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最新全米チャート

 

どうも。

今度の日曜のオスカーに、クイーンとアダム・ランバートがパフォーマンスします。グラミー、呼んでおいたほうがよかったんじゃないの?

あと

ネットフリックスで3/22に始まるオリジナル・ムーヴィー、モトリー・クルーの伝記映画「The Dirt」のトレイラーが公開されました。世代の割に思入れはないんですけど、見てみようとは思ってます。

では、全米チャート、行きましょう。

SINGLES

1(1)7 Rings/Ariana Grande
2(-)Break Up With Your Girlfriend Im Bored/Ariana Grande

3(7)Thank You,Next/Ariana Grande
4(3)Without Me/Halsey
5(4)Sunflower/Post Malone feat Swae Lee
6(2)Happier/Marshmello&Bastille
7(5)Sicko Mode/Travis Scott
8(6)High Hopes/Panic At The Disco
9(9)Wow/Post Malone
10(11)Eastside/Benny Blanco feat Halsey & Khalid

全英チャートもそうでしたが、アメリカでも状況は同じ。アリアナの曲がチャートを独占しています。今週はトップ3を独占です。

これは記録上、ビートルズ以来となるトップ3独占になるわけです。

これに関して思うことを言うと、まあ、すごいんですけど、「今後も誰かが続く記録」だと思ってます。今のチャートのシステムでそれが可能になりやすくなった中での記録なんでね。今後、ドレイクでもケンドリックでも可能なことかなとは思います。

感触で言えば、1991年にビルボードのアルバムのチャート集計の仕方が変わって、全米初登場1位アルバムが連発され始めた時があったんですけど、あの時の感覚に似てるかな。それまでアルバムの初登場1位はエルトン・ジョンしか持ってなかったのに、ここから年に何枚も初登場1位が生まれるようになって、もう、記録自体にそんなにインパクトがなくなったものです。

ただ、いくら「記録の感覚」が変われども、アリアナがシングルのチャート独占を最初にやった女性であることには変わりはないわけで、そこはしっかりリスペクトしようかと思います。

僕の予想だと、トップ10のうち、5、6曲独占するかな、とも思ったんですけど、それは起こらなかったですね。でも立派だと思います。

ということで、今日は圏外もアリアナです。そこから1曲行きましょう。

これはアルバムの2曲目の「Needy」。これ、人気曲でイギリスだと2位だったんですよね。僕もこれは筆頭格で好きな曲です。

結局、今回、アリアナのランクイン、こうなりました。

1.7 Rings(Track10)
2.Break Up With Your Girlfriend I'm Bored(Track12)
3.thank u next(Track11)
14.Needy(Track2)
17.NASA(Track3)
21.Imagine(Track1)
22.Bloodline(Track4)
25.Ghostin(Track8)
26.Fake Smile(Track 5)
27.Bad Idea(Track6)
38.In My Head(Track 9)
48.Make Up(Track 7)


このように、全12曲中、11曲がトップ40入りです。

このアルバム、僕は、とりわけ最初の3曲がとにかく大好きですね。この辺りはSZAとか、その辺りとも勝負できるくらいの相当ソフィスティケイトされた感じです。ちょっとダンスホールっぽくなる4〜6あたりもいいし、ダウンテンポの7、8もいい。この時点で好きな曲ばっかりで「最高じゃないか、これ!」とすごく興奮したんですね。

ただ、ここから先がちょっとトラップっぽい曲固めすぎちゃったかな。ここでややテンションが個人的には落ちました。9曲目の「In My Head」って曲の途中で入る「スクー、スクーッ」ってバックコーラスまでは、このアルバム、素晴らしいです(笑)。ここからあとは、今週のトップ3なんですけど、正直な話、「7 Rings」があるのなら、「In My Head」は入らなかったかな。この曲なくして、シングル攻勢で3曲終えたほうが良かったかなと思ってます。10と12はちょっと俗っぽすぎるかなとも思ったんですけど、まあ、他の曲が割とワンステップ・アップしたかなり洗練された曲で、前作も「Sweetner」という名前とは裏腹にかなり甘さ抑えめだったから、これくらい大衆的にポップな曲があったほうがバランスいいのかなとも思いました。

このアルバム、僕の年間ベストの今のところ、暫定ですが、かなりトップに近い位置にいます。少なくとも、3ヶ月に1度やってるトップ10アルバムからは外れることはないです。言い切っちゃいます。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUMS
1(-)thank u next/Ariana Grande

2(5)A Star Is Born/Soundtrack
3(11)Bohemian Rhapsody/Soundtrack
4(1)Hoodie SZN/A Boogie Wit Da Hoodie
5(6)beerbongs & bentleys/Post Malone
6(4)Astroworld/Travis Scott
7(2)I Am> I was/21 Savage
8(8)Scorpion/Drake
9(Re)Golden Hour/Kacey Musgraves
10(7)Championships/Meek Mil

アリアナのインパクトが強すぎて、忘れてしまいがちなんですけど、グラミー効果も大きな週です。

 

先週からトップ10に入っていたとはいえ、スタ誕、ポスティ、トラヴィス・スコットは確実にパフォーマンス効果はあったでしょうね。

でも、やっぱり一番後押しがあったのは、最優秀アルバム受賞のケイシー・マスグレイヴスですよ!再びトップ10に戻ってきてくれて嬉しいですよ。

今日はそんなケイシーの曲でシメます。パフォーマンスでこれやって欲しかったな。

author:沢田太陽, category:全米チャート, 00:06
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