RSS | ATOM | SEARCH
ゴールデン・グローブの話題を独占したオプラ・ウィンフリーの圧巻のスピーチ

どうも。

 

 

昨日はゴールデン・グローブだったわけですけど、今年はみんな黒い服を着て出たこと、そしてプロテストの意味を込めてそれだったので、レッドカーペットのファッション・チェックどころじゃなかったんですよね。それもあってか、今年のこのブログのゴールデン・グローブのアクセス、ちょうど例年、レッドカーペットの速報が稼ぐアクセス数の分だけ、そっくり落ちましたん。それはちょっと残念でしたけど、でも、こういう年もたまにあっても良いのかな、とは思いました。

 

 

 でも、その分、今年は、もうこれしかないですね。こんな素晴らしい体験もできました。

 

 

オプラ!!

 

功労賞のセシルBデミル賞を受賞した、かなり長いスピーチだったんですが、もう、これ、今まで僕が聞いた英語のスピーチの中でも感動のデカイものでしたね。

 

 

 これの後。「オプラ、大統領になった方がいいんじゃないか?」との呼び声まで今、本当にあがっているほど、それくらいパワフルなスピーチでした。これ、やっぱり、ちゃんと伝えた方がいいと思うので、ここに何を言ったか改めてわかりやすく書きますね。

 

 

 オプラの話はドラマ風のストーリー・テリングになっていて、そこが掴むんですけど、話はこんな感じで始まりました。

 

 

「1964年まだ幼かった私は、ミルウォーキーにある母の家で、テレビで第36回アカデミー賞の中継を見ていました。すると、アン・バンクロフトが主演男優賞を発表するために壇上に上がりました。彼女は封筒を開け、歴史的な瞬間を5文字で告げました。【The winner is Sidney Poitier(受賞者はシドニー・ポワチエです)】と」

 

 

 

 

「すると壇上に上がったのは、これまで私が見たことのないようなエレガントな男性でした。ネクタイの色は白かったものの、彼の肌の色はもちろん黒でした。私は今まで黒人男性がこのように賞賛を受けた瞬間を見たことがありませんでした。私は何度も、この瞬間が幼い少女にとっていかに大きな意味を持つものであったか説明しようとしました。ちょうどそれをオンボロの椅子に座って見てた時に、母親が他の人の家の掃除から疲れて帰ってきたんです。でも、その時の私に言うことができたことというのは、シドニーが受賞作の「谷間のユリ」で言ったように、ただ”アーメン” "アーメン”、それだけでした。」

 

 

「時は流れて1982年。シドニーはこのゴールデン・グローブでセシルBデミル賞を受賞しました。あの瞬間が私の中で消えたわけではなかったのだなと、今、本当に思います。なぜなら、それと全く同じ賞を、私が最初の黒人女性で受賞するのを、多くの少女がまさに今、見ているわけですから!」

 

 

 この瞬間にものすごい歓声が沸き起こりました。

 

 

 この後、やはり、今回のテーマである「真実の告白のために立ち上がった女性」を讃えるスピーチを行い、「今宵を伝説の夜にして語り継がれるようになろう」と言ったようなことを言ったのですが、その後にもう一つ大きな話を行います。

 

 

 

「私はここで、是非みなさんに知っていただきたい名前があります。それはリーシー・テイラーという人です」。

 

 

 

「1944年、リーシーは若い主婦でした。彼女はアラバマのアッベヴィルの教会から帰る途中、6人の武装した白人男性に誘拐され、強姦され、路上で目と手足を塞がれました。彼女は、このことを誰にも言わぬよう脅しも受けました。しかし彼女はこの件を全米黒人地位向上協会(NAACP)に通報し、若い協会員だったローザ・パークスが捜査担当を務めました。しかし、まだ(南部の人種差別的法律の)ジム・クロウ法の時代です。犯人たちが追及を受けることはありませんでした」

 

 

「そのリーシーが10日前に亡くなりました。もうすぐ98歳だったんですけどね。彼女も私たちと同じ、乱暴なまでにパワフルな男性たちに牛耳られる時代に生きてきました。そして女性たちが真実を言っても聞き入られないと思われていた時代が続きましたが、そんな時代は終わったのです!」

 

と、ここでまた、大団円となります。

 

 

「リーシーには、彼女の語った真実が、まだ生き続けていることを知ってこの世を去っていてもらいたいです。きっと、そうだったからこそ、11年後、ローザ・パークスはバスの白人専用席に座る決意をさせた(そして、それが公民権運動自体にも火をつけた)のだと思うのです。今、ここにいるすべての女性たちは"me too"と声を上げることをし、すべての男性たちはそれを聞くことを選んだのです!」

 

 このあたりはもう、大統領選のスピーチさながらの大興奮状態になっていましたね。

 

 

 いやあ〜、すごかった。

 

 

 オプラは、黒人や女性の偉人の話と歴史を絶妙なタイミングとコネクションでストーリーに盛り込み、そこから一つの大きな論旨を展開させるのが本当にうまいですね。これ、やろうたって、簡単にはできません。そこには一つ一つの事象に対する細やかで確かな理解が必要だし、それを作家のような話の運びで進めなければできないことですからね。僕も完全に脱帽でしたね。

 

 

 今日のアメリカの報道では「オプラを大統領に」という声も本当に出てきています。まあ、こういう話術と政治の世界はまた別の話だとは思うのですが、ただ、現状での大統領があの人ですからね。少なくとも人道的な面においては、その資格はすでに大いに上回っているので、出馬することが恥ずかしいことなんかでは決してないと思いますけどね。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 10:01
comments(0), trackbacks(0), - -
ゴールデン・グローブ2018 速報生ブログ

さあ、いよいよ始まります。

 

 

 今年のホストはセス・マイヤーズ。また、ポリティカルなチョイスだね。元SNLのニュース担当の人で、今、自分のレイトショー持ってます。

 

 

 当然のごとく、ハーヴィー・ワインスティーン、ケヴィン・スペイシーのネタには触れられてます。

 

 

 ノミネート作品一作ごとにジョークをつけてますね。

 

 ゲイ、黒人、アジア人とネタを回して、元同僚のエイミー・ポーラーに話を振ってますね。エイミー、相変わらずオモロイです。

 

 

 ガル・ガドットとザ・ロックがプレゼンター。テレビ部門の助演女優から。

 

 

助演女優賞(テレビ)

ニコール・キッドマン(Big Little Lies)

 

謝辞にダンナのキース・アーバンが含まれています。

 

 

ヘレン・ミレンとヴァイオーラ・デイヴィスがプレゼンター。映画の助演男優賞

 

 

助演男優(映画)

サム・ロックウェル(スリー・ビルボード)

 

勢いでウィレム・デフォーを上回り始めていますね。

 

 

キャロル・バーネットとジェニファー・アニストンがプレゼンター。

 

 

主演女優賞(テレビ・コメディ)

レイチェル・ブロスナハン(The Marvelous Mrs.Maisel)

 

アマゾンの話題の新シリーズですね。すごく興味ありです。

 

 

主演女優(テレビ・ドラマ)

エリザベス・モス(The Handmaid's Tale)

 

エミーに続いての勝利。「マッドメン」のペギー、この作品でも大出世です。

 

 

サラ・ポールソンが出てきて「ペンタゴン・ペーパーズ」の宣伝。

 

ケリー・ワシントンとギャレット・ヘドランドがプレゼンター。

 

助演男優賞(テレビ)

スターリングKブラウン(This Is Us)

 

毎週見てるもので受賞は嬉しいものです。

 

 

ロサンヌ・バーとジョン・グッドマンがプレゼンター。

 

作品賞(テレビ・ドラマ)

The Handmaid's Tale

 

エミーに続く勝利ですね。これ、本当に早く見たいんだけど。

 

 

セス・ローゲンが出てきて「The Disaster Artist」を紹介。

 

 

助演男優賞(テレビ)

アレックス・スカースガード(Big Little Lies)

 

コモンとマライア・キャリーがプレゼンター。

 

スコア

シェイプ・オブ・ウオーター

 

ケリー・クラークソンとキース・アーバンがプレゼンター。

 

主題歌

This Is Me(The Greatest Showman)

 

 

昨日見に行って以降、すごく拒否反応出てるんですけど(苦笑)。

 

 

オクタヴィア・スペンサーが「シェイプ・オブ・ウォーター」を紹介。

 

 

主演男優賞(テレビ・コメディ)

ジェイムス・フランコ(The Disaster Artist)

 

とりました(笑)!フランコ演じた本物のトミー・ワイゾーも壇上にあがって喋ろうとしましたがフランコが抑えました(笑)。

 

 

JKローリングスとシャロン・ストーンがプレゼンター。

 

助演女優賞(テレビ)

ローラ・ダーン(Big Little Lies)

 

こないだ「最後のジェダイ」にでてて、雰囲気違う演技で意外と気がつかなかった人が多かった彼女が受賞です。

 

 

エイミー・ポーラーとアンディ・サンバーグがプレゼンター。

 

アニメ

リメンバー・ミー

 

アワード・シーズン開始以来、これしか勝ってません。

 

 

ケイト・ハドソンとアーロン・テイラー・ジョンソンがプレゼンター。

 

助演女優賞(映画)

アリソン・ジャニー(I,Tonya)

 

オモロおばさんでこの人好きなんですけど、すごいカッコしてます、今日(笑)。

 

 

キャサリン・ゼタ・ジョーンズと、101歳のカーク・ダグラスがプレゼンター。車椅子で言葉も聞き取れませんが、拍手大喝采です。

 

 

脚本

マーティン・マクドナー(スリー・ビルボード)

 

何気に2勝目。監督なんですが、脚本兼ねた本人が「レディ・バードが勝つと思ってた」とポロリ。

 

 

サラ・ジェシカ・パーカーとヒュー・グラントがプレゼンター。

 

外国語映画賞

In The Fade(ドイツ)

 

ファティア・アキンが監督、ダイアン・クルーガーが主演でカンヌにも出てたヤツですね。パルムドールの「The Square」にこちらでは勝ちました。

 

 

リッキー・マーティンやペネロペ・クルスがプレゼンター

 

主演男優(テレビ ミニ・シリーズ)

ユワン・マクレガー(Fargo)

 

今、彼がこれの主演になっていたの、初めて知りました。

 

 

出演に絡んでないけど、ハル・ベリーが「ゲット・アウト」を紹介。髪長くすると誰かわからないな。

 

 

ゲーム・オブ・スローンズのディナーリスとジョン・スノウがプレゼンター。

 

 

作品賞(TVコメディ)

The Marvelous Mrs.Maisel

 

「ギルモア・ガールズ」のエイミー・シャーマン・パラディーノ、こちらでついに栄冠。壇上で喋ると、やっぱ変な人です(笑)。

 

 

主演男優(TVコメディ)

アジス・アンサーリ(Master Of None)

 

妥当ですね。このシリーズ、本当に冴えてます。

 

 

リース・ウィザースプーンがセシルBデミル賞(功労賞)のオプラ・ウィンフリーを紹介しています。テレビ側からの受賞は珍しいですね。

 

 

オプラのスピーチがものすごく感動的で、聞き入ってしまいました。「1964年にテレビでオスカーの授賞式で、シドニー・ポワチエが黒人で初めて主演男優賞を受賞するのを見た。かfれは1982年にこの賞をとったんだけど、黒人女性で私が初めて同じ賞をとった」「そして、エンタメ界だけでなく、いろんな世界につながる、女性たちが真実を 語るべき記念すべき瞬間に今、私たちは立ち会っている」

 

規定時間を超える長いスピーチでしたが、話のテンポにドラマがあり、ポーズを置くたびに拍手大喝采。ほとんどゴスペルの説法か、大統領選挙の演説を見ているかのようなミゴチなものでした。

 

 

言葉を失って登場したロン・ハワードとナタリー・ポートマンが監督賞のプレゼンター。

 

監督賞

ギレルモ・デル・トロ(シェイプ・オブ・ウォーター)

 

 

エマ・ワトソンとロバート・パティンソンがプレゼンター。

 

 

作品賞(TV ミニ・シリーズ)

Big Little Lies

 

第2シーズンが今から楽しみです。プロデュースも務めたリースも壇上からメッセージです。

 

 

ジェシカ・チャンステインとクリス・ヘムスワースがプレゼンター。

 

主演女優賞(映画コメディ)

シアーシャ・ローナン(Lady Bird)

 

「ブルックリン」の時に勝てなかっただけに今回応援してます。

 

 

マイケル・キートンとアリシア・ヴィカンデールがプレゼンター。

 

作品賞(映画コメディ)

Lady Bird

 

グレタ・ガーウィッグが喜びのスピーチです。

 

 

テルマ&ルイーズです!スーザン・サランドンとジーナ・デイヴィス。

 

主演男優賞(映画ドラマ)

ゲイリー・オールドマン(Darkest Hour)

 

 

 さあ、オスカー待望の受賞につながるかな?

 

イザベル・ユペールとアンジェリーナ・ジョリーがプレゼンター。

 

主演女優賞(映画ドラマ)

フランシス・マクドーマント(スリー・ビルボード)

 

映画の昔ながらの作りでの勝利を誇りにしながら、真実を求める女性をたたえています。

 

 

プレゼンターのバーブラ・ストライザントもこの日の意義をたたえながら

 

作品賞(映画ドラマ)

スリー・ビルボード

 

この日の流れなら、映画の内容的には確かにこっちの方が有利だったかな。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 09:49
comments(2), trackbacks(0), - -
ゴールデン・グローブ直前!現在のオスカー・レースの状況は?

どうも。

 

 

先ほども言いましたように、今日はもうゴールデン・グローブです。

 

 

また今年も、いつものように速報生ブログをやりますが、現時点で今年のオスカー争いがどうなっているか。それを語っていこうかと思います。

 

 

 まず、現時点での前哨戦で、最も成績のいい映画というのが

 

 

 

なんと、この「ゲット・アウト」なんですよ!これ、本当に意外な展開となっています。

 

 

 ただ、この映画がオスカーに勝つことを予想している予想家がアメリカに実はそれほど多くないんです。その理由は

 

,い錣罎襯献礇鵐覬撚茵淵曠蕁識撚茵砲世ら

監督が新人監督だから

 

 オスカーの一般イメージとして、やはり「ホラー映画」というのは、正直ないですよね?そこを危惧している人が多いのが事実です。仮に作品賞の受賞となったら、それは1992年の「羊たちの沈黙」以来の快挙になりますけどね。

 

 

これが監督ジョーダン・ピールにとって、長編デビュー作だということ。これがネックになるような気がしています。そこはやはりオスカーという、90年も続いている長い伝統のあるアワードでしょ。そうなると、なかなか、第1回作品で受賞というのはなかなか難しい気がしますけどね。下手したら、これで一発屋になる可能性だってあるわけだし。正直、僕自身、この映画、いいんだけど、どっちかというと「アイディア賞」というか、思いつきがよかった作品ではあるけれど、この監督に映画の実力を感じたかというと、これ1作だけだとまだ判断できないなとは思いましたからね、去年「ムーンライト」で作品賞受賞したバリー・ジェンキンスとか、「Selma」のアヴァ・ドゥヴァーネイ、「クリード」のライアン・クーグラーほどの実力は正直感じなかったんだよなあ。

 

 

それを追うのが

 

 

この「Lady Bird」ですね。こちらはニューヨーク映画批評家協会賞や全米映画批評家協会賞などのビッグ・タイトルをとっています。ジャンル映画でない分、こっちの方が有利なのではないか、と見る向きがあるんですが、こちらも気になるところがあります。

 

 

 

 これも監督のグレタ・ガーウィグにとっての初監督作品なんですよねえ〜。

 

 グレタの場合、インディ映画界隈ではもう10年近く有名な主演女優で、その筋じゃカリスマなんですけどね。元カレ氏はノア・バウムバックでしたしね。なので、映画界での認知がジョーダン・ピールよりはあることは事実なんですが、果たして、「初監督作」のイメージを払拭できるか。

 

 

 そして、それを追っているのが

 

 

ギレルモ・デル・トロの、モンスターと人間とのロマンス「シェイプ・オブ・ウォーター」。現時点では、これが技術賞を含めた最多ノミネートが予想されていて、「結局のところ、これが最悪、監督賞は取るのではないか」と言われていますけどね。実は僕も、結局はこれが主要部問と技術部門を抑えて勝つような気が今のところしてます。

 

 

続いて

 

 

 

 フランシス・マクドーマント主演の「スリー・ビルボード」ですね。この映画、演技部問での評価が非常に高い映画で、そういうこともあり、役者んギルドが選ぶスクリーンズ・アクターズ・ギルド・アワード(SAG)の受賞はするのではないかと見られていますね。ただ、作品評価をめぐって一部賛否両論があるのに足を引っ張られている感じはあります。

 

 

 

 そして、当初、下馬評では1位だった「ダンケルク」が現状5番手ですね。とにかく、ノミネートはされるけれど、作品賞がことごとく取れていません。クリストファー・ノーランが監督賞を取るところは多少あるんですけど、ギレルモ・デル・トロほどではないし、技術部問でも思い切り「シェイプ・オブ・ウォーター」とぶつかるのでキツいと思います。

 

 これ、逆転するためには、ゴールデン・グローブのドラマ部門か、11日のクリティック・チョイス・アワードでの作品賞受賞が必須条件ですね。それができなければ、勝つことはないでしょう。

 

 

 

これも期待された、スピルバーグの「ペンタゴン・ペーパーズ」。これも意外に伸びません。ここ最近の彼の作品同様、作品賞ノミネートだけにとどまる可能性が高いです。やっぱりトム・ハンクス、メリル・ストリープのWキャストで、主演男優、女優争いに参加していないのが痛いです。

 

 

そして、エッジの強目のアワードでは作品賞も受賞していたゲイ・ロマンス「君の名前で僕を呼んで」も、ちょっと力尽きつつあります。こちらも、主演の美少年、ティモテ・シャラメ君の主演男優賞狙いに配給側も切り替えているかな。そっちは可能性、高いです。

 

 

・・と、この7本までが現状、作品賞ノミネートはほぼ堅いと思われている7本です。

 

 

 オスカーの場合、作品賞は最大10作までなので、あと2、3本はノミネートできます。12月に僕は、残りの2本を「フロリダ・プロジェクト」と「マッドバウンド」という読みをしていました

 

 

が!!

 

 オスカーの本番と投票者がほぼ近い、組合系、いわゆるギルド系と呼ばれているアワードのノミネートが始まっているんですが、そこでことごとく成績がいいのが以下の3つなんです!

 

 

一つは、これはもう本当に嬉しいです。僕も大好きで、「傑作!」と書いてここでレビューした「ビッグ・シック」。これ、ジャド・アパトウ関係のコメディでは久々の大当たりだし、それだけじゃなく、ロマンティック・コメディ全体見ても、これは久々の上玉ですよ!

 

 そしてフィギュア・スケート界のお騒がせ女王、トーニャ・ハーディングの伝記映画「I.Tonya」。マーゴット・ロビーのトーニャ役と、奇人のお母さん役のアリソン・ジャニーの演技が絶賛されています。

 

 さらに、これも本当に嬉しいんですが、僕の今、一番大好きな女優さん、ジェシカ・チャステイン主演の「Molly's Game」。ジェシカはここのところ、主演であることに¥こだわったチョイスをしていたんですけど、なかなか作品でオスカーのノミネートまで彼女を引っ張れる役に恵まれていなかったんですけど、これでようやく、「ゼロ・ダーク・サーティ」以来のノミネートなるか、ですよね。

 

 

 ただ、通常、作品賞のノミネートは9本が多いパターんなので、上の3つから2つでしょうね。

 

 

 「フロリダ〜」も「マッド〜」もまだ可能性は残ってるとは思うんですが、前者は配給会社が「Lady Bird」一択に走ってプロモーションが弱っていること、後者は、現在の映画界でアンチの多いネットフリックス配給という点で損をしてますね。

 

 

 そんな感じでゴールデン・グローブですが、さて、どうなるでしょうか?僕の予想だと、ドラマ部門は「シェイプ・オブ・ウォーター」、コメディ/ミュージカル部門で「Lady Bird」かなあと思っているんですが。11日のクリティック・チョイス終わりで、もう一回記事書きますね。ちなみにオスカーのノミネートは23日です。

 

author:沢田太陽, category:アワード, 13:06
comments(0), trackbacks(0), - -
ゴールデン・グローブ2018 ノミネート(映画編)

どうも。

 

 

では、映画篇、行きましょう。

 

作品賞(ドラマ)

Dunkirk

The Shape Of Water

Call Me By Your Name

Three Billboards Outside Ebbing,Missouri

The Post

 

 

今回、最多ノミネートとなったのは、このギレルモ・デル・トロの「The Shape Of Water」で7部問です。これがいろんな前哨戦批評家映画賞の最多ノミネートになっています。

 

 ただ、これらの映画賞でなかなか作品賞を取れていないことで、今、ものすごく接戦になっていますね。

 

 

作品賞(コメディ)

The Disaster Artist

I,Tonya

Get Out

Lady Bird

The Greatest Showman

 

 

逆に今現在、絶好調なのは「ゲット・アウト」で、今のところ、一番、批評家映画賞の作品賞を受賞していますね。これ、「ホラー」というカテゴリーがないから、コメディに扱われてますけどね。でも、そんな映画じゃないんですけどね(笑)。

 

ただ

 

監督賞

クリストファー・ノーラン(Dunkirk)

ギレルモ・デル・トロ(The Shape Of Water)

スティーヴン・スピルバーグ(The Post)

リドリー・スコット(All The Money In The World)

マーティン・マクドナー(Three Billboards Outside Ebbing,Missouri)

 

 

 ここで、「ダンケルク」のクリストファー・ノーランや、スティーヴン・スピルバーグ。前述のデルトロなどのビッグネームが並んでいます。

 

「ダンケルク」も何を見てもノミネートはされているんですが、受賞はなし。実は僕、この映画はキツ位だろうと思っています。というのは、役者や脚本ではノミネートが見込めない上、技術部門でも「シェイプ・オブ・ウォーター」とことごとくぶつかるでしょ。しかも、役者や脚本でもノミネート確実な分、勢いで上回る気がしますね。

 

 

ここは、「Lady Bird」のグレタ・ガーウィッグ、「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールはノミネートを逃しています。さて、これがどう出るか!GGの監督賞ノミネートを逃すと、案外オスカーにも響きますからね。両者ともに長編デビュー作で、ちょっと監督としての実力が見えないとこは否定できないです。あと、正直、「ゲット・アウト」は企画そのものが素晴らしいんですけど、監督の手腕での傑作なのかがどうか、今一つ見えないんですよね。

 

 

 そして、ケヴィン・スペイシーの差し替え問題で大ダメージを受けていたはずのリドリー・スコットの「All The Money In The World」が同情票も集めましたね。

 

 

主演男優賞(ドラマ)

トム・ハンクス(The Post)

ダニエル・デイ・ルイス(Phantom Thread)

ティモテ・シャルメ(Call Me By Your Name)

ゲイリー・オールドマン(Darkest Hour)

デンゼル・ワシントン(Roman J Israel Esq)

 

最初は「Call Me 〜」のゲイの美少年ティモテ君が強かったのですが、トム・ハンクス、ダニエル・デイ・ルイスの強豪が上がってきてますね。個人的にはダニエル・デイ・ルイス、気になります。

 

 

主演男優賞(コメディ)

ジェイムス・フランコ(The Disaster Artist)

アンゼル・エルゴート(Baby Driver)

スティーヴ・カレル(Battle Of The Sexes)

ヒュー・ジャックマン(The Greatest SHowman)

ダニエル・カルーヤ(Get Out)

 

 

 

アンゼル、まさか、ノミネート、区ましたね(笑)!

 

ここはジェイムス・フランコだな〜。歴代ベストの怪演と聞いています。楽しみだなあ。

 

 

主演女優賞(ドラマ)

ジェシカ・チャステイン(Mollys Game)

フランシス・マクドーマント(Three Billboards Outside Ebbing,Missouri)

サリー・ホーキンス(The Shape Of Water)

メリル・ストリープ(The Post)

ミッシェル・ウイリアムス(All The Money In The World)

 

ものすごく実力派が並んでますね、ここは!個人的には大好きなジェシカなんですけど、サリー・ホーキンスとフランシスの争いでしょうね、ここは。

 

 

主演女優賞(コメディ)

シアーシャ・ローナン(Lady Bird)

ヘレン・ミレン(The Leisure Seeker)

エマ・ストーン(Battle Of The Sexes)

ジュディ・デンチ(Victoria And Abdul)

マーゴット・ロビー(I,Tonya)

 

 

「ブルックリン」で受賞できなかった時からシアーシャはすごく応援したいんですけど、スケート界のお騒がせ女王、トーニャ・ハーディングの変人的日常を描いた「I,Tonya」のマーゴット・ロビーも期待したいですね。

 

助演男優賞

ウィレム・デフォー(Florida Project)

アーミー・ハマー(Call Me By Your Name)

リチャード・ジェンキンス(The Shape Of Water)

クリストファー・プラマー(All The Money In The World)

サム・ロックウェル(Three Billboards Outside Ebbing,Missouri)

 

 

 

ここがもう、ウィレム・デフォーが圧勝するデータがもう出ています。この「Florida Project」という映画自体が作品賞の有力候補なんですけど、GGではオミットされました。これが痛手とpなるか。

 

 

助演女優賞

メアリーJブライジ(Mudbound)

オクタヴィア・スペンサー(The Shape Of Water)

ホン・チャウ(Downsizing)

アリソン・ジャニー(I,Tonya)

ローリー・メトカルフ(Lady Bird)

 

 

アリソン・ジャニーとローリー・メトカルフの間で割れてますけど、音楽ファン的にはメアリーJブライジの女優ブレイクですね。本当に歌の上手い人なのでそちらでももう一度注目されて欲しいんですが、これはこれで嬉しいことです。

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 05:03
comments(1), trackbacks(0), - -
ゴールデン・グローブ2018 ノミネート(TV番組編)

どうも。

 

 

ゴールデン・グローブ、発表されましたね。まずはテレビ部門から見てみましょう。

 

 

TV部門

 

作品賞(ドラマ)

Game Of Thrones

The Handmaids Tale

This Is Us

The Crown

The Stranger Things

 

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」が1年お休みしている間に、エミーを圧勝した「HandmaidsTale」が出てきたり、NBCで「This Is Us」がヒットしたり、ネットフリックスでエルザベス女王の伝記の「The Crown」や社会現象にもなった「ストレンジャー・シングス」もでてきたり。ここは例年以上に豪華な気がしますね。

 

 

作品賞(コメディ)

Black-Ish

The Marvelous Mrs.Maisel

Master Of None

SMILF

Will&Grace

 

 

ここももはや「モダン・ファミリー」やら「VEEP」もなく、新しくなりましたね。きになるのは「The Marvelous Mrs.Maisel」ってこれ、始まったばかりですよね、アマゾンで。すごく気になっていたのです。これ「ギルモア・ガールズ」のクリエイターのエイミー・シャーマン・パラディーノが制作してる、1950年代が舞台の女性コメディなんですよね。これはなんかすごく興味あります。うちのワイフがすごく見たが理想。

 

 

作品賞(ミニ・ドラマ)

Big Little Lies

Fargo

Feud Bette And Joan

The Sinner

The Top Of The Lake

 

 

 

ミニ・シリーズは、今回のドラマ部問での最多ノミネートの「Little Big Lies」が入りましたね。エミーでも圧勝した、ニコール・キッドマン、リース・ウィザスプーン、シェイリーン・ウッドリー共演の話題のドラマです。これ、もうシーズン2も来年決定していて、そっちも楽しみですけどね。

 

 

主演男優(ドラマ)

スターリングKブラウン(This Is Us

ジェイソン・ベイトマン(Ozark

フレディ・ハイモア(The Good Doctor

ボブ・オデンカーク(Better Call Saul

リーヴ・シュナイダー(Ray Donvan

 

 

ドラマの主演男優できになるのは「This Is Us」のランドールことスターリングKブラウンですね。腹違いの兄弟の中では頭脳明晰で一番良い暮らしをしているのだけれど、心の中に抱えたものは一番複雑な彼は視聴者にすごく訴えかけてますね。きになる役者さんです。

 

 

主演女優(ドラマ)

ケイトリオーナ・バルフ(Outlander

クレア・フォイ(The Crown

マギー・ジレンホール(The Deuce

キャサリン・ラングフォード(13 Reasons Why

エリザベス・モス(The Handmaids Tale

 

 

ここはエリザベス・モスにクレア・フォイが大本命なとこですが、ここに大問題作「13 Reasons Why」で自殺しちゃった美少女、キャサリン・ラングフォードが入ってきました。この子、シーズン2以降に出れるのか謎なんですが、シーズン1はとにかく綺麗でしたよ。

 

 

主演男優(コメディ)

アンソニー・アンダーソン(Black-Ish

アジス・アンサーリ(Master Of None

ケヴィン・ベーコン(I Love Dick

ウィリアムHメイシー(Shameless

エリック・マコーマック(Will&Grace

 

 復活した「ウィル&グレース」、好調ですね。ウィルがノミネートされてます。

 

 

主演女優(コメディ)

パメラ・アドロン(Better Things

アリソン・ブリー(GLOW)

レイチェル・ブロスナハン(The Marvelous Mrs.Maisel

イッサ・レイ(Insecure

フランキー・ショウ(SMILF)

 

 

ここは「黒人版ガールズ」こと「Insecure」のイッサ・レイかな。デイヴ・フランコの嫁さんのアリソン・ブリーのネットフリックスの「GLOW」もいいんですけどね。

 

ただ、これまで聞いたことのない「SMILF」なども気にはなりますね。

 

 

 このドラマ武門ですけど、「Little Big Lies」と「Handmaids Tale」が中心でしょうかね。コメディはまだちょっと読めません。

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 01:42
comments(2), trackbacks(0), - -
2018年オスカー最初の前哨戦までを終えて・・早くも作品賞ノミネート作を予想!

どうも。

 

こないだ言っていた、オスカー最初の前哨戦の結果、出ましたね。

 

まずナショナル・ボード・オブ・レヴューが

 

 

スピルバーグの新作「The Post」でした。

 

このNBORの結果ですが

 

作品賞 The Post

監督賞 グレタ・ガーウィッグ(Lady Bird) 

主演男優賞 トム・ハンクス(The Post)

主演女優賞 メリル・ストリープ(The Post)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ローリー・メトカルフ(Lady Bird)

脚本賞   Phantom Therad

 

こんな感じになりました。ここでは、スピルバーグ新作が圧倒したのです

 

が!

 

この映画、他のアワ−ドだと、ノミネートさえ、されてません!!

 

 試写会が行われたのがギリギリだったため、この映画を対象に入れてないアワーDおとかが実際にありそうなんですが、では、他のアワードがどうだったかというとですね。

 

 

 ニューヨーク映画批評家協会賞が

 

 

ロットントマトーズ100点満点レヴュー映画の「Lady Bird」が取りました。

 

こちらは以下のような感じでした。

 

作品賞 Lady Bird

監督賞 ショーン・ベイカー(Florida Project)

主演男優賞 ティモテ・シャラメ(Call Me By Your Name)

主演女優賞 シアーシャ・ローナン(Lady Bird)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ティファニー・ハディッシュ(Girls Trip)

脚本賞   Phantom Thread

撮影賞   Mudbound

 

 

こちらは「Lady Bird」が強かったと同時に「Florida Project」が助演のウィレム・デフォーとともに絶好調でしたね。脚本賞の「Phantom Thread」はポール・トーマス・アンダーソンの新作ですね。

 

 

続いて、ロサンゼルス映画批評家協会賞ですが

 

 

 

こちらはゲイ・ロマンスの「Call Me By Your Name」が取りました。

 

受賞結果は以下の通りです。

 

作品賞 Call Me By Your Name

監督賞 ルカ・グダニーノ(Call Me By Your Name)

主演男優賞 ティモテ・シャラメ(Call Me By Your Name)

主演女優賞 サリー・ホーキンス(The Sjape of Water)

助演男優賞 ウィレム・デフォー(Florida Project)

助演女優賞 ローリー・メトカルフ(lady Bird)

脚本賞   ゲット・アウト

撮影賞   The Shape Of Water

編集賞   ダンケルク 

美術賞   ブレードランナー2049

 

 

こちらは本当にCBYNがものすごく強いですね。作品、監督、主演男優独占なわけですから。

 

あと、

 

 

「フロリダ・プロジェクト」のウィレム・デフォーと「Lady Bird」のローリー・メトカルフがかなりの勢いですね。独占しそうな気配があります。

 

 

それから、ノミネートだけですが、サテライト・アワードという賞の作品賞のノミネートがこんな感じでした。

 

The Big Sick

Call Me By Your Name

ダンケルク

ゲット・アウト

God's Own Country

I.Tonya

Lady Bird

Mudbound

The Shape Of Water

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

 

このアワードも、毎年、作品賞ノミネートのうち、10中7くらい当たる確率が高いんですけど、ここでも「Call Me〜」「Lady Bird」「The Shape Of Water」などはノミネートされてますね。この賞の全体ノミネートで一番高かったのは、ギレルモ・デル・トロのファンタジック・ホラー「The Shape Of Water」だったようですよ。

 

 

 これらの結果を踏まえて、ちょっと早いですが、オスカーの作品賞のノミネート、僕なりに予想すると、こんな感じですね。

 

 

 

 

 

「Lady Bird」「Call Me By Your Name」「Florida Project」「The Shape Of Water」「ゲット・アウト」「Three Billboards〜」「ダンケルク」「Mudbound」「The Post」の9本かなあ。

 

 

クリストファー・ノーランの「ダンケルク」が予想家の下馬評では高かったんですけど、見ていて「Lady Bird」とか「Call Me〜」「Florida Project」に負けてるのと、大掛かりな映画でも「The Shape Of Water」の方が勢いを感じますね。ノミネートはされるとは思いますが、なんか、もう少し作品賞規模の受賞がないと、リードするとこまでは難しいでしょうね。

 

 

それにしても、「Lady Bird」と「Florida Project」という、ともに新進のインディ配給会社のA24の作品が2作強いのは意外でしたね。もう、そんなに力があるんだなあと。

 

 

「Three Billboards」がトロント映画祭で勝った割に意外に苦戦してますね。でもノミネートはあると思います。ネットフリックスの「Mudbound」も去年からの黒人映画の強さを考えれば、「ゲット。アウト」とダブルで行くかなと。

 

あと、公開が遅かったから出遅れてるスピルバーグの新作も、なんとか紛れ込んでくるのではないかと見てます。

 

そして

 

 

ポール・トーマス・アンダーソン監督、ダニエル・デイ・ルイス主演の「Phantom Thread」もチャンスがまだあると思います。ただ、役者の部門でダニエル・デイ・ルイスがリードできていないところを見ると、そこまで影響力はないのかな、とも思いますけどね。

 

 また、来週のゴールデン・グローブのノミネートの時に、お話ししましょう。

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 10:44
comments(1), trackbacks(0), - -