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これからが正念場のイギリス

どうも。

 

 

 

またしてもイギリスでテロが起こってしまいましたね。今度はロンドンで。奇しくもマンチェスターで、アリアナ・グランデのベネフィット・コンサートがある直前。すごく残念であると同時に怖いです。

 

 

 ただ、こういう怖い状況は、少なくとも8日、水曜日までは余談を許さない状況ですね、’というのもこの日に、イギリスの重要な議会選挙がありますからね。

 

 

音楽の世界でも

 

 

かのNMEが労働党党首のジェレミー・コービンを表紙にするという、異例の事態です。国の政治的な切迫度が伝わってきます。

 

 

今回の選挙は保守党のテレーザ・メイ首相が5年に1度の選挙を前倒して行なおうとしたものですけど、それが裏目に出て、労働党にすごく勝つチャンスが生まれてきていることが報じられてますね。チャートでも昨日書いたように、「Liar Liar」という、テレーザ・メイへのプロテスト・ソングが大ヒット中ですからね。

 

 

去年のあの世界的に嫌な空気って、全てはBrexitにはじまって、それがあのトランプの悪夢の大統領当選までつながりましたからね。そこに危機感もってか、オランダ、フランスと極右の政権が阻止され、今度はイギリスが今一度立場を問われています。今回の問題はBrexit以外の国内の問題もあるようですが、テロが起きたからと言って憎悪や垣根を作る方向で問題を解決するのではなくて、もっとポジティヴな方向で物事が解決されればな、と思っています。報道によっては、今イギリスで再ヒット中のビートルズの「サージェント・ペパーズ」がラヴ&ピースの空気を戻す象徴になるのでは、なんていうのも読みましたけど、今の時代の空気からすれば,なまじ滑稽な話でもないですね。

 

 

 今週一週間はイギリスから目が離れそうにないですね。

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 21:04
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