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ブリット・アワード2019ノミネート

どうも。

note版の新ブログの使いかってがいいので、プロモーションも兼ねてもう一つ。
そちらの方で書いたものをコピーしてるので、「みにくいな」と思われた方は、note.mu/themainstreamに飛んで見てください。

イギリスものが続きますが

毎年2月恒例のブリット・アワードのノミネートが発表されました。こんな感じです。

British Male

Sam Smith
Craig David
Aphex Twin
Giggs
George Ezra

これ見ると思い出すんですけど、ブリットって、未だに「男性歌手」、「女性歌手」という、もうグラミーでさえロック部門だと廃止してしまった部門が残ってるんですよね。で、もう、その「男性ソロ」での人材の少なさを思うわせるノミネートですよね。エイフェックス・ツインって、そもそも歌、歌わないだろ(笑)。

British Female
Florence + the Machine
Jorja Smith
Anne-Marie
Lily Allen
Jess Glynne

イギリスらしい顔ぶれですね。本当にクリーン・バンディッツの歌姫はこの国では強くて、アン・マリーとジェス・グリンが揃ってノミネートですね。

British single
One Kiss/Calvin Harris & Dua Lipa –
Shotgun/George Ezra 
These Days (feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen)/Rudimental 
IDGAF/Dua Lipa
2002/Annie-Marie 
Solo/Clean Bandit
Lullaby/Sigala & Paloma Faith
Barking/Ramz
I’ll Be There/Jess Glynne –
Leave the Light On/Tom Walker

British Video
2002/Anne-Marie
One Kiss/Calvin Harris & Dua Lipa
Solo (feat. Demi Lovato)/Clean Bandit
IDGAF/Dua Lipa
Breathe (feat. Ina Wroldsen)/Jax Jones
Rise (feat. Jack & Jack)/Jonas Blue
For You (Fifty Shades Freed)/Liam Payne & Rita Ora
Woman Like Me/Little Mix
Let You Love Me/Rita Ora
These Days (feat. Jess Glynne, Macklemore & Dan Caplen)/Rudimental 

ここでも、アン・マリー、ジェス・グリンに加えて、ドゥア・リパとかリタ・オラ強いですね。ただ、どれも「フィーチャリングに強い」という印象だけで、本人自身の個性が今ひとつ強くない人ばかりですけどね。個人的にはそこが物足りないかな。

British Breakthrough
Mabel
Idles
Ella Mai
Tom Walker
Jorja Smith

R&Bの女の子たちが並ぶ中で、いきなりアイドルズみたいな熱い野郎のバンドが受賞とかだったらウケますけどね。そんなことあったら、ブリット、見直しますけど(笑)。

British Group
Arctic Monkeys
Gorillaz
The 1975
Little Mix
Years & Years

バンドとアイドル・グループ、混ぜても平気な感じがブリットっぽいですけど、ここをアークティックが取るかThe 1975が取るか。見ものだと思ってます。どっちが今のイギリスのトップ・バンドかってことで。

International Group
The Carters
First Aid Kit
Brockhampton
Chic & Nile Rodgers
Twenty-One Pilots

なんか思い切り統一感がないですね。カーターズというのはジェイZとビヨンセのコンビです。それはわかるんだけど、シック&ナイル・ロジャースという、かなり大胆なものもノミネートされてますね。

International Male
Drake
Eminem
Kamasi Washington
Shawn Mendes
Travis Scott

カマシも歌、歌わないけど、いいのかな?

International Female
Cardi B
Camila Cabello
Christine and the Queens
Ariana Grande
Janelle Monáe

いい並びなんですけど、クリスティーンだけがいい意味浮いてますね。やっぱりイギリス人、目線ゆえに、アメリカ人の方がいいのかな、この部門は。

British Album
Lost & Found/Jorja Smith 
A Brief History of Online Relationships/The 1975
High as Hope/Florence + the Machine
Speak Your Mind/Anne-Marie 
Staying at Tamara’s/George Ezra

ここでTHE 1975が取れば非常に嬉しいんですけど、ジョージ・エズラあたりに行っちゃうのかなあ。

ブリットの場合、すごく「今のイギリスの大衆ポップ」に賞が行き過ぎるきらいがあるのと、授賞式が水曜と、「そんな日、見れねえ!」な感じになるのが好きじゃないんですけど、ただ、僕の普段の観点とは違う感じではあるので、学ぶところはありますね。

 

授賞式は2/20(水)です。

author:沢田太陽, category:アワード, 20:42
comments(0), trackbacks(0), - -
BBC Sound Of 2019の結果。今年期待のアーティストは?

どうも。

 

毎年、この年始は、この季節でもあるんですよね。

 

 

はい。イギリスのBBCがここ10数年、毎年やってる、今年ブレイクしそうなアーティストをランキング付けした「BBC Sound Of」。今週、月曜から金曜にかけてカウントダウンでトップ5をBBCのRadio1で紹介してましたけど、その結果を紹介しましょう。

 

 

5.Rosalia

 

第5位はロザリア。THE MAINSTREAM上では昨年の11月から何度となく扱っている存在なので、正直「今頃?」という気持ちもないわけではないんですが、売り出しはこれからのスペインのモダン・フラメンコの異端児です。僕の年間ベストでも14位に入ったアルバム「El MAl Quer」は名盤ですからね。

 

 

いつも「Malamente」ばかり紹介するので、今日はこちらで。マジで最高ですよ!

 

 

4.Slowthai

 

4位はラッパー、スロウタイ。あまり彼のバイオは詳しくないんですけど、人種超越したかなりクセの強いラッパーで、サウンドも流動的でフロウも耳にかなり印象的です。彼が1位になるのかな、と思ってたんですけどね。良いですよ。

 

このムラマサとのコラボになったこの曲、僕のSpotifyでの「今聴くべき曲」のリストにも入っています。

 

 

3.Grace Carter

 

3位はグレース・カーター。ネオ・ソウル的な女性シンガーソングライターのようですね。この系では、去年アメリカでヒットを放って一躍注目されたエラ・メイも今回エントリーされてた(トップの写真の上段左から2人目。ぶっちゃけ過大評価だと思うんだけどなあ)し、僕としては、この路線ならマハリア(下段の一番左)が一番良いと思ったんですけど、グレースをBBCは選んだようです。

これが今年、どこまで話題になるか。

 

 

2.KING Princess

 

2位はキング・プリンセス。この子は20歳になったばかりのアメリカ人ですね。去年のうちからBBCの名物テレビ音楽番組「Later With Jools」にもかなり先行で出てたりしていて、事前からかなり話題です。今時の「インディ・ロック女子」な感じで、ビリー・アイリッシュの対抗馬にさせたい感じが伝わります。華はあるし、LGBTアピールも強そうだから当たるとかなり大きいとは思います。

いいんですけど、気になるのは、メジャーがどこまで音いじらずに行けるか、ですね。オーヴァー・プロデュースになるようだと、「人気はあるけど、つまらない」感じになりかねませんからね。

 

 

1.Octavian

 

BBC Sound Of、今年の1位に輝いたのはフランス出身のラッパー、オクタヴィアンでした。去年の秋の時点でミックステープを出してて、これがもう一部で年間ベストに入っていたりしていたほど、話題になっていたようですね。BBCの話によると、激貧家庭育ちで14歳で母親から家から追い出され、ラップだけで這い上がってきた、という人だそうです。まだリリックをちゃんと読んでないのでなんとも言えないのですが、サウンド的にはアルバム、今時のアメリカの流行りと、UK、フレンチ・ヒップホップ的なハウス的なバックグラウンドがあり、さらに歌心もある感じですね。

 

さて、2019年が、この予想通りに果たして進むかどうか。注目してみていきましょう。

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 09:11
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最新全英チャート

どうも。

noteでは二回目の記事ですが、更新しやすいのと、ちょっとプロモーションも兼ねて、この後、幾つか記事、続けていきます。

では、全英チャート。

SINGLES
1(1)Sweet But Psycho/Ava Max
2(2)Thank You Next/Ariana Grande
3(4)Nothing Breaks Like A Heart/Mark Ronson feat Miley Cyrus
4(5)Wow/Post Malone
5(3)Sunflower/Post Malone feat Swae Lee
6(18)18Hunna/Headie One feat Dave

7(8)Rewrite The Stars/James Arthur&Anne Marie
8(14)Hold My Girl/George Ezra
9(12)Lost Without You/Freya Ridings
10(11)Without You/Halsey

今週は2曲が初登場してきていますね。

 

 

4位にはHeadi Oneなるアーティストがトップ10に入ってきていますが、これはどちらかというと、今、イギリスでかなり人気が盛り上がっていますブリティッシュ・ラッパー、Daveを盛り上げるためのものではないかなと思われます。

 

それから去年、イギリスで大人気でした、ジョージ・エズラのニュー・シングル。去年ヒットした「Shotgun」も先週再ヒットして再トップ10入りしてましたが、続いてますね。ネクスト・エド・シーランになれるか?

では、圏外見てみましょう。42位初登場のこの曲で。

 

 

Bring Me The Horizonのニュー・シングルですね。

 

アルバムが再来週にもリリースされますが、あまりシングル向きとも思えないタイプのラウド・ロックの彼らがこの順位で初登場してることを考えると、アルバム、かなり売れますね、これは。僕は彼らのことを「ラウドロック界のTHE 1975」と呼んでるんですけど、これもかなりエレクトロ・ポップに寄ったタイプの、かなり野心的な曲です。この前の「Mantra」って曲もかなりひねりがあって面白かったんですけど、アルバム、果たしてどうなってるか。

では、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS
1(1)The Greatest Showman/Soundtrac
2(2)Staying At Tamara's/George Ezra

3(4)A Star Is Born/Soundtrack
4(6)Bohemian Rhapsody/Queen
5(8)50 Years Dont Stop/Fleetwood Mac
6(7)Always In Between/Jesse Glynne
7(3)Odyssey/Take That
8(9)Mama Mia Here We Go Again/Soundtrack
9(15)What Is Love/Clean Bandits

10(14)The Platinum Collection/Queen

 

 

さすがにこちらはまだリリースがない時期なので動きがないですね。1/11の配信開始のアルバムも目立ったリリースがないので、このままこの状態がもう1週続くかと思われます。

 

author:沢田太陽, category:全英チャート, 05:02
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