムではあるんですが、ダサいEDMアレンジを残してたり、「もう、いい年して、おやめなさい!」と言いたくなる「Bitch!」というフレーズを連発したり。前作で悪かったところが所々顔をのぞかせるのが残念なところです。

 

 ただ、彼女、最近のインタビューで「新作はポルトガル移住の影響が出たものになる」「最近の音楽は似たようなものばかり」などと言っているので、期待してるんですけどね。まあ、彼女自身がその「似たようなもの」にトライしようとしてたわけですが(笑)、この「ちょっと、姐さん!」とツッコミ入れやすいところもマドンナの愛らしいところでもあるわけです。

 

 

15.Erotica(1992 US#2 UK#2)

 

 これはある時期まで、一番嫌いな彼女のアルバムでしたね。92年頃というと、マドンナの音楽シーンにおける影響力、オピニオン・リーダーとしての存在感がピークに達していた頃ですが、その期待に答えようとして過激に過激に生きすぎた結果、写真集「Sex」共々、行きすぎてかえって自分を見失ってしまったアルバムでしたね。

 

 そして、このアルバムも、今聞くと、ものすごく古いんですよね。あの時期、ハウスのブームだったんですけど、これが出た1年後にはブームがすっかり去ってしまっていたし、マドンナ自身も飽きちゃったのか、さっさとやめちゃいましたけどね。このアルバムで全編に渡って起用したシェップ・ペティボーンって人のアレンジも安っぽいし、その後も名前、全く聞かないし、「なんで彼女はこの人を選んだんだろう」という人選でしたね。

 

 ただ、それでも、アルバムの冒頭の「Deeper And Deeper」は「これぞマドンナ!」とでもいうべきマドンナ・メロが炸裂した名曲だし、アルバム後半では浮いてしまっているバラードの「Rain」。この2曲に関しては、このアルバムに置くのがもったいないくらいの素晴らしい曲でしたけどね。

 

 

14.American Life(2003 US#1 UK#1)

 

 これは出た時はすごく好きだったんですよね。「おおっ、マドンナ。ブッシュ批判だ、カッコいい!」みたいな感じで。サウンドの方も、彼女と非常に相性のいいミルウェイズによる鋭角的なエレクトロ路線で。だから、リリース当初、「なんでこんなに叩かれるんだろう」と思ったものです。

 

 ただ、今回聴き直してみて、その理由も理解できましたね。一つは、彼女がこの頃、当時の夫のガイ・リッチーとイギリスに住んでいたことですね。僕自身もブラジルに住んでみてわかったことですけど、いざ、違う国に移住って形とってしまうと、以前住んでた国の悪口とかって言いにくくなるものなんですよ。僕だって「もう、住んでもいないのに、状況もしっかり把握できなくなってるのに批判ってしにくいな」という心情や配慮がどうしても生まれるものなんですね。そこのところを彼女は一線超えちゃったのかな、という感じはしました。

 

 あと、ちょっと歌の内容がダウナー過ぎるんですよね。彼女は暗いメロディの曲は似合うんですけど、それでもメッセージそのものはすごく前向きな人です。ところが、このアルバムでは、なんか「疲れた」というのが前に出過ぎて、ポジティヴなエネルギーが聞かれないんですよね。実際、あの当時、「引退か?」なんて言う人もいたくらいですからね。ちょっと、内を向く方向性で行きすぎたかな、という感じですね。

 

 

13.Bedtime Stories(1994 US#3 UK#2)

 

 当時、すごくヒットしたアルバムではあるんですけど、マドンナ・ファンの間でも評価が真っ二つに割れるアルバムです。

 

 これ、聴感上はすごくよくできたアルバムです。あの当時の、イギリスのトリップホップ系のプロデューサーに、アメリカのR&Bの精鋭たち。彼らを生かした、「トップ・モードのアーバン・アルバム」という感じでしたね。実際、ベイビーフェイスの書いたバラード「Take A Bow」はアメリカでかなり長いこと1位にもなりましたしね。

 

 ただ、マドンナにこれは求めないんですよねえ。彼女って別に「売れっ子プロデューサーを多用して、ダンス・ミュージックとしての最先端を作る」というタイプでは決してありません。マドンナというのはあくまで、他で売れていようがいまいが、彼女自身との相性がいいプロデューサーを選んで、独自の彼女らしさを出して勝負するタイプのアーティスト。それを考えると、このアルバムは、そこいらのセレブ・ディーヴァ系のアルバムみたいな作りになってて、そこのところがどうしても好きになれないんですよね。

 

 まあ、その理由には、彼女が「Erotica」と、その後のツアーの「ガーリー・ショウ」で、全霊尽くした割に結果が出なくて疲弊して、次の方向を見失っていたことが大きいんですけどね。その意味でこれは、次の方向を模索するためのリハビリ・アルバムでもあったわけです。よって方向性が定まってしまえば、必然的にこういうアルバムは作らなくもなります。ただ、現在もライブで歌われる「Human Nature」みたいな、飛び抜けて優れた曲もありますけどね。

 

 

12.Something To Remember(1995 US#6 UK#3 )

 

 これは、その「Bedtime Stories」が出た1年後に出した、バラード・ベストですが、このアルバムは案外重要です。というのは、「バラード・ベスト」というのは形式上のものであり、実際は、ここに収められた新曲群を届けるのが目的に違いなかったから。ここで彼女は、マーヴィン・ゲイの「I Want You」のカバーをビヨークのプロデュースで当時売れっ子だったトリップホップのネリー・フーパーに依頼しますが、これなんか聞いてると、「ああ、Bedtimes Storiesで模索したものの、彼女の中での答えが見つかり出してきたかな」と思えるものです。

 

 あと「You See」「One More Chance」、自身のセルフカバーの「Love Don't Live Here Anymore 」の曲調、アレンジを聞いてみても、前作よりは的が絞れた感じになっていますね。もっともこれはその当時に気がついていたことではなく、その後の彼女の展開から判断して、「ああ、あれは結局、そういう意味になっちゃったんだな」と思えたことなんですけどね。

 

 あと、マドンナというのはマイナー調のメロディの曲が本当によく似合いますね。その意味でコンピレーションとしても、結構ツボなんです。あと。コレクタ−的にもサントラ曲だった「This Used To Be My Playground」とか「I'll Remember」が入っているのでオイシイです。

 

 

11.I'm Breathless(1990 US#2 UK#2)

 

11位は映画「ディック・トレイシー」のサントラ。「ブレスレス」というのは、この映画でのマドンナの役名です。相手役はウォーレン・ベイテイでした。

 

 この映画、公開当時、酷評されたし、このサントラ自身もマドンナの正規のオリジナル・アルバムとは位置付けが違うので、それで後年あまり振り返られないアルバムなんですけど、これ、今聞くと、意外と面白いんですよ。映画の舞台が1920年代とあって、その当時を思わせるニュー・オーリンズ・ジャズとかヴォードビルとかの音楽要素をその当時のダンス・ミュージックと上手い具合に混ぜていたりね。もちろん、企画ものであるがゆえ、こういう路線は一時的なものではあったんですけど、今でもたまに「Hanki Panky」とかをライブでやっているのを聞くと、案外この遊びが大切だったような気もしています。

 

 あと、文句なしなのは主題歌の「Vogue」 ですね。これ、僕はマドンナの数少ないハウスでの成功曲(及び前述のシェップ・ペティボーンの)だと思っているんですけど、1920〜30年代のハリウッドやファッション界が後年でも語られるようなカルチャーを築いたように、今は私がそれを継承する、という、彼女の決意表明みたいなメッセージがすごくカッコいい。当時、ノリに乗っていたマドンナが頂点で放ったマニフェスト的な1曲でしたね。

 

 

では、トップ10は次の投稿で。

 

author:沢田太陽, category:FromワーストTo ベスト, 12:27
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最新全米チャート

どうも。

 

では、マドンナの企画に行く前に全米チャートです。

 

 

SINGLES

1(1)In My Feelings/Drake

2(4)Girls Like You/Maroon 5 feat Cardi B

3(2)I Like It/Cardi B,Bad Bunny&J Balvin

4(-)Sicko Mode/Travis Scott

5(3)FeFe/6îx9ine feat Nicki Minaj&Murda Beatz

6(6)Better Now/Post Malone

7(7)Lucid Dreams/Juice WRLD

8(-)Stargazing/Travis Scott

9(9)Taste/Tyga feat Offset

10(10)Boo'd Up/Ella Mai

 

今数はトラヴィス・スコットの週ですね。トップ10に2曲初登場してきました。

 

アルバムの全曲が今週は初登場していますね。20位台に至っては4曲も入っています。

 

では、もうアルバムに行っちゃいましょう。

 

 

ALBUMS

1(-)Astroworld/Travis Scott

2(1)Scorpion/Drake

3(-)Swimming/Mac Miller

4(3)beerbongs&bentleys/Post Malone

5(-)Stay Dangerous/YG

6(4)Goodbye&Good Riddance/Juice WRLD

7(5)Invasion Of Privacy/Cardi B

8(6)?/XXXTentacion

9(7)Mamma Mia Here We Go Again/Soundtrack

10(9)The Greatest Showman/Soundtrack

 

 

そういうわけでトラヴィス・スコットが1位なんですが、これ、今年今の所、最もフィジカル・リリースが動いたアルバムなんですって!なんと今のこのご時世で、CDもしくはアナログで買った人が27万人いたとか。すごいですよね。出たばかりの時、このブログでも騒ぎましたけど、それに値する作品だと僕も思いますからね。

 

 

3位初登場はマック・ミラー。聞いてみましょう。

 

 

トラヴィス・スコットの陰に隠れましたが、これも良いアルバムなんですよ。何せバックアップしてるプロデューサーにジョン・ブライオンなんて付いてますからね。エイミー・マンとかフィオナ・アップルとか手がけてた才人ですよ!彼、確かにカニエの仕事もしてたので、そこに目をつけられたのかもしれませんけどね。あとJコールも参加してますね。トラックの趣味がソフィスティケイト勝つアヴァンになってます。ラップも歌も、結構しっかりしてますよ、彼。今後楽しみです。

 

5位もヒップホップですね。YGのアルバムが初登場です。

 

 

 

author:沢田太陽, category:全米チャート, 19:33
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祝60歳! 今週、当ブログはマドンナ・スペシャル・ウィーク!

どうも。

 

 

今週、このブログは彼女にスポットを当ててお送りします。もちろん、この人です!

 

 

マドンナ!

 

 16日で彼女もついに、日本流に言うと還暦になるんですけど、なんか感慨深いですね。彼女みたいな、女性のダンス・ポップ・スターなんて言ったら、一昔前だったら「30、40代になったら難しい」なんて思われていたものですけど、それが今やこうして貫禄のあるポップ・ミュージック界の大御所になっているわけですから、それだけでも十分に社会的に意義があるというものです。世間にそう思っている人が多いからでしょうね。いろんなところで特集やってるのを見かけます。

 

 

 僕もですね。さすがに中学2年の時、ちょうど彼女が売れ始めた時から今までずっと見てきているわけです。思い入れがないはずなど、ありません。

 

 

だいたい、そこの上の写真に取れ使おうかさえ迷いましたからね。

 

 

僕の世代だと、やっぱり、この1985年の大センセーションの時のイメージはずっと忘れないものだし

 

 

1989年のこの時期なんてオーラまで出てきて、すごくカッコよかったし

 

 

極細眉の時は好きじゃないので飛ばして(笑)、2000年くらいですね。基本、このあたりからファッションのイメージは同じ路線ですけどね。

 

僕の古くからのブログ読者の方ならわかっていただけると思うんですけど、僕、ここで女性アーティストのこと、好きでよく語りますよね?そのルーツというのは、やっぱ、そもそものキッカケが彼女だったんじゃないかな、と思うことはしばしありますね。あと、彼女にあまりに影響されすぎて勢いパクリまで多かったレベッカのNOKKOですね(笑)。今、振り返ると、1985年の、高校生になった頃の彼女らの影響が強いんだと思います。

 

 

 細かくは、「全米チャート」のあとに、彼女のアルバムでの「Fromワーストtoベスト」と、僕による彼女のシングルTop10をやるので、その時に細かく言いますけど、今日は僕がどうマドンナを知ったかだけ話すことにしましょう。

 

 

 最初に彼女を放送媒体で体験したのはこれでしたね。

 

 

1984年の2月くらいだったのかなあ。中2の終わりですね。「ベストヒットUSA」のカウントダウンUSAの11位以下の曲の紹介の時に流れたこのMVですね。これは、ベストヒットが提携していたアメリカの音楽番組「Solid Gold」でのパフォーマンスですね。

 

 

 正直な話、この時はただのシングル・ヒット一発のダンスポップの女の子だと思っていたんですよ。別にアルバムが売れていたわけでもなかったし、この曲だって、本国でアルバムが出て半年以上経ってからヒットしましたしね。インパクトで言ったら、この同じ時期に売れ始めたシンディ・ローパーの「Girls Just Wanna Have Fun(ハイスクールはダンステリア、笑)」の方が圧倒的にありましたしね。

 

それで、そのあと、「ボーダーライン」って曲がトップ10にギリギリに入るヒットになって、「あっ、一発屋じゃなかったんだな」と思っていた矢先に

 

 

 

1984年、夏の終わりに第1回MTVヴィデオ・ミュージック・アワードのパフォーマンスで、この「Like A Virgin」をはじめて披露したんですよ。日本でもこの場面は放送されたんですけど、注目度低かったせいで、編集が乱暴だったんですよ。冒頭のダン・アイクロイドの紹介、入ってませんでしたからね。イントロ、ちょっと切れてたんですよね。

 

 

 で、これを見て、「あっ、この人、この新曲タイミングで押されるんだろうなあ」と子供心に思っていたら、これから4ヶ月経ったクリスマスの頃にはこの曲が全米ナンバーワン、もう翌85年になる頃には全世界で彼女のブームになっていたものでした。

 

 

 もう、そこからも35年くらい経つのかと思うと信じられないですけどね。感慨深いものがあります。

 

 

 そんなわけで、明後日、「Fromワーストtoベスト」からお楽しみください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 20:30
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最新全米映画興行成績

どうも。

 

今週は、今週も、かな、大きな企画、やりますが、その前に全米映画興行成績。

 

 

 

1(1)The Meg

2(1)Mission Impossible Fallout

3(2)Disney's Christopher Robin

4(-)Slender Man

5(-)BlacKKKlansman

6(3)The Spy Who Dumped Me

7(4)Mama Mia! He We Go Again!

8(5)The Equalizer 2

9(6)Hotel Transylvania 3 Summer Vacation

10(7)Ant Man And The WASP

 

 

初登場1位は、「The Meg」。これは、かの「ジョーズ」よりも大きいとされるサメによるディズアスター映画で、主演はジェイソン・ステイタムです。そのサメのデカさが話題になりまして、公開週の数末で4000万ドルを稼ぎました。

 

これ、僕のとこでも始まっているんですが、「なんか、今ひとつ、背中押されないんだよなあ」という予感がしてたら、評判は案の定、よくありません。Metacriticで46点、Rottentomatoesで49点。日本でも9月には「MEG ザ・モンスター」の名前で公開されるようですが、僕のとこでのレヴューは多分ないと思います。

 

 

4位初登場は「Slender Man」。これはスーパーナチュラル・ホラーのようなんですが、なんか、ネットのミームから生まれたキャラクターなんですってね。ウィキ見て知りました。

 

 

これはジョーイ・キングという、今、売り出し中のティーンの可愛い女の子が主演の低予算映画でもありますが、評判はかなり悪いです。Metacriticで28点、Rottentomatoesで13点。ラジーの対象ですね。

 

 

 そして、5位初登場。これは僕はすごく楽しみにしている映画です。「BlacKKKlansman」。監督はかのスパイク・リーで、彼が久々に黒人の人種問題を扱ったことで話題の映画。すでに今年のカンヌの”第2位”に相当するグランプリを獲得した映画です。

 

 

 僕もトレイラーなんかを見たところ、久々に「これぞSPIKE LEE JOINT!」という感じのブラック・ジョーク炸裂な感じがして期待が持てるのですが、評判はすこぶる良いです。Metacriticで82点、Rottentomatoesで97点。僕のとこでは11月まで見れないようなんですが、これはすごく楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 20:37
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「キミはアメリカのロック系ラジオで今流行ってる曲を聞いたことがあるか?」(3)そろそろ「オルタナティヴ(一味違う)な女性」が救う時代に

どうも。

 

 

では、こないだからやってる連載、「キミはアメリカのロック系ラジオで今流行ってる曲を聞いたことがあるか?」のラスト、行きましょう。

 

前回では、せっかく増えてきてるのになんかかける曲がイマイチなアメリカのロック系のラジオが、「こう言う曲かけたら少しは良くなるのでは?」という提言をしてきて、「でも、本当にこれから一番大切だと思うもの」を残して終わりましたが、その答えを言います。

 

それはズバリ

 

女性アーティスト!

 

もう、これしかありません。

 

 

ここはですね、アメリカのロック系のラジオ局の昔からの泣き所です。とにかくですね、もう、昔から、女性アーティストの曲がかからないんですよ。90sに一瞬、アラニス・モリセットとかノー・ダウト、ガービッジのでてきた頃にかかってたくらいで、そこから後は本当にかかんないですね。これ、サンパウロのラジオでもほとんど同じような感じです。今だってかかるの、フローレンス&ザ・マシーンとアラバマ・シェイクスだけですからね。

 

で、彼女らなんかがかかんない、あるいはかけるの躊躇するんですよ。

 

 

 

もうね。「なんで〜!!!」って感じなんですよね。ラナの曲をかけないんですよ。

 

だって、ファン層が普段どういう音楽聴いてる人が多い人かって、その印象だけで「ありか、なしか」ってハッキリ分かるタイプのアーティストじゃないですか。それがケイティ・ペリーとかアリアナ・グランデ、デミ・ロバートと混ぜて自然な感じなのか、セイント・ヴィンセントとかフローレンスとかと混ぜて自然な感じなのか。その区別がつかないところが、アメリカのロック系ラジオの感性の非常に鈍いとこなんです。こういうとこ、もう、イライラしますね。

 

 

 

Lordeも判断が微妙なとこ、ありますね。

 

この曲なんか、アメリカのラジオ局がここ10年で流行らせた最大のヒット曲だったりするんですが、「じゃあ、彼女が今のアメリカのロック系ラジオの中心か」と言われたら、そんなこと、ありません。とりわけテイラー・スウィフトと関わるようになってから躊躇する傾向があるんですが、じゃあ、「音楽が俗になったか」と言ったら決してそんなことはないわけで。ファン層にテイラー経由のポップな層が加わったというのはあるとは思うんですが、

 

だとしたら

 

「オルタナティヴな女性アーティスト」を好む層を惹きつけるような感じにすればいいと思います。

 

ここでいう「オルタナティヴ」とというのは、「90sのオルタナティヴ・ロックをやる」という意味ではありません。他人に一方的にプロデュースされるでなしに、自分の意思が主体でほとんどの曲を自分で書くタイプのアーティスト、みたいな意味ですね。ただ単に「ギター持って歌ってる」っていうだけじゃなしにね。

 

 だって、ポップの局にしたって、ラナとかLordeとかって、決してかけやすいタイプではないし、彼女たちだって、「ポップ」と括られるのには違和感はメチャクチャありまくりだと思うんですよね。このテのアーティストがいやすい場所を提供すること、これも非常に大切なことです。

 

僕の言ってることを象徴する写真がまさにこれですね。

 

 

 

これ、ラナ・デル・レイのインスタにあった写真なんですが、すごいですよ。マリーナ&・ダイアモンズのマリーナとFKAトウィッグスとフローレンスとラナが一緒に写った写真。ラナって、実は人付き合いすごく上手い人で、インスタ見るとかなりいろんな人と写真撮ってますけど、この写真はすごく仲間意識強い人と写った写真ですよね。特に彼女、マリーナとはかなり親友みたいで、2人だけの写真もかなりあります。

 

その線で行くと

 

 

ケイシーもですよね。彼女のこのブログでの登場頻度、このところすごく高い気もするんですけど(笑)、彼女の今作の曲も、カントリーのステーションでは非常にかけにくいタイプです。今回のでかなりインディのファンついたはずだし、彼女のイメージ変える意味でも、ロック局に開放してほしいですね。

 

 

あと、彼女たちもだなあ。

 

 

このRobynだったり、クリスティーン&ザ・クイーンズみたいな、本当にカッコいいエレクトロの女性アーティストですね。CHVRCHESはロック系のラジオ局は割とよくかかってるアーティストなんですが、だとしたら彼女たちだってアリだし、センスの良さではむしろ上ですよ。「ソロ」か「グループ」の別で偏見で曲をかけない、というのもかなり変な話です。EDMにすり寄った媚びたロック系の曲かけるより、よっぽど健全だというものです。

 

 もう、このRobyn、クリスティーン、ともに期待した以上のこの新曲の出来で、僕も今から楽しみにしてるんですから。

 

 

 あと、それから、もちろん、「ギター女子」、ガールズ・バンドの存在も忘れちゃいけません。

 

 

 

この辺りは言うまでもありません。「女がギター持つのがカッコいい!」と思わせる文句なしのアイコンです。彼女たちの曲、かかってるといえばかかっているんですけど、もう少し「これからは女がギターを持つ時代!」くらいの煽りでかけていいレベルだと思います。

 

 

実際の話、ギブソンの破産申告などでギター産業、大打撃みたいなんですけど、売り上げ自体は決して下がっていないんですって。その理由は、女性の購買層が増えているからなんだそうです。それはこういう記事からも明らかです。

 

https://inews.co.uk/news/taylor-swift-female-guitar-sale-phallic/

 

http://www.lamag.com/culturefiles/electric-guitar-women/

 

 

こういうことからも、ロックも女性アーティストにフォーカスを当てる必要が出てきています。

 

そして、そうしていかないと、せっかくインディで出てきている彼女たちみたいな存在が浮かび上がってきません。

 

 

 

 

僕がこの辺りを押してる話は、3ヶ月おきのトップ10アルバムでも、5月に書いた「今のインディの主要レーベルの押しものは実は女の子ばかりだ」という話でも何度もしてる話なんですが、これも、ロック系のラジオ局が男女差別やめない限り、解消はされません。

 

 ここにあげたものだけじゃないですよ。ヤーヤーヤーズだって、パラモアだって、ウルフ・アリスだってかけてほしいし、ジュリアン・ベイカー、PVRIS、ビッグ・シーフ、サンフラワー・ビーンなどなど、曲かけてほしい女性アーティストはいくらだっていますよ。最近では、女性アーティストがロックもので増えてきてるので、「フェスに女性アーティスト出演の一定の割り当てを」と求める運動なども起こっています。もう、ロックにおける女性のプレイヤー側の割合が増えてきているのは事実で、もう無視はできないところまで来ています。

 

 

 そんな感じですけど、シメは今度の週の週末に新作がリリースされる彼女の曲でシメましょう。彼女もかなりギター持つ姿がカッコいい人です。注目されないかなあ。

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:評論, 19:57
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最新全英チャート

どうも。

 

では、全英チャート、行きましょう。

 

 

SINGLES

1(1)In My Feelings/Drake

2(2)Shotgun/George Ezra

3(4)No Brainer/DJ Khaled feat Justin Bieber,Quavo&Chance The Rapper

4(3)Rise/Jonas Blue feat Jack&Jack

5(5)Youngblood/5 Seconds Of Summer

6(6)Jackie Chan/Tiesto feat Dzeko&Post Malone

7(8)Girls Like You/Maroon 5 feat Cardi B

8(19)Body/Loud Luxury feat Brando

9(-)Sicko Mode/Travis Scott 

10(11)Taste/Tyga feat Offset

 

 

全体的に変化がないチャートではありますが、こないだ紹介したトラヴィス・スコット、入ってきています。これはドレイクをフィーチャリングしたナンバーですね。

 

現在はアルバムからは3曲しかチャ=トインできないシステムですが、15位にはアルバムのオープニング・トラックの「Sragazing」、29位にはフランク・オーシャンをフィーチャリングした「Carousel」が入ってきています。

 

では、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS

1(1)Mamma Mia  Here We Go Again/Soundtrack

2(2)The Greatest Showman/Soundtrack

3(-)Astroworld/Travis Scott

4(3)Scorpion/Drake

5(4)Staying At Tamara's/George Ezra

6(-)Living In Extraordinary Time/James

7(5)Mamma Mia/Soundtrack

8(-)Rituals/Deaf Havana

9(6)Gold/ABBA

10(7)÷/Ed Sheeran

 

 

1位はマンマ・ミーアで変わりませんが、トラヴィス・スコットは3位初登場です。

 

今回のこのアルバムの売れ方、すごいですよオーストラリア、スウェーデン、ノルウェー、ニュージーランド、イタリアで1位、オランダ、アイルランドで2位、ドイツ4位。すごいことになっています。どんなに英米でウケても攻略しにくいイタリアとかスウェーデンで1位になってるところがすごいです。

 

 

6位には「Sit Down」で有名なジェイムスが初登場。8位にはデフ・ハバナのアルバムが入っていています。デフ・ハバナ、聞いてみましょう。

 

 

 

これこそがまさに僕が言っている「キミはアメリカのロック系ラジオで今流行ってる曲を聞いたことがあるか?」のコラムでの、今のアメリカのロック系のラジオ局が書けそうな曲ですね。かけないんですかね?フォーマット上はすごくハマってるきがするし、それゆえに僕は決して好きなタイプの曲ではないんですけど(苦笑)。でも、需要はありそうな気がします。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:-, 10:21
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