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グレッグ・オールマン死去  ライブを1度見たかった

どうも。

 

 

 

グレッグ・オールマンが亡くなってしまいましたね。69歳でした。

 

 

僕は、オールマン・ブラザーズ・バンドに対しては、ちょっと自信持って語れないところがあるのですが、それでもロック史的には重要なバンドですからね。

 

 

 80年代育ちというのは、サザンロック的なものに対して最も不利なジェネレーションです。土臭いブルーズ・ロックが、音的にもファッション的にも、最も敬遠されてた時代ですからね。90sになって、アーシーなものへの再評価ってあったんですけど、そこで評価されたのって、プライマル・スクリームがやった、「70sの南部ってこんな感じ」というコラージュ的なイメージにしか過ぎず、オールマンみたいなロングジャムみたいなものが再評価された記憶ってないですからね。

 

 

 これまでで一番接しやすかったのは、2000年前後に、ちょっとブームになりかかった「ジャム・バンド」のブームですね。あのときにフィッシュとかベン・ハーパーとか、デイヴ・マシューズ・バンドもカウントされるかな。ああした、ライブの場でこそ強い、土臭く、長い尺の曲を演奏するタイプのアーティストが評価されることがありました。

 

 

 その頃に、そのルーツとしてオールマンがグレイトフル・デッドと共に再評価される事態がありまして、僕もそのときにオールマンかじりましたね。ただ、なんていうのかな、デッドの方が見え方、オシャレだったんですよ。そういうこともあり、デッドの方は気に入ってかなり聴いたんですけど、オールマンはベスト盤と主要なアルバムは買いましたけど、「勉強」の気持ちの方が強く、そこまで入り込んで聴かなかったものです。

 

 

 その理由のひとつとなったが、「このバンド、やっぱ、ライブそのものを見ないとわからないんじゃないか」という思いがどうしても消えなかったからなんですね。たとえばレーナード・スキナードだと、同じサザンロックでも、曲自体が聴きやすいこともあって「代表曲を覚えれば」というのがあったんですけど、オールマンだと、単に曲メロを覚えるだけでは体に馴染まないと言うか、「ライブで見ないとわかんないんだろうな」というのがありましてね。

 

 

 ただ、この曲は好きでしたね。

 

 

 

1971年にバイク事故で亡くなった弟のデュエイン(僕はあえてこう呼んでいます)が見せ場作りますけどね、この曲。「ウィッピング・ポスト」はやはり名曲です。

 

 

 あれ!?なぜか上がったものが半分に切れてる!あとで補足します。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:訃報, 21:19
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映画監督ジョナサン・デミ死去  ロックにも映画界にも語られるべき影響

どうも。

 

 

今日は残念なニュースです。

 

 

 

映画監督のジョナサン・デミが亡くなってしまいました。心臓疾患とのことですが、73歳での死でした。

 

 

ジョナサン・デミといえば、大きな代表作があります。ひとつは、90年代の大クラシックですね。「羊たちの沈黙」。アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レスターは映画史に残る猟奇キャラになり、ジョディ・フォスター演じるクラリスも戦う女性キャラの代表格ですね。

 

 

そして、その次に公開された93年の「フィラデルフィア」もそう。これはエイズによる罹患者差別を描いた問題作で主演のトム・ハンクスがこれでオスカーの主演男優賞を受賞し、彼がシリアス路線に走るきっかけにもなったことで知られていますが、コンビを組んだ弁護士もデンゼル・ワシントン。今から考えると本当に大きな2人の共演だったわけです。

 

 

 もちろん、このほかにも彼の映画で語るべきことはあるんですが、今回、音楽系のメディアで彼の死を悼むのが目立ったんですよね。無理もありません。僕らロックファンからしたら、彼が一番有名なのって

 

 

 

やっぱ、このトーキング・ヘッズのライブ映画「ストップ・メイキング・センス」ですね。これを上回るコンサート・フィルム、見たことないですね!カメラワークの遠近とか照明の影のつけ方とか映像美的に圧倒的だし、時の経過にすごく息づいたドラマがあるというかね。ひとこまひとこまが見逃せないんですよね。しかも、ライブ・ヴァージョンでのヘッズそのものの肉感的な躍動感も。音楽ファン敵には、この大傑作を作ったということで、ロック史の方で名前が残ってますね。

 

 

それだけじゃありません。

 

 

 

 

ニュー・オーダーのこの曲もね。一瞬一瞬の人間の表情を切り取るのが好きなんでしょうね、彼は。

 

 

 

 

そして、「フィラデルフィア」の主題歌にもなったスプリングスティーンのこの曲もね。

 

 

あと、奇しくも彼の遺作になったのも

 

 

 

 

メリル・ストリープが中年女性のロックシンガーになった「Ricki&The Flash」という作品でこれは去年だったかな。このラストでスプリングスティーンのレア曲「My Love Will Not Let You Down」が歌われるんですね。劇中で恋人とバンドメンバーを演じてるのがリック・スプリングフィールドというのも、かゆいとこに手が届いた人選でしらね。

 

 

 

 

 このように音楽との結びつきが非常に強い監督さんでもあったのですが、映画界に与えた影響も大きいですよ。たとえばポール・トーマス・アンダーソンはジョナサン・デミに触発されて映画監督を志すようになったと公言していますし、アレクサンダー・ペインやウェス・アダナーソンといった、現在を代表するインディ系の監督が主に彼からの影響を口にしますね。

 

 

 ジョナサン・デミって人は、作風を観る人に絞らせずに、いろんな映画を作った人です。大体、出世作からして「メルヴィン&ハワード」というコメディですからね。これは1980年度のオスカーで、メアリー・スティーンバーゲンっていう、今も主人公のお母さんとか、おばあちゃんの役で出てくる女優さんがオスカーの助演賞と、あと脚本賞も取りましたね。これでまず出世して、メラニー・グリフィスとジェフ・ダニエルズの「サムシング・ワイルド」、ミシェル・ファイファーの「愛されちゃってマフィア」といったヒロインもののコメディで当てたんですけどね。僕の世代だと、このイメージが強いんです。結構ビデオでもレンタルされてましたからね。

 

 

 で、90年代に「羊たちの沈黙」と「フィラデルフィア」で当てて大物監督になったわけですけどね。ちょうど、80s〜90s初頭のこの時期って、ハリウッドに一番勢いがなかった頃ですね。まだ映画がMTVを後ろ盾にしたポップ・ミュージックに押されている頃。このときに浮上した監督もたとえばロブ・ライナー、バリー・レヴィンソン、オリヴァー・ストーンと、勢いはあったけど全盛期は本当に短かった。まだ今より全然規模が小さかったインディの側でたとえばジャームッシュとか、コーエン兄弟、ティム・バートンと出て来て、こっちは息が長くなりましたけど、デミはその中間くらいの位置にいましたね。それゆえか、今ひとつ過小評価されてる気もしますけどね。

 

 まあ、デミとしてはツイてないとこもあって、たとえば90年代後半に、アメリカ国人文学の最高峰、ノーベル賞作家のトニ・モリソンの代表作「Beloved」を監督してコケたり、60年代の政治サスペンスの名作「マンシュリアン・キャンディデート」もコケましたからね。これでイメージ下げちゃったのが響いてるのかな。

 

 

 ただ後年は、アン・ハサウェイがオスカーの候補になった「レイチェルの結婚」という、シリアスなインディ・ドラマでそこそこ当てて、その頃にまたやや注目浴びましたけどね。

 

 

 いずれにせよ、十分な評価がされて来なかったタイプの監督です。これを機に、改めて再評価がはじまるんじゃないかな。僕も作品見返したい気になっています。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:訃報, 19:13
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