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世界のエンタメ界で本格的に来るか?女性の坊主ブーム

どうも。

 

本当は別のネタの予定だったんですが、時間もないので、今日はこっちで行きましょう。

 

 

 

 

ここのところ、クリステン・スチュワートの金髪坊主が結構エンタメ界で話題なんですけど、「こんな反応、見たことないな」というくらい、やたら評判いいんですね、これが!欧米のファッション系やゴシップ系のサイトでも「似合い過ぎ」の声の方が、こんなに極端な選択肢であるにもかかわらず圧倒的に目立っています。僕も初めて見た時「カッコいい!」って、思わず声上げて言っちゃったんですけどね。これ、新作映画の撮影に当たって、SF映画での地球探索隊の役で「ヘルメットばかりかぶる役なので、やってみる?」と監督に尋ねられたからやったようなんですけど、彼女、前から「いつか頭剃りたい」と言ってたの僕も知ってたので「よし!」と思ってやったようです。

 

 

 ただ、これ、センスが抜群に良いんですよね。カット担当さんのなせるワザというかね。これ、明らかに全部ハサミで切ってるから毛先に微妙に動きがあるし、カラーの色の使い方がすごくいいですね。あと、彼女が元来持ってるサバサバとしたたくましさというかな、それがこの髪型にするのにすごくフィットしてるのかなと思いますね。あと、国際女性デーの前の日にやったというタイミングも良かったんですよね。「フェミニスティックな行為でカッコいい」みたいな感じもあって。

 

 

 ただ、「これでエンタメ界での女の子の坊主、流行るかもなあ」とちょっと思いはじめて来ました。というのも、昨年から事例として、本当に多くなって来てるんで。

 

 

去年、映画・ドラマ界で「戦う女坊主・3連発」がありましたからね。「マッドマックス」のフリオサ、「デッドプール」のネガソニック、そして「ストレンジャー・シングス」のイレヴン。

 

 

特に「ストレンジャー〜」が大ヒットした10月あたりはひとつ大きな波がありましたね。ちょうどその前から、ファッション・モデルのあいだで一部流行り出していたのが、イレヴンのかわいらしさと健気さがあいまって、そこからなんとなく「一般でも応用されるかな」の雰囲気がちょっと出来て来ました。それは僕が去年の10月に、ウィルコとかリバティーンズとか出たライブのイベント行ったときに思いましたね。サンパウロのロックのライブって、ファッションにすごく先端意識を持った女の子がすごく多く通うものなんですけど、その日に坊主の女の子、4〜5人見ましたからね。あと2週間したらロラパルーザがあるんですけど、そこだともっと多く見かけるんじゃないかとも思ってますからね。

 

 

音楽でも

 

 

 

 

ホールジーが去年1年でよくしてましたからね。彼女がその前にしてたブルーのヘアカラーも、去年のロラパルーザの客のあいだですごく流行ってましたからね。

 

 

 あと、ドレイクのお気に入りシンガーとして、今年かなり売り込みかけると思われるジョージャ・スミスという子がいるんですけど、彼女もその前がロング・ブレイズがウリだったのに、突然頭剃っちゃっいましたね。それからサンパウロついでにいうと、今、CSSのラヴフォックスも、これも去年のサンパウロのファッション・ウィークだったかな、オシャレにするところがなんか上手く行かず野球部員のようになってました(笑)。

 

 

 

 

 

 

 それから、90sの時代に結構旬だった女優さんで、マリリン・マンソンのカノジョでもあったローズ・マッゴウワン。彼女、バリバリのフェミニストでも有名で、アメリカだとよくカルチャー系の記事になる人なんですけど、彼女もある時期からずっと剃り上げちゃってますね。

 

 

 このブログではですね、2012年の8月に

 

遂にはアヴリル、マイリー、AKBまで!サイドカット(アンダーカット)の変遷

 

 

 

 という記事を書いていて、これ、今日に至るまで結構読まれた記事になってるんですけど、あのときのサイドカット・ブームのときほどではまだないけど、この記事書いた1年前のサイドカットのときの雰囲気になんか似て来ていますね。

 

 

 おそらく、「どういうタイプの子がやったらハマるか」というのが固まって来たからじゃないですかね。たとえば、その昔、ブリトニーとかナタリー・ポートマンとかアン・ハサウェイも体験はしてるんだけど、そこでなんか連鎖反応が起こるとか、そういうのはなかったじゃないですか。ブリトニーは「痛々しい」というのが先に来て多くの人が引いちゃったしね。個人的にはアンのときが一番嫌でしたね。基本的にボーイッシュな服装そのものが目立たないし、良くも悪くもコンサバ感が似合う人なのに極端な冒険したと言うかね。ナタリーもそれに近いものがあったけど。

 

 

 

 あと、これまでだったら、シネイド・オコーナーとか、アンバー・ローズとか、「超個性派じゃないと出来ない」印象があった髪型だったのが、カジュアルにこなせる手だてが出来た、ということでもあるのかな。

 

 

 

 で、話戻ってサイドカット、アンダーカットの類いも、思ったより根強いなあ、という印象ですね。5年前の記事でも書いたけど「10年くらい立ったら”時代の象徴”として恥ずかしくなる感じ」だと思ってたんですが、5年経過時点では、ある層には定番化しちゃってるというかね。

 

 

 だって現在でも

 

 

 

 

 スカーレット・ヨハンソンとか、遂にはケイティ・ペリーも、やってますからね。スカージョーは3年くらい前からしてるのかな。最初は「え〜、ちょっと待ってよ」という感じだったんですが、本人的にかなり気に入ってるのか、こないだのオスカーでは刈り上げ位置がさらに高くなってしまいました。前、後ろはそんなに高く刈ってなかったんですけどね。最近、引き受ける役柄的にも、アンドロイドとか「攻殻機動隊」とか、濃い役柄選んでるから、そういう冒険したい時期なのかもしれません。

 

 

 ただ、ケイティのは、おおむね不評ですね。それこそ、「それを望まれてない」という感じか。「オーランド・ブルームと別れた直後」という、影のある理由が影響してると思うんですけどね。やっぱ、根本的に「悲しさ」とか、そういうの引きずっちゃいけないスタイルなんだと思いますけどね、これは。

 

 

 

・・と、こんな感じなんですが、僕としては面白い現象だと思いますよ。5年前のコラムでも書いたんですけど、2000年代のファッションがかなり無難な感じだったので、反動として極端なのもあってもいいと思うし、選択肢そのものが広がるのもいいんじゃないかと。キャラクターにさえ合っていさえすれば良いと思います。

 

 

 

author:沢田太陽, category:エンタメ・ニュース, 20:32
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