- 最新全米映画興行成績
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2018.01.02 Tuesday
どうも。
まずは今年初めの全米映画興行成績、行きましょう。
1(1)Star Wars The last Jedi
2(2)Jumanji Welcome To The Jungle
3(3)Pitch Perfect 3
4(4)The Greatest Showman
5(5)Ferdinand
6(6)Coco
7(-)All The Money In The World
8(8)Darkest Hour
9(7)Downsizing
10(9)Father Figure
「最後のジェダイ」が3週目も1位をキープしたわけですが、驚くべきは実はそこではなく、2位の「ジュマンジ」との差です。「ジェダイ」が5050万ドルの興行収入だったのに対し、「ジュマンジ」はなんと5020万ドルとかなりの大接戦だったんです!オン・チャートで1週差があると言え、ジュマンジの2週目がほとんど興収が落ちなかった、ということなんですよね。これ、サプライズ・ヒットになっているし、なぜそうなっているのか、記事を改めて書こうと思っています。
7位に初登場は「All The Money In The World」。これはリドリー・スコットが監督する社会派サスペンス映画です。これは主演がミシェル・ウィリアムスなんですが、重要な脇役にケヴィン・スペイシーがキャスティングされ、彼の演技で完成していたんですが、例のゲイ・セクハラの疑惑噴出で彼の出演部分が急遽クリストファー・プラマーで撮り直され世に出た、経緯がありました。・・ってか、そんな短期間でよくそんな撮り直しなんて出来たな、と驚いてますけどね。
この映画ですが、評判はいいです。Metacriticで73点、Rottentomatoesで78点。滑り込みでオスカーの作品賞ノミネート、あるんじゃないかとも言われていますが、さて、どうなるか。
- 新年初のプレイリスト!
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2018.01.02 Tuesday
どうも。
最新全米映画興行成績の前に、新年初のプレイリストができたので、おしらせします。
やっぱ、年の頭なので賑やかに行こうと思いまして、こんなテーマにしました。
The Glory Days Of Arena Rock 1976-1982 by Taiyo Sawada
これも、Spotifyで検索にかけたら出てきます。
ここはいわゆるクイーン、KISS、エアロスミスの「ロック御三家」を皮切りに、AC/DCやチープ・トリックやELO、それからボストンやジャーニーやスティクスのいわゆる”産業ロック”と言われたバンドとか。ハート、ジェネシス、ラッシュなんかもこの時期が好きですね。そのテの、45アーティスト、50曲を選んでいます。
日本で語られるロック史だと、「ハードロックとプログレ→パンクが出てきて時代が変わる」みたいな図式で言われがちですけど、それはイギリス国内だけの話で、アメリカが舞台だと大アリーナ市場でロックが転覆するような状態なんかじゃなかった。僕が今回選んだのがまさにそこです。この時期って、上の世代からやっかみ半分で「ルックス重視だ」だの、今持って全く意味不明な「長い曲やソロを捨ててポップになった(だからどうした!)」とかの批判を浴びたり、パンク派からも仮想的にされたりもしてますが、ただ、その後の映画とかCMソングとかの引用が何気に多いのもこの時代のバンドたちです。
あと、絶妙にメタルくさくなるのを避けて選んでます。この当時、82年くらいまで(これ以降のアメリカが舞台のメタル・シーンはちょっと不得意ではありますが、苦笑)のメタルが嫌いなわけじゃないんですが、テーマが違うなと思って、Spotifyが自動的に勧めてくる「こんな曲もいかが?」な提案からメタル色がなくなるまで選曲を実は何時間もかけて変え続けて(笑)、やっと納得したのがこのリストでもあります。
この時代は、こういうの以外に、メタルもあり、パンク/ニュー・ウェイヴもあり、ブルース・スプリングスティーンとかボブ・シーガーみたいな俗に言う「ハートランド・ロック」と言われたアメリカのブルーカラーっぽいものがあったり、AORがあったりと、本当にロックも百花繚乱でした。僕もリアルタイムで、今回のテーマの最後の2年は経験してます。こういう感じを覚えていたりするから、ロックがメインストリームでどんなにたくさん流行ろうが、その後の批評媒体が言いたがりがちな「シーンの飽和」とかなんとかって、個人的にはピンとこないというか、「ああ、こういう時代を知らないんだな」としかいまだに思わないんですよね。
まあ、お耳に合うかどうかはわかりませんが、いい曲集めてますので、よかったらぜひ。