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「ボヘミアン・ラプソディ」と「アリー/スター誕生」のヒットの持つ意味

どうも。

 

先週から1週間

 

 

この、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」の映画公開記念でクイーンの特集やってきましたが、この秋、なんかすごいですね。

 

だって

 

 

この「アリー/スター誕生」もあったわけですからね。日本だと、こちらはクリスマス時期の公開のようですが、世界的にはもう大ヒットしていて、各国のアルバム・チャートで1位になってるわけですからね。

 

 

 それにしても、僕の記憶の範囲でも、こうした音楽映画が立て続けに2作も商業的にも、批評的にも一気に大成功した例って、ちょっと他に記憶がないですね。昨日も言ったように、「ボヘミアン・ラプソディ」は1週目で5000万ドル突破。これ、公開たった4日で、もうすでに今年の全米興行の42位ですよ!今の調子だと、1ヶ月もあれば1億ドル超えるでしょうから、そうしたらこと足の年間トップ10ヒットも決して夢ではありません。

 

 

「スター誕生」の方も、現時点で1億6500万ドルで年間13位。まだ、週末興行で4位ですから、あと数週で2億行くでしょう。こちらの場合はオスカーの候補にも確実視されているから、ヒットはなおのこと伸びるでしょうね。

 

 

 そして2作とも評判がいい!「ボヘミアン・ラプソディ」は批評家評価が当初良くなかったと、あの映画のレヴューで書きましたが、一般レビューがすごい!その指標として映画サイト、imdbの一般の映画ファンからの採点の総合があるんですが、この映画、4万8000人が採点して、10点満点中8.4点!そして「スター誕生」の方は8万2000人が採点して8.3点!この点数、まだ公認されてませんが、両者とも、imdbの歴代映画トップ100以内に入る数字です!なんか、すごい評判っぷりですけどね。

 

 

 これだけ、大きな話題作が積み重なると、期待してしまうのは、

 

 音楽シーンへのフィードバック

 

 

 ズバリ、これですけどねえ。「何か、あるといいなあ」とは思います。

 

 

 僕としてはやっぱり、

 

 「本物の歌と、歌声が持つ素晴らしさ」

 

 だったりとか、

 

 基本的なライヴ編成による、生のライヴ・パフォーマンスの改めての評価

 

 

 とか、そういう価値がまたちゃんと見直されたらいいいなと思います。特に若いリスナーにですね。

 

 

 こういうことって、ある程度、年を行った人のノスタルジーに映ってしまうかもしれないんですけど、こういうのって、そうじゃないんですよね。どんなに時間が過ぎようと、「力強い声」だとか「美しいメロディ」とか、「息を呑むような圧倒的なパフォーマンス」とかっていうのは、色あせない、普遍的なものですからね。

 

 

 正直、今年なんて特にそれを感じるんですけど、「スタジオ内だけで処理した人工的な曲」が流行りすぎなのと、「表現としてはクールなんだけど、でも、いざ、それをライヴでやれ、と言ったら途端に迫力がない」みたいなことが多い。特に後者に関しては、僕がここ10年くらいのインディ・ロックに対してずっと抱えている不満でもありますね。

 

 

 前に、グレタ・ヴァン・フリートを評した時にも書いたんですけど、表現としては古い、しかもあまりにそのまんまのものでも、それでもチャートの上位に入ってしまうくらいに受けるのっていうのも、僕はそういうことだと思うんですよね。今回のクイーンへの爆発的な再評価でもそうなんですけど、今一度、「歴史作ったレジェンド」みたいなものを、「そのアーティストの、いったい何が素晴らしかったのか」と言うのをもう一回見直すことは、すごくいいことだと思うんですけどね。そこからヒントを得た若いアーティストが、それを今の観点からしっかり咀嚼・吸収(GVFの場合、そこが甘いから叩かれるわけで)して、そこから新しい価値観を築いていけば、また音楽の発展にちゃんと繋がると思うんですけどね。

 

 

 ガガの「スター誕生」にしても、そうです。あれは全編にオルタナティヴ・カントリーが流れるという、実は音楽的にはかなりマニアックで渋いセンスだし、ガガの歌う曲はそれほどその匂いはしないんですけど、それでも彼女にとっては、エレクトロのフィルター通さない、ベーシックな楽曲と歌だけでも十分通用するものが作れた意味ですごくキャリア上、大きなステップアップになった。これができたおかげで、彼女の音楽の寿命、かなり延びたと思いますからね。

 

 

 もしかしたら、若い層には「グレイテスト・ショーマン」のサントラみたいなものの方が好みなのかもしれません。確かに「今っぽさ」「今の世代らしさ」みたいな音楽はあのアルバムには入ってましたけど、すごく今のポップ・ミュージックの流行りに悪い意味で媚びたような、どこかで聞いたフレーズのカット&ペーストで作ったみたいなあの作風はどうしても個人的にはねえ〜。ああいうのに慣れきってしまった人に、今回のこの2作がいい意味で体に染み込むといいんですけどねえ。

 

 

 僕が今の音楽シーン見るに、1980年代の終わり頃を思い出すんですよね。なんか、テクノロジーだけでゴテゴテに作られてしまった音楽というか。いみじくもテイラー・スウィフトが「1989」ってアルバム出してましたけど(笑)、あれが皮肉な象徴かな。今でもあの頃が、個人的なリアルタイムの音楽体験でワーストの時期で、現在でさえあれは上回らないんですけど、悲しいかな、近いものはあります。ただ、80sの後半の場合、90sに入ったら途端にアンプラグドだったり、グランジだったりと、生の音の質感に戻って行ったんですよね。あの時のアレに近いようなことが、今後もしかして起こったりして・・とは思うんですよね。

 

 

 ただ、それが仮に起こらないにせよ、何かしらの影響はある気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 18:28
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クイーンというバンドが偉大な6つの理由

どうも。

 

では、昨日に続いてクイーンのスペシャル、行きましょう。

 

今日は

 

 

クイーンというバンドがロック史において、なぜ重要なのか。それについての僕なりの考察をしようと思います。

 

 

彼らは「特定のジャンルを始めた」というタイプのバンドではないし、いわゆる「パンク/ニュー・ウェイヴ史観」のロック史でははまらない存在であるがゆえに、そうした文脈においては若干語りにくい側面はあったりはするんですが、そういう硬直した見方だと決して理解できない、そうしたものを超越した普遍性があります。そのことについて語ってみたいと思います。

 

 

1.ロック史上屈指の歌唱力と牽引力のシンガーがいた。

 

 

一つは文句なしにこれでしょうね。フレディ・マーキュリーのヴォーカリスト、フロントマンとしてのカリスマ性ですね。

 

こと、歌唱力においては、ロック史上でも限りなく上から数えた方が早いでしょう。ひとつは、その音域の圧倒的な広さですね。彼はファルセットの名手としても知られているんですが、むしろ、それをあまり多用しなくなった80年代以降の方が歌としてはすごいですね。特に、その写真のような時期ですね。このころは、ファルセットを使わずにどこまで高いキーを大きな声で出せるかに挑戦したかのような迫力があります。例えば名ソウルシンガーのマーヴィン・ゲイで、高いキーだと、♩ドレミファソラシドレミファソラと音域を上げていった場合、だいたい一番高いキーは2つ目のラかシのフラットか、です。だいたい、そのくらいまでのキーが出せると、ロックでもR&Bでも高音部がかなりセクシーな感じでカッコよく聴こえるものなんですが、フレディの場合は、三つ目のドレミファの初めのあたりくらいまではヒットできますからね。しかも、彼の場合、そういう箇所を、ためてキメで出すんじゃなくて、一小節の間で急に音を上げたりしてくるので、曲調にものすごいダイナミックなレンジがでます。だけど、これが本当に難しい。「伝説のチャンピオン」のサビ前とか、サビ中とか「地獄へ道づれ」のサビ入りとか、「レディオ・ガガ」のサビ前の8小説とかですね。極めて難しいです。鼻歌でさえキツいもの(笑)。なので、クイーンの場合、一般の男性がフレディと同じ音域で歌うのは、ほぼ不可能です。

 

 

あと、歌唱だけじゃなくて、フロントマンとしての身のこなしとか、煽りとかも見事です。

 

 

 

特に有名なのが、このレロレロレーってヤツですね。こんなこと、芸風にできるシンガー、今いません。これ、僕が人生で初めていったライブで、いきなりこれやられてビックリしたものですが、それから36年、誰一人としてこれやった人、いませんからね(笑)。

 

 

2.最大のゲイ・アイコンとしてのフレディ

 

 

そして、続いてはロックにおける、ゲイ・アイコンとしてのフレディですね。

 

今でこそ、「ゲイのアーティスト」というのは珍しくないものなんですが、70sとか80sだと、すごく大きなものでしたね、やっぱり。70sの時点でグラムロックとかあったし、80sでも、今から考えたらあからさまな男性2人のシンセポップ・デュオとかあったんですけど、それでも、そうしたセクシャリティを詮索するという行為は、当時のリスナーはまだしていませんでしたからね。

 

 その中でフレディというのは、エルトン・ジョンと並んで、かなり長いこと、「ゲイ説」というのは上がっていましたけど、それを公に認める行為はなかったんですよね。ハッキリと公言したのは、1991年11月の、死の直前に公表したビデオまでないですね。ただ、わかってはいたはずなんですけど、あの時期でもかなり世が騒然としたものですからね。ただ、あの時の勇気ある宣言が音楽シーンにもたらしたものはかなり大きかったと今にして思いますね。

 

 

3.ワールドツアーの未開地域の開拓者だった

 

 1、2は、もうだいだい、現在の若い人にまで知られた話ではあるんですが、ここからは勢い忘れがちになる話をしましょう。

 

 クイーンの人気というのは、地域によらず、ずいぶんインターナショナルです。「日本で最初に火がついた」と言われるほど、初期での日本の人気が高かったことは有名ですが、彼らの場合、ヨーロッパやアメリカにとどまらず、南米、アフリカ、東欧でも知名度があります。その理由は、彼らがそういう地域を積極的にツアーしたからです。

 

 

 

 まず、その最初のものが1981年2月の南米ツアーですね。この時、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ベネズエラ、メキシコと回っているんですが、その当時、ここまで規模の大きい南米ツアーやったアーティスト、記録を紐解いても見つからないんですよ。それゆえに彼らは南米ではロックのアイコンとしては非常に大きく、それが1985年2月のロック・イン・リオで彼らはメイン・アクトとして大きくフィーチャーされた理由にもなります。

 

 

 そして1984年には南アフリカ共和国のヨハネスブルグでもツアーで行きます。ただ、これはちょっと問題にもなりましたね。理由はやはり、この当時のあの国はまだアパルトヘイトをやっていた際中でもあったので。

 

 

 

そして1986年には、一公演だけではあったんですが、共産圏崩壊直前の東欧でもライブをやっています。それがハンガリーのブダペストでの公演。これもすごい盛り上がりでビデオ・ソフトにもなっているのですが、この地域の開拓でも彼らはパイオニアです。クイーンと同じくワールドワイドな人気を誇るバンドとしてアイアン・メイデンが挙げられたりもするのですが、彼らもこの時期、東欧開拓を行ってますね。今、現在、人気が世界的でカリスマになっている人たちというのは、こういうツアー地開拓の積極的な展開を行っていたがゆえなんですよね。

 

 

4.メンバー4人がビッグ・ヒットを持ったソングライター

 

 

そして、これも勢い忘れられがちなんですが、クイーンの場合、4人全員がビッグ・ヒットを持ったソングライターです。

 

 こういうバンド、珍しいですよ。だって、ビートルズだって、そりゃ、4人が全員でソロで1位の全米ナンバーワン・シングルありますけど、リンゴってソングライターとしては怪しいじゃないですか(笑)。そこへ行くと、クイーンの4人の単独ソングライターのヒット、見事です。

 

代表例で見てみると

 

フレディ・・「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」

ブライアン・・「ナウ・アイム・ヒア」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」

ジョン・・「マイ・ベスト・フレンド」「地獄へ道づれ」「I Want To Break Free」

ロジャー・・「レディオ・ガガ」「カインド・オブ・マジック」

 

これだけ均等にヒット曲がメンバー全員にあるバンド、他に知らないですね。メインのソングライターって、いても大概、バンド内に2人なんですが、こんな風に4人もいるバンド、他に僕は知らないですね。これができたからこそ、ビートルズ的な、「全員が好きなこと持ち寄り」の音楽が可能だったんだと思います。このポイントはもっと語られてしかるべきだと思います。

 

 

5.4人揃って、強い癖のあるプレイヤー

 

 

そして、メンバ−4人とも、ソングライターだけでなく、プレイヤーとして見事です。

 

まず、フレディですが、傑出したシンガーであることは前述しましたが、ハーモニー・メイカーとしても優秀です。

 

 

その例を示すのは、この「ボヘミアン・ラプソディのハーモニーの作り方」みたいなビデオですね。かなりのトラック数使って、かなり複座なことをやっています。

 

この辺りの事って

 

 

実はフレディって、デビュー前にラリー・ルレックスなる変名でソングルを出しているのですが、その時の曲がビーチボーイズのカバーなんですよね。ビーチボーイズといえば、ブライアン・ウイルソンのハーモニーへの偏執狂的なこだわりが有名ですが、クイーンのそれもフレディがいたからこうなったと思うし、こういうところでその影響が仄めかされているのも面白いです。

 

 

ブライアン・メイのギターの、あのクラシカルで華麗なギター。あれもかなり早い時期から完成というか、クイーンの中で最初に確立されたアイデンティティだと思います。彼の場合、「自分で作ったギター」というのがすごい話題になった人でもあるんですけど、彼の弾き方真似するだけで「クイーンっぽい」サウンドを出せるのも特徴です。

 

 

そして、ロジャー・テイラーも、かなりクセの強いプレイします。彼の場合は特にミドル・テンポの曲でのドラムが印象的です。特にハイハットとシンバルの「パシシーン!」ってやつですね。これが他のバンドに比べてかなり耳に残ります。あと、AメロBメロはキックでリズム作るタイプなんですけど、そのキックの音をかなり大きめに録音するのもクイーン、クセありますね。

 

 

 

そしてジョン・ディーコンのベースなんですが、かなりメロディックで、かなり細かく動きのある指の運びする人です。跳ねるタイプのファンキーなタイプでは決してないんですけど、その分、短いフレーズの中で表情豊かなベースを弾きます。この見事なトリビュート・カバーのビデオ見ると、そういうことハッキリわかりますね。

 

 

6.半永久的に売れ続けるベスト盤

 

 そして、最後に、クイーンというバンドを今日まで影響力強いものにさせ続けているものを紹介してシメましょう。

 

 やはりコレです!

 

 

この「グレイテスト・ヒッツ」です。発表は1981年11月。日本だと1982年の元旦でした。小6だった僕がお年玉もらって、北九州の小倉のショッピング・モールで買った人生最初のレコードがコレだったので、メチャクチャよく覚えてます(笑)。

 

 

 これですが、延々売れ続けています。イギリスでは現時点でこれ、848週、トップ100に入り続けています!これ、年数に直すと、ほぼ17年ですよ!すごいなあ。これよりチャート・インが長いのABBAの「Gold」の860週だけですね。

 

 

 ちなみに1991年リリースのグレイテスト・ヒッツ2も163週、3枚のベスト盤そろいのセットで214週という、考えられないヒットです。

 

 アメリカでも、イギリスほどじゃないにせよ、200週以上はトップ200に入っているアルバムです。そう考えると、影響力の強さ、わかるでしょ?これから「ボヘミアン・ラプソディ」の公開があるから、もっと長く売れるはずです。

 

 これが売れる理由としては上記の流れももちろんありますけど、「やる気にさせる歌詞」の存在も大きいかもしれませんね。「伝説のチャンピオン」とか「ドント・ストップ・ミー・ナウ」とか、ああいうタイプの曲。これ、ABBAもそうだし、ボブ・マーリーも700週以上ベスト盤がイギリスのチャートに入ってますけど、やはり人生信条になり得るタイプだからか、強いんですよね。

 

 

・・といった感じでしょうかね。自分で書いてても、「やっぱり偉大だよなあ」と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 18:47
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映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開記念 今週、当ブログはクイーン・ウィーク!

どうも。

 

 

昨日の極右大統領のことで、たくさん激励いただきました。本当にありがとうございます。あれ、結構ショックだった人、多かったようですね。実際、地球上でああいうことは進んでいるのです。気をつけたいですよね。

 

 

 で、昨日も言いましたが、今週は当ブログ、大きな特集をやります。それは

 

 

 

クイーン!!

 

ちょうど

 

 

彼らの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が今週から公開がはじまります。したがって、このブログでは、いつもやってるアルバムのfromワーストtoベスト、さらにワン・モア何か企画をやって、それから映画のレヴューをやろうかと思ってます。アルバムに関して言えば、15枚しか該当作品がないので、1日でやり切っちゃおうかと思ってます。ちょうど、8月にマドンナ・ウィークをやった時と似た様な感じになると思ってください。

 

 

 前にも言いましたけど、僕、クイーンはかなり深い思い入れがあるんですよ。人生で初めてみたライブがクイーンですからね。なので、アルバム全曲試聴なんて何回もやってたりもするんですけど、今回もそうですけど、その都度発見があり、つくづく偉大なバンドだと見直しているところです。

 

クイーンは出会いそのものは小学3年でしたね。最初は

 

 

 

最初は「なんで自転車の歌なんて歌っているのだろう」と思っていたものです。まだ、洋楽本格的に聞く前で、ビージーズとかビリー・ジョエルを曲によっては知ってるみたいな時期でしたね。ちょうど今、うちの息子のトムが6歳でそんな感じで、クイーンだと、「We Will Rock You」と、これなら知ってるみたいな感じですね。

 

そして、

 

 

人生で最初に買った洋楽雑誌が、まさにこの表紙のミュージック・ライフ。1982年1月号。小学校6年生でしたね。

 

で、これ買った1年以内に、福岡でクイーンのライブを体験するわけですけど、今考えてもすごかったのは、福岡くんだりであの時、2公演もやってるんですよね。あの時、気がつかなかったけど、福岡で2公演も連日でやってくれるバンドなんて、今の国内でも珍しいですよ。よっぽど人気あったんだなあと思う次第です。

 

 

 

 

 で、こうやって、僕が行った、まさにその日の公演がyoutubeにあったりするから、すごい時代です。これを、まだ椅子駅だったんですけど、前から9列目で見てます。プレイガイドの前で寝袋の中で徹夜して買いましたから。あの時は、それが普通の売り方だったものです。

 

 

 では、明日の全米チャートの後からはじめますので、お楽しみに。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 12:40
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椎名林檎が大人気!Mitskiのファンサイトに、欧米人の濃い日本音楽マニアが集合している件

どうも。

 

このブログをお読みの方なら、

 

 

 

僕がMitskiのこのアルバムを絶賛していることはご存知かとも思います。今年の限りなくベストに近い1枚です。

 

僕は今、facebook上の彼女のファンサイトにも入っていて、そこで色々コミュニケーショNもしているのですが

 

ま〜あ、驚くほど、濃い音楽ファンの集合地だこと!

 

そこではMitskiのことだけではなく、いろんな他のアーティストのことについても語るんですけど、最近の音楽にすごく詳しいんですね。他のどこで見るより、ピッチフォークをはじめとしたインディ・メディアに目を通しているような人の集まりです。僕が3ヶ月おきの年間ベストで名前挙げるような人たちがアヴェレージ(アヴェレージでですよ)で人気で、随分細かいとこまで抑えている人が世界中から集まっています。ジョアンナ・ニューサムとビヨーク、PJハーヴィーあたりの、同じく女性の硬派なアーティストが勢い人気ありますけどね。

 

 

ただ、そんな中で驚いたことがありました。それは

 

 

 

この椎名林檎の動画の投稿に、かなりの反響があった!

 

しかも、「いいね15、ハート10、ビックリ1」。コメントも13ついてました。しかも日本人でコメントつけたの、僕だけです。

 

 

 その最たる理由はMitski自身が林檎のファンを公言してるからなんですね。そのことは

 

 

 

そのことを知らない時にこの曲を聴いた時に、「もしかしたら、そうなのかな」とは思ったんですけどね。彼女、2000年代のある時期に神戸に住んでましたからね。そうしたら、案の定、そうだったと。

 

 

ただ、「彼女がファンを公言したから興味を持った」というより、「それ以前からすでに知っていた」という人の方が多かったんですよね。これが驚きでした。そのキッカケは細かくは聞いてないんですけど、youtubeなんでしょうね、これ。

 

 

で、それ以上に盛り上がったものに、こういうものもありました。それはMitskiが時折歌う日本語詞の中で、それをGoogole訳したら

 

「胸が張り裂けそう(日本語)」が「My Breast Is About to be cut off(オッパイが切られそうになる)」って、訳が怖いんだけど、どういうこと?

 

というものでした。これには80人以上が反応してて、僕が「それはMy heart is brokenの意味で、日本人は”心”のことを”胸”というんだよ」ということで一件落着させたんですが、そのコメントの中に

 

「椎名林檎の曲をgoogle検索にかけた時も、変な訳が出てきたんだ」と言って、「丸の内サディスティック」の歌詞を上げてくる人がいました!

 

さらに、もう一人の女性が

 

「私は”加爾基 精液 栗ノ花”をgoogle検索してみた」と言いました(笑)。

 

 それを読んで、「そのタイトルの本当の意味、知ってる?」と尋ねたら案の定、知らなかったので、恥ずかしい気持ちをこらえて教えました。もちろん、ビックリ・マークが返ってきました(笑)。

 

 

「それでは、これはどうかな?」と思い、

 

 

 

このナンバーガールの動画、紹介したんですけど、これも「いいね10人、ハート6人」で、コメントの中にやはり前から知ってたふうなことを書いている人がいるんですよね。

 

 

それに加えて、最近のこのファンサイトの別の投稿で伺えるんですけど、ここの人たち、日本絡みのインディ・アーティストが大好きみたいで

 

 

 

リナ・サワヤマとケロケロ・ボニートのファンは多いですねえ。あと、韓国系ではあるんですけど、ジャパニーズ・ブレックファストも同様に非常に高い人気です。

 

で、それだけでなく

 

 

 

一部でしたけど、これもいましたね、やっぱり。

 

 

フィッシュマンズのラスト・ライブの「男達の別れ」。これが欧米の音楽ファンの間で名盤扱いされてて盛り上がってる話は小耳に挟んでいましたが、好きだと公言した人を初めて目撃しました。

 

 

あと、その下の、松原みきに関しては、2人好きな人を見かけました!これも、「海外でのシティ・ポップ再評価」が本当だったんだなと思いましたね。松原みきって、僕が小学校の高学年の時に、一瞬歌番組に出てて、ベストテンとかにまでは入っていない印象だったんですけどね。そこで「どうやって知ったの?」とファンの女性に質問したら、「youtubeで薦められたの」と返ってきて。さらにもう一人男性から「マリヤ・タケウチやジュンコ・オオハシ、ブレッド&バターもそれで知ったんだ」というのも帰ってきてね。ブレッド&バターなんて、僕の世代でさえ聞いてる人、いなかったんですけどねえ。

 

 

こういう人たちって、同世代の感覚でいえば「ユーミン・フォロワー」もしくは「ユーミン絡み」の印象があるんですけど、肝心なユーミンは、どうなんだろう、知られているのかな?Mitskiのフェイヴァリット・リストには実はユーミン、入ってたりするんですけど、それで動き起こるかな?

 

 

 総合するにですね、こういうことがあるから

 

 

 もっと、日本の音源、積極的にサブスクで展開する必要があるんです!

 

 

 熱心な音楽ファン、興味津々ですからね。ホントに。

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 21:28
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ついにマドンナまで参加!ブラジルのMe Too運動こと、「Ele Nao(Not Him)」とは

どうも。

 

 

こないだからチラチラと触れてるブラジルの大統領選ですが、昨日29日

 

 

 

ブラジル全国の約60都市で、極右大統領候補ジャイール・ボウソナロに対しての、女性たちをメインとした抗議運動が行われました。これ、サンパウロでの抗議集会を空撮したものなんですが、すごいでしょ。

 

 

 

近くで見ると、こんな感じですね。

 

これ、キャッチフレーズがあって、「Ele Nao」、英語で言うと「Not Him」なんですが、どういう意味かというと

 

 

 

このボウソナロという大統領候補がですね、過去に女性、黒人、LGBTの蔑視発言が、まあ、これがあまりに酷いからなんですね。

 

過去に実際に発言した例として

 

「(女性議員に向かって)お前なんてレイプの値打ちもない(しかも2度、別のシチュエーションで)」

「自分の子供がゲイだったら、死を望む」

「黒人の女と自分の息子はデートさせない」

「原住民の保護区など1センチたりとも作らせやしない」

 

 有名になった、物議を醸した発言だけでも、これだけあります。

 

 

あと、彼は軍隊出身で、70年代の軍事政権の時に軍の司令部で、政治犯に拷問をかけ、殺害したのに行方不明の報告などをしたウストラ将軍というのを礼賛する発言も行っています。

 

 あと、銃の自由化の提唱者なんですが

 

 

 

選挙キャンペーンでは、こういう風に、カメラの三脚でマシンガンのカッコをして撃つ真似をするなどして問題になっていました。こういうことばっかりやってるものだから

 

 

 

このマシンガンの動画から3日くらいあとのキャンペーン中、ナイフで刺されました。

 

 

で、これ、オチがあるんですけど、普通、「大統領選で支持率1位」なんていう候補が刺傷事件なんてあったら、支持率、ドカンと跳ね上がると思うじゃないですか。彼、この直後に5%も支持率上がらなかったんですよね(笑)。この4年前に、飛行機事故である候補がなくなった時、その代理に候補になった人、8%の支持率から21%に2・5倍くらい上がったのに、彼は20%前半だったのが20%後半になっただけでした。

 

 

で、入院中の最中でも

 

 

こんな風に銃のポーズ取って挑発するもんだから、アンチの運動が止まらなくなってですね。彼、とりわけ女性からのアンチが強かったわけですが、ついには

 

 

 

こんな風に、サイト上に「ボウソナロに反対する女性の会」というのができまして、これが数日でに100万人超えるくらいの人数になったんですね。

 

 

で、ボウソナロの信者というのが、これが酷い連中で、僕は彼らの方がもっと嫌です。彼らはこの「反対する女性の会」に対して2度のハッキングを行って潰してきました。

 

 

ブラジルの芸能界はアメリカと同じようにほとんどがリベラル派なので、当然、この「Ele Nao」に参加するわけなんですが、もう、意見を封じ込めようとして、これはマリリア・メンドンサという人なんですが、彼女がEle Nao運動に参加すると表明したユーチューブの動画をハッキングして、大量の「よくないね」をつけたりもしたんですね。こういう被害にあう女性芸能人がブラジルには続出しています。

 

 

ただ、そういうことやってしまうと、そういう悪い噂って、伝わりやすくなるじゃないですか。だから世界に拡大したんですよね。

 

 

まず、世界で火をつけたのはドゥア・リパのツイートで

 

 

イマジン・ドラゴンズのダン・レイノルズも、Tシャツを着てEle Naoへの賛同を示しました。

 

 

そこからディプロ、ブラック・アイド・ピーズ、エレン・ペイジ、ティーガン&サラ、シェールなどがこれに参道を示して、金曜だったかな

 

 

 

マドンナまでが、こういうポスター作って、Ele Naoに賛同を示して話題になりました。

 

 

 そういうこともあったので

 

 

 

昨日の抗議運動、ブラジルだけじゃなく、ニューヨ〜ク、ロンドン、パリ、ブエノスアイレスなどを始め、世界的に実施されてもいたんですよね。

 

 

 ただ、これも凄い皮肉といえば、皮肉なんですよね。元々、ボウソナロというのは、左翼政権が起こした大政界スキャンダルに乗じて台頭してきてたんですよね。ただ、それが穏健派の右の政党にまでスキャンダルが及んじゃったもので、特に政界で影響力があったわけでもなく、ただの窓際下院議員に過ぎなかったボウソナロが、「ネトウヨ発言」みたいなので人気を集めて、それでネット界隈から盛り上がって台頭してきてたんですよね。

 

 僕も左翼性政権のスキャンダルに関しては批判的で、前にこのブログでも、2014年の選挙でその党の大統領が当選した時、一昨年にその大統領が罷免にあった時も支持してます。

 

 ただ、その「汚職を撲滅したい」なんて言っている勢力の化けの皮がだんだんハゲてきてですね、ボウソナロの支持者が、単なるゲイ差別、女性差別、黒人差別者で、原理キリスト教に基づいて、自分の立場を広げたいだけに過ぎない連中なのがわかられても来て、それで反対運動が激しくなってるんですね。支持者がネット上でやってるヘイト、酷くなってきてましたからね。ヤツらのフェイクニュースの捏造もひどいし。そういうこともあり、ボウソナロ、支持率も30%前後ありますが、不支持率も45%あります

 

 

 そして、「正直な候補者」というのも通じなくなってきていて

 

 

金曜には、莫大な不動産資産を隠匿していたことが、10年前の奥さんとの離婚裁判の資料で出てきた、というスキャンダルもすっぱ抜かれました。それプラス、二つの不正疑惑も浮上して、少なくとも「正直な候補者」という持ち上げはできなくなっても来ています。

 

 

 そうしているうちに、”腐敗政権”と言われていたはずの、元々人気のあったリベラル左派の党が勢い取り戻して、そこの候補が今2位で支持率も縮まってきてます。僕、個人的には、今、支持率で3位の、左派の2番手候補の支持なんですけどねえ。

 

 

 さて、どうなるか。僕としてはボウソナロ、絶対、嫌(割愛してますが、経済政策とか、アホすぎる副大統領の失言とかもひどいんですよ)ではあるんですが、反対運動がこれだけ強く、世界が「気をつけろ」と目をつける存在になっているだけでもマシというか。大きな期待は避けつつ(トランプ当選前の楽観とか思い出したくないし)、反抗する力は保っておこうかなと思っています。

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 21:56
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ラナ・デル・レイがもう新曲!「Mariners Apartment Complex」

どうも。

 

 

ここ最近、ちょっとバタバタしてて落ち着きません。前の日の全米チャートも更新したいんですが、ちょっと先にこちらも。

 

 

なんと、もう

 

 

 

ラナ・デル・レイ、ニュー・シングルが出ます。「Mariners Apartment Complex」。こんな感じです。

 

 

 これはまた、スケールの大きな曲ですね。

 

 

 曲調そのものは、前作で広がったかなと思わせたところから、以前のラナっぽさに若干戻したかな、と思えるとこもないではないんですが、歌詞のポジティヴ・モードは前作を踏襲してますね。

 

 

 これは、彼女自身が過去に悩んできたようなことに今直面してきている人たちにとっての、一つの手助けになれば、みたいな気持ちで作った曲のようです。

 

Think about it, the darkness, the deepness All the things that make me who I am

 

 

考えてもみて。今の私を作った、全ての闇とその深さのことを。これがサビ終わりなんですが、あいかわら語感もいい人です。

 

 

 彼女、去年にすごく曲数の多いアルバムを7月に出したばかりなんですが、来週にも次の新曲が出ます。どうやら前作から1年半くらいで、次のアルバムが来年出るようですよ。

 

 

 なお、この曲のプロデュースは、このところLordeやセイント・ヴィンセントでもいい仕事してました、元レナ・ダナムの彼氏こと、ジャック・アントノフ。コーラスとギターですごくいい味出してます。

 

 

 

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 18:47
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