- 7月から9月のその他の好アルバム
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2018.10.05 Friday
どうも。
昨日の続きで、トップ10には選ばなかったものの、このあたりも良いと思ったアルバム、行きましょう。
ちょっと順不同なんですけど、こんな感じですね。
Acts Of Fear And Love/Slaves
Flow State/Tash Sultana
Negro Swan/Blood Orange
Hunter/Anna Calvi
Marauder/Interpol
Nearer My God/Foxing
Hive Mind/The Internet
My Mind Makes Noises/Pale Waves
True Meanings/Paul Weller
Bloom/Troye Sivan
こういったあたりでしょうかね。
これ、惜しかったですね。スレイヴスのアルバム。曲だけで言ったら、むしろトップ10、入れたかったんですけどね。
タッシュ・サルタナのアルバムはすごく期待してたんだけどなあ。これ、オーガニックR&Bのアルバムとしてはかなり出来はいいんですけど、でも、彼女って、そもそもは凄腕ギタリストでライブではサイケデリックなサウンドで勝負するアーティストなので、これだけ聞いて誤解する人、絶対いると思うんですよね。そのあたりがちょっと残念。ただ、まだ若いし、実力、こんなもんじゃないので、今後に期待です。
ブラッド・オレンジとかジ・インターネットって、評判はすごくいいんですけど、どうも僕がオーガニック・ソウルになると、優れた例をたくさん知っているからなのか採点が厳しくなってしまいがちなところがあります。この辺りのサウンドって、どれも雰囲気は悪くないんですよ。ただ、曲として突出してるかどうか、そこなんですよね。ブラッド・オレンジも、前から「裏フランク・オーシャン」みたいな感じがどうもしてしまうんですけど、今回はそんな彼の作品の中ではベストだったと思います。あと、もう一押しですね。年間50には入りそうな気がしてますが。
ペイル・ウェイヴスは雰囲気があって好きだし、ライブは是非見てみたいんですが、いかんせん、本家のThe 1975に似すぎてるのが問題ですね。もう少し独自性が出てくるとなあ。曲もいいんですけど、今の段階だと何曲か聞くと飽きてしまうし。次への期待を込めて、今回はちょっと辛めに評価してます。
これもすごく評判のよかったアルバムでしたね。ただ、トロイ・シヴァン、「時代の雰囲気にすごく合致」していることは確かなんだけど、僕としては、彼の楽曲そのものから、「同時代性」というものを超えた、彼のソングライティングのクセみたいなひっかかり、これをもっと感じたかったかなあ。聞いてすぐに彼の曲だとハッキリわかるような、いい意味での「クセ」。これに少し欠けるかなあ、という印象だったんですよね。そのあたりがハッキリしてくると、すごくいいアーティストになりそうな気がします。