- 今年のフジロックに行った人が羨ましい(2)やっぱケンドリックとディラン
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2018.08.03 Friday
どうも。
今日も昨日の続きで、フジロックに行かれた人が羨ましいなあ、という話です。
昨日は「今年のリリースから考えて、見るべきアクト」について書きましたけど、今回は
やっぱ、ケンドリックとディランですよ!!
こればっかりは、フジロックの歴史にさえ残りますねえ。だって、ポップ・ミュージック史上に残る屈指のポエットですよ。この2人を2日連続で味わうことができるんですから。帰国できるものならしたかったくらいですよ。
ケンドリックの場合は、セットリストそのものは「good kid maad city」、「To Pimp A Butterfly」「DAMN」の3枚に、旧知の友人のスクールボーイQのアルバムに参加した曲(ライブではおなじみの曲)に「ブラックパンサー」のサントラを聴いていれば迷うことなく楽しめるもので、僕もそこはそんなに驚きはなかったんですけど、彼の場合はやっぱりあの変幻自在の生フロウを体験してみたいですね。あのワザはやっぱり、音源で聴いても他に聞いたことないものですからね。今まで生で聴いて衝撃的にうまかったの、アウトキャストのビッグボーイですけど、それよりは確実に上だとも思うしなあ。
あと、ケンドリックの場合はステージ演出ですね。今回もカンフー・ケニーのコンセプトだったらしいんですけど、彼、アワードのパフォーマンスの演出とかから考えて、その表現でも天才的なとこあるので、興味津々なんですよね。ああ、南米で見たいなあ。
ディランの方は、トリじゃなかったんですってね。僕はですねえ、ヴァンパイア・ウィークエンドって正直相性良くなくて、とりわけ彼らのライブには満足したことないので、多分その場にいたら「マジで??」となったような気もしますが(スミマセン、苦笑)、それはともかく、まずセットリストに「おおっ!」となりましたね。だって
「Time Out Of My Mind」以降からが8曲!
つまり、
55歳すぎて発表した曲がセットリストの半分なんですよ!
確かに1997年の「Time〜」からディランは本格復活したし、僕もそれとか「Love And Theft」「Modern Times]あたりは何度も聞いたすごく好きなアルバムです。でも、パブリック・イメージでディランって60、70年代のアーティストで、集まった人もそこを聞きたがるじゃないですか。でも、ディランはあくまで懐メロ・アーティストじゃなく、現在進行形のアーティストとしての自分をちゃんと表現できる。そこがすごいですよね。しかもそれが強がりなんかじゃなく、しっかり、彼の代表作として更新されて加わったものですからね。そこがすごいと思います。本当に名盤が尽きない人です。
そういうこともあって、今、Spotifyに「Dylan Live Favorite」というのをセットリストFMの統計で調べて、27曲入りのものを3つ作りました。全部で80曲くらいあるんですが、全て200回以上プレイされている曲です。その曲の内容が興味深くて、やっぱり「Time〜」から2012年の「Tempest」までの曲が多いんですよ。それから彼のベスト盤までには入らない、古いファン・フェイヴァリットまで知ることができて、すごくいいですよ。興味のある人は僕のアカウントでチェックしてみてください。