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ライブ評 ポール・マッカートニー@サンパウロ・アリアンツ・パルケ(2017.10.15)昔、ビートルズでロックと時代の象徴。今、前人未到の最強長寿ロックンローラー!

どうも。

 

 

行ってきましたよ。

 

 

 

ポール・マッカートニー!!

 

 もう、日本では今年の4月にやったので、「もう、今さら」な人も多いかもしれませんが、そう言わないでください。僕だって、地球の裏で体験したいんですから。半年遅れてやってきましたよ。

 

 

 僕にとってはポールを見るのが、これが3回目でした。1回目はソロ初公演の1990年。2回目は2002年。ブラジルに来てから実は2回見るチャンスがあったんです。一つは2010年。その時はブラジルでのチケットの買い方が今ひとつ分かってなくて断念。そして次が2014年。今回の会場のこけら落としでもあったんですが、「行こうかな。どうしようかな」と迷っていたらソールドアウトになってしまいました。

 

 ・・というのが、表向きな「いけなかった理由」でもあったんですが、実を言うと

 

 過去の公演を美しいものとして取っておきたかった。

 

 実のところ、これが本当の行かなかった理由です。

 

 というのも

 

 2002年に見たライブがあまりにも素晴らしかったから!

 

 この時は、ポールは還暦になった年の公演だったんですけど、この時のポールの若々しさがとにかく驚異的だったんですよね。声の張りと伸びなんて30代くらいな感じだったし、加えて選曲もすごく現在進行形な感じだったんですよ。1曲目が「ハロー・グッバイ」でその次が「ゲッティング・ベター」で。あの当時の若いバンドにリスペクトされて再評価されたようなテイストがライブの全編を支配しててね。「うわっ。60代突入でこの盛り返しは、ちょっと尋常じゃないぞ」と思ったんですね。で、この時のツアーがライヴ盤にもなりまして、これもよく聞きました。

 

 ただ、僕の中では「でも、さすがにこれ以上進むと、さすがに”このまま”ってわけにはいかないよな」と思って、イメージが壊れるのが嫌だったんですね。「美しい思い出は、その絶頂の奇跡的瞬間のままで止めておきたい」。そういう気持ちがどこかにあったんですね。

 

 しかしですね。今回、75歳でのツアーで、僕の友人たちの、あまりに尋常じゃない見た後の興奮が凄まじかったんですね。いずれも僕が音楽ファンとして尊敬してるような友人ばかりで、「彼らがあそこまで騒ぐのは、やっぱきっと訳があるに違いない」と思ったんですね。で、やっぱり、もう75じゃないですか。さすがに「今後はもう、見れるチャンスはそう簡単にはない」感じにもなってくるじゃないですか。なので、思い立って、行くことにした次第でした。

 

 

 ただ、やっぱり気分は高まりましたよ。やはり、「最高のライブの思い出」と言ってももう15年前になってましたからね。そろそろちゃんと記憶のアップデイトをしたいというのがあったし、そこに加えて、絶賛の数々でしょ。「どんなことになっているんだろう」と思いましたね。だから会場にも40分くらい早く着いて、サッカー・スタジアムのグラウンドの一角で、ビートルズとポールにちなんだDJ聞きながら銅像を膨らませていました。ライブの始まる前のソワソワ感というのは僕は昔から好きで「これを忘れちゃいけない」とも思ってもいるんですが、久々に強い感じがしましたね。

 

 そしてライブは午後9時、定刻通りにスタートしました。

 

 ここからは、日本公演のセットリストとさほど変わらないので、経過で何を考えていたかを曲目とともに書くことにしましょう。

 

 

1.A Hard Days Night 2.Juniors Farm 3.Cant Buy Me Love4.Jet 5.Drive My Car6.Let Me Roll It7.I've Got A Feeling

 

  とにかくですね、

 

 序盤からいきなり飛ばすので、ビックリしました!

 

 声の方は、2007年のアルバム「Memories Almost Full」あたりから、声に震えが入るように感じられ始めていたこともあったんで覚悟はしてたんですけど、「ああ。やっぱり15年前の水準は求められないなあ」とは思いました。でも、そういう声の状態なのに、前半から高音歌い上げのシャウトも兼ねた曲を連発。「これで最後まで声、持つのかなあ」と実はちょっと心配になりました。

 

 4局目の「Jet」はポールが前半部に必ず持ってくる曲で、僕はこの曲の「♪Ah Mater want Jet to always love me」の2回目の時の2フレーズ目で「オールウェイズ・ラヴ・ミー!」とキメのシャウトを必ずやるのが好きなんですが、この日は強引になんとか出してた感じでしたね。

 

 でも、そのあとに「Drive My Car」みたいなのっけからシャウトの曲とか、「Let Me Roll It」みたいな徐々にキーが高く上がっていく曲とか、明らかに喉への負担が強い曲ばかり歌ってるんだけど、大丈夫なのかな、とハラハラしてました。ただ、そうでありながら、一旦ベースをギターに持ち替えたりすると、スムースにソロを決めたりするから、こういうところはもう、なんというか、本能が永遠のロッカーなんだな、と思ってみましたね。でも、こんなメンテナンスがなかなかに難しい曲調の曲をこの年までやり続けてることって改めてすごいことだったんだな、と改めて感心しましたね。

 

 

8.My Valentine9.Ninteen Hundred And Eighty Nine10.Maybe I'm Amazed

 

 ここはピアノの3曲。今の奥さんのナンシーに捧げた「My Valentine」でしっとり行くかなと思っていたら、そのあと2曲はまた元気に歌い上げちゃっています。すごいなあ。

 

 「Maybe I'm Amazed」もポールのライブでは絶対やる定番で、僕は2Kオーラス目のサビの「♪Maybe I'm A man and Maybe you are the only woman」の後に「who could ever help me!!」という、激烈に難しいシャウトがあるんですが、小さい声になりながらも、ちゃんとやってはいました。キーも全く下げないし。なんか、すごいな、と思い始めました。

 

 

11.We Can Work It Out 12,In Spite Of All The Danger13.Love Me Do 14.And I Love Her 15.Blackbird16.Here Today

 

 

 そして次はビートルズにちなんだ楽曲をアコースティック・ギターで。序盤がロックのアップテンポで、次がピアノで今度がアコギ。ポールの音楽の多面性を見せるにうまい進行だと思いましたね。

 

 そして、ここくらいからトークがガンガンに増えますね。元々、客とのやりとりが大好きなポールですが、用意してきた紙を見ながらポルトガル語で曲目紹介しようとして、ブラジル人の心を掴んでましたね。各国でも同じような感じでやってるみたいですけど、ブラジルにはポールが家の一つを買ったという事情がありまして、2011〜13年は、ブラジルの地方都市ばかりを交代でいくという不規則なツアーもしてたほど。ブラジルには気心も打ち解けてる感じもありましたね。パフォーマンスでは「And I Love Her」でお尻をカメラに向けて振る、なんてサービスもありました。「Blackbird」の曲紹介なんて、「公民権運動に触発されて」なんて、ポルトガル語で言いにくいものまでちゃんと律儀に紹介もしていましたね。

 

 

 そして、ここくらいから、ビートルズ色が俄然強くなりますね。ビートルズ前のクォリーメンの曲(In Spite..)、プロデューサー、ジョージ・マーティンとの思い出の曲(Love Me Do)、そしてジョンの死後に捧げた曲(Gere Today)・・。オーディエンスのセンチメンタルな気分が上がってきました。

 

 

17.Queenie Eye 18.New 19.Lady Madonna 20.Four Give Seconds

 

 ここからは「最近のポール」ですね。2002年との比較で言った場合、確実に言えることは「その時点での最新曲のレベルがずっと高い」ということですね。そこは、前に見たときより、黄金期の曲との落差を感じることなく楽しむことができました。

 

 前見たときも、最新曲、決して悪くはなかったんですけど、でも、やっぱり、ポールが「こういう曲、書いて欲しい」と言いタイプの曲がまたポンポンと書け出したのは2005年の「Chaos And The Creation In The Backyard」からだと思うんですね。その意味で、「いまのポール」がしっかり表現できているのはいいなと思いましたね。返す返すも「NEW」ってアルバムは良かったですからね。

 

 「Four Five Seconds」も、かつてスティーヴィー・ワンダーやマイケル・ジャクソンと共演した人の現在地、みたいな感じで良かったですね。

 

 

21.Eleanor Rigby 22.Iwanna Be Your Man 23.Being For The Benefit For Mr.Kite 24.Something 25.A Day In The Life  26,Obladi Oblada

 

 

 そして、いちばんグッときたのが、このビートルズ・コーナーの第2弾でしたね。今年で50周年のサージェント・ペパーズのこと、ジョージやリンゴとの思い出も交えながらビートルズの持ってた多面性を紡いでいく感じがね。

 

 ここでのポールからは「もう、直接ビートルズのレガシーを伝えられるのは自分しかいないんだ」という強い意志と責任感を感じましたね。僕も聞いてて「これがこうやって、当事者から直接聞ける時間も、もうかなり貴重だよな」と思って、身の引き締まる思いがしました。

 

 いつまで経っても不死身のポールを堪能すると同時に、「ビートルズの最終継承者」としての意地とプライドも感じられて、ここは何度もグッときましたね。

 

 

27. Band On The Run 28.Back In The USSR 29.Let It Be 30.Live And let Die 31.Hey Jude

 

 ・・と、そんな感傷的な気分になりかけた時に、間髪入れずに「Badn On The Run」ですよ。なんか、そこには「ビートルズを伝えたらそこで終わり、ってワケでもないんだよ」という、現役のバンドで走り続けポールの意地を感じましたね。そのあともロックンロールの「Back In The USSR」がそこに続いてね。

 

 そして「なすがままに(Let It Be)」、さらに「殺るか、殺られるか(Live And Let Die)」と言うのも、ポールのバンド人生のステートメントみたいでカッコ良かったですね。そして、「Live And Let Die」のおきまりの爆破演出の煙と爆音を耳を塞いで煙たがるユーモアも見せながら、アンコール前の最後はおなじみの「Hey Jude」。30曲を過ぎて、このころには、声のことなんて、すっかり忘れていました(笑)。だって、もう、ここまでしっかり歌いきってるんだもん。これ以上、何を気にすることがあろうか、という感じになっていましたね。

 

32.Yesterday 33Sgt Peppers Lonely Hearts Club Band(Reprise) 34.Helter Skelter 35.Birthday

 

 そしてアンコールはしっとりと「Yesterday」の弾き語りで始まりました。

 

 ポールがこれで下がろうとすると、ベースを渡しに来たローディが「もっと、やろうよ」と盛り立てる演出。それに押されて、最後のビートルズ・ナンバーたちを披露です。

 

 圧巻は、やっぱ、「Helter Skelter」でしたね!なんで、もうライブ始まって140分も経ってるのに、よりによって一番ハードな曲をここでやる!?ただ、もうこの段階になると。声もすっかりこなれてきて、曲の激しさなど、何事もないかのように歌い切るポールがこのころには崇高にさえ見えるようになりましたね。そしてそのまま「Birthday」とロックンロールは続きます。

 

 

36.Golden Slumer 37.Carry That Weight 38.The End

 

 

 そしてポールのライブはこれやらないと終われません。おなじみのアビー・ロード・メドレー。もちろん、大団円で終わるわけですけど、この時点でもうライブの時間も3時間近くなっていましたね。ここまで実に38曲!しかも、このセットをポール、「2日に一度のスケジュール(移動日含めて!)」でこなしているわけですからね。75歳で、なんと恐ろしい体力か!

 

 

 そして、最後に放った一言が「アテ・プロッシモ」。ポルトガル語で「またね」。ここにも「死ぬまでやるだけだよ」と、何事もなさそうな(そこが買えってすごい)ポールの屈強さを感じて「恐れ入りました」という感じでしたね。

 

 

 ビートルズはもちろん。ロックで時代を切り開いたバンDおですけれど、その中心人物は同時に、「最強不屈の最長寿ロックンローラー」としても超一流なのだなと、15年ぶりの再会で思いを改めた次第でした。

author:沢田太陽, category:ライヴ・レヴュー, 10:50
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最新全米映画興行成績

どうも。

 

 

今日はこれからポール・マッカートニーを見に行くので、サクッといきます。全米映画興行成績です。

 

 

 

1(-)Happy Death Day

2(1)Blade Runner 2049

3(-)The Foreigner

4(3)It

5(2)The Mountain Between Us

6(6)American Made

7(5)Kingsman The Golden Circle

8(7)The LEGO Ninjago Movie

9(4)My Little Pony The Movie

10(8)Victoria And Abdul

 

初登場1位はホラー映画「Happy Death Day」。ハロウィン向けマーケットを狙った、毎年この時期に必ず出るタイプの映画の一本ですね。

 

これは、いつも誕生日の夢を見ては殺される、ということを繰り返すうちに真犯人を発見していくというストーリーですね。

 

これ、こっちの映画館でもトレイラーが結構前から流れてて押されてますね。ただ、アメリカでも興行は2600万ドルと低調な数字でした。ヒロインが全く無名というのも問題だったかな。

 

 ただ、評判、意外と悪くありません。Metacriticで57点、Rottentomatoesで64点。ハロウィンに観に行くには元が取れそうかな。

 

3位初登場はジャッキー・チェンの主演映画「The Foreigner」。これはロンドンで中華料理屋のオヤジをやっている元ベトナム戦争の軍の特別部隊にいたジャッキーが、テロの犠牲で亡くなった娘の死とともに悪に立ち向かう・・みたいな内容ですね。

 

 これも評判、割るといいようですよ。Metacriticで55点、Rottentomatoesで57点。

 

 では、ポール、見てきます。

 

 

author:沢田太陽, category:全米映画興行成績, 04:06
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映画「Detroit」感想 裏黒人音楽史としても見ごたえのある「Black Lives Matter」の元祖

どうも。

 

 今日は映画レヴュー、行きましょう。これです。

 

 

 

この「Detroit」という映画。これは1967年に起こった、デトロイトでの黒人暴動を元にした実話の映画化・・との話を僕も聞いてて、興味あるテーマで楽しみにしていました。監督は「ハートロッカー」で2010年のオスカーで女性監督による初のオスカーの作品、監督賞を受賞したキャサリン・ビグロウ。来年2月のオスカーの候補作の一つにも見られています。果たして、どんな映画なのでしょう。

 

早速、あらすじから行きましょう。

 

 

 

 1967年7月23日、デトロイトでは、歴史的ににかなり有名になる黒人暴動が起きていました。その理由は、公民権運動が施行されて2年になるのに黒人の就業の平等が達成されず、郊外に押し寄せてきた白人たちに生活基盤を追いやられていたこと。そして白人の警察による、無闇矢鱈な黒人の取り締まりにありました。

 

 

 この有名な暴動も、事の発端は、違法経営の黒人のナイトクラブを取り締まろうとしたことにありました。その夜、そこで行われていたのはベトナム戦争に出陣していた黒人兵の帰還パーティだったのですが、警察はそこにいた人を全員逮捕してしまいます。それに怒って黒人たちは暴動を起こしたのでした。

 

 

 

 白人警官のひとり、フィリップ・クラウス(ウイル・ポウルター)は、その中でも特にタチの悪いタイプでした。彼は、この暴動の最中、ただ、スーパーマーケットに入って窃盗をしただけに過ぎない黒人男性を、ただ逃げているだけなのに後ろから銃で撃つような暴挙をして、警察の上司からも目をつけられているような輩でした。

 

 

 暴動が始まって2日目。デトロイトのローカル規模ながらちょうど注目され始めてきていたばかりのソウル・ヴォーカル・グループ、ザ・ドラマティックスはフォックス・シアターという劇場で1曲のパフォーマンスを行おうとしていましたが、暴動が激化したことを受けて、彼らの出演の出番の直前にショウがキャンセルになってしまいます。

 

 

 

 

 そのリードシンガーのラリー・リード(アルジー・スミス)は友人フレッドと、近くにあったモーテルに宿泊します。そこで彼らは、宿泊客の2人の白人女性ジュリー・アンとカレンに会います。この女性2人は、モーテルの黒人の主人のカールと顔なじみで、ラリーたちをカールに紹介しました。

 

 

 その紹介の場で、カールは友人と喧嘩をして、おもちゃの銃で撃って死んだふりをする、というキツい冗談を演じて、女生2人の顰蹙を買います。彼女たちは黒人ベトナム帰還兵とこの後時間を過ごし、ラリーたちも自分の部屋に戻っていました。

 

 

 ちょっと酒が入っていてゴキゲンだったのか、カールはそのおもちゃの銃を勢いでパーンッ、パーンッと何度か窓の外からならします。しかし、そこから悪夢が始まってしまいます。

 

 

 それは、暴動にそなえ警備していた警察の耳に入ってしまったのです。暴動だと思い込んで忍び込んだ警官の中には、クラウスがいました。そしてクラウスは、「なんか俺、ヤバイことした?」みたいな感じで降りてきたカールをテロリストだと思い込み射殺されてしまいます。

 

 

 そして、モーテルの宿泊客たちは、カールの遺体現場の眼の前で壁に後ろを向けられた状態で「銃はどこだ」と、乱暴に乱暴を重ねて、「真実を話せねば殺す」くらいの勢いでした。

 

 

 この現場には、周辺の警備を行っていた黒人のメルヴィン・デスムークス(ジョン・ボイエガ)も立ち会い、銃がないかを調べる作業などを手伝っていましたが、そこで行われていることを目撃していました・・

 

 

・・と、ここまでにしておきましょう。

 

 いや〜、これですね。

 

 

 想像していたものと、ぜんぜん違いました!

 

 

 僕はですね、もっとデトロイトの黒人暴動そのものを描いたものだと思っていたんですよ。僕としては、そういう話に興味がありました。だって、いわゆるこの時代の黒人の差別問題って、「公民権施行でそれでめでたし」みたいなものになりがちだったけど、実際には施行して数年後に黒人暴動は多発していたし、ブラック・パンサーみたいな党も台頭していました。そこで「めでたし、めでたし」のものではないよなあ。もっと、その当時の黒人社会の実際のところを知りたいなあ、と思っていたからです。

 

 今回の映画は、黒人暴動そのものではありませんでした

 

が!

 

 むしろ、それ以上でした!

 

 というか、これ、黒人暴動の話というよりは

 

 

 Black Lives Matterの元祖じゃないか!

 

 

 そういう意味で、黒人暴動そのものを扱うより、もっともっとコンテンポラリーな問題だったんですよね、これ。

 

 

 

 このBlack Lives Matterというのは、2013年に白人警官のジョージ・ジマーマンが黒人小年のトレイヴォン・マーティンくんを射殺したにもかかわらず、裁判で無罪になったことに端を発して始まっています。その翌年も、ミズーリ州ファーグソンでマイケル・ブラウンさんという18歳の青年が同じように白人警官に撃たれ、この時は直後に暴動に発展しています。

 

 

 この問題って、僕が大学生だった1992年にもLA暴動と言って、この時は殺害まではいかなかったんですが、白人青年が警察のリンチにあったのに、それが無罪になって、この時は暴動が数日続いたものでしたけどね。ちょうどこれをキッカケに、僕が本格的にヒップホップやブラック・ムーヴィーに興味を持つようになったものです。

 

 この映画が描いているものは、それからさらに25年後、50年後に続いていることの、ことの本質を描いたものです。その意味で、悲しいかな、まだ普遍性のあるもので悪い意味であり続けている、白人の黒人に対する差別心、もしくは、一旦、「この黒人は悪い奴」と決めつけたら命をも軽視してしまうその態度の悪しき伝統、というか、ここまできたら病魔ですね、それを描いたものになっています。

 

 この映画で描かれているものは、中でも最悪ですね。この当時は今よりもさらにその偏見が根深かっただけに、起こったこともさらに最悪です。見ていてすごく気分悪くなりましたが、でも、それが現実だったんだなと思います。

 

 

 そして、これ、驚くべきことに

 

 

 ドラマティックスがその後、成功して、今も現存する人たち、ということです!

 

 

 

 

 

 

この2曲70年代に全米トップ10に入る大ヒットになって、ソウルファンにはそこそこ知られたグループです。その彼らに、こんなにシャレにならない、悪夢のような事件があったとは。

 

 ちなみに、ラリー・リードは、このヒット当時のメンバーではすでにありませんでした。どうなったかは・・映画を見て知って欲しいんですけどね。

 

 でも、リリックによるメッセージじゃなく、実際の体験でここまでえげつない、後の世に対する強烈なプロテスト・メッセージにもなりうるものを彼らがしていた、というのは本当に勉強になりましたね。目からウロコが落ちたような気分になりました。

 

 

 こうしたとこも含めて

 

 

やっぱり、キャサリン・ビグロウってすごい監督だなと思いますね。

 

 いわゆる女性監督って、「女性だから女性らしい映画を作る人」と「女性だからといってそうしたものに左右されずに映画を作る人」の二手(僕はどちらでも良いですが)に分かれて、前者の方が多い印象があるんですけど、彼女は後者側の第一人者ですね。言われないと、監督の性別なんて全くわからないタイプですけど、今回もその徹底ぶり、すごいですね。あくまでも、自身の問題意識のある社会的問題に踏み込むことだけにこだわって作った(それは前作の「ゼロ・ダーク・サーティ」も基本そう。CIA女性捜査官への差別問題もすごく客観的に描かれてるし)感じがあって。あくまでも「社会派監督」としてだけで勝負して、その結果、現在、その道で完全にトップの監督の一人ですね。

 

 そして、前にも書きましたが、この題材を取り扱う際に「めでたし、めでたし」にしないで、今日までしっかり続く問題にしてある点で、やっぱり信頼がおけますね。白人監督だと、「ミシシッピー・バーニング」のアラン・パーカーあたりがそうでしたけど、そういう風な作りにしてしまって後味が悪くなるものもあるんですけど、そういうのがないのも良いです。

 

 

 ただ、惜しむらくは、これだけの良作が、完全なるどインディの配給で、商業的にコケたことですね。もうオスカーも受賞しているし、そうした名誉にはこだわらないとも思うんですけど、やっぱり「優れた作品」というものは多くの人に届いて欲しいじゃないですか。その意味では、惜しい気もしましたね。

 

 

 

  

 

 

author:沢田太陽, category:映画レビュー, 14:14
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最新全英チャート

どうも。

 

 

今日からブラジル、夏時間で1時間、日本と時差が縮まっています。ちょうど半日ずれだったのが11時間になります。なんかこの違和感がいつも気持ちよくないんですよね。あと、変わりたての日は、11時59分からいきなり1時に飛ぶので、なんかいつも損したような気になりますね。

 

 

では、遅れましたが、全英チャート、行きましょう。

 

 

SINGLES

1(2)Rockstar/Post Mallone feat 21 Savage

2(3)Havana/Camilo Cabello feat Young Thug

3(2)Too Good At Goodbyes/Sam Smith

4(4)New Rules/Dua Lipa

5(5)Lonely Together/AVIICI feat Rita Ora

6(7)Dusk Till Dawn/Zayn feat Sia

7(6)Reggaeton Lento/CNCO feat Little Mix

8(14)Mi Gente/J Balvin feat Willy William

9(11)Hurtin Me/Stefflon Don&French Montana

10(9)1-800-273-8255/Logic  feat Alessia Cara and Khalid

 

 

ポスト・マローン、2週連続ですね。世界的なヒット曲になりそうな勢いです。

 

8位にはアメリカに続いてイギリスでもビヨンセ効果ありの「ミ・ヘンテ」。

 

9位の曲は最近BBCでよくかかってましたね。女性ラッパーのステフロン・ドンです。

 

 

では、アルバムに行きましょう。

 

 

ALBUMS

1(-)As You Were/Liam Gallagher

2(-)Wamp To Dem/Giggs

3(4)÷/Ed Sheeran

4(7)Wonderful Wonderful/The Killers

5(6)Concrete And Gold/Foo Fighters

6(-)MTV Unplugged Summer Solstice/Aha

7(-)Heaven Upside Down/Marilyn Manson

8(-)Pinewood Smile/The Darkness

9(-)Raised Under Grey Skies/JP Cooper

10(-)A Different Stage/Jason Manford

 

初登場1位はリアム・ギャラガーがとりました。聞いてみましょう。

 

 

 これくらい分かりやすくオアシスやってくれると嬉しい人も少なくないでしょうね。この人の場合は、「進歩がない」と言われようが「らしい曲」を歌った方が結果がいいんですよね。

 

 ただ、アルバムはちょっと長かったかな。もう少し短かく、「らしい曲」だけで攻めまくって良かったと思いますけどね。

 

 このソロ・デビュー作、イギリスでは2〜20位の売上を合計したより売れたそうです!こういう話を聞くと、さすがだなと思いますね。

 

  これ、他の国でも調子いいんですよ。かねてからオアシスが熱狂的に人気のあるイタリアでは4位、オーストラリアでは9位、ドイツで14位、スウェーデンで23位ですからね。期待値がかねてから高かったことをうかがわせます。

 

 2位はブリティッシュ・ラッパーのギグス。ドレイクのアルバムなどにも参加してましたよね。やはり人気あります。

 

 6位はahaのMTVアンプラグド・アルバム。シンセ・ポップの人たちのアンプラグドというのもなんかピンとこないものがありますけどね。

 

 7位はマリリン・マンソンのアルバム。これも聞いてみましょう。

 

 

 すみません。オフィシャルの方がyoutubeから規制受けてます(笑)。彼、僕の一つ年上なんですけど、まあ〜、相変わらずですね(笑)。ここまで芸風一貫できるのもすごいですね。

 

 そういえば、ステージの機材が頭上から落ちてきたのは、一応、大丈夫だったらしいんですけど、どうなんでしょう。

 

 8位にはザ・ダークネスの新作。イギリスではまだ人気ありますね。ここのドラマー、今、クイーンのロジャー・テイラーの息子がやってます。

 

 9位にはシンガーソングライターのJPクーパー。聞いてみましょう。

 

 

よくも悪くもエド・シーラン・フォロワーかなと思うんですけどね。今年の「ブレイクしそうな新人」みたいなアンケートで軒並み上位に入っていたのでもっと売れるのかなと思っていたんですけど、もう少しインパクトが欲しかった感じですかね。2作目以降、どうでしょう。

 

 

10位のジェイソン・マンフォードという人はイギリスのコメディアンのようですね。

author:沢田太陽, category:全英チャート, 12:14
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2018年オスカーの17年10月時点の展開

どうも。

 

では、もう10月にもなってきましたので、

 

 

 

そろそろ映画でのオスカー関係、気になってくる頃です。

 

 前回、この企画をやった時はヴェネツィア映画祭の結果があれは出たのか、直前だったのか、そんな時期で、トロント映画祭がこれからという時でした。もう、トロントも結果が出て1月くらいになろうとしていますが、なかなか企画的にすぐフォローできずにスミマセン。

 

 

 ただ、オスカーの予想の方はいろんな方面で着々と進んでいます。

 

 

 まずは僕が、これらの下馬評をもとに、「これは当日も作品賞ノミネートは堅いだろう」、そう思うものから紹介してこうと思います。

 

 

 

 まずは日本でもすでに公開されていますが、クリストファー・ノーランの「ダンケルク」ですね。これはこの夏、最も絶賛された映画で興行的にも成功したので、まあ堅いとこでしょう。これで初めて、ノーランがオスカーに監督賞として初ノミネート、ということになると思います。が、ノーラン、アカデミー会員の人気は元から高くない人だし、作風が「俺ならこう作るね!」みたいなスノッブ気質丸出しな作風で、この映画も決して例外じゃないとこから、僕は作品賞、監督賞受賞まではそう簡単じゃない気がするんですけど、どうでしょうか。

 

 今回ここでは、配給先というのを重視した話をしますが、この映画はノーランのお膝元的なイメージもある大手のワーナーです。

 

 

 

 

 僕が「本命なんじゃないかな」と睨んでいるのは、このヴェネティア映画祭で金熊賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督の「The Shape Of Water」なんじゃないかなと見ています。というのも、オスカーでは2010年代に、アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥという、メキシコ出身の2人が監督賞を受賞しています。この2人の「スリー・アミーゴス」と呼ばれているデル・トロにも当然チャンスはあると思います。そして加えてこれ、題材が「ナチス批判」的なもののようなので、昨今のハリウッドのポリティカルな方向性から見ても合致するんですよね、これ。なので、なんとなく、これかなと。

 

 

 

 そしてトロント映画祭の実質上のグランプリの受賞作品となったのが、この「Three Billboards Outside Ebbing Missouri」。これは「ヒットマン・レクイエム」や「セヴン・サイコパス」といった曲者なブリティッシュ・ブラック・ユーモア・コメディを作らせたら随一のマーティン・マクドノーの監督作で、主演は、この人も非常にクセが強いですね。フランシス・マクドーマントが演じてます。彼女はあの「ファーゴ」の女性警察官役以来の、約20年部りのオスカー主演女優賞受賞の期待もかかります。

 

 

 ただ、この「Three Billboards〜」と「The Shape Of Water」、なんと配給先は同じなんですね。二つともに、フォックス・サーチライトという、ここ数年のオスカーですごく信頼を得てたくさん勝ってるとこです。なので、まあ、1作品に絞らなくても、2本ともいくと思いますけどね。

 

 

 

 そしてサンダンス映画祭を制して話題になった「Call Me By Your Name」。これも有力視されてますね。こちらの配給はソニー・ピクチャーズ・クラシックスと、こちらもオスカー常連の配給の上に、去年、「ムーンライト」でLGBT問題に苦手だったイメージを払拭した直後なので、これもそのあとに来る映画としては有利でしょうね。

 

 

 ・・と、今のとこ、この4本はなんとなく決まりなのかな、と思っています。実際にレヴューもいいですからね。

 

 そして、ここからは配給会社のオシの問題ですが

 

 

 今、インディ配給で最も勢いのあるA24という会社があるんですが、そこに注目作が2つあります。一つは、インディ女優グレタ・ガーウィッグが監督しシアーシャ・ローナンが主役の「Lady Bird」、そして6歳の少年の目からの世界を描いた「The Florida Project」。この2本もかなり評判です。ただ、いくらブリー・ラーソンが主演女優賞で話題になった「ルーム」の存在で知れた会社と言っても、まだ実績、それだけのところが2作品もノミネートされるのかな・・と思って、僕の中では「どうなんだろう?」と思っているところです。

 

 

 

 そして、黒人の人種問題に切り込んだ「Mudbound」。これもサンダンスで話題の映画でした。ただ問題が配給でして、ここネットフリックスなんですね。映画関係者の間で、ネットフリックスが映画で影響力を持つことに強い反発を示している人が少なくないんですね。そうしたこともあり、評判は高いんですけど、損をする可能性はあります。

 

 

 そして、インディの中の老舗ですね、正確には「メジャー傘下のインディ」でもあるんですけど、フォーカス・フィーチャーズが押しているのが「Darkest Hour」。ゲイリー・オールドマンがチャーチル首相を演じて話題の映画です。監督は「つぐない」のジョー・ライト。今あげてきた中では、若干レヴューでの手応えが落ちるんですけど、それでも別に悪いわけじゃないし、FFの押しが強いなら入ってくるかと思います。

 

 

 

 オスカーの常連、僕も大好きなアレクサンダー・ペイン監督の「Downsizing」はパラマウント・ピクチャーズの推しです。この映画も9月のアワード・サーキットに出てた作品なんですが、今ひとつ評判が伸びていません。ちょっとノミネートには物足りないという声が聞こえていますね。

 

 

 

「ハートロッカー」でオスカーを受賞し、続く「ゼロ・ダーク・サーティ」でもノミネートされたキャサリン・ビグロウ監督の「Detroit」。これ、レヴューの評価は高いんですけど、聞いたことのないところが配給で、なおかつ商業的にも失敗したので、キツ系見る声が上がっています。これ、こっちで公開が始まったばかりなので、土曜に観に行く予定です。

 

 

 そして

 

 

 今週のエンタメ界最大の話題でしたね。「オスカーの寝技師」こと、ワインスタイン・カンパニーのハーヴィー・ワインスタインが、女優たちから相次いだセクハラの訴えで自分の会社を解雇されてしまいました。これ、オスカー・レース的には大ニュースです。ワインスタイン・カンパニーって、毎年絶対何かは必ず賞に絡んでましたからね。2011年の「英国王のスピーチ」、12年の「アーティスト」の2年連続作品賞受賞の頃なんて大全盛期でしたけどね。そのあとも「世界に一つのプレイブック」や「イミテーション・ゲーム」もあったり。タランティーノもこの人のとこからの配給ですからね。

 

この人、インディとかイギリスの好作品を上げてくれるのはいいんだけど、昔からやり方が強引で、前身のミラマックスの頃から、「受賞がきなくさいかげにワインスタインあり」と言われたほどの人です。そこまでの大物が実質シャットアウトなわけですからね。特に今年、ワインスタインからの推しものはちょっと入りにくい状況になりましたね。

 

 

 あと、これから公開の作品だと

 

 

 

スティーヴン・スピルバーグがジャーナリズムを描いた社会派作「The Post」があります。こちらはトム・ハンクスやメリル・ストリープが主演です。こちらのオシはフォックスですね、今のところ、どの予想家もエントリーさせてますね。

 

 

 それからポール・トーマス・アンダーソン監督で、ダニエル・デイ・ルイス主演の「Phantom Thread」も期待されています。こちらは年末ギリギリの公開。配給先はフォーカス・フィーチャーズですね。

 

 

 あと対象作品にはなりにくいタイプのジャンルの好作品だと

 

 

 

 すでに2月に公開されヒットもしたホラー「Get Out」。こちらは配給もユニバーサルと大手なのですが、僕はこれ、過大評価を感じるので、正直、作品賞のノミネートには入ってほしくないんだよなあ。

 

 

 

 僕も大好きなジャド・アパトウ絡みのロマンティック・コメディ「The Big Sick」も評判はやたらいいです。ただ、配給先が小さいところなのが気になります。これ、来週末、こっちでも公開されるので見に行きます。

 

 あと、今年は「ローガン」だったり「ワンダーウーマン」といったスーパーヒーローものでも評判の高い作品があって、これらにも可能j性がありますが

 

 

 同じく話題作で、これもオスカーに絡んでくるとみられていた「ブレードランナー2049」ですが、これ、「商業的失敗」のイメージを持たれてしまているので、作品賞はキツい気がしますねえ。技術関係はノミネートされるとは思うんですけどね。

 

 

 これらの感じから12月のシーズン開始後に果たしてどうなっているか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:沢田太陽, category:アワード, 14:00
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エミネムのトランプへのプロテスト・フリースタイル「The Storm」の動画とリリック

どうも。

 

やっぱり、これは伝えるべきだと思います。

 

 

 

 

 エミネムが10日、アメリカのケーブル局BETのBETアワードの際に発表した5分のフリー・スタイル「The Storm」 ですね。

 

これの動画とリリックを載せようと思います。

 

もちろん、見る人によって好き嫌いは分かれるとは思います。ただ、僕自身の記憶にある中で、ポップ・ミュージックを介した即興表現でここまで大胆で全身全霊を傾けたものというのはちょっと体験したことはないですね。

 

 

やれるもんなら、やってみな。

 

 

僕から言えることがあるとすれば、そういう感じでしょうか。そして、今日のところはこれ以上、言わないでおくことにします。

 

 

では、動画とリリックです。全部英語ですが、この方がリアリティあると思うので。

 

 

 

 


It's the calm before the storm right here
Wait, how was I gonna start this off?
I forgot… oh yeah



That's an awfully hot coffee pot
Should I drop it on Donald Trump? Probably not
But that's all I got 'til I come up with a solid plot

Got a plan and now I gotta hatch it
Like a damn Apache with a tomahawk

I'ma walk inside a mosque on Ramadan
And say a prayer that every time **** talks

She gets her mou— ahh, I'ma stop
But we better give Obama props
'Cause what we got in office now's a kamikaze
That'll probably cause a nuclear holocaust

And while the drama pops
And he waits for shit to quiet down he'll just gas his plane up
And fly around 'til the bombing stops

Intensities heightened, tensions are risin'
Trump, when it comes to givin' a shit, you're stingy as I am
Except when it comes to havin' the balls to go against me, you hide 'em
'Cause you don't got the fuckin' nuts like an empty asylum

Racism's the only thing he's fantastic for
'Cause that's how he gets his fuckin' rocks off and he's orange
Yeah, sick tan

That's why he wants us to disband
'Cause he can not withstand
The fact we're not afraid of Trump

Fuck walkin' on egg shells, I came to stomp
That's why he keeps screamin', "Drain the swamp!"
'Cause he's in quicksand

It's like we take a step forwards, then backwards
But this is his form of distraction
Plus, he gets an enormous reaction
When he attacks the NFL so we focus on that in–
–stead of talkin' Puerto Rico or gun reform for Nevada
All these horrible tragedies and he's bored and would rather
Cause a Twitter storm with the Packers

Then says he wants to lower our taxes
Then who's gonna pay for his extravagant trips
Back and forth with his fam to his golf resorts and his mansions?

Same shit that he tormented Hillary for and he slandered
Then does it more

From his endorsement of Bannon
Support for the Klansmen
Tiki torches in hand for the soldier that's black
And comes home from Iraq
And is still told to go back to Africa

Fork and a dagger in this racist 94-year-old grandpa
Who keeps ignorin' our past historical, deplorable factors
Now if you're a black athlete, you're a spoiled little brat for
Tryna use your platform, or your stature
To try to give those a voice who don't have one

He says, "You're spittin' in the face of vets who fought for us, you bastards!"
Unless you're a POW who's tortured and battered
'Cause to him you're zeros
'Cause he don't like his war heroes captured
That's not disrespectin' the military

Fuck that, this is for Colin, ball up a fist!
And keep that shit balled like Donald the bitch!

"He's gonna get rid of all immigrants!"
"He's gonna build that thing up taller than this!"
Well, if he does build it, I hope it's rock solid with bricks

'Cause like him in politics, I'm usin' all of his tricks
'Cause I'm throwin' that piece of shit against the wall 'til it sticks
And any fan of mine who's a supporter of his
I'm drawing in the sand a line, you're either for or against
And if you can't decide who you like more and you're split
On who you should stand beside, I'll do it for you with this:
Fuck you!

The rest of America, stand up!
We love our military, and we love our country
But we fucking hate Trump!

author:沢田太陽, category:音楽ニュース, 13:41
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