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早くもはじまっているオスカー2018年の動き

どうも。

 

 

こないだオスカー終わったばかりですけど、毎年のように、もう、終わってすぐから、欧米のメディアでは、来年のオスカーを予想するうごきがではじめています。

 

 

 このブログでも毎年それを追っていますが、今年も追って見ることにしましょう。

 

 

 

 まずはクリストファー・ノーランが手がける第二次大戦の戦争映画として早くも話題です。「ダンケルク」。僕は必ずしもノーランの100%の支持者ではないし、オスカーの審査員との相性が決して良い人とも思わないですが、やっぱり、新作のリリースがあると、やっぱ公開してすぐに見たくなりますよね。題材的にはこれまでで一番オスカーには近いタイプですが、どうでしょう。

 

 

 

「ハートロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」と2作連続で傑作を生み出したオスカー唯一の女性での監督賞受賞者、キャサリン・ビグロウも5年ぶりに新作を出して来ます。これは、1967年の有名なデトロイトでの黒人暴動を描いたもの。「スター・ウォーズ」のフィン役で知られるジョン・ボエガが出演する予定です。

 

 

 

続いて、奇才ゲイリー・オールドマンがあのイギリスのチャーチル首相を演じる伝記映画「Darkest Hour」も早くも話題です。監督は「つぐない」のジョー・ライト。

 

 

僕も本当に大好きな監督で、「サイドウェイズ」「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ」とここ3本連続で作品賞にノミネートされ続けているアレクサンダー・ペインも今年新作が出ます。毎度毎度、「トホホな男」を一貫して描き続ける彼ですが、今回白羽の矢が立ったのはマット・デイモンです。タイトルは「Downsizing」。

 

 

 昨年、主演女優賞を獲得したブリー・ラーソンは、2017年のオスカーでも注目されそうとの説があります。それは、2000年代に大ベストセラーになった「The Glass Castle」という、特異な少女時代を送った女性の成功物語なんですが、これを、ブリーのインディでの女優としてのカルトヒット作「ショートターム12」を監督したデスティン・ダニエル・クレットンが監督します。これは個人的にすごく楽しみです。

 

 

 

 

 いきなり「恋仲になった」と聞いて「マジかよ!」と驚いてますが、ジェニファー・ローレンスの主演作はダーレン・アロノフスキーの最新作です。タイトルは「Mother」。これまで「ブラック・スワン」や「レクエイム・フォー・ア・ドリーム」とか、かなりまともな神経の作品ではないものを作って来ているアロノフスキーですが、新作はどうなのでしょうか。

 

 

今年オスカーで主演女優賞を受賞したばかりのエマ・ストーン。今年は、70年代のテニスの女王ビリー・ジーン・キングの1973年の男性テニスの伝説プレイヤー、ボビー・リグスとの試合を描いた「Battle Of The Sexes」に出ます。リグス役はスティーヴ・カレル。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスです。

 

 

あと、奇才ポール・トーマス・アンダーソンが、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来の10年ぶりの共作となる新作も間に合うのではないかと言われています。ここ2作、オスカー的にはやや敬遠されたPTAエスが今年はどうでしょう、

 

 

 

 

ここまでは予測をもとに語っていますが、次の2つは既に実績を作っているものです。両方とも、1月のサンダンス映画祭で話題になったものです、まず「Call Be By Your Name」。これは10代の少年と年上の大人の男性とのロマンスを描いた映画。

 

 

この「Mudbound」もサンダンスの話題作で、こちらは既にネットフリックスが権利を買って、どうやら今年のイチオシにするらしいです。リリース方法も含め、気になります。1940年代の黒人社会を舞台にしたもののようです。

 

 

・・と、こんな感じでしょうか。まあ、毎年のことですが、今のこの時期です。全くあてになりません!

 

 

ただ、最近の例で言うと、「ラ・ラ・ランド」は去年の今頃には名前あがってましたし、「レヴェナント」「バードマン」「ゼロ・グラヴィティ」「アルゴ」あたりもこの時期の予想で紹介されていたりするから、そういう先駆けた何かが、この中に含まれているかもしれないことも事実です。なかなかおもしろそうですけどね。さて、実際に浮上してくるのは何でしょうね。

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 13:51
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