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映画「プーと大人になった僕」感想 時代設定を忠実に再現してみると・・

どうも。

 

 

では、今日は映画評、行きましょう。これです。

 

 

 

ディズニー映画、「Christopher Robin」、邦題は「プーと大人になった僕」です。これはあのディズニー・アニメ「くまのプーさん」の実写版なんですが、これをプーの友達、クリストファ=・ロビンが大人になったら・・という設定で作った映画です。さて、どんな感じになっているのでしょうか。

 

 

早速、あらすじから見てみましょう。

 

 

 

 話は20世紀初頭のイギリス。少年クリストファー・ロビンは、ロンドンの学校に通うため、郊外にあった、クマのプーとその仲間たちが住む森を離れなければならなくなりました。彼らの友情は厚く、クリストファーは「僕は君たちのことを忘れないよ」と近い、プーもその言葉を信じていました。

 

 

プーたち、とりわけプーは、毎日のようにクリストファー・ロビンが戻ってくるのを待ち続けていました。

 

 

ただ、待てど暮らせど、クリストファーが戻ってくることはありませんでした。彼は大人(ユワン・マクレガー)になり、未来の妻イヴリン(ヘイリー・アトウェル)とも出会い、一人娘のマデリーンも生まれ、彼女が生後間もない頃に第2次世界大戦の徴兵を受けます。

 

 

 

 戦争が終わり、クリストファー・ロビンは運送会社の事業促進墓のチームで働いていますが、仕事は大忙し。おまけに会社の業績不調で、20%の雇用カットを命じられ、苦悩する日々を過ごしています。

 

 

その忙しさのあまり、小学生になった娘マデリーンとはすっかり疎遠。裕福な暮らしはしつつも、中学受験の勉強ばかりさせられ、彼女はすごく退屈で寂しい日々を過ごしていました。

 

 

人事カットの問題で、家族で週末に予定していた郊外の別荘へのレジャーも妻と娘だけがいく状態のクリストファー・ロビンでしたが、疲れてベンチに座ると、そこには懐かしのプーの姿がありました。

 

 

変わり果てたクリストファーを迷うことなく認識できたプーに驚くクリストファーでしたが、何10年経っても発言の発想が子供のままのプーに強い違和感を感じ、プーも心がなかなか通わないのを残念に思います。2人は久しぶりに思い出の森に行きますが・・・。

 

 

 と、ここまでにしておきましょう。

 

これはですね

 

 

ご存知、「くまのプーさん」の、その後を描いた実写映画です。アニメのプーさんは1966年の公開なんですが、それの元となったポエムは1926年の発行なんですね、そういうこともあり、プーの親友のクリストファー・ロビンを

 

 

そのまま1920年代の少年の設定に合わせたわけです。それが大人になると仮定すると、第二次世界大戦で20代前半の若者。さらに大人になると、1950年代、というわけです。

 

この設定、

 

面白いです!

 

よく、昔のこうした名作ものだと、「もし彼が実在してまだ生きてたら今頃は・・」なんて考えること、ありますよね、例えば「シンプソンズ」なんて永遠に年取らないですけど、「あれが年が積み重なっていたら、バート、今頃ホーマーの年齢だよな」とか、そんな感じで。そういう見方ができる大人なら「へえ〜」と思うわけです

 

が!

 

子供にその設定は、マニアックすぎないか??

 

 だって今の子供って21世紀の生まれなわけでしょ?50年以上も前の設定ですよ。そういう話に、一般的な子供が共感持ちうるのかな?もっとも、「子供だからこそ、そういうのは気にしない」という意見もあるとは思いますが、「スヌーピーが第1次世界大戦のパイロットに憧れる」というのと同じくらいに、「それ、理解できるのかなあ」と老婆心を起こさせますね、これ。

 

そして、これって

 

 

25年以上も前になるのかな。スピルバーグが「フック」って映画作った時に、ロビン・ウィリアムスが「大人になって疲れてたピーター・パン」をやったんですけど、このパターンを四半世紀経って解禁した、というわけですね。

 

 この映画そのものが決して成功したとは言えなかったんですが、それも、「でも、それってやっぱ大人目線」というのがあったからじゃないかな。

 

 で、僕としては今回の映画、

 

そこそこ楽しめました。

 

 

 話の展開は、そのキャラクター設定上、どうなるかはわかるし、そのままで進むんですけど、見ててにこやかな気分になります。

 

 

それも

 

 

ユワン・マクレガーのコメディ演技のうまさゆえかな、とも思いますけどね。中年になってもいい味出してます。

 

 

 

author:沢田太陽, category:-, 21:22
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